人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

リオネル・ブランギエ ✕ アリーナ・ポゴストキーナ ✕ 東京交響楽団でブラームス「ヴァイオリン協奏曲」、プロコフィエフ「交響曲第4番」を聴く~第673回定期演奏会

2019年09月22日 07時15分40秒 | 日記

22日(日)。わが家に来てから今日で1694日目を迎え、立憲民主、国民民主両党、衆院会派「社会保障を立て直す国民会議」などが臨時国会前の結成で合意した衆院統一会派の名称が、「立憲民主・国民・社保・無所属フォーラム」になったが、これは1947年施行の現憲法下で最長の19文字になる見込みである というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

      政党名じゃないからまだ良いけど 野党って本気で一致団結する気があるのか?

 

         

 

昨日は私がコンサートだったので、息子が夕食を作ってくれました 「棒棒鶏」「春巻き」「野菜と卵のスープ」です。どれも美味しく、私には出来ない逸品ぞろいでした

 

     

 

         

 

昨夕、サントリーホールで東京交響楽団の第673回定期演奏会を聴きました プログラムは①ブラームス「ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品77」、②プロコフィエフ「交響曲第4番 ハ長調 作品112」です 演奏は①のヴァイオリン独奏=アリーナ・ポゴストキーナ、指揮=リオネル・ブランギエです

 

     

 

1曲目はブラームス「ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品77」です この曲はヨハネス・ブラームス(1833-1897)が1878年に作曲し1879年1月1日にライプツィヒでヨーゼフ・ヨアヒムの独奏、ブラームスの指揮により初演されました 第1楽章「アレグロ・ノン・トロッポ」、第2楽章「アダージョ」、第3楽章「アレグロ・ジョコーゾ、マ・ノン・トロッポ・ヴィヴァーチェ」の3楽章から成ります

ヴァイオリン独奏のアリーナ・ポゴストキーナはサンクトペテルブルク生まれ、ドイツ育ち 2005年シベリウス国際ヴァイオリンコンクールで優勝したほか、他の国際ヴァイオリンコンクールで入賞している実力者です 一方、指揮をとるリオネル・ブランギエは1986年フランスのニース生まれ 2012年に弱冠26歳でチューリヒ・トーンハレ管弦楽団の首席指揮者・音楽監督に就任、2019年シーズンからニースオペラ管の指揮者として活躍しています

オケは左奥にコントラバス、前に左から第1ヴァイオリン、チェロ、ヴィオラ、第2ヴァイオリンという対向配置。コンマスは水谷晃です

黄金色に煌めく鮮やかなドレスのアリーナ・ポゴストキーナが指揮者とともに登場し、さっそく第1楽章に入ります オーケストラの悠然とした序奏に続いてヴァイオリンのソロが入ってきますが、極めて輝かしい音色に耳を奪われます この楽章では、自然で美しいビブラートが生きたカデンツァが見事でした 第2楽章「アダージョ」では、冒頭、オーボエ首席の荒木奏美の演奏が素晴らしく、独奏ヴァイオリンを導きました この楽章は「アダージョ」というよりも「アンダンテ・カンタービレ」と言った方が相応しいのではないか、と思うほど独奏ヴァイオリンが良く歌っていました 第3楽章は一転、ほとばしる情熱とでもいうべき躍動感に満ちた演奏を展開しました

繰り返されるカーテンコールに応え、アリーナ・ポゴストキーナはバッハ「無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番」から「ロンド風ガヴォット」をチャーミングに演奏、大きな拍手に包まれました

 

     


休憩時間が終わり、自席に着いて後半の演奏を待っていると、自席の3列前の左の席に私服に着替えたアリーナ・ポゴストキーナが座りました 後半の曲の終演後にサインをもらおうかと思いましたが、CDを買った訳でもないので止めておきました

プログラム後半はプロコフィエフ「交響曲第4番 ハ長調 作品112」です この曲はセルゲイ・プロコフィエフ(1891-1953)がボストン交響楽団創立50周年記念の委嘱作品として1930年に作曲、同年11月14日にパリでセルゲイ・クーセヴィツキー指揮ボストン交響楽団により初演されました その後1947年に改訂され、1950年3月11日にエイドリアン・ボールト指揮BBC交響楽団により放送初演されましたが、演奏会での初演は1957年1月5日にモスクワでロジェストヴェンスキー指揮ソヴィエト国立交響楽団による演奏まで待たなければなりませんでした なお、この曲は自作のバレエ音楽「放蕩息子」の楽想により作曲されたものですが、現在 演奏されているのは1947年の改訂版によるものです

第1楽章「アンダンテ~アレグロ・エロイコ」、第2楽章「アンダンテ・トランクィロ」、第3楽章「モデラート、クァジ・アレグレット」、第4楽章「アレグロ・リソル―ト」の4楽章から成ります

この曲は普段 馴染みがないので、本番を聴くに当たって、ヴァレリー・ゲルギエフ指揮ロンドン交響楽団のCDを何度も聴いて予習したのですが、全体像を把握するまでに至りませんでした

 

     

 

全体を聴いた印象は、交響曲というよりも、バレエ音楽を聴いているような気分でした もちろん、プロコフィエフがこの交響曲の題材にしたのがバレエ音楽「放蕩息子」なので当然といえば当然なのですが、どうも、プロコフィエフの音楽は「舞踏」に結びついているように思えてなりません プロコフィエフは1948年の「ジダーノフ批判」の煽りを受けて、生前 この曲の改訂版の演奏を聴くことが出来ませんでした どんなに悔しかったことでしょう

 

 

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