「日本人が集まると食べ物の話しを始めるが、アイスランド人が集まると家の話しを始める」と言われます。これはかなり本当のことです。
アイスランド人の住居(建造物としての家と家具などのインテリアなども含む)に対するこだわりは相当なものがありますし、日本人が集まるとごくごく自然に食べ物の話題で盛り上がっています。
この時期には多くのアイスランド在住の邦人の方が夏休みで日本へ帰省されます。その中でFacebookなどをしている方々はまず例外なく日本での食卓や料理のアップの写真をアップしています。それを見ながらアイスランド残留組も喜んでいるのですから、日本人の食べ物好きは終わりがないようです。
アイスランドに限らず、北欧の文化というのは非常に粗雑に言ってしまうと「食に関心がない文化」だと私は思っています。それでも最近は他文化圏の影響を受けてか、アイスランドでは食に対する関心が高まってきているように感じます。例えば「マルチカルチュラルイベント」などで日本やタイ、フィリピンなどの国の「味見屋台」が並ぶと、間違いなくお客さんが殺到します。
アイスランドではここ十年くらい、お寿司が人気で「ニホン」といば「スシ」の感がありました。在留邦人の間では多少食傷してきている面がありまして、「日本には寿司以外にも、美味しいものはいっぱいあるぜよ~!」と言いたくなってきています。
そこで私自身もよくFacebookにカツ丼やうどんなどの日本風の手料理の写真などを載せて視野を広げてもらおうと努めています。多くのアイスランド人の(Facebook)友達が「いいネ」を付けてきますしポジティブなコメントを残してくれますので、食べてもらえる機会さえあればもっと日本食についてのバランスの取れた像を持ってもらえると思うのです。
また必ず「レシピーは?」と尋ねてくる人がいます。「日本食を勝手に広めよう運動」に加担しているワタシとしては無下にすることもできず、なるべくYoutubeとかで英語版のレシピービデオを捜して教えてあげようと努めています。
余談ですがなぜ自分でレシピーを書いてあげないのか?というと、言い訳になりますがアイスランド語でレシピーを書くというのはとてつもなく面倒くさい作業なのです。分量の単位や食材の勘定の仕方など、名詞に性があり、単数複数でも語形変化するアイスランド語では、それだけでもレシピーは複雑極まるものにります。
加えて私たちにはお馴染みの「みじん切り」「短冊切り」「ひたひたにして」「全体に油を回す」「大きく混ぜる」等々、日本語でならフィーリングフィットでよーく分かるこれらの表現、どう言えばいいのか~?
というわけで、レシピーをきちんと伝えるということは「勝手に日本食を広める運動」の壁のひとつです。
もうひとつ、壁があります。それは食材です。食材と言っても魚や肉のことではありません。昨今ではありがたいかな、スーパーでもうどん、そば、キッコーマンの醤油やみりんも売っています。しかし、悲しいかな「だし」を売っていないのです。ということは、めんつゆを作る術がないのです。
じゃあ、どうやって食べるの、そばとうどん?
かつおだし、いりこだし、こぶだしなどはどのような日本料理を作るにも不可欠なイロハだと思います。ところがこのイロハの部分がスポンと抜け落ちてしまっているのです。日本食の伝わり方に始めからボタンの掛け違いのような部分があったということでしょうね。
試行錯誤してカツ丼などを作る際にはKnorrのフィッシュブイヨンでも代用できそうなことを発見しましたが、全てに通用するわけではありません。だしがなくては日本食、先へ進めません。顆粒で十分ですから、かつおだし、いりこだし(ワタシは多用します)そしてこぶだしは入荷して欲しい!と切に願います。
応援します、若い力。Meet Iceland
アイスランド人の住居(建造物としての家と家具などのインテリアなども含む)に対するこだわりは相当なものがありますし、日本人が集まるとごくごく自然に食べ物の話題で盛り上がっています。
この時期には多くのアイスランド在住の邦人の方が夏休みで日本へ帰省されます。その中でFacebookなどをしている方々はまず例外なく日本での食卓や料理のアップの写真をアップしています。それを見ながらアイスランド残留組も喜んでいるのですから、日本人の食べ物好きは終わりがないようです。
アイスランドに限らず、北欧の文化というのは非常に粗雑に言ってしまうと「食に関心がない文化」だと私は思っています。それでも最近は他文化圏の影響を受けてか、アイスランドでは食に対する関心が高まってきているように感じます。例えば「マルチカルチュラルイベント」などで日本やタイ、フィリピンなどの国の「味見屋台」が並ぶと、間違いなくお客さんが殺到します。
アイスランドではここ十年くらい、お寿司が人気で「ニホン」といば「スシ」の感がありました。在留邦人の間では多少食傷してきている面がありまして、「日本には寿司以外にも、美味しいものはいっぱいあるぜよ~!」と言いたくなってきています。
そこで私自身もよくFacebookにカツ丼やうどんなどの日本風の手料理の写真などを載せて視野を広げてもらおうと努めています。多くのアイスランド人の(Facebook)友達が「いいネ」を付けてきますしポジティブなコメントを残してくれますので、食べてもらえる機会さえあればもっと日本食についてのバランスの取れた像を持ってもらえると思うのです。
また必ず「レシピーは?」と尋ねてくる人がいます。「日本食を勝手に広めよう運動」に加担しているワタシとしては無下にすることもできず、なるべくYoutubeとかで英語版のレシピービデオを捜して教えてあげようと努めています。
余談ですがなぜ自分でレシピーを書いてあげないのか?というと、言い訳になりますがアイスランド語でレシピーを書くというのはとてつもなく面倒くさい作業なのです。分量の単位や食材の勘定の仕方など、名詞に性があり、単数複数でも語形変化するアイスランド語では、それだけでもレシピーは複雑極まるものにります。
加えて私たちにはお馴染みの「みじん切り」「短冊切り」「ひたひたにして」「全体に油を回す」「大きく混ぜる」等々、日本語でならフィーリングフィットでよーく分かるこれらの表現、どう言えばいいのか~?
というわけで、レシピーをきちんと伝えるということは「勝手に日本食を広める運動」の壁のひとつです。
もうひとつ、壁があります。それは食材です。食材と言っても魚や肉のことではありません。昨今ではありがたいかな、スーパーでもうどん、そば、キッコーマンの醤油やみりんも売っています。しかし、悲しいかな「だし」を売っていないのです。ということは、めんつゆを作る術がないのです。
じゃあ、どうやって食べるの、そばとうどん?
かつおだし、いりこだし、こぶだしなどはどのような日本料理を作るにも不可欠なイロハだと思います。ところがこのイロハの部分がスポンと抜け落ちてしまっているのです。日本食の伝わり方に始めからボタンの掛け違いのような部分があったということでしょうね。
試行錯誤してカツ丼などを作る際にはKnorrのフィッシュブイヨンでも代用できそうなことを発見しましたが、全てに通用するわけではありません。だしがなくては日本食、先へ進めません。顆粒で十分ですから、かつおだし、いりこだし(ワタシは多用します)そしてこぶだしは入荷して欲しい!と切に願います。
応援します、若い力。Meet Iceland