峠おやじの「たわごと」

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7並べの日本経済

2012年09月09日 | 時事ネタ
トランプの7並べ。
皆さん、ご存じ?のこのトランプゲーム。

そのルールを改めて上げてみると・・・
1.親は各プレイヤーにカードを一枚ずつ順に、カードがなくなるまで配る。
2.カードを配り終わったら、7のカードを持っているプレイヤーは、
  手札からそのカードを取りだし、場に置 く。4枚の7は縦一列に並べて置く。
3.7の札を並べ終ると、ゲーム開始する。最初の人
  (ダイヤの7を出した人、ジャンケン、親から、親の隣からなど様々)
  から順番に1枚づつカードを場に出していく。
  出せるカードは場に出ているカードの種類と数字の次に来るカードだけである。
4.順番が来たときに「パス」を宣言し、カードを出さない選択もできる。
  ただし「パス」のできる回数はあらかじめ決めておき(3回が多い)、
  「パス」の回数がそれ以上になると退場(最下位)になる。
5.一番早く手札を出し終えた者がトップとなる。

基本的なルールはこんなところだ。
ここで7並べ序盤から中盤の展開を例示してみよう。



スペードの下の方、ハートは上下とも順調にカードが出ている。クラブは上下とも終わりかねない勢いであるのにダイヤだけは上下ともカードが出てこない。

これはダイヤの6と9を意図的に止めている状態と考えられる。止めているプレイヤーは多く持っていたクラブのカードを集中的に出し、他のプレイヤーが持っているダイヤのカードを出せないように6と9を止めるわけである。またスペードの9も意図的もしくは流れの中で止められている可能性がある。

そうやって止められているとカードを出せなくなったプレイヤーは「パス」を続けて退場を余儀なくさせられるか、上がりが遅くなるかどちらかとなる。かくして意識的に止めたプレイヤーが勝利を収める。

これを市場経済に置き換えてみよう。カードを出さないのはお金を出さないこと。同じカードでも6とか8とかキーになるカードを出さないと、カードの出具合は当然遅くなる。つまりお金が回らなくなって不景気が起きるわけ。

ゲームのルールでパス回数が多かったりするとわざわざ「パス」してまで止める場合もある。経済的には社長などが役員報酬を返上して、ボーナスを一律カットしたりするケース。また過去最高の利益を上げているくせにベアやボーナスアップを見送って社内留保したりするケースがこれに当たる。

もともとカードを配った時点で配札に不公平がある(会社側と労働者側)のにさらに能力効果で人件費を落とすなどこの国の経済は会社至上主義(組織至上主義)なので労働側はますます貧困化する。

それになまじ教育が行き届いているので皆が経営者目線で労働側を叩いて賃金を上げさせないようにしているので若い人たちには生きにくい世の中になっている。

漏れ聞くところによると、日本だけの常識は
節電
CO2の削減(CO2の影響は微々たるもの)
脱石油
インフレ抑制

だそうで、要するに日本は一生懸命景気の悪くなることばかりやっているわけ。
島国なのも輪をかけていてガラパゴス化の極致だよ。
主犯は電力会社・NHK・日銀だからね。

消費税を上げたって輸出企業が「輸出戻し税」で儲けるだけで、景気はさらに失速するし、政府の赤字ももっと増えるよ。

4年前「日本のとるべき政策」に書いたとおりだわ。


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コメント (1)
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