人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

マーティン・キャンベル監督、ジャッキー・チェン主演「ザ・フォーリナー/復讐者」、ハンス・ペテル・モランド監督、リーアム・ニーソン主演「スノー・ロワイヤル」を観る ~ ドヴォルザーク「アメリカ」も流れる

2019年09月18日 07時16分56秒 | 日記

18日(水)。わが家に来てから今日で1690日目を迎え、トランプ米大統領は9月上旬に米東部に接近したハリケーン・ドリアンに関して、ツイッターで、上陸が予報されたフロリダ州などに加え、西側に位置するアラバマ州も「直撃して予想以上の被害が出そうだ」と警告したが、当時はアラバマ州で被害が出るとは予想されていなかった というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

     いつからトランプは気象予報士になったんだ?  天気予報までフェイクを流すとは

 

         

 

昨日、夕食に「ラタトゥイユ」と「ベーコンとキャベツのスープ」を作りました 「ラタトゥイユ」の材料は、トマト、ナス、ズッキーニ、赤パプリカ、黄パプリカ、ピーマン、玉ねぎ、ニンニクです 塩を若干入れ過ぎて失敗した前回の反省に立って作ったので、美味しく出来ました

 

     

 

         

 

昨日、新文芸坐で「ザ・フォーリナー/復讐者」と「スノー・ロワイヤル」の2本立てを観ました

「ザ・フォーリナー/復讐者」はマーティン・キャンベル監督による2017年イギリス・中国・アメリカ合作映画(114分)です

クァン・ノク・ミン(ジャッキー・チェン)は、現在はロンドンでチャイニーズ・レストランのオーナーとしてつつましく暮らしていた そんなある日、高校生の愛娘ファンの送迎中、政治的な無差別テロによる爆発に巻き込まれ、ファンが命を落としてしまう その後、北アイルランド解放を謳う過激派組織が犯行声明を出す。静かな怒りに燃えるクァンは、犯人を探すうちに、かつて過激派組織の活動家で現在 北アイルランド副首相を務めるリーアム・ヘネシー(ピアース・プロスナン)の存在に辿り着く。クァンはリーアムに面会し 誰がテロの実行犯か教えろと執拗に迫るが、リーアムは無関係を主張する   しかし、ベトナム戦争時代にアメリカの特殊部隊に所属していた優秀な工作員だったクァンは簡単には諦めず、リーアムの周囲に爆弾をしかけて脅しをかけ、じわじわと彼を追い込んでいく


     

 

若き日のジャッキー・チェンしか知らないので、この映画を観て、彼も随分 歳をとったものだなあと思いました   しかし、1954年生まれの60代にも関わらず 手に汗握る俊敏なアクションは健在です ヘネシー役のピアース・ブロスナンは5代目ジェームス・ボンドを演じたそうですが、何となくスピルバーグ監督に似ているな、と思いました 

この映画を観終わって、北アイルランドといえば、ブレグジット(英国のECからの離脱問題)の行方はどうなるんだろう、と漠然と思いました


         


「スノー・ロワイヤル」はハンス・ペテル・モランド監督による2019年アメリカ映画(119分)です

雪深い静かな田舎町キーホーで除雪作業員をしているネルズ・コックスマン(リーアム・ニーソン)は模範市民賞を受賞するほど真面目に穏やかな暮らしを送っていた しかし、ネルズの一人息子が麻薬の過剰摂取に偽装され、殺されてしまったことからネルズの態度は一変する 地元の麻薬王バイキング(トム・ベイトマン)の組織に息子が殺されたことを突き止めたネルズは、素手や銃、さらには除雪車で、麻薬組織の人間を一人一人殺していく しかし、ネルズの復讐劇を敵対する麻薬組織によるものと勘違いしたバイキングは敵対組織を襲撃する 相手もその報復に乗り出し、ネルズの復讐劇は2つのマフィア、さらに警察も巻き込んだ戦いへと突入する

 

     

 

面白かったのはバイキングの息子です 強そうな麻薬王の息子なのに、学校でいじめを受けているのです 父親バイキングが「やられたら、やり返せ」とハッパをかけると、「それじゃあ、相手と同じになっちゃうよ」と答えるのです 何なんでしょうか、このガンジー的な無抵抗主義思想は これはまるで、先日読んだ中山七里の「秋山善吉工務店」の善吉じいさんの教えそのものです

また、息子はクラシックが好きで、ラジオから音楽が流れてきた時にバイキングの配下の男が「いい音楽ですね。これモーツアルトですかね?」と訊くと、息子は「数学的な音楽だからバッハだよ」と答えます。実に本質を突いています また、ネルズが”目には目を”ということで、バイキングの息子を誘拐して自宅に拉致するのですが、ラジオからロックが流れてくると「クラシックがいい」と言って、別のチャンネルから流れてくるドヴォルザークの「弦楽四重奏曲第12番”アメリカ”」の第1楽章「アレグロ・マ・ノン・トロッポ」に耳を傾けます いかにもアメリカ映画らしいと思います また、別のシーンでは、ベートーヴェンの「ピアノ・ソナタ第8番”悲愴”」の第2楽章「アダージョ・カンタービレ」がポピュラー風にアレンジされて流れていました 結構、ハンス・ペテル・モランドという監督はクラシックが好きなのかもしれません

コメント (2)
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