人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

東京藝大モーニングコンサートでチャイコフスキー「ヴァイオリン協奏曲」(Vn:吉本萌慧)、有吉祐仁郎「Merry Go Round / Orchestral Circuit」を聴く

2019年09月06日 07時07分59秒 | 日記

6日(金)。わが家に来てから今日で1678日目を迎え、2日発売の小学館の週刊誌「週刊ポスト」の特集記事「韓国なんて要らない」がSNS上などで反発が広がり、当日のうちに同社が謝罪した というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

     要するに「売れれば良い」という姿勢だから マスコミでなくマスゴミと言われる

 

         

 

昨日、夕食に「豚バラ麻婆茄子」と「トマトとパプリカとレタスの卵スープ」を作りました スープはCOOKPADのレシピに赤色パプリカと黄色パプリカを加えてみましたが、とても美味しかったです

 

     

 

         

 

昨日、上野の東京藝大奏楽堂で「第11回モーニングコンサート」を聴きました プログラムは①有吉祐仁郎「Merry  Go  Round / Orchestral Circuit」、②チャイコフスキー「ヴァイオリン協奏曲」(Vn:吉本萌慧)です 管弦楽は藝大フィルハーモニア管弦楽団、指揮は梅田俊明です

全席自由です。1階8列24番、センターブロック右通路側を押さえました。会場はほぼ満席です どうやらこのコンサートはどこかの旅行会社のツアーに組み込まれているようで、引率者の小旗のもとに団体客が入っていました

1曲目は藝大4年在学中の有吉祐仁郎君作曲による「Merry  Go  Round / Orchestral Circuit」です 演奏前の本人の解説とプログラム・ノートによると、タイトルにある「Merry  Go  Round (回転木馬)」「 Circuit(回路)」は、指揮者を中心に置き、周縁部の奏者群が形成する二重の円陣構造によって、特異な空間的音響特性(音響的メリーゴーランド)を実現する、というものです つまり、有吉君はステージを客席が取り囲むサントリーホールのようなヴィンヤード型の会場を想定して書いたのだと思います

プログラム・ノートには「本作は特殊な舞台配置を前提に作曲されたオーケストラ作品である」と書かれていますが、の脚注を読むと「本日の演奏は通常配置によって行われる」と書かれていて、悲しみを誘います

ということで、オケはいつものとおり左から第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、チェロ、ヴィオラ、その後ろにコントラバスという並び。コンマスは戸原直です

梅田氏の指揮で演奏に入ります 20分ほどの作品の全体の印象は、時にジャズのような、時にロックのような、時にスターウォーズのようなメロディ―が聴こえてきて、オケが”通常配置”でも、音がクルクルと回っているように感じます ひとことで言えば、万華鏡の中に放り込まれて千変万化する音の錦絵を観ているような感じ、と言ったらよいでしょうか 私にはとても面白く聴けました


     


プログラム後半はチャイコフスキー「ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品35」です この曲はピョートル・イリイチ・チャイコフスキー(1840-1893)が1878年に作曲した作品です 当初、当時の名ヴァイオリニスト、レオポルト・アウアーにスコアを送ったのですが、「演奏不可能」として初演を断られてしまいます そこで彼は、友人のアドルフ・ブロツキーに初演を依頼し、作品を献呈しました 第1楽章「アレグロ・モデラート~モデラート・アッサイ」、第2楽章「アンダンテ」、第3楽章「アレグロ・ヴィヴァチッシモ」の3楽章から成ります

ヴァイオリン独奏の藝大4年在学中の吉本萌慧(もえ)さんがダークブルーのエレガントな衣装で登場、さっそく第1楽章に入ります 吉本さんは流麗で美しい演奏を展開します とくに中間部のカデンツァはとても素晴らしく、聴きごたえがありました 第2楽章では抒情的な表現力が見事で、思わず聴き入ってしまいました 第3楽章では繊細さとともに情熱的な演奏で聴衆を圧倒しました 将来が楽しみな逸材だと思います

藝大モーニングコンサートは今回をもって今年の演奏は終了し、次回は来年2月の2回の公演を残すのみとなりました

 

     

 

         

 

11月2日(土)午後3時から東京藝大奏楽堂で開かれる東京藝大管打楽器シリーズ2019「風の室内楽~モーリス・ブルグ(Ob)を迎えて」のチケットを取りました プログラムは①M.マレ「オーボエ、ヴィオラ・ダ・ガンバとクラヴサンのための『パリの聖ジュヌヴィエーヴ・デュ・モン教会の鐘の音』」、②J.ハイドン「ピアノ、オーボエとファゴットのための『ピアノ三重奏曲第17番ヘ長調』」、③プロコフィエフ「オーボエ、クラリネット、ヴァイオリン、ヴィオラとコントラバスのための『五重奏曲』」、④W.F.バッハ「2本のオーボエのための『ソナタ第1番』」、⑤A.カプレ「2フルート、2オーボエ、2クラリネット、2ファゴット、2ホルンのための『ペルシャ組曲』」です 演奏はフルート=高木綾子、オーボエ=モーリス・ブルグ、小畑善昭、クラリネット=野田祐介、ファゴット=岡本正之ほかです

 

     

 

入場料は全席自由で2000円。なお、演奏に先立って午後2時30分からモーリス・ブルグ氏によるプレトークがあります 私は多分、プログラムに組まれた曲を一つも聴いたことがありませんが、オーボエの音色は好きなので楽しみにしています

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