先の土曜日(二月二日)の午後いっぱい、アイスランド大学でJapan Festivalというイベントが催されました。アイスランド大学では十年前の2003年に日本語学科が設けられたのですが、その翌年度からJapan Festivalが始められ、今回で九回目になります。
当初は日本語学科への関心を煽り、学生数の確保を図る意図があったのですが、その甲斐あって?日本語学科は英語学科に次ぐ学生数を保つコースとして人気を保っています。(私は開設当初より非常勤講師プラスアルファでコースのお手伝いをしてきました)
小さな国ですので、学生数は一年次四十名くらい、二年次二十五名くらいと絶対数はそんなに大きくはなり得ません。加えて三年次では日本への交換留学に出かける学生が多く、現時点で十五名くらいが日本に滞在しているはずです。
さてJapan Festivalですが、大学と在アイスランドの日本大使館の共催です。企画運営の実動部隊は日本語学科の学生たちです。大使館は法被や浴衣などの物資の貸し出しや資金援助をしてくれます。大学に留学している邦人学生の方達や在住邦人はお茶や書道、生け花等でお助け参加です。
もう少し内容を見てみると、お寿司の試食、カラオケコーナー、書道(アイスランド人の名前や好きなことばを日本語で書いてあげる)、アニメの紹介、日本映画の試写、生け花の展示と簡単な指導、抹茶の試飲、ダンス、歌、コスプレ大賞等、かなり盛りだくさんです。まあ、「お祭り」と言っていいと思います。
十年近く続いていますので、かなりイベントとして定着してきました。とても大勢のお客さんが来てくれました。学生の皆さんはアイスランド人も日本人も学園祭的なノリで楽しんでいるようですし、終了後はそれなりに二次会もあるようで。在留邦人組も積極的に参加する皆さんは当初よりスケジュールに組み込んでいるようです。結構疲れる面もありますが、楽しいことは楽しいですね。
私自身はここのところ書道や生け花をお手伝いしてきました。今回は人材が豊かだったので書道はお任せして、生け花に張り付きました。張り付いたと言っても、正直生け花の心得等全くありません。なぜ張り付いたか?へへ。
邦人の方の中に師範免除を持つ方やきちんとお稽古をされてきた方々がいらっしゃりまして、その方々の見よう見まねで今回は四回目でした。前日に大使館で花器を選び、お花屋さんで花を買い込みます。アイスランドですからね、花の種類は限られていて難しい点です。
で、当日は朝九時頃から大学の会場に参集して活け始めます。やってみると結構面白いもので、「年一回のお楽しみ」という気楽なものなのです。どうせ分かる人いないし。
これはアイスランド在住の生け花の先生の作品です
ところがです。昨秋に正真正銘の華道の池坊の次期家元の池坊由紀さんがアイスランドへ華道のデモンストレイションにいらっしゃいました。何でも京都の池坊ビルにアイスランド名誉領事のオフィスが入っていて、その関係で池坊さんが在日アイスランド名誉総領事をお引き受けになったということ。その縁があってのアイスランド訪問だったようです。
そのデモンストレイション後に、高価な花器をこちらの大使館に寄贈していってくださいました。そして畏れ多くもその花器を今回のJapaFesの生け花で使わせていただいたのです。池坊さんが知ったら叱られるのではないか、と思うのですが、アイスランドの文化はそのように真っ平ら指向です。
ところがやはり高価なものですので、子供が触って倒した、偶然のバッティングで壊した、というようなことがあってはまずい。誰かひとりその場に付いていよう、と言う話しになったわけです。それで結果、私はずーっとそこにいましたが、いてよかったです。子供大人を問わずニアミスが何回かありましたから。
写真、アップしようかなと思ったのですけどね。万が一にでも池坊さんの目に留まるといけないので止めました。
生け花、結構面白いし奥が深そうです。これも体験してみないと分からないことですよね。ちょっと得したかな?
当初は日本語学科への関心を煽り、学生数の確保を図る意図があったのですが、その甲斐あって?日本語学科は英語学科に次ぐ学生数を保つコースとして人気を保っています。(私は開設当初より非常勤講師プラスアルファでコースのお手伝いをしてきました)
小さな国ですので、学生数は一年次四十名くらい、二年次二十五名くらいと絶対数はそんなに大きくはなり得ません。加えて三年次では日本への交換留学に出かける学生が多く、現時点で十五名くらいが日本に滞在しているはずです。
さてJapan Festivalですが、大学と在アイスランドの日本大使館の共催です。企画運営の実動部隊は日本語学科の学生たちです。大使館は法被や浴衣などの物資の貸し出しや資金援助をしてくれます。大学に留学している邦人学生の方達や在住邦人はお茶や書道、生け花等でお助け参加です。
もう少し内容を見てみると、お寿司の試食、カラオケコーナー、書道(アイスランド人の名前や好きなことばを日本語で書いてあげる)、アニメの紹介、日本映画の試写、生け花の展示と簡単な指導、抹茶の試飲、ダンス、歌、コスプレ大賞等、かなり盛りだくさんです。まあ、「お祭り」と言っていいと思います。
十年近く続いていますので、かなりイベントとして定着してきました。とても大勢のお客さんが来てくれました。学生の皆さんはアイスランド人も日本人も学園祭的なノリで楽しんでいるようですし、終了後はそれなりに二次会もあるようで。在留邦人組も積極的に参加する皆さんは当初よりスケジュールに組み込んでいるようです。結構疲れる面もありますが、楽しいことは楽しいですね。
私自身はここのところ書道や生け花をお手伝いしてきました。今回は人材が豊かだったので書道はお任せして、生け花に張り付きました。張り付いたと言っても、正直生け花の心得等全くありません。なぜ張り付いたか?へへ。
邦人の方の中に師範免除を持つ方やきちんとお稽古をされてきた方々がいらっしゃりまして、その方々の見よう見まねで今回は四回目でした。前日に大使館で花器を選び、お花屋さんで花を買い込みます。アイスランドですからね、花の種類は限られていて難しい点です。
で、当日は朝九時頃から大学の会場に参集して活け始めます。やってみると結構面白いもので、「年一回のお楽しみ」という気楽なものなのです。どうせ分かる人いないし。
これはアイスランド在住の生け花の先生の作品です
ところがです。昨秋に正真正銘の華道の池坊の次期家元の池坊由紀さんがアイスランドへ華道のデモンストレイションにいらっしゃいました。何でも京都の池坊ビルにアイスランド名誉領事のオフィスが入っていて、その関係で池坊さんが在日アイスランド名誉総領事をお引き受けになったということ。その縁があってのアイスランド訪問だったようです。
そのデモンストレイション後に、高価な花器をこちらの大使館に寄贈していってくださいました。そして畏れ多くもその花器を今回のJapaFesの生け花で使わせていただいたのです。池坊さんが知ったら叱られるのではないか、と思うのですが、アイスランドの文化はそのように真っ平ら指向です。
ところがやはり高価なものですので、子供が触って倒した、偶然のバッティングで壊した、というようなことがあってはまずい。誰かひとりその場に付いていよう、と言う話しになったわけです。それで結果、私はずーっとそこにいましたが、いてよかったです。子供大人を問わずニアミスが何回かありましたから。
写真、アップしようかなと思ったのですけどね。万が一にでも池坊さんの目に留まるといけないので止めました。
生け花、結構面白いし奥が深そうです。これも体験してみないと分からないことですよね。ちょっと得したかな?