28日(土)。わが家に来てから今日で3546日目を迎え、米当局者が明らかにしたところによると、中国で最新鋭の攻撃型潜水艦「周」が5月下旬か6月上旬に沈没し、中国政府はその事実を隠蔽してきたが、専門家は原潜が核燃料を搭載していた可能性があると見ている というニュースを見て感想を述べるモコタロです
日本としては 中国政府が真実を公表するまで 中国の海産物の輸入は制限すべきだ
昨日、夕食に原則隔週金曜日に作っている「鶏の唐揚げ」を作りました 今回は3週間ぶりですが、今回も外カリカリ内ジューシーに仕上がりました
奇跡的にサッポロCLASSICが手に入ったので、久しぶりに唐揚げにビールです
昨日14時から、すみだトリフォニーホールで新日本フィル「すみだクラシックへの扉」9月度定期演奏会を聴きました プログラムは①ドヴォルザーク「チェロ協奏曲 ロ短調 作品104」、ブラームス「交響曲第1番 ハ短調 作品68」です
演奏は①のチェロ独奏=宮田大、指揮=久石譲です
久石譲は国立音楽大学在学中よりミニマル・ミュージックに興味を持ち、現代音楽の作曲家としてスタートした 宮崎俊監督作品をはじめ数多くの映画音楽を手掛け、日本アカデミー賞最優秀音楽賞、紫綬褒章受章など数々の賞に輝く
2020年9月から新日本フィル Music Partner を務め、2021年4月から日本センチュリー交響楽団の首席客演指揮者を兼任する
会場は満席です 金・土とも完売とのことで、さらに来月の「扉シリーズ」(上岡敏之のモーツアルト「三大交響曲」)も発売早々完売だそうです
新日本フィルの快進撃が続いています
オケは14型で、左奥にコントラバス、前に左から第1ヴァイオリン、チェロ、ヴィオラ、第2ヴァイオリンという対抗配置 コンマスは崔文洙、隣は特任コンマスの伝田正秀というダブルトップ態勢を敷きます
1曲目はドヴォルザーク「チェロ協奏曲 ロ短調 作品104」です この曲はアントニン・ドヴォルザーク(1841-1904)が1894年から95年にかけてわずか3か月で作曲、1896年にロンドンで初演されました
第1楽章「アレグロ」、第2楽章「アダージョ・マ・ノン・トロッポ」、第3楽章「フィナーレ:アレグロ・モデラート ~ アンダンテ ~ アレグロ・ヴィーヴォ」の3楽章から成ります
チェロ独奏の宮田大はスイスのジュネーヴ音楽院卒業、ドイツのクロンベルク・アカデミー修了。2009年、ロストロポーヴィチ国際チェロコンクールにおいて日本人として初めて優勝 これまで参加したすべてのコンクールで優勝を果たしています
久石の指揮で第1楽章に入りますが、独奏チェロの弱音が美しく響きます ホルンとフルートが冴えた演奏で華を添えます
第2楽章の中間部では、若い頃から憧れ続けたヨセフィーナ(妻アンナの姉)が重病だという報せを耳にしたドヴォルザークの心情が反映されていると言われる過去の作品「私にかまわないで」が引用されていますが、チェロの深みのある美しい音色が会場を満たします
久石はチェロの独奏部分ではテンポを落とし、チェロに朗々と歌わせます
クラリネットが素晴らしい演奏を繰り広げます
アタッカで第3楽章に入ると一転、独奏チェロが力強い演奏を展開します
この楽章でも久石は、チェロの独奏部分でテンポを落とし、チェロに存分に歌わせます
宮田は、久石 ✕ 新日本フィルの確かなバックに支えられて深みのある抒情的な演奏を繰り広げ、スケールの大きなフィナーレを飾りました
満場の拍手とブラボーが飛び交う中、カーテンコールが繰り返され、宮田はドヴォルザーク「4つの歌曲作品82」より第1曲「私にかまわないで」を叙情的に演奏、聴衆のクールダウンを図りました 宮田の粋な選曲ですね
プログラム後半はブラームス「交響曲第1番 ハ短調 作品68」です この曲はヨハネス・ブラームス(1833-1897)が1855年の構想から76年にかけて作曲、1876年11月4日にカールスルーエで初演されました
第1楽章「ウン・ポコ・ソステヌート ~ アレグロ」、第2楽章「アンダンテ・ソステヌート」、第3楽章「ウン・ポコ・アレグレット・エ・グラツィオーソ」、第4楽章「アダージョ ~ ピウ・アンダンテ ~ アレグロ・ノン・トロッポ・マ・コン・ブリオ ~ ピウ・アレグロ」の4楽章から成ります
久石の指揮で第1楽章が開始されますが、公開リハーサルで聴いた通り、相当速いテンポで演奏が進みます フルート、オーボエの演奏が冴えています
リハーサルの時は気が付かなかったのですが、コントラバス8本の重低音が効いています
推進力に満ちたイケイケの演奏は、過去のベートーヴェン「第5交響曲」の”ロックな演奏”を思い出させます
第2楽章はごく普通のテンポとなります
弦楽アンサンブルが美しく、オーボエが冴えています
終盤における崔コンマスのヴァイオリン・ソロがいぶし銀のように輝きました
第3楽章ではクラリネットが冴えていました
第4楽章では、アルプスホルンの旋律に基づく(クララ・シューマンの誕生日に贈ったとも言われる)有名なテーマがホルン・ソロにより高らかに奏でられますが、この演奏が素晴らしかった
その後に出てくる弦楽アンサンブルによるテーマ(ベートーヴェンの「第九交響曲」の合唱主題を意識した主題)も気負いのない流麗な演奏でした
オーケストラ総力を挙げてのアグレッシブな演奏で突入したフィナーレは圧巻でした
満場の拍手の中 カーテンコールが繰り返され、久石 ✕ 新日本フィルはアンコールに応えました 「となりのトトロ」のテーマ じゃなくて、私が予想していたブラームス「ハンガリー舞曲」でもなく、 ドヴォルザーク「スラブ舞曲第10番」を叙情的に演奏、再び大きな拍手を浴び、コンサートを締めくくりました
今回もチケットボックス部の登原さんが笑顔で出迎え、笑顔で手を振って見送ってくれました
応援しています お仕事 頑張ってください
さて、今日はセバスティアン・ヴァイグレ ✕ エドガー・モロー ✕ 読売日響の「土曜マチネーシリーズ」を聴きに行きます 長原幸太氏のコンサートマスターとして最後の公演です
しっかりと見届け、聴き届けてきます