人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

文京シビック「夜クラシック第24回コンサート」のチケットを取る~萩原麻未、辻彩奈、横坂源ほかによるシューベルト「ピアノ五重奏曲”ます”」ほか / 相場英雄著「トップリーグ2」を読む

2019年09月29日 07時27分58秒 | 日記

29日(日)。昨日、埼玉県S市の曹洞宗・J寺で母の七回忌と父の十七回忌を済ませました 本来、父の十七回忌は2021年なのですが、母の法要に合わせて一緒にやることにしました。山形から息子が深夜バスで駆けつけ、幼児2人を含めて12人の内輪の集まりでした。無事に法要も墓参りも済ませて一段落です それにつけても、月日の流れの速さを感じる昨今です

ということで、わが家に来てから今日で1826日目を迎え、ラグビー・ワールドカップ日本大会1次リーグA組で、世界ランキング9位の日本は 優勝候補の同2位のアイルランドを19-12で破り、2連勝で勝ち点9とし、悲願の8強への道を開いた というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

      こうなったら最終ゴールを目指して みんなでスクラム組んで レッツ・トライ!

 

         

 

来年1月17日(金)午後7時半から開かれる文京シビックホール主催「夜クラシック第24回コンサート」のチケットを取りました プログラムは①ドビュッシー「月の光」、②エルンスト「シューベルト『魔王』の主題による大奇想曲」、③バッハ「無伴奏チェロ組曲第1番」よりプレリュード、④シューベルト「弦楽三重奏曲第1番変ロ長調D.471」、⑤同「ピアノ五重奏曲イ長調”ます”D.667」です 演奏は、ピアノ=萩原麻未、ヴァイオリン=辻彩奈、ヴィオラ=安達真理、チェロ=横坂源、コントラバス=加藤雄太です

 

     

     

 

         

 

相場英雄著「トップリーグ2 アフターアワーズ」(ハルキ文庫)を読み終わりました 相場英雄は1967年新潟県生まれ。1989年に時事通信社に入社。2005年に「デフォルト  債務不履行」で第2回ダイヤモンド経済小説大賞を受賞しデビュー 2012年、BSE問題をテーマにした「震える牛」がベストセラーになる

この小説は9月14日付のtoraブログでご紹介した「トップリーグ」の「その後の物語」が書かれています 「トップリーグ」とは、総理大臣や官房長官などに食い込んだ ごく一部の記者を指します

 

     

 

大和新聞の政治部で阪官房長官のトップリーグとして活躍していた松岡直樹は、事件のあった5年後、史上最年少で「大和新聞」の特別編集委員になり、総理番のトップリーグとなっていた 一方、大手出版社の「週刊新時代」でスクープを連発し、危うく命を取り止めた酒井祐治は、京都で小さな学習塾を開いていた ある日、酒井のもとに元同僚の大畑康恵が突然現れ、「5年前の酒井さんの仇討ちをします」と宣言した   5年前、松岡は酒井、大畑と協力して政界疑惑事件「クラスター事件」に関する大スクープを報道する直前までいったが、松岡の保身により、結果として二人を裏切ることになったのだった

大畑の怒りは大きく、松岡の勤務する「大和新聞」に入社した大学の後輩・灰原美樹を取り込み松岡の失脚を目論んでいた 優秀な灰原はたちまち松岡の後任として阪官房長官のトップリーグとして政界の暗部に潜り込む。そうした中、若くして亡くなった松岡の父親が大物政治家の秘書をしており、同じ政治家・森山の先輩秘書が現在の阪官房長官だったことが判明する そして父親の死因が交通事故として処理されていたものが、実は殺人だった疑惑が出てくる 松岡は父親の恨みを晴らすため、政界と対峙することを決意し、5年前と同様、酒井、大畑と組むことになる

前作「トップリーグ」の結末はどっちつかずで欲求不満が残る形で読了したのですが、本作の結末でやっとスッキリした気分になりました

この2つの小説を読んで思うのは、新聞社(放送、通信社も)の政治部に所属する記者は、政権にどっぷりと浸かっているため、「真実を書きたくとも書けない」というジレンマに置かれている、ということです 政権に不利になることを書けば反感を持たれ、取材拒否にあったり無視されたりと”仕事にならない”状況に追い込まれてしまうということです したがって、持っているネタをいつ記事として書くかのタイミングを図りつつ、取材源である政権幹部と接触することになります それには高度な判断能力が必要とされるでしょう。このような実態は、筆者の相場氏が実際に時事通信社で取材活動をしていたことからこそ書けることです

「トップリーグ」はWOWOWで連続ドラマとして放映されるそうです。私は観ませんが、エンターテインメントとしては最高に面白いと思います さて、あなたは読んでから観ますか、それとも観てから読みますか

 

昨日、モコタロがわが家に来てからちょうど満5年を迎えました これを計算すると365日✕5年=1825日目となります しかし、昨日のブログには「わが家に来てから1680日目を迎えた」と書いています 過去のいつかの時点で間違えて そのまま踏襲してきたものと思われます 今さら5年前まで遡って調べる時間も価値もありませんので、本日から本来の数値に修正して表示することにしました

コメント (2)
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