人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

バッハ・コレギウム・ジャパンで「狩のカンタータ」「結婚カンタータ」他を聴く~第134回定期演奏会 / 沖澤のどかさん、ブザンソン国際指揮者コンクールで優勝~日本人で10人目の快挙!

2019年09月23日 07時22分42秒 | 日記

23日(月・祝)。わが家に来てから今日で1675日目を迎え、複数の米メディアは20日、トランプ大統領が7月にウクライナのゼレンスキー大統領に対し、同国の国営ガス会社で役員を務めたバイデン前米副大統領の息子に関する疑惑を調べるよう求めていた疑いがあると報じた というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

     自分のことを調査されればフェイクだとわめき 政敵を貶めるためには何でもやる

 

         

 

各種報道によると、フランス東部ブザンソンで21日、第56回ブザンソン国際指揮者コンクールの決勝が行われ、青森県三沢市出身の沖澤のどかさん(32=ベルリン在住)が優勝し、観客とオーケストラがそれぞれ選ぶ「聴衆賞」と「オーケストラ賞」も合わせて受賞しました 同コンクールにおいて日本人としては、1959年に小澤征爾氏が初優勝して以来、10人目の優勝となりました 沖澤さんは幼少期からピアノやチェロを習い、東京藝大指揮科に現役で入学、同大学院修士課程を修了し、ドイツのハンス・アイスラ―音楽大学で学びました 昨年の東京国際指揮者コンクールの指揮部門で女性として初めて第1位を獲得しました

 なお、東京二期会のツイッターによると、沖澤さんは2020年11月の東京二期会「メリーウィドー」で指揮をとるとのこと また、東響2019-2020シーズンのラインアップよると、2021年1月30日(土)の「名曲全集」でベートーヴェンの「ヴァイオリン協奏曲作品61」(Vn:米元響子)と同「ピアノ協奏曲第6番作品61a」(P:北村朋幹)を振る予定になっています 後者はヴァイオリン協奏曲のピアノ編曲版ではなかったでしょうか?  面白い企画だと思います 沖澤のどか、なかなかやりますね

なお、ブザンソン国際指揮者コンクールにおける日本人の優勝者は次の通りです

1959年(第 9 回) 小澤征爾

1982年(第32回) 松尾葉子

1989年(第39回) 佐渡 裕

1990年(第40回) 沼尻竜典

1993年(第43回) 曽我大介

1995年(第44回) 阪 哲郎

2001年(第47回) 下野竜也

2009年(第51回) 山田和樹

2011年(第52回) 垣内悠希

2019年(第56回) 沖澤のどか

(注)1993年まで毎年実施。それ以降は隔年実施。

 

         

 

昨日も息子が夕食を作ってくれました 「鶏のうまいうまい焼き」「春巻き」「チンゲン菜と玉ねぎの味噌汁」です 「鶏の~」は文字通りうまいうまいでした

 

     

 

         

 

昨日、東京オペラシティコンサートホールでバッハ・コレギウム・ジャパンの第134回定期演奏会を聴きました プログラムはJ.S.バッハの①協奏曲イ短調BWV593(ヴィヴァルディ「調和の霊感」第8番に基づく)、②結婚カンタータ「主は私たちを御心に留め」BWV196、③結婚カンタータ「消えるのです 悲しみの影よ」BWV202、④ブランデンブルク協奏曲 第1番 ヘ長調 BWV1046(初期稿)より第1楽章、⑤狩のカンタータ「心躍る狩こそわたしの悦び!」BWV208です 出演は、ソプラノ=ジョアン・ラン、ソフィー・ユンカー、テノール=ザッカリー・ワイルダー、アルト=青木洋也、バス=ドミニク・ヴェルナー、オルガン=鈴木優人、管弦楽=バッハ・コレギウム・ジャパン、指揮=鈴木雅明です

 

     

 

カンタータの定期演奏会としてはいつもより客入りが良いようです 同じカンタータでも教会カンタータでなく世俗カンタータなので親しみを感じるのかも知れません

最初に鈴木優人のオルガン独奏でJ.S.バッハ(1685 -1750 )の「協奏曲 イ短調 BWV593(ヴィヴァルディ「調和の霊感」第8番に基づく)」が演奏されました

聴いていると、なるほどヴィヴァルディらしいメロディーだな、と思います 歌心に満ちた音楽と言ったら良いでしょうか パイプオルガンの音を聴くと、例外なくにわかクリスチャンになります

コンミス若松夏美さん率いる弦楽器10人と鈴木優人の11人がスタンバイし、ユンカー、青木、ワイルダー、ヴェルナーがソリストとして参加して結婚カンタータ「主は私たちを御心に留め」BWV196の演奏に入ります ソリスト4人はBCJ常連の歌手陣なので安定感があります

弦楽器群にオーボエ、ファゴットが加わり、歌手はジョアン・ランが一人で出演し結婚カンタータ「消えるのです 悲しみの影よ」BWV202の演奏に入ります ジョアン・ランはいつものように、ノンヴィブラートでクリアな歌を披露します 彼女の歌を見事にバックアップするのはオーボエの三宮正満の素晴らしい演奏です

プログラム後半は「ブランデンブルク協奏曲 第1番 ヘ長調 BWV1046(初期稿)」の第1楽章から開始されます この演奏ではナチュラルホルンとフラウト・トラヴェルソが各2本入ります 女性ホルンは新日本フィルの藤田麻理絵さんだろうか。フラウト・トラヴェルソはいつもの菅きよみ&前田りり子のコンビではなく男性2人による演奏です。オケは終始愉悦感に満ちたノリノリの演奏でした 

続けて「狩のカンタータ『心躍る狩こそわたしの悦び』BWV208」が演奏されます 終盤の第9曲でアリア「羊は憩いて草を食み」がフラウト・トラヴェルソの二重奏で演奏され、その後ジョアン・ランの独唱で歌われますが、この曲はNHK-FMの「朝のバロック」のオープニング曲として使われています 非常にのどかで良い曲です

この日の演奏は、BCJのコンサートとしては珍しくコーラスが入らない公演でしたが、ソリスト4人の存在感が抜群で聴きごたえがありました

コメント
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