18日(火).わが家に来てから今日で1021日目を迎え,梅雨が明けていないのに暑い日が続くのでイラついて牙を剥くモコタロです
大変失礼しました.またしても通信社の配信ミスで,近所に住む「2代目さくら」の写真を掲載してしまいました お詫びの上,正しい写真を掲載いたします
何だよ また 野蛮なさくら と間違えたのかよ 訂正記事が日常 の朝日に似てきたな
昨日,夕食に勝浦のS君が送ってくれたアジを焼きました.あとは「マグロの山掛け」「生野菜とタコのサラダ」「冷奴」です アジは大振りでとても美味しかったです
昨日,初台の東京オペラシティコンサートホールでバッハ・コレギウム・ジャパンの第124回定期演奏会を聴きました プログラムはバッハの①管弦楽組曲第3番BWV1068,②カンタータ「わたしは自分に満ち足りている」BWV204,③カンタータ「たのしきヴィーダ―アウよ」BWV30aです 出演は,ソプラノ=キャロリン・サンプソン,アルト=ロビン・ブレイズ,テノール=櫻田亮,バス=ドミニク・ヴェルナー,合唱と管弦楽=バッハ・コレギウム・ジャパン,指揮=鈴木雅明です
開演に先立ち,鈴木雅明がマイクを持って登場,次のように挨拶しました
「皆さま,今日はようこそお出で下さいました.私たちは1995年からバッハのカンタータ全曲演奏会に挑戦してきましたが,本日,完結いたします 本日演奏する最初の曲は『管弦楽組曲第3番』ですが,選曲について特別の理由はありません カンタータ全曲演奏完結を祝って花火を打ち上げたい気持ちで,賑やかなこの曲を選んでみました 全曲演奏といいましても,失われた曲も多数ありますので,バッハが作曲したカンタータの3分の1ぐらいではないかと思います バッハのカンタータを同一団体が全曲演奏(録音も)するのは私たちが世界で初めてです 1995年から演奏してきて,バッハが身近に感じるようになりました.定期演奏会はこれからも続きますので,今後ともよろしくお願いいたします」
拍手の中,オケの面々が登場し配置に着きます チェンバロの鈴木優人を中央に,左サイドにナチュラル・トランペット3人,ティンパニ,ヴァイオリン+ヴィオラ8人,右サイドにチェロの山本徹,ヴィオローネの西澤誠治(読響を6月末に退団),そしてオーボエの三宮正満,荒井豪,ファゴットの堂阪清高がスタンバイします コンミスは若松夏美です
1曲目は「管弦楽組曲第3番ニ長調K.1068」です この曲は「序曲」「エア」「ガヴォット」「ブレ」「ジグ」の5曲から成ります.鈴木雅明の指揮で「序曲」が開始されますが,トランペットが大活躍します 3人は右手を腰にあてて,左手でトランペットを掲げて吹きます.そのカッコイイこと 「エア」は「G線上のアリア」として知られていますが,ガット弦の弦楽合奏による演奏は透明感がありソフトに響きます 「ガヴォット」「ブレ」と再びトランペットや木管楽器が活躍し,最後の「ジグ」が華々しく演奏されます まさに花火が打ち上げられました
管楽器にフルートの菅きよみが加わり,拍手の中ソプラノのキャロリン・サンプソンが濃いピンクのドレスで登場します 2曲目は「わたしは自分に満ち足りている」~満足についてのカンタータBWV204です この曲はソプラノと管弦楽だけで演奏されます.演奏前の挨拶で鈴木氏がコメントしていたように,滅多に演奏される機会がない曲ですが,とても美しい曲です イギリス出身のキャロリン・サンプソンは声に力があり,特に高音が良く伸びて美しく響きます 歌によって器楽の伴奏が付きますが,フルートの菅きよみ,オーボエの三宮正満,ヴァイオリンの若松夏美の演奏はしっかり主役を盛り立てながら豊かな音楽を奏でていました
プログラム後半は,カンタータ「たのしきヴィーダ―アウよ」BWV30aです この曲はライプツィヒ近郊ヴィ―ダ―アウの荘園で初演されたとのことです
フルートの前田りり子が管弦楽に加わり,ソリストを含めた合唱団が入場します.この曲は初めて聴きましたが,楽しい曲で,やはりトランペットが大活躍します ソリストはソプラノのキャロリン・サンプソンをはじめ,カウンターテナーのロビン・ブレイズ,バスのドミニク・ヴェルナー,テノールの櫻田亮ともに絶好調でした 完璧な出来と言っても過言ではないでしょう また彼らの歌に付ける伴奏もフルートの菅きよみ,オーボエの三宮正満をはじめ完璧でした
バッハ・コレギウム・ジャパンの演奏は今回で一区切りです 私は全曲演奏会22年間のうち17年間聴いてきたことになりますが,これからも聴き続けようと思っています