KOfyの「倍行く」人生

バイクで人生を“2倍”楽しみたい。勝手気ままな日記代わりの備忘録。

奈良ゆかりフォーラム参加

2009年10月14日 | その他あれこれ
三連休の真ん中の日だったが、奈良ゆかりフォーラムを聴きに行った。

奈良県荒井知事と韓国の初代文化大臣で文芸評論家の李御寧(イー・オリョン)氏の
対談が盛り上がり、30分時間オーバーした。
奈良市の仲川市長が用意した内容の一部を割愛し、何とか5時に終了した。
荒井知事のインテリジェンスぶりに少々驚いた。しっかり歴史を勉強してらっしゃる。
日中韓の東アジアの時代を作り上げるためにも、1300年前からの交流の歴史を振り返り、
相互に理解しあって、最強の関係を構築するきっかけに遷都1300年祭りがなれば良いと思った。


李御寧氏は、「縮み志向の日本人」や「蛙は何故古池に飛び込んだか(俳句と日本人の発想)」
などの著作がある学者&初代文化大臣で、日本語も上手で発想も素晴らしかったです。
・日本人の縮み志向の象徴の句、『蚊のおとす涙の海に舟浮かべ、棹さす人の腕のほそさよ』
・飛鳥、白鳳、奈良の仏教文化(仏像、寺院など)は、日本人が唐や韓三国からの
 渡来人と協力して作り上げた。
・韓国人の中には「韓国が日本に文化を教えてやった」などと言う者がいるがとんでもない。
 韓国人は、中国から学んだことを自国でものにできなかったが、
 日本に伝わってから全ての文化が大きく花開いた。
・万葉仮名は韓国の吏読(りと)を真似したものだと韓国人は威張るが、
 吏読で書かれた歌は韓国に20首しかない。
 しかし、万葉仮名で書かれた歌は万葉集に4500首も収録されている。
・積極的に外来文化を受け入れ、発展させたことが、日本文化の強みである。
 日本人はそのことを誇りに思って良いが、時々間違って思い上がってしまう。
・奈良時代の人のように大らかで国際的であれば、日本の強みは生き続けるが、
 慢心して排他的になれば、日本の強みはなくなってしまう。
・これからは奈良の時代を思い起こし、日中韓が力をあわせて、
 立派な文化を作り上げて行くべきだと期待している。


■オンマウスでコメント表示、クリックで画像拡大

奈良ゆかりフォーラム   奈良ゆかりフォーラム(荒井知事)   奈良ゆかりフォーラム(李御寧名誉教授)

奈良ゆかりフォーラム(せんとくんと平成伎楽団)   奈良ゆかりフォーラム(河井木津川市長)   奈良ゆかりフォーラム(仲川奈良市長)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする