こんにちは/こんばんは。
しつこくサッポロシリーズです。このマイナーブログの当初よりの目標のひとつは –目標というのは大袈裟かもしれませんが– アイスランドと日本の日常生活の中で気付かされる「あなたの常識はこちらの非常識」みたいなことをご紹介することでした。
これはどちらが良い、という優劣の問題というよりは –問題によっては優劣はありますが– それ以前に「ところ変われば品変わるんだ」ということの自覚がまず大切と考えてきました。
四年ぶりに帰省した札幌で、まだあといくつかそのような違いを発見しましたので、もう少しだけ続けさせていただきます。
全般的に言って、日本の食文化の豊かさはアイスランドの比ではないと思います。この点はもう何度もこのブログで触れてきました。前回触れた「スシロー」なんかもそのうちのひとつでしょう。
青のテレビ塔
Pic by Me
今回「食文化」について一番感じさせられたのが、コンビニで買える菓子パン・調理パンに関してでした。グランドホテル滞在中、私はホテルの朝食バイキングに何千円も払うつもりはなく、近所のコンビニで調理パン類とインスタントコーヒーを買いBreakfastとしました。
コンビニは主にローソンかセブンイレブンだったのですが、そこで私は大好きなカレーパン、焼きそばパン、それに大、大、大好きなアップルパイの菓子パンを毎日買い込みました。
アップルパイって、アイスランドではなぜか美味しくないのです。パイ生地がパイではなく、フツーのスポンジであることが多いからです。あれは多分、デンマークがそういうのをアップルパイだと思っていて、アイスランドはその影響下にあるものと思います。
とにかく、この美味のアップルパイが、街のそこここにあるコンビニで毎日120円かそこらで買えるというのは、素晴らしいことですよ。カレーパンも同じく。焼きそばパンはまだしも、カレーパンは自分では作れません。次に食べられるのは、次にやって来る時なのです。ちょっと悲しい。
そして、ここに今回新しいメンバーが加わりました。セブンイレブンの「バタースコッチ」というパンです。これ、中には何も入っていないバター風味の普通のパンなのですが、美味しいです。適度に甘い香り。帰り際にふたつ買ってスーツケースの隅に押し込んできました。
アイスランドにも美味しいパンはあるんですけどね。この美味しさはないな、それでも。日本皆さんがこれ食べたら、美味しく感じるんでしょうか?それとも「フツー」なのかな?
赤のテレビ塔
Pic by Me
日常的に消費する食品・嗜好品類の中でもう一点感じたのが –これも、もとより知っていたことですが– お酒の値段の安さです。ワタシ、この夏よりお酒を一切止めていたのですが、札幌滞在中は晩酌しました。
好物はアイリッシュ・ウイスキーなのですが、ウイスキーはアイスランドでは高価な品物です。ジョン・ジェイムソンという非常に大衆的な銘柄があるのですが、これが普通サイズ(700cc)で7999クローナします。ちなみに、今のレートでは大体1000クローナが1100円なので、8000円強。
同じものをビックカメラのお酒コーナーで見かけたのですが、なんと1980円。4分の一か?! 今回、私が好んで飲んだのがジャック・ダニエルズというテネシー・ウイスキーでしたが、この350ccのちょいミニサイズがローソンとかで、14~500円くらいだったと思います。こちらの酒屋で見たら4500クローネですよ。
これは、こちらの政策で酒税を重くしているからなんです。なぜかというとお酒の飲み過ぎで生活落伍者になる輩が多いからです。それはそれでわかるんですが、昨今、多くの観光客をお迎えしているアイスランド、お客様たちがお酒の値段を見て腰を抜かす事態が増えているとか。匙加減が難しい問題です。
ジョン・ジェイムスソン 安い
Pic by Me
さて、もうひとつ「アイスランドではそうは行かない」ということをワタシは札幌でエンジョイしました。それはメガネです。
私はかつて仮性近視で、裸眼での視力が0,5くらいだったと思います。で、もちろん運転時には「眼鏡等」の使用が義務付けられていました。そこで、十年以上前まで、当時の帰省先の八王子でメガネをつくってもらっていました。
ここ数年、それらのメガネ(複数)の度がさすがに合わなくなってきました。老眼が出てきていますが、そのためか裸眼の視力は以前よりずっと良くなっている気がします。
ずいぶん前の話しですが「近視と老眼はシステムが全然違う現象だから、老眼になっても近視は矯正されないよ」と聞いていました。でも今現在、ワタシは前よりよく見えるんですけど...?
とにかく、それでもきちんと合ったメガネは必要。これを日本で作りたかったのです。第一の理由は、アイスランドであの視力測定時の緑と赤の対象を覗き込みながら、どちらがどれだけはっきり見える、とかのビミョーな説明をアイスランド語でする自信がなかったのと、アイスランドでメガネを作ると高いのです。多分、5~6万クローネはかかるでしょう。
娘が以前、札幌のZoffでメガネを作ったら「早いし安いし具合いいし」と言っていたので、私もZoffへ詣でました。札幌駅周辺には三か所かな?Zoffのお店があるのですが、私が行ったのは大丸の中のお店。
親切丁寧なスタッフの方に検眼してもらい、発注。一時間でできるとのこと。ハヤッ!しかもセットレンズなら一万円するかしないか。ヤスッ!日本の皆さんはこの幸せを噛み締めているでしょうか?
幸せなワタシはなんと三つもメガネを発注してしまいました。スペア用と、サングラス仕様も含めて。ホント言うと、後からさらにふたつほど... ワタシ、メガネフェチなんです。
メガネ作りは、今回の帰省のひとつの目的でしたので、私としては大満足。次回来た時には遠近両用をゲットするつもり。そういう特殊な代物は十日くらいかかる、と言うので、今回は泣く泣く諦めたのでした。
美味い!と感じたセブンイレブンのバタースコッチ あなたはどう思いますか?
Pic by Me
さて、最後に以上とは異なる性格のビックリをひとつ。
母がお世話になっているマッサージの先生がいるのですが、この方女性で、いろいろと懇意にしてくださるのだそうです。息子の私にしてみれば、まさしく天使のような存在です。
母によると、その方が「下の息子さん、最近ブログ止めちゃったんですか?」と尋ねたそうで。「え?読んでくれていたのか?」とこれはホントのホントにビックリさせられました。ありがたいことで。母は読まないんですけどね。
更新が滞っていた時期に、他にもいくつか問い合わせや激励をいただきました。それも嬉しい限りです。一番の励みですね。なんとか途切れてしまわないように続けていきまーす。ありがとうございます。(*^^*)
*これは個人のプライベート・ブログであり、公的なアイスランド社会の広報、観光案内、あるいはアイスランド国民教会のサイトではありません。記載内容に誤りや不十分な情報が含まれることもありますし、述べられている意見はあくまで個人のものですので、ご承知おきください。
藤間/Tomaへのコンタクトは:nishimachihitori @gmail.com
Church home page: Breidholtskirkja/ International Congregation
Facebook: Toma Toshiki
しつこくサッポロシリーズです。このマイナーブログの当初よりの目標のひとつは –目標というのは大袈裟かもしれませんが– アイスランドと日本の日常生活の中で気付かされる「あなたの常識はこちらの非常識」みたいなことをご紹介することでした。
これはどちらが良い、という優劣の問題というよりは –問題によっては優劣はありますが– それ以前に「ところ変われば品変わるんだ」ということの自覚がまず大切と考えてきました。
四年ぶりに帰省した札幌で、まだあといくつかそのような違いを発見しましたので、もう少しだけ続けさせていただきます。
全般的に言って、日本の食文化の豊かさはアイスランドの比ではないと思います。この点はもう何度もこのブログで触れてきました。前回触れた「スシロー」なんかもそのうちのひとつでしょう。
青のテレビ塔
Pic by Me
今回「食文化」について一番感じさせられたのが、コンビニで買える菓子パン・調理パンに関してでした。グランドホテル滞在中、私はホテルの朝食バイキングに何千円も払うつもりはなく、近所のコンビニで調理パン類とインスタントコーヒーを買いBreakfastとしました。
コンビニは主にローソンかセブンイレブンだったのですが、そこで私は大好きなカレーパン、焼きそばパン、それに大、大、大好きなアップルパイの菓子パンを毎日買い込みました。
アップルパイって、アイスランドではなぜか美味しくないのです。パイ生地がパイではなく、フツーのスポンジであることが多いからです。あれは多分、デンマークがそういうのをアップルパイだと思っていて、アイスランドはその影響下にあるものと思います。
とにかく、この美味のアップルパイが、街のそこここにあるコンビニで毎日120円かそこらで買えるというのは、素晴らしいことですよ。カレーパンも同じく。焼きそばパンはまだしも、カレーパンは自分では作れません。次に食べられるのは、次にやって来る時なのです。ちょっと悲しい。
そして、ここに今回新しいメンバーが加わりました。セブンイレブンの「バタースコッチ」というパンです。これ、中には何も入っていないバター風味の普通のパンなのですが、美味しいです。適度に甘い香り。帰り際にふたつ買ってスーツケースの隅に押し込んできました。
アイスランドにも美味しいパンはあるんですけどね。この美味しさはないな、それでも。日本皆さんがこれ食べたら、美味しく感じるんでしょうか?それとも「フツー」なのかな?
赤のテレビ塔
Pic by Me
日常的に消費する食品・嗜好品類の中でもう一点感じたのが –これも、もとより知っていたことですが– お酒の値段の安さです。ワタシ、この夏よりお酒を一切止めていたのですが、札幌滞在中は晩酌しました。
好物はアイリッシュ・ウイスキーなのですが、ウイスキーはアイスランドでは高価な品物です。ジョン・ジェイムソンという非常に大衆的な銘柄があるのですが、これが普通サイズ(700cc)で7999クローナします。ちなみに、今のレートでは大体1000クローナが1100円なので、8000円強。
同じものをビックカメラのお酒コーナーで見かけたのですが、なんと1980円。4分の一か?! 今回、私が好んで飲んだのがジャック・ダニエルズというテネシー・ウイスキーでしたが、この350ccのちょいミニサイズがローソンとかで、14~500円くらいだったと思います。こちらの酒屋で見たら4500クローネですよ。
これは、こちらの政策で酒税を重くしているからなんです。なぜかというとお酒の飲み過ぎで生活落伍者になる輩が多いからです。それはそれでわかるんですが、昨今、多くの観光客をお迎えしているアイスランド、お客様たちがお酒の値段を見て腰を抜かす事態が増えているとか。匙加減が難しい問題です。
ジョン・ジェイムスソン 安い
Pic by Me
さて、もうひとつ「アイスランドではそうは行かない」ということをワタシは札幌でエンジョイしました。それはメガネです。
私はかつて仮性近視で、裸眼での視力が0,5くらいだったと思います。で、もちろん運転時には「眼鏡等」の使用が義務付けられていました。そこで、十年以上前まで、当時の帰省先の八王子でメガネをつくってもらっていました。
ここ数年、それらのメガネ(複数)の度がさすがに合わなくなってきました。老眼が出てきていますが、そのためか裸眼の視力は以前よりずっと良くなっている気がします。
ずいぶん前の話しですが「近視と老眼はシステムが全然違う現象だから、老眼になっても近視は矯正されないよ」と聞いていました。でも今現在、ワタシは前よりよく見えるんですけど...?
とにかく、それでもきちんと合ったメガネは必要。これを日本で作りたかったのです。第一の理由は、アイスランドであの視力測定時の緑と赤の対象を覗き込みながら、どちらがどれだけはっきり見える、とかのビミョーな説明をアイスランド語でする自信がなかったのと、アイスランドでメガネを作ると高いのです。多分、5~6万クローネはかかるでしょう。
娘が以前、札幌のZoffでメガネを作ったら「早いし安いし具合いいし」と言っていたので、私もZoffへ詣でました。札幌駅周辺には三か所かな?Zoffのお店があるのですが、私が行ったのは大丸の中のお店。
親切丁寧なスタッフの方に検眼してもらい、発注。一時間でできるとのこと。ハヤッ!しかもセットレンズなら一万円するかしないか。ヤスッ!日本の皆さんはこの幸せを噛み締めているでしょうか?
幸せなワタシはなんと三つもメガネを発注してしまいました。スペア用と、サングラス仕様も含めて。ホント言うと、後からさらにふたつほど... ワタシ、メガネフェチなんです。
メガネ作りは、今回の帰省のひとつの目的でしたので、私としては大満足。次回来た時には遠近両用をゲットするつもり。そういう特殊な代物は十日くらいかかる、と言うので、今回は泣く泣く諦めたのでした。
美味い!と感じたセブンイレブンのバタースコッチ あなたはどう思いますか?
Pic by Me
さて、最後に以上とは異なる性格のビックリをひとつ。
母がお世話になっているマッサージの先生がいるのですが、この方女性で、いろいろと懇意にしてくださるのだそうです。息子の私にしてみれば、まさしく天使のような存在です。
母によると、その方が「下の息子さん、最近ブログ止めちゃったんですか?」と尋ねたそうで。「え?読んでくれていたのか?」とこれはホントのホントにビックリさせられました。ありがたいことで。母は読まないんですけどね。
更新が滞っていた時期に、他にもいくつか問い合わせや激励をいただきました。それも嬉しい限りです。一番の励みですね。なんとか途切れてしまわないように続けていきまーす。ありがとうございます。(*^^*)
*これは個人のプライベート・ブログであり、公的なアイスランド社会の広報、観光案内、あるいはアイスランド国民教会のサイトではありません。記載内容に誤りや不十分な情報が含まれることもありますし、述べられている意見はあくまで個人のものですので、ご承知おきください。
藤間/Tomaへのコンタクトは:nishimachihitori @gmail.com
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