今回無茶なスケジュールながらも台湾に来た理由がこれです。動力火車というロックデュオのコンサート。昔からの知り合いで今はこのデュオのサポートをしているギタリストの振榮が、とにかくすごいから是非見に来て!!と熱烈推薦してくれました。(前記事「動力火車 台北公演」)
台北アリーナは台湾の人気アーチストなら誰でもやりたいと思ってる会場でしょう。実力派の動力火車も初めての開催なんだって。(残念ながら私のボビーさんはここでソロコンサートやったことはありません)
振榮に買っておいてもらったチケットを受け取りに会場へ行くと、既にリハーサルが始まったので迎えの人をやるから表のコンビニで待ってての指示。日本から同じコンサートを見に来た友人のまゆみさんと合流して待ってると、かわいい女の子が迎えに来てくれてバックステージパスを貸してくれました。
パスを首から下げて楽屋口から侵入。リハーサルやってる音が聞こえます。台北アリーナには何度か来てますが楽屋の方へ来るのはもちろん初めて。楽屋は何部屋も並んでいて、それぞれ使う人が決まってるようです。私たちはバンドの楽屋(楽手休息室)に通されました。リハが始まってるのでほとんど人がいなかったんですが、見覚えのある人がいます。
あ!フィンガー奏法ギターの名手、保卜(BAOBU)君では??
この台湾行きの前にたまたま、夫がBAOBU君のギター弾いてるところをyoutubeで見つけて、「CD買ってきて欲しい」と頼まれていたのでした。
なんという巡り合わせ!
後日買った保卜のアルバム「BAOBU」
挨拶して話を聞くと、今日ゲストで出るんだそうな。ひゃー!ラッキーだ。「数年前に陳昇のコンサートにゲストで出た時見ましたよ~」とか話をしました。マネージャーさんに
動力火車とどういう知り合いですか?とか、失礼な質問をいろいろしたけど、外人だから許してね。マネージャーさんもどういう知り合いがわからないと言ってたけど、原住民ミュージシャン同士、いろいろ縁があるらしい。みんなパイワン族だし。
ギタリストさんからリハ見においで~とメールが入り、ばおぶのマネージャーさんに案内してもらって客席へ。
やってるやってる!
サウンドチェックや照明チェックや色々やってるのを最前列に座って見てたら、ステージ奥の方に何やらオーラのある女性がいる。あの雰囲気はゲストかな?むむ、アーメイ(張恵妹)に似てるんじゃ?まさか、アーメイがゲストなの?だとしたら嬉しすぎるんですけど…
そして歌い始めました。
やっぱりアーメイだ!!
彼女は自分の登場の仕方、トークの流れ、立ち位置など細かに何度も確認してました。やっぱり人柄があらわれるな~。真面目で気配りの人。アーメイがリハにいる時、客席の関係者が一気に増えました。みんな見たいのね…ふふふ。
リハが一段落し休憩になったので、ステージから降りてきた振榮からチケットを受け取り、一度会場を出て宿にチェックインしに戻りました。
「コンサート入場するときも連絡くれれば楽屋から入れてあげる。外で並ぶと大変だからね」と言ってもらったので、7時ごろ台北アリーナに戻り、再度楽屋に回りました。みんな衣装に着替えててさっきとは雰囲気が違います。昼間コンビにまで迎えに来てくれた人たちはストリングスの皆さんでした。関係者に顔見知りがいたのでおしゃべりしながら開演を待ちます。そろそろ時間となると、楽屋前の廊下に出演者が勢揃いし円陣を組みます。そして、キリスト教徒の原住民アーチストだからでしょう、お祈りが始まりました。パイワン語と思われます。漢民族のアーチストなら、線香持って拝拝バイバイする場面なのかな。興味深かったです。
楽屋でのあれこれは写真は遠慮しました。撮りたかったけど。
さあ、開演です。
客席へ向かいましょう。
ライブレポは得意じゃないので、省略。めっちゃロックでストレートで楽しいライブでした。お客さんたち大合唱でいい感じでした。アーメイが登場した時はアリーナが壊れるかというくらいの歓声が上がってました。スーパースターですね。
コンサートの内容を紹介してる新聞記事
動力火車攻蛋 阿妹幫腔騷尬舞
コンサートの終了時間がおして15万元の罰金が課されたらしいです。確かに終わったの夜11時過ぎてた。で、二人はゲストのアーメイがしゃべりすぎたからアーメイに罰金払ってもらおうと言ったとか(笑)