米沢健太の後半生

2017年03月10日 21時24分52秒 | 創作欄
三島徹は池袋駅前の公衆電話から米沢健太の自宅に電話をした。
電話に出たのは、米沢の妻の幸恵であった。
「米沢が何時も、お世話になっていなす。ちょっとお待ち下さい」
だが、米沢は待ったが電話に出て来なかった。
「すいません。米沢は起きてきません」電話の向こうで恐縮していた。
「寝ているのですね」
「そうなんです。朝からお酒を飲んで・・・」
「そうですか。朝からよねさん、お酒飲んでいるのですね」徹は朗らかに笑った。
「まったく、困っています。まるで駄駄っ子のようで・・・・」
二人の間には子どが居なかった。
米沢もまた、妻の前では、始末に負えない駄駄っ子であった。
「会社は全てはありません。友だちとして、よねなさんの身を案じています。上野の居酒屋、竹林で待っていると伝えてください」
「ちくりんですね」米沢の妻は夫の身を案じる同僚がいることに安堵した。
徹は米沢が来ないだろうと思ったが、午後5時過ぎから竹林で待った。
だが、米沢は顔を赤らめて、竹林に姿を見せたのである。
「よねさん、来てくれて、ありがとう。心配していましたよ」徹の率直の気持ちであった。
「どうしようなか、と迷ったけど、三島さんの顔を見たくてね」米沢は席に腰を下ろすと日本酒を注文した。
徹はビールを好んで飲んでいた。
「俺は、越後の生まれで育ちだから、日本酒が一番だな、三島さんも日本酒の味を覚えてほしいね」
舛に並々と注がれた日本酒が受け皿に零れた。
「よんさんに言われたので、ビールの後は日本酒ですね」徹は微笑む。
「そうだよ。この店にある最高の日本酒をご馳走するよ」米沢は上機嫌となる。
刺身の盛り合わせが運ばれてきた。
ローカル新聞の前に、米沢は映画界に居た。
「三島さんは、雑誌より映像の人間だね。テレビ界はどうかね」米沢は意外なことを口にした。
徹より10歳年上の米沢は、映画界を諦め切れず、余暇の時間には脚本を書いていたのだ。

賞賛、激励の時代だ

2017年03月10日 15時49分51秒 | 社会・文化・政治・経済
生活が悪化するたびに“悪いのは全て環境のせいだ”と考えていた。
“いつか神様がこの状況を変えてくれるのでは”と願うことはあっても。自分で何とか変えようと努力したことはなかった。
その中で、「一切の原因は、自分の中にあるのだ」と聞かされ、私の人生は180度変わった。

誰かの助けを待つまでもなく、自分自身でこの状況を変えていこうという「勇気」が湧いてきた。

心が燃えずに偉大なことが成された例はない。

「山の上の星は君に見せたいと思うものの一つ」島崎藤村

「“私も、この広い宇宙の一部なんだ”と思えた瞬間、今、抱えている人間関係の悩みも、必ず乗り越えと感じた」

「星と対話する時、人は本来の自分自身に立ち戻ることができる。悩みや困難の多い日常のなかでこそ、星座を見上げ、宇宙大の生命の鼓動を全身で感じながら、明日への希望を湧き上がらせていきたい」

仕事の質や効率、生産性をあげるための工夫や取り組み。
いわば、「生活をうまくやるべきすべ」。
要点は、1)把握する(気になっているものを全て書き出す)
2)見極める(収集したタスクを仕分ける)
3)整理する(仕分けたものを適切に収納)
4)更新する(収集、仕分け、収納を最新状態に)
5)選択する(最適な行動を選択して実行する)
やるべきことを可視化し、優先順位を考え実行することで、不安やストレスが減り、生活を豊かにしていけるという。
幾つもの課題を成し遂げる上で、大切な指摘だ。

「人間として」成長してこそ、真の幸福は築かれる。

“時間的に無理だ”などとあきらめでしまったら、そこで、成長は止まってしまし、人間完成はない。

現代において、新しい人材を育成するためには、「具体的な事柄を讃えていくこと」が、非常にたいせつだ。

「これからは、賞賛、激励の時代だ。努力を的確に評価し、褒め、讃えていく」
それが、勇気となり、意欲を育んでいく。
一つ一つの事柄を、具体的に讃えていくことが大事だ。

「新しい人材」の力が、「新しい勝利」を開く。

人権文化の構築へ

2017年03月10日 10時53分50秒 | 医科・歯科・介護
足元から行動を

人権とは全ての人間に備わっており、人間である限り普遍的なものである。

受動喫煙は、人権の問題であるのだ。

国際的な努力が進んだにもかかわらず、さまざまな人権侵害が存在し続けている現状である。
人権侵害をなくすには人権と人間の尊厳を守り、人権文化を促進していけるよう、人々の内発的な力を開花していくことが重要である。

差異を尊重し、受け入れる。

不正に声を上げる。

対話と相互理解により紛争を解決する。

自身の足元から可能な取る組みを呼び掛ける。

本人すら本音に気付いていない場合もある

2017年03月10日 10時28分44秒 | 社会・文化・政治・経済
「山林に自由存す」(国木田独歩)

自然と調和した「日本の田舎」の永続は、この国の将来の安心と希望をもたらすはずだ。

全ての変革は一人の変革から始まり、ひいては社会、国をも変革できる。

「失敗を反省し、乗り越え、克服する」という経験が無いと「失敗=ダメ」となる。

相手を認めることは大事なことだ。

何を選ぶにしても、決めたら前に進むこと。

いつまでも過去を引きずるより、選んだ結果をよしとする。

大切なのは自分が幸せになることだ。

誰かに相談する時には、本当に自分の幸せを願っている人に。

人はそもそも自分の経験値でしかアドバイスできない。
決めるのは自分。

言葉にしてみないと分からない。
本人すら本音に気付いていない場合もある。

りんごジュース 抗がん作用や免疫力活性化

2017年03月10日 09時50分12秒 | 医科・歯科・介護
りんごは整腸作用と、バランスのとれた栄養素、抗酸化作用などで
良い食品であることは有名ですが、ガン関係の研究もされていた
ことがわかりました。
善玉菌(ビフィズス菌)のえさはアップルペクチンなどの食物繊維。
食物繊維は便通が良くなるほかに、善玉菌(ビフィズス菌)を増やして
悪玉菌の繁殖を抑える働きがある(ビフィズス菌が増加すると腸内が
弱酸性になる。悪玉菌は中性でないと生きられない)。

肉食後のデザートにりんごを食べて悪玉菌の繁殖を抑えることも
大腸がんの予防につながる。

弘前大学農学生命科学部の城田安幸助教授は2003年6月30日、
皮ごと搾った加熱処理などの防腐処理を施さないりんごジュースで、
人間の体内の免疫力活性効果を確認したと発表した。

城田助教授は、りんごジュースを継続して与えたマウス実験で、
抗がん作用や免疫力活性化を確認している。

昨年12月から、人間にも同様の効果があるか検証するため、学内外の
20代から50代のボランティア男女37人を対象に、一日に生ジュース約400cc
(2個分)を、5週間連続して飲んでもらい、医学部と共同でそれぞれの
体内の免疫力変化を調べた。

研究では、飲用前と後でリンパ球の一種で腫瘍細胞を溶解する機能を
持つとされる「ナチュラルキラー細胞」のあきらかな活性が確認され、
活性値が低かった人ほど、上昇傾向が顕著なことも分析データーに
見られたという。

城田助教授は「現段階ではまだ、りんごジュースの、どの成分が有効なのか
は分からないが、健康食品としてのりんごの可能性がまた一つ高まった。」
と話している。

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りんごの未熟果や皮に多く含まれるリンゴポリフェノールにガンの増殖を
抑える作用があることが、弘前大学医学部保健学科の研究チームの研究で
わかった。ポリフェノール成分が、がん細胞の自殺を促す作用を持つ
可能性が高いことも判明。研究チームの三浦富智は「今後、アポトーシス
誘導のメカニズムなどを解明していきたい。」と話している。

研究グループは、1匹当たり100万個のがん細胞をマウスの背中に移植。
リンゴポリフェノールの水溶液5ミリリットル(濃度1パーセント)を
毎日マウスに飲ませ、蒸留水を飲ませたマウスと比較した。

その結果、蒸留水を飲んだマウスは移植後26日までに11匹中5匹が死亡。
死亡率は45.5%だった。これに対し、ポリフェノールを投与したマウス
10匹のうち、移植後26日で死亡したのはわずか1匹、死亡率は10%に
抑えられた。

また移植後26日の腫瘍の体積は、蒸留水のマウスは平均約6,000㎣だった
のに対し、ポリフェノールのマウスは約3,500㎣と大幅に少なかった。

一方、培養したがん細胞にポリフェノール溶液を直接注入した実験で、
濃度の高い方ががん細胞の数が減少。ポリフェノールががん細胞に直接
作用する可能性が判明。さらには、細胞が自己の持つプログラムを作動
させて自殺する細胞死現象(アポトーシス)を誘導する作用をリンゴ
ポロフェノールが持っている可能性も示された。

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リンゴジュース「1日1杯」でがんが消える (週間ポスト2002.7.5)
          マウスでは80%に効果

城田助教授の研究は、生後5週目のマウスを10匹づつ5つのグループに分け
①滅菌した水 ②2%のりんごジュース ③サナギダケ(冬虫夏草の一種)
④りんごジュースとさなぎ竹の煎じ液 ⑤ホヤ抽出エキス、と各グループ
ごとにマウスに与える飲み物を変えるところから始まった。
そして45日後にがん細胞を植え付け経過を観察してみたと言う。

すると②のりんごジュースを与えていたグループでは10匹のうち8匹の
癌が消滅したという。つまり生存率は80%という高率となったわけだ。

その他のグループでは半分以上が死んでしまい生存率は30~50%に
とどまった事を考えると確かに注目すべき効果である。また、滅菌水を
与えたマウスの平均寿命は40日であったのに対し、りんごジュースの
マウスでは77日と驚異的な結果を導き出した。

りんごジュースを飲んだマウスの免疫細胞は滅菌水を飲んだマウスに比べ
2倍もの活性能力が認められた。

「マクロファージと言うのは身体に細菌などの異物が入ったときに一番
 最初にそれを攻撃する免疫細胞。それが活発になると言う事はがんの
 増殖を抑える事にも繋がっていると考えられます。またこの実験では
 他の免疫細胞やリンパ球の数も2倍に増えていた事を確認しました。」
 (城田助教授)

化学療法を行うと体内の活性酸素を増やし正常細胞にダメージを与える
事で様々な副作用が現れる事は知られている。ファイトケミカルには
この活性酸素を抑える作用があることも報告されているのだ。

城田助教授が勧める飲み方はこうだ。
「どの品種でもいいのですが芯を取り除いた皮付きのリンゴをジューサーで
 砕きジュースにするだけ。マウスに与えた量を人間に換算すると毎日
 2~2.5個のりんごを食べる事になるが、実際それは難しい。だから
 ジュースにしても180~200ml、つまりコップに1杯程度を飲み続ける。
 と言う事になります。」

今後は人間にどれだけ効くか確かめてゆく事が課題らしい。
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米沢健太の後半生

2017年03月10日 04時30分42秒 | 創作欄
米沢健太が、無断欠勤をした。
その日、社長の坂田幸吉は大阪に出張していた。
経理で社長の秘書のような立場の尾畑絹江が「米沢さん、どうしたのかしら」と米沢の席に目を転じた。
机の盆栽の梅が花が開いていた。
数日前、浅草の植木市で米沢が買ってものである。
三島徹は米沢が無断欠勤した分けを知っていた。
10歳年上の米沢は、社長に引き抜かれて入社しのに、給与は徹より5万円も低かったのである。
営業成績は徹より常に上である。
「やってられないよ」と愚痴をこぼす米沢を度々、スナックに誘った。
「業績を上げているのに、気の毒ですね」徹は同情していたのだ。
「社長、米沢さんの待遇どうにかなりませんかね」居酒屋の席で徹は打診してみた。
「次の企画が成功したらだ。三島君と同じ待遇にするよ」眉を曇らせるような表情をした。
「余計なことを言うな」と言いたそうであった。
高度成長時代、各地に地方新聞、いわゆるローカル新聞があった。
取手市にも二つの新聞があった。
米沢は東京・豊島区・板橋区のローカル新聞の営業マンであった。
広告主は、病院、診療所、スナック、バー、居酒屋、美容院、理髪店、不動産業、建設業などで、議員などの名刺広告もあった。
購読料は無し。
社員は2、3人であり、自宅などが事務所になっていた。
記者は区役所や警察署なども回る。
団地の自治会や地域の年中行事、様々なイベントにも顔を出す。
地域に密着した情報を小まめに集め掲載していた。
豊島区・板橋区には4つもの新聞があり、それぞれ経営が成り立っていた。
良き時代であったのだ。
社長の坂田幸吉は、父親が経営する新聞社のライバルの新聞の営業マンの米沢健太を自分が経営する出版社に引き抜いたのである。
「結局は、俺を飼い殺しにしたんだな」坂田の思惑に米沢は気づいていた。
坂田を中学時代から知っていたので、社長と呼ばず「こうちゃん」と米沢は呼んでいた。
そのことも、坂田にとって苦々しかったのだろう。
父親の下から独立して政治・経済の専門誌を興した坂田は、政治家を目指していたが、その機会が訪れずに居た。
国会議員の秘書をしていた時期もあるが、議員がクモ膜下出血で急死すると、その地盤を娘婿が引き継いだ。
坂田の期待は外れてしまったのだ。

多くの競輪ファンが惨敗

2017年03月10日 03時20分18秒 | 未来予測研究会の掲示板
9レース 土浦の山崎寛は、4-6-7の車券を買っていた。
彼は2車単の車券は買わない。
もし、4-6を買っていれば、2万8090円となっていた。
あくまで、3連単に拘っているのだ。

4-5 2910円 (14)
単 4-6 2万8090円 (52)
単 4-6-7 34万3480円 (373)

10レース
単 4-3 1100円 (3)
単 4-3 1060円 (3)
単 4-3-8 3万1190円 (93)
このレースも彼は、4-3-7を買っていた。
「8番なんて、買えないよ」と山崎はぼやく。
11レース
5-4 2760円 (11)
単 6-5 2万3210円 (59)
単 6-5-1 5万8250円 (178)
12レース
5-5 1万6320円 (33)
単 6-7 7万770円 (69)
単 6-7-9 59万1570円 (476)

多くの競輪ファンが惨敗した。
「メチャクチャだ。どうにもならない。もう競輪は止めたい」と怒る声も。

逃がした魚は大きかった

2017年03月10日 03時03分20秒 | 未来予測研究会の掲示板
利根輪太郎は、「予想行為を止めた」と土浦の山崎寛に告げた。
そして、その日の1レース、2レース、3レースの出目を基準に、下がり目を確認した。
1レース 4-7
2レース 2-5
3レース 1-8
4-7の下がり目は3-7(枠単3-5)
2-5の下がり目は2-3(枠単)
1-8の下がり目は1-7(枠単1-5)

そこで8レースは、1-2-3-5のボックス車券を買うこととした。
2400円で4点ボックスが買える。
だが、2-7が1番人気なので、格上の7番が絡むと想い8レースを見送る。
結果は以下。

3=4 1,750円 (6)
車番
連 複 3=5 8,060円 (19)
3連勝 複 2=3=5 12,570円 (28)
3-4 5,030円 (15)
単 3-5 29,700円 (40)
単 3-5-2 24万9270円 (274)
ワイド 3=5 2,190円 (21)
2=3 1,080円 (13)
2=5 640円 (8)

【本日の誕生花】アセビ

2017年03月10日 02時34分33秒 | 【お知らせ】
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  花を楽しもう!みん花通信
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 (2017.03.09配信)


numatatoneさん、こんにちは!
いつも「みんなの花図鑑」をご利用いただき誠にありがとうございます。


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【本日の一枚】

本日の一枚はzepkitさんが平塚市総合公園で撮影した「アンズ」です。
「アンズ」は唐桃の名で万葉集にもみられるほど昔から親しまれています。本日の一枚は、薄桃色の八重の花びらとすこし色濃い中央部分に、濃紅色のガクがポイントとなり、日差しを浴びた満開の花の様子が美しい一枚です。


本日の一枚を見る
https://hc.minhana.net/photo_of_ today?utm_source=tsushin&utm_medium=mail&utm_campaign=mailmag

本日の一枚は、撮影スポット(※)を登録していただいた写真の中から季節感あふれる写真や花のある風景など、 そのスポットに出かけたくなるような魅力的な写真を選ばせていただいております。
(※)撮影スポットは、写真投稿ページの「撮影スポットを登録」に入力すると登録することができます。
  例:東京都小平市/東山動植物園/八坂神社 など
皆様のお気に入りの場所をぜひご紹介ください。紅葉の写真投稿もお待ちしております。


お花を楽しめるおすすめのスポットを「撮影スポット」に記入してご投稿ください。
皆様のお気に入りの場所をぜひご紹介ください♪

【本日の誕生花】

アセビ
スズランのようなつぼ型の花がとっても可愛らしい☆満開になると、花が樹全体を覆うほどになるんですよ!花言葉は「純真」です!
https://minhana.net/wiki/view/96?utm_source=tsushin&utm _medium=mail&utm_campaign=mailmag

誰もが未来に向かっていた

2017年03月10日 02時17分15秒 | 創作欄
汽車がゆく時代 旅立ちの別れがあった
誰もが未来に向かっていた
古い家が連なる街道沿い
あなたと恋をした畦道のホタル
星座のまたたきを仰ぎ見る黒き瞳

青春という時代 街に映画館があった
誰もが未来に向かって
旅人や行商人が行く街道沿い
あなたと恋をした城址公園
桜の花吹雪に愁えるような黒き瞳

高度経済時代 街には優しさがあった
誰もが未来に向かっていた
小さな店が連なる街道沿い
あなたと恋をした川のせせらぎ
ひばりのさえずりを仰ぎ見る黒き瞳

3月9日(木)のつぶやき

2017年03月10日 02時10分34秒 | 医科・歯科・介護