アイスランドは小国であり、その故に高低差が少なく全てがアクセスレンジにあるということはこれまでにも繰り返して書いてきました。実際これはアイスランド解明のためのキーワードであると考えています。
全てが手に届く距離にあるということは(もちろんこれは「傾向」出会って、実際には近づけないものもありますよ。(*^^*) )面白いことであって、例えば映画館で隣り合って座ったのが総理大臣、ということもあり得るのです。
この距離の近さはその根底には「みんな同じ町で育った」的なムラ人情みたいなものがあります。ですからキャリアの中で誰かが有名になったり出世したりしても、根本の「おらが仲間」という意識は消えないでいるようです。
で、結果どうなるかというとセレブとか有名人とかの存在に対する感覚が、例えば日本でなどとは相当違うものになっていると思います。以前街の通りを歩いている時、一緒にいたアイスランド人の友人が「前にいるの、ビョルクよ」とささやきました。確かにスーパースターでした。でも誰も何も特別なことはしませんしそれだけでした。
サインをねだったり追っかけをしたりということはまずないことではないかと思います。Lady Gagaが来た時には大騒ぎしてましたから「アイスランド人の中では」という限定付きかもしれません。
これを別のアングルから見ると、例えば一般市民が誰か著名人の友人を持っていたり、親交があったりしてもそれをことさらに言うようなことはしません。別に謙遜なわけではなくしないのが普通なのです。
私の特に親しい友人にリルヤというきれいな女性がいます。彼女はチェスの天才で若い頃から北欧タイトルを獲ったり世界戦に出たりしていました。親しくなってからそのことを知ったのですが、その後さらに彼女は国会議員になりメディアに連日登場するようになりました。
その彼女が議員になる前に言っていたのですが「よく外国の人がアイスランドでは大統領がスーパーで買い物をしていて社会がリベラルだとか言うけど、そうじゃないの。リベラルとかじゃなくてそれが普通なの、私たちの文化では」と言っていました。
これはひけらかしではなくて、このことを伝えるために例証したいから言いますが、私も何回か経験があります。スーパーで買い物かごを下げてレジへ行ったら、前にいた老婦人が振向いて声をかけてきました。「こんにちは、トシキ・トーマ。どう最近は?」前大統領のヴィグディス夫人で、自分でお買い物最中だったようです。
また先日はス-パーの外の駐車場でこちらの国民的アイドルのパトゥル・オスカルという人気歌手とばったり。「ハイ」「ハイ」と軽い挨拶。特に親しいわけではないのですが顔見知りで、会えば必ず挨拶はします。
こういうのは個人的にはもちろん楽しい経験なのですが、全く全然(強調!)他者に自慢するような分野の事柄ではないのです。ちいちゃな社会の中での「みんなおらが仲間」という文化の中での人間関係。長くいれば誰とでも会う機会ができますし、知り合いになれば挨拶ぐらいはするでしょう。誰が誰と知り合いになろうがそれ以上でもそれ以下でもない、それだけのことなんです。
日本や他の大国ではセレブ、スターと庶民は完璧に二分されていますよね。だからたまにスターの知り合いだったりすると、それだけで特待シートに案内されたりすることもあるようで。スターが特待されるのは納得できますが、そこから派生的に分与される「特権」?というのはどうなんでしょうか?
そうは言っても、もし、仮に、あり得ないこととしても水野真紀さんがワタシの知り合いだったら、ハンドスピーカーで言いふらして歩くだろうな...
応援します、若い力。Meet Iceland
藤間/Tomaへのコンタクトは:nishimachihitori アット gmail.com
全てが手に届く距離にあるということは(もちろんこれは「傾向」出会って、実際には近づけないものもありますよ。(*^^*) )面白いことであって、例えば映画館で隣り合って座ったのが総理大臣、ということもあり得るのです。
この距離の近さはその根底には「みんな同じ町で育った」的なムラ人情みたいなものがあります。ですからキャリアの中で誰かが有名になったり出世したりしても、根本の「おらが仲間」という意識は消えないでいるようです。
で、結果どうなるかというとセレブとか有名人とかの存在に対する感覚が、例えば日本でなどとは相当違うものになっていると思います。以前街の通りを歩いている時、一緒にいたアイスランド人の友人が「前にいるの、ビョルクよ」とささやきました。確かにスーパースターでした。でも誰も何も特別なことはしませんしそれだけでした。
サインをねだったり追っかけをしたりということはまずないことではないかと思います。Lady Gagaが来た時には大騒ぎしてましたから「アイスランド人の中では」という限定付きかもしれません。
これを別のアングルから見ると、例えば一般市民が誰か著名人の友人を持っていたり、親交があったりしてもそれをことさらに言うようなことはしません。別に謙遜なわけではなくしないのが普通なのです。
私の特に親しい友人にリルヤというきれいな女性がいます。彼女はチェスの天才で若い頃から北欧タイトルを獲ったり世界戦に出たりしていました。親しくなってからそのことを知ったのですが、その後さらに彼女は国会議員になりメディアに連日登場するようになりました。
その彼女が議員になる前に言っていたのですが「よく外国の人がアイスランドでは大統領がスーパーで買い物をしていて社会がリベラルだとか言うけど、そうじゃないの。リベラルとかじゃなくてそれが普通なの、私たちの文化では」と言っていました。
これはひけらかしではなくて、このことを伝えるために例証したいから言いますが、私も何回か経験があります。スーパーで買い物かごを下げてレジへ行ったら、前にいた老婦人が振向いて声をかけてきました。「こんにちは、トシキ・トーマ。どう最近は?」前大統領のヴィグディス夫人で、自分でお買い物最中だったようです。
また先日はス-パーの外の駐車場でこちらの国民的アイドルのパトゥル・オスカルという人気歌手とばったり。「ハイ」「ハイ」と軽い挨拶。特に親しいわけではないのですが顔見知りで、会えば必ず挨拶はします。
こういうのは個人的にはもちろん楽しい経験なのですが、全く全然(強調!)他者に自慢するような分野の事柄ではないのです。ちいちゃな社会の中での「みんなおらが仲間」という文化の中での人間関係。長くいれば誰とでも会う機会ができますし、知り合いになれば挨拶ぐらいはするでしょう。誰が誰と知り合いになろうがそれ以上でもそれ以下でもない、それだけのことなんです。
日本や他の大国ではセレブ、スターと庶民は完璧に二分されていますよね。だからたまにスターの知り合いだったりすると、それだけで特待シートに案内されたりすることもあるようで。スターが特待されるのは納得できますが、そこから派生的に分与される「特権」?というのはどうなんでしょうか?
そうは言っても、もし、仮に、あり得ないこととしても水野真紀さんがワタシの知り合いだったら、ハンドスピーカーで言いふらして歩くだろうな...
応援します、若い力。Meet Iceland
藤間/Tomaへのコンタクトは:nishimachihitori アット gmail.com