11日(水)。わが家に来てから今日で1683日目を迎え、英国の欧州連合(EU)からの離脱を巡り、10月末の離脱強行を辞さないジョンソン政権から 閣外相の実弟に続きラッド労働・年金相も辞任するなど離反者が相次ぐ中、英国の議会下院は10日未明、ジョンソン政権が提出した解散総選挙を求める動議を、4日に続いて再び否決した というニュースを見て感想を述べるモコタロです
英国がEUを離脱する前に ジョンソン政権から閣僚が全員離脱しちゃうんじゃね?
昨日、夕食に「筑前煮」「生野菜サラダ」「冷奴」を作りました 筑前煮はキヌサヤが売り切れだったので省略しました フライパンで作りましたが、とても美味しかったです 冷奴にはミョウガ、めかぶ、オクラ、削り節が載っています
昨日、神楽坂のギンレイホールで「僕たちのラストステージ」と「天国でまた会おう」の2本立てを観ました
「僕たちのラストステージ」はジョン・S・ベアード監督による2018年イギリス・カナダ・アメリカ合作映画(98分)です
スタン・ローレル(スティーヴ・クーガン)とオリヴァー・ハーディ(ジョン・C・ライリー)は、「ローレル&ハーディ」というお笑いコンビ 1920年代後半から1930年代にかけて、2人はハリウッドのサイレントからトーキーの時代にかけて黄金時代を築き上げたが、ハル・ローチと決裂してから徐々に落ち目になっていった 1953年、イギリスでライブツアーを行うことになった2人にとって、ツアーは復活を賭けた最後の大勝負だった 2人は経済的にも苦しい状態にあったが、芸の腕前はまったく衰えておらず、ツアーはイギリス各地で大成功を収め かつての人気を取り戻せるかに見えたが、その矢先 オリヴァーに病魔が襲いかかった それでも、オリヴァーは病を押して出演し、二人は最後のステージを飾る
「人を泣かせるのは簡単だが、笑わせるのは難しい」とはよく言われる言葉ですが、この映画は、表で人を笑わせるために裏でどんな苦労を抱え、努力をしているかが描かれています いつも二人で行動しているので、お互いの性格は良く分かっているとは言え、うまくいく時ばかりではないし、お互いに罵り合うこともある それでも様々な困難をユーモアをもって乗り越えていく二人に「笑いのプロフェッショナル」を感じます
本編上映後に、「ローレル&ハーディ特選ギャグ集」(モノクロ・約4分)が上映されましたが、ハーディを演じたジョン・C・ライリーが本人とそっくりだったのには驚きました 彼らの笑いの本質はチャーリー・チャップリンに近いのかな、と思いました
そういえば、前日 新文芸坐で観たベルトルッチ監督「暗殺の森」の中で、ダンス会場となる建物のガラス戸に「ローレル&ハーディ」の顔写真入りポスターが貼られていたのを思い出しました 2つの映画は同じ時代を扱っていることが分かります
「天国でまた会おう」はアルベール・デュポンデル監督・出演による2017年フランス映画(117分)です
第一次世界大戦の終結目前の頃、仏軍のブラデル中尉からの不条理な攻撃命令に従ったエドゥアール(ナウエル・ぺレーズ・ビスカヤ―ト)は、小心者の簿記係アルベール(アルベール・デュポンデル)の命を助け、顔に重傷を負ってしまう 良家の御曹司で絵の才能のあるエドゥアールは父親には会いたくないと言い、戦死したこととして別の名前を名乗ることにする。そんな彼をアルベールは助ける 戦後、パリに戻った二人は貧しい共同生活を始めるが、そんな折、かつて彼らの上官だったブラデルがエドゥアールの姉と結婚したうえ財を築いていたことを知る。2人は、不公正な世間に抗議するためある壮大な詐欺計画を立てて実行に移す
「天国でまた会おう」は3月17日に日比谷のTOHOシネマズ・シャンテで観て以来2度目です
アルベールを演じたアルベール・デュポンデル監督がピエール・ルメートルの原作との違いを際立たせたのは、冒頭とラストのシーンです 映画ではアルベールがどこかの国の警察署のような所で尋問を受け、過去に起こったことを回想するという形でストーリーが展開します
ピエール・ルメートルの原作(ハヤカワ文庫、上・下巻)については、2015年12月22日のtoraブログでご紹介しています また、原作と映画の違いの詳細については今年3月18日のtoraブログに書きましたので、ご覧いただければと思います