九月も中旬に入りました。今、このブログを書き始めた14日金曜日の午後六時半、窓の外にはまさしく秋晴れの青空が広がっています。今日はレイキャビクでは金色の陽光が注ぎ込む、清々しい秋の一日となりました。
日本では、大方二十度後半の気温のようですが、ところによっては三十度越えのところもまだあるようですね。ハタから見ていると「ニッポンって、暑い国だったんだなぁ」と感じ入ってしまいます。
前々回、前回とチョープライベートなトピックで、ダイエット等について書きました。別にレイキャビクでやろうが、東京でやろうが変わりないダイエットだと思うのですが、いつもいつもアイスランドべったりのトピックがコロがっているわけでもなく、私自身にも「書きたいこと」というものがありますのでご了承ください。
さらに、このブログに目を通してくださる奇特な皆さんの中には「特別な行事とかでなくても、普段のアイスランドでの生活についても知りたい」という方もあるのです。
そういう声を、自分に都合のいいように解釈させていただき、今回も特別なイベントでも、特記すべき印象的なことでもない、平凡なプライベートの一端について書かせていただきます。
最近の過去三年くらいと異なり、そんなに多忙でもない夏(六七月)を過ごした私は、その間「この世の春」とばかりにダイエットや(十八年ぶりの)筋トレを楽しみながら過ごしました。おかげさまで、健康状態は抜群です。
八月になってから、教会へ訪れる新しい難民の人たちが増えてきたこともあり、仕事量はだんだんと普通に戻ってきましたし、八月中旬になって教会でも新年度が始めると、やや忙しめの状態になりました。
九月になりますと「結構忙しいね」的な日々に入り、週の予定の組み替えなどが頻繁に必要になってきました。それはそれで、全然構わないのです。ですが、今週は相当忙しく、かつせわしく過ごさざるを得ませんでしたし、来週も引き続きそうなりそうです。なぜかというと、オフィスの引っ越しがあるからなのです。
ヒャットラ教会
Myndin er ur Hjallakirkja.is
私は、三年前の十一月にから、レイキャビクの隣りの町のコーパヴォーグルというところにあるヒャットラ教会というところにオフィスの居候をしています。閑静な住宅地にあるきれいな教会で、非常に良いオフィス環境です。
ヒャットラ教会への引っ越しについてはこちらも
さらにヒャットラ教会について
ところが、ひとつだけ難点があり、どこにあるのかが非常にわかりにくい教会なのです。教会(堂)というのは、わりと自己主張が強い性向があり「ここあるぞ!」ということを知らしめるような造りのものが多いのものです。
ですが、このヒャットラ教会は控えめというか、奥ゆかしいというか、その真ん前にやってくるまでは「そこに教会がある」ということに気がついてもらえないような造りなのです。
加えて、バスでやってくるにもちょっと不便なところにあります。バス停は教会の真ん前にひとつあるのですが、その反対側の方面からくるバスは、通り二つ分離れたところに止まってしまい、そこから教会までの道筋がわかりづらいのです。
一方で、私がお世話している集会は、難民の人が中心ですから、アイスランドに到着してまだ間もない人が多いわけです。で、その人たちが教会を見つけ、またそこまでやってくるのに相当苦労する様を見ていた私は決断しました。
去年の夏から集会の場所を、隣りにある教会で立地条件が全く違うブレイズホルトゥス教会というところへ移したのです。この教会はバスのハブステーションの隣りにあり、かつユニークな目立つ建物なので、迷う人はまずいません。
そういうわけで、私はオフィスのあるヒャットラ教会から、週一の集会の度に隣りのブレイズホルトゥス教会へ通うことになりました。
ところが、日が経つにつれて、定例の集会に加えて、特別に面談をしたり、打ち合わせをしたりということも多くなっていき、オフィスにいるよりも、ブレイズホルトゥス教会にいることの方が多くなってきました。
それでいろいろ話し合った結果、オフィスそのものを移すのはどうか?という話題になったわけです。
コージーなヒャットラ教会のマイオフィス 文句なしです
さらに、同じ時期ですが、ヒャットラ教会にも新しい状況が生まれました。ヒャットラ教会は、先に書きました様に控えめな教会で、常駐しているフルタイムのスタッフは五人しかいません。教区主任牧師、牧師(副牧師のようなものですが、そういう名称を使いません)、オルガニスト、ハウスキーパー、そして居候牧師の私です。
私が居候を始めた2015年11月以降、ひとりまたひとりと、新しいポジションへと転身が始まりました。まずは牧師、続いて主任牧師。そしてこの夏にハウスキーパーが新しい人になり、さらにこの九月からオルガニストも新しい女性に。
別に、教会にタタリがあって、皆が恐れて逃げ出しているわけではないんです。皆、其々のきちんとした理由により、新しいポジションにチャレンジしていきました。結果、三年経ったら、居候の私が一番の古顔になってしまったわけです。
さらに気がつけば、私以外はすべて女性。しかも平均年齢、ワタシより二十歳くらい若い?先日のスタッフ会議など、フルタイムスタッフの女性軍四人に加えて、パートの子供係の女性が加わってぺチャペチャキャーキャー、まあ楽しそうなこと。
幸か不幸か、私はそのスタッフ会議に出席の義務はないので、楽しさのお裾分けはありませんでした。ホッ...
実は私は「女性ばっか」の職場状況にはかなり慣れていました。アイスランドに来てからなのですが、私自身「清く正しく美しい」心を持っていますので、特に問題もなくやってきました。
ですが、今の状況は、年齢的に二十歳以上離れている女性軍団なので、多少「世界が違う」感は否めません。退散の時期かも。
ヒャットラ教会 別角度から 教会には見えない(*^^*)
Myndin er ur Hjallakirkja.is
というようなことは、直接には関係しなかったものの、私のブレイズホルトゥス教会への引っ越しは、七月の始めには決定的となりました。
ところがそこには、まだ越えるべき大きな障害があったのです。ブレイズホルトゥス教会は、既に他のスタッフがビッチリ詰めており、私のオフィスになり得る部屋がないのです!
ここはヒャットラ教会とは違い、スタッフが多い教会です。地区の地区長である牧師さんとその秘書の方、地区所属の牧師、教区主任牧師、オルガニスト、ハウスキーパー二人、全教会の高齢者のためのケアサービスの責任者であるディアコニッサ(牧師のように特別な教育を受けて任命されるポジションです)と、常駐八人。
教会そのものはそんなに大きくないので、使える部屋はすべて使い切っていますし、地区の牧師さんなんか、物置を改造したオフィスに閉じ込められています。非常に背の高い人なのに。
実はこの牧師さんは神学博士号をふたつも持つ学者さんで、オフィスよりは自宅の書斎にいる方が多い方なのでした。
いずれにしても、そのような満杯の教会に、新たに居候など「話しにならないではないか!?」と思われましょうが、そこがアイスランド。ノー天気でThetta reddast セッタ レッダスト「何とかなるさ」
本当に何とかなるのでしょうか?
というところで、長くなりましたので、続きは次回持ち越しです。他愛もない話しで申し訳ありませんが、実際の生活とはこんなものなのでした。
藤間/Tomaへのコンタクトは:nishimachihitori @gmail.com
Home Page: www.toma.is
日本では、大方二十度後半の気温のようですが、ところによっては三十度越えのところもまだあるようですね。ハタから見ていると「ニッポンって、暑い国だったんだなぁ」と感じ入ってしまいます。
前々回、前回とチョープライベートなトピックで、ダイエット等について書きました。別にレイキャビクでやろうが、東京でやろうが変わりないダイエットだと思うのですが、いつもいつもアイスランドべったりのトピックがコロがっているわけでもなく、私自身にも「書きたいこと」というものがありますのでご了承ください。
さらに、このブログに目を通してくださる奇特な皆さんの中には「特別な行事とかでなくても、普段のアイスランドでの生活についても知りたい」という方もあるのです。
そういう声を、自分に都合のいいように解釈させていただき、今回も特別なイベントでも、特記すべき印象的なことでもない、平凡なプライベートの一端について書かせていただきます。
最近の過去三年くらいと異なり、そんなに多忙でもない夏(六七月)を過ごした私は、その間「この世の春」とばかりにダイエットや(十八年ぶりの)筋トレを楽しみながら過ごしました。おかげさまで、健康状態は抜群です。
八月になってから、教会へ訪れる新しい難民の人たちが増えてきたこともあり、仕事量はだんだんと普通に戻ってきましたし、八月中旬になって教会でも新年度が始めると、やや忙しめの状態になりました。
九月になりますと「結構忙しいね」的な日々に入り、週の予定の組み替えなどが頻繁に必要になってきました。それはそれで、全然構わないのです。ですが、今週は相当忙しく、かつせわしく過ごさざるを得ませんでしたし、来週も引き続きそうなりそうです。なぜかというと、オフィスの引っ越しがあるからなのです。
ヒャットラ教会
Myndin er ur Hjallakirkja.is
私は、三年前の十一月にから、レイキャビクの隣りの町のコーパヴォーグルというところにあるヒャットラ教会というところにオフィスの居候をしています。閑静な住宅地にあるきれいな教会で、非常に良いオフィス環境です。
ヒャットラ教会への引っ越しについてはこちらも
さらにヒャットラ教会について
ところが、ひとつだけ難点があり、どこにあるのかが非常にわかりにくい教会なのです。教会(堂)というのは、わりと自己主張が強い性向があり「ここあるぞ!」ということを知らしめるような造りのものが多いのものです。
ですが、このヒャットラ教会は控えめというか、奥ゆかしいというか、その真ん前にやってくるまでは「そこに教会がある」ということに気がついてもらえないような造りなのです。
加えて、バスでやってくるにもちょっと不便なところにあります。バス停は教会の真ん前にひとつあるのですが、その反対側の方面からくるバスは、通り二つ分離れたところに止まってしまい、そこから教会までの道筋がわかりづらいのです。
一方で、私がお世話している集会は、難民の人が中心ですから、アイスランドに到着してまだ間もない人が多いわけです。で、その人たちが教会を見つけ、またそこまでやってくるのに相当苦労する様を見ていた私は決断しました。
去年の夏から集会の場所を、隣りにある教会で立地条件が全く違うブレイズホルトゥス教会というところへ移したのです。この教会はバスのハブステーションの隣りにあり、かつユニークな目立つ建物なので、迷う人はまずいません。
そういうわけで、私はオフィスのあるヒャットラ教会から、週一の集会の度に隣りのブレイズホルトゥス教会へ通うことになりました。
ところが、日が経つにつれて、定例の集会に加えて、特別に面談をしたり、打ち合わせをしたりということも多くなっていき、オフィスにいるよりも、ブレイズホルトゥス教会にいることの方が多くなってきました。
それでいろいろ話し合った結果、オフィスそのものを移すのはどうか?という話題になったわけです。
コージーなヒャットラ教会のマイオフィス 文句なしです
さらに、同じ時期ですが、ヒャットラ教会にも新しい状況が生まれました。ヒャットラ教会は、先に書きました様に控えめな教会で、常駐しているフルタイムのスタッフは五人しかいません。教区主任牧師、牧師(副牧師のようなものですが、そういう名称を使いません)、オルガニスト、ハウスキーパー、そして居候牧師の私です。
私が居候を始めた2015年11月以降、ひとりまたひとりと、新しいポジションへと転身が始まりました。まずは牧師、続いて主任牧師。そしてこの夏にハウスキーパーが新しい人になり、さらにこの九月からオルガニストも新しい女性に。
別に、教会にタタリがあって、皆が恐れて逃げ出しているわけではないんです。皆、其々のきちんとした理由により、新しいポジションにチャレンジしていきました。結果、三年経ったら、居候の私が一番の古顔になってしまったわけです。
さらに気がつけば、私以外はすべて女性。しかも平均年齢、ワタシより二十歳くらい若い?先日のスタッフ会議など、フルタイムスタッフの女性軍四人に加えて、パートの子供係の女性が加わってぺチャペチャキャーキャー、まあ楽しそうなこと。
幸か不幸か、私はそのスタッフ会議に出席の義務はないので、楽しさのお裾分けはありませんでした。ホッ...
実は私は「女性ばっか」の職場状況にはかなり慣れていました。アイスランドに来てからなのですが、私自身「清く正しく美しい」心を持っていますので、特に問題もなくやってきました。
ですが、今の状況は、年齢的に二十歳以上離れている女性軍団なので、多少「世界が違う」感は否めません。退散の時期かも。
ヒャットラ教会 別角度から 教会には見えない(*^^*)
Myndin er ur Hjallakirkja.is
というようなことは、直接には関係しなかったものの、私のブレイズホルトゥス教会への引っ越しは、七月の始めには決定的となりました。
ところがそこには、まだ越えるべき大きな障害があったのです。ブレイズホルトゥス教会は、既に他のスタッフがビッチリ詰めており、私のオフィスになり得る部屋がないのです!
ここはヒャットラ教会とは違い、スタッフが多い教会です。地区の地区長である牧師さんとその秘書の方、地区所属の牧師、教区主任牧師、オルガニスト、ハウスキーパー二人、全教会の高齢者のためのケアサービスの責任者であるディアコニッサ(牧師のように特別な教育を受けて任命されるポジションです)と、常駐八人。
教会そのものはそんなに大きくないので、使える部屋はすべて使い切っていますし、地区の牧師さんなんか、物置を改造したオフィスに閉じ込められています。非常に背の高い人なのに。
実はこの牧師さんは神学博士号をふたつも持つ学者さんで、オフィスよりは自宅の書斎にいる方が多い方なのでした。
いずれにしても、そのような満杯の教会に、新たに居候など「話しにならないではないか!?」と思われましょうが、そこがアイスランド。ノー天気でThetta reddast セッタ レッダスト「何とかなるさ」
本当に何とかなるのでしょうか?
というところで、長くなりましたので、続きは次回持ち越しです。他愛もない話しで申し訳ありませんが、実際の生活とはこんなものなのでした。
藤間/Tomaへのコンタクトは:nishimachihitori @gmail.com
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