人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

「クァルテット・エクセルシオ ✕ タレイア・クァルテット」(3/15)のチケットを取る / バート・レイトン監督「アメリカン・アニマルズ」を観る ~ 大学生が起こした豪華本窃盗事件

2019年09月25日 07時19分03秒 | 日記

25日(水)。わが家に来てから今日で1677日目を迎え、地球温暖化の防止を目指す国連気候行動サミットが23日、ニューヨークの国連総会議場で開かれたが、各国政府代表者を前に 16歳のスウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリさんが「あなたたちは私の夢を、子ども時代を、空っぽな言葉で奪ってきた。苦しんでいる人たちがいる。死にゆく人たちがいる。生態系は破壊され、多くの種の絶滅が始まっている。あなたたちはお金の話や、終わりなき経済成長のおとぎ話ばかり。子どもたちはあなたたちの裏切りに気づき始めている。もしあなたたちが私たちを見捨てる道を選ぶなら、私はこう言う。絶対に許さないと」と批判した というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

       彼女の発言から各国代表者やトランプ大統領が学ぶべき格言「老いては子に従え」

 

         

 

ここ数日、一時帰京した息子が夕食を作ってくれていたので、久しぶりに料理をしました わが家(というより私)の定番「野菜と挽肉のドライカレー」です いつもの材料に黄パプリカを加えて彩を鮮やかにしました

 

     

 

         

 

来年3月15日(日)午後2時から第一生命ホールで開かれる「クァルテット・エクセルシオ ✕ タレイア・クァルテット」の公演チケットを取りました プログラムは①ドヴォルザーク「弦楽四重奏曲 第12番 ヘ長調 作品96 ”アメリカ”」、②ヤナーチェク「弦楽四重奏曲 第2番 ”ないしょの手紙”」、③ゲーゼ「弦楽八重奏曲 ヘ長調 作品17」です 演奏は①クァルテット・エクセルシオ、②タレイア・クァルテット、③エクセルシオ+タレイア合同です

 

     

 

         

 

昨日、早稲田松竹でバート・レイトン監督・脚本による2018年アメリカ・イギリス合作映画「アメリカン・アニマルズ」(116分)を観ました

ケンタッキー州で退屈な大学生活を送るウォーレン(エバン・ピーターズ)とスペンサー(バリー・コーガン)は、くだらない日常を打破し、特別な人間になりたいと焦がれていた ある日、2人は大学図書館に保管されている時価1200万ドル(約12億円)を超えるオーデュボンの巨大な画集「アメリカの鳥類」を盗み出す計画を思い付く 2人の友人でFBIを目指す秀才エリック(ジャレッド・アブラハムソン)、すでに実業家として成功を収めていたチャールズ(ブレイク・ジェナー)に声をかけ、4人は「オーシャンズ11」などの犯罪映画を参考に作戦を練る 作戦決行当日、特殊メイクで老人の姿に変装した4人は、図書館へと足を踏み入れる

 

     

 

この映画は2004年に4人の大学生が時価1200万ドル(約12億円)のビンテージ本を狙った窃盗事件を映画化したものです 

冒頭、「この映画は事実に基づく物語ではなく、事実の物語である」というスーパーが流れます それを裏付けるかのように、映画には7年間の服役を終え、大人になった本物の4人が登場し、事件を振り返って当時の様子を語ります リーダー役は破天荒なウォーレンで、臆病なアーティストのスペンサーが悩みながらも話に乗り、内気なインテリのエリックと短気な筋肉オタクのチャールズが引き込まれて窃盗を実行に移すというストーリーです

夜は警報装置が作動し、すぐに捕まる恐れが強いことから昼間に老人に変装したうえ堂々と図書館に押し入るわけですが、特別展示室にいるべき司書がなぜかその時4人もいたので、一度は決行を諦めることになります しかし、その時点で、他のメンバーはしり込みするのに、ウォーレンだけは「それでは、いつまで経っても変われない」として、仲間を説得し、実行役2人、逃走車のドライバー、見張り役と役割分担を決め直して今度は変装なしで再度実行に移します 2度目は女性司書を縛り上げるまでは良かったものの、逃走時に失敗し、3点盗むべきところを2点しか盗めず、肝心の「アメリカの鳥類」は入手することが出来ませんでした 彼らは入手した2冊を競売会社に持ち込みますが、連絡先の電話番号をスペンサーのケータイの番号にしたため、そこから足が付いて全員が逮捕されてしまいます

4人ともしっかりしているようで、どうも詰めが甘いようです 窃盗の方法にしてもしかり、盗んだ後の売却方法にしてもしかり 結局4人は有罪判決を受けて7年間も刑務所暮らしを余儀なくされてしまいます 平凡な毎日を打破し、特別な人間になりたいという彼らの野望は、確かに「犯罪者」という特別な人間にはなったものの、それは彼らが望んだ姿ではありませんでした

そう簡単に「オーシャンズ11」のようには窃盗は成功しないものです。悪事はいつかはバレて罰が下されるのです   かくして彼らは画集「アメリカの鳥類」の略奪に失敗し「アメリカの動物」に収録されてしまったわけですが、「それにしても・・・」と思うのは、よくも4人とも映画に出演して過去の傷に向き合ったな、ということです

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