KOfyの「倍行く」人生

バイクで人生を“2倍”楽しみたい。勝手気ままな日記代わりの備忘録。

事業仕分けの影響、、、「なら奈良館」

2011年02月04日 | 奈良あれこれ
近鉄奈良駅ビルの4-5階にある観光案内施設「なら奈良館」について、
奈良市は3月末で閉鎖することを残念ながら決めたようです。

奈良市観光交流課などによると、なら奈良館は2001年に奈良近鉄ビル4、5階にオープンしました。
その前年に閉館した近鉄の「奈良歴史教室」を引き継いだ形になっています。
新薬師寺の「十二神将立像」や東大寺・大仏殿の「大仏の左手」「柱の穴くぐり」の模型などを展示し、
修学旅行生や観光客ら年間約4万人の来場があり、学識経験者らを講師に招き、セミナーも開いてきました。
「なら・観光ボランティアガイドの会」が指定管理者になっています。

2009年度の奈良市の事業仕分けで、年間約4千万円のコストに対する批判や、
「目の前に本物があるのに、模型で見る意味が分からない」などの意見が出て、
「不要」と判定されました。
奈良市観光交流課によると、近鉄と協議し、2010年度から賃料を25%下げてもらい、
収入増に向けて館内でお土産を販売するなどの案も出ましたが、民業圧迫やコスト面から
断念したということです。

料金 小・中学生 高校  一般
個人  無料   200円 300円
団体  無料   160円 240円

時間 午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休み ●12月29日~翌年1月3日
団体料金適用 15人以上


しかぁ~し、お役所仕事ですね。
来場者数を増やすPRの努力のかけらも感じません。
一生懸命頑張ってきたボランティアガイドの皆さんが可哀想です。

ならまちのジオラマなど、素晴らしい展示内容です。
奈良町のジオラマには1億円のコストがかかっているそうです。
新薬師寺の「十二神将立像」は凄い迫力だし、東大寺二月堂のお水取りの松明の実物見本は
一人で持ち上げるのは、凄く難しいということが体感できます。


奈良市内の実際の観光地を訪ねる前に、なら奈良館で勉強してから訪問すると、
最高の見物体験が出来るでしょう。

そのような素晴らしい施設を単純になくして良いのでしょうか。
お役所は、継続のためにどんな努力をしたのでしょう?

わずか300円で入場でき、しかも、無料のボランティアガイドさんが
とても丁寧に1時間かけて解説してくださいます。
あぁ、廃止なんて、もったいないなぁ。。。


■「なら奈良館」の写真アルバム
画像一覧

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