暑中お見舞い申し上げます。
七月中旬です。日本では梅雨明けが早かったようですね。ネットで連日のようにどこそこで35度を越えたとかのニュースを目にしています。熱中症になって搬送される人も昨年の二倍以上だとか。熱中症、落雷、ゲリラ豪雨。夏の落とし穴にくれぐれも気をつけてください。
そういうこちら、アイスランドは冷夏です。東部や北部の一部では時折20度近い気温になることもあるようですが、レイキャビク近郊では気温8-12度の日が続いています。今月前半のレイキャビクの平均気温は9,3度、この一週間での日照時間は合計で16,6時間(日の出から日の入りまで約20時間ある一日で、ですよ)というありさまです。冷夏ャビクか?
先日こちらに在住しているきれいな邦人女性から聞いたのですが「冷夏が10年毎くらいにやってくる」という説があるということです。確か今年は四月の平均気温がレイキャビクでは2000年以来の低さだったと記憶しています。だから2000年も冷夏だったんでしょうね、はっきりとは覚えていませんが。13年前か。
そういえば私がアイスランドに移ってきた1992年も冷夏でした。1992年-2000年-2013年。「冷夏10年周期説」当たっているのかも。
もうひとつ、経験的に学んだことがあるのですが、ヨーロッパの大陸の方で大雨や寒い日々の時はアイスランドでは暖かい好天、逆に大陸が暑い日々の場合はここでは天気が悪いということです。おそらくきちんとした気象学的な説明があることなのだろうと考えます。

我が家のベランダの寒暖計 7月12日正午 気温10度です
天候に関しては別のことも感じています。多分「地球温暖化」ということなのだと思うのですが。
前述のように私がこちらへ移ってきた1992年の夏は冷夏だったのですが、それ以降の「普通の夏」でも日本的な「ナツー!」ということはまずなかった、と記憶しています。なんというか、よくいえば「高原の夏」のような感じで、外気はいつもヒヤッとしていました。
だから外へ出る際はいちいち何かをはおる必要があり、Tシャツにショーツでサンダル履きという感じで外に出れる日本の夏を恋しがったものです。
ところがです。ここ7、8年でしょうか?暖かい風が吹く夏の日があるようになってきたのです。私の住んでいる古アパートは海のすぐそばにあり、かつ私の住居は四階にあるので、夏でもベランダにはたいてい海風が冷たかったのですが、最近はたまにモワッとする空気を感じることさえあります。
冬についても同様なようです。一昨年でしたか、雪がかなりしつこくて愚痴ることの多かった冬でした。そしたら行きつけの床屋さんが言うには(本筋ではありませんが、その床屋さん自身はツルツルで散髪の必要はないようです)「自分が子供の頃にはいつもこのくらいの雪が降ったんだよ」。
多分、冬もゆるゆると暖かくなってきているのでしょう。
ただ、去年の冬は南部では雪のない冬でしたが、北部では九月のゲリラ雪に始まり相当な厳しい冬でダメージが大きかったと報じられていました。「温暖化」と一口に言っても、それは大きな流れのことで実際の一夏一冬のありようはそう単純ではないようです。
それにしてもこの冷夏、スカッとしません。気温が上がらないだけではなく毎日毎日曇りと小雨。もやもやします。酷暑の日本の皆さんには「フザケンなー!」と怒られるでしょうが「夏よ、来い! 夏よ、恋々!」です。
応援します、若い力。Meet Iceland
藤間/Tomaへのコンタクトは:nishimachihitori アット gmail.com
七月中旬です。日本では梅雨明けが早かったようですね。ネットで連日のようにどこそこで35度を越えたとかのニュースを目にしています。熱中症になって搬送される人も昨年の二倍以上だとか。熱中症、落雷、ゲリラ豪雨。夏の落とし穴にくれぐれも気をつけてください。
そういうこちら、アイスランドは冷夏です。東部や北部の一部では時折20度近い気温になることもあるようですが、レイキャビク近郊では気温8-12度の日が続いています。今月前半のレイキャビクの平均気温は9,3度、この一週間での日照時間は合計で16,6時間(日の出から日の入りまで約20時間ある一日で、ですよ)というありさまです。冷夏ャビクか?
先日こちらに在住しているきれいな邦人女性から聞いたのですが「冷夏が10年毎くらいにやってくる」という説があるということです。確か今年は四月の平均気温がレイキャビクでは2000年以来の低さだったと記憶しています。だから2000年も冷夏だったんでしょうね、はっきりとは覚えていませんが。13年前か。
そういえば私がアイスランドに移ってきた1992年も冷夏でした。1992年-2000年-2013年。「冷夏10年周期説」当たっているのかも。
もうひとつ、経験的に学んだことがあるのですが、ヨーロッパの大陸の方で大雨や寒い日々の時はアイスランドでは暖かい好天、逆に大陸が暑い日々の場合はここでは天気が悪いということです。おそらくきちんとした気象学的な説明があることなのだろうと考えます。
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我が家のベランダの寒暖計 7月12日正午 気温10度です
天候に関しては別のことも感じています。多分「地球温暖化」ということなのだと思うのですが。
前述のように私がこちらへ移ってきた1992年の夏は冷夏だったのですが、それ以降の「普通の夏」でも日本的な「ナツー!」ということはまずなかった、と記憶しています。なんというか、よくいえば「高原の夏」のような感じで、外気はいつもヒヤッとしていました。
だから外へ出る際はいちいち何かをはおる必要があり、Tシャツにショーツでサンダル履きという感じで外に出れる日本の夏を恋しがったものです。
ところがです。ここ7、8年でしょうか?暖かい風が吹く夏の日があるようになってきたのです。私の住んでいる古アパートは海のすぐそばにあり、かつ私の住居は四階にあるので、夏でもベランダにはたいてい海風が冷たかったのですが、最近はたまにモワッとする空気を感じることさえあります。
冬についても同様なようです。一昨年でしたか、雪がかなりしつこくて愚痴ることの多かった冬でした。そしたら行きつけの床屋さんが言うには(本筋ではありませんが、その床屋さん自身はツルツルで散髪の必要はないようです)「自分が子供の頃にはいつもこのくらいの雪が降ったんだよ」。
多分、冬もゆるゆると暖かくなってきているのでしょう。
ただ、去年の冬は南部では雪のない冬でしたが、北部では九月のゲリラ雪に始まり相当な厳しい冬でダメージが大きかったと報じられていました。「温暖化」と一口に言っても、それは大きな流れのことで実際の一夏一冬のありようはそう単純ではないようです。
それにしてもこの冷夏、スカッとしません。気温が上がらないだけではなく毎日毎日曇りと小雨。もやもやします。酷暑の日本の皆さんには「フザケンなー!」と怒られるでしょうが「夏よ、来い! 夏よ、恋々!」です。
応援します、若い力。Meet Iceland
藤間/Tomaへのコンタクトは:nishimachihitori アット gmail.com