ついに「ベルグレービアの醜聞」も最終回です。
長かった・・・気がします。そしてやっぱり難しかった。モファットさんの脚本。
私のアイリーンアレルギーはどうなりましたでしょうか?
では、はじまりはじまり~。
<凡例>
赤文字:英語がよくわからない、解釈できない部分。
青文字:(私のとっての)新出単語
紫文字:感想、原作(正典)との比較など。
灰色文字:ト書き
日本語として滑らかにすることよりも、なるべく直訳して英語のまま理解したいと考えています。
テキストはひよりさんのサイトから拝借しています。ありがとうございます。
http://hiyori24sherlock.web.fc2.com/
(SPEEDY’S )
JW:You don’t smoke.
(タバコを吸ってるマイクロフトに)あなたはタバコを吸わない。
MH:I also don’t frequent cafés.
(カフェに入ろうとしながら)そしてカフェにも頻繁にはいかない。
frequent:(動詞だと)よく行く
JW:It’s the file on Irene Adler?
それは、アイリーンアドラーについてのファイルですか?
MH:Closed forever. I am about to go and inform my brother, or, if you prefer, you are, she somehow got herself into a Witness Protection scheme in America. New name, new identity. She will survive and thrive, but he will never see her again.
永久に閉じられた(=もう公開されることはない)。私は行って弟に知らせるところだ。それとも、もし君がよければ、君が行くか?彼女は何らかの方法でアメリカの証人保護プログラムを自分に適用させた。新しい名前、新しい身分。彼女は生き延び、元気にやっていくだろう。が、彼は二度と彼女に会うことはない。
thrive:繁栄する、元気に育つ
JW:Why would he care? He despised her at the end. Won’t even mention her by name, just The Woman.
なぜ彼が気にすると?彼は、結局は彼女を軽蔑しましたよ。彼女の名前さえ口にしようとしない。ただ「the woman」と。
MH:Is that loathing or a salute? One of a kind, the one woman who matters?
それは、嫌悪かそれとも敬意か?ほかに類のない、重要視されるべきただ一人の女性ということでは?
loathing:大きらい
salute:敬意
one of a kind:ユニークな、無類の、ほかにない
JW:He’s not like that. He doesn’t feel things that way. I don’t think.
彼はそうじゃありませんよ。彼は物事をそんな風には感じない。違うと思いますね。
MH:My brother has the brain of a scientist or a philosopher, yet he elects to be a detective.What might we deduce about his heart?
私の弟は科学者もしくは哲学者の頭脳を持っている。しかし、彼は探偵として身を立てた。我々が彼の心について何を演繹できるだろうかね?
deduce:演繹する
JW:I don’t know.
わかりませんね。
MH:Neither do I. But initially he wanted to be a pirate.
私にも分からない。しかし、彼ははじめのうちは海賊になりたがっていた。
initially:はじめのうちは
JW:He’ll be OK with this, Witness Protection, never seeing her again, he’ll be fine.
彼はこの件について大丈夫ですよ、証人保護プログラム、二度と彼女に会うことはない、彼は大丈夫です。
MH:I agree. That’s why I decided to tell him that.
私もそう思うよ。だから、彼にそう話そうと決めたのだ。
JW:Instead of what?
何と話す代わりに?
MH:She’s dead. She was captured by a terrorist cell in Karachi two months ago and beheaded.
彼女は死んだ。彼女はテロ組織につかまった、カラチで、2ヶ月前に、そして斬首された。
capture:捕獲する
behead:斬首する
JW:It was definitely her? She’s done this before.
それは間違いなく彼女だったんですか?彼女は前にもこれ(同じこと)をやってる。
MH:I was thorough this time. It would take Sherlock Holmes to fool me, and I don’t think he was on hand, do you? So… What shall we tell Sherlock?
今回は私は徹底的にやったよ。私を欺くにはシャーロックホームズを必要とするだろうが、彼が居合わせたとは思わない、そうだろ?それで・・・だ。シャーロックになんと言う?
on hand:居合わせる、持ち合わせがある
(221B)
SH: Clearly you’ve got news. If it’s about the Leeds triple murder, it was the gardener. Did nobody notice the earring?
君は明らかに何かニュースを持ってきたな。もしそれがリーズの三連続殺人についてなら、それは庭師だった。誰もイヤリングに気がつかなかっただろ?
JW:Hi. Uh, no, it’s um… It’s about Irene Adler.
やあ、ええと、いや。それは、その・・・アイリーンアドラーについてだ。
SH:Well? Has something happened? Has she come back?
それで?何か起ったのか?彼女が戻った?
JW:No, no, she’s… I just bumped into Mycroft downstairs, he had to take a call.
いや、いや。彼女は・・・俺、今下でマイクロフトにばったり会って、彼は電話がかかってきたから。
※この he had to take a call は、マイクロフトにあったんだけど、彼にはちょうど電話がかかってきたんで、一緒に上に上がってきてないんだ。という変な言い訳してる部分なのかな?
SH:Is she back in London?
彼女がロンドンに戻ったのか?
JW:No. She’s uh… She’s in America.
いや。彼女は、その・・・彼女はアメリカにいる。
SH:America?
アメリカ?
JW:Mmm-hmm. Got herself on a Witness Protection scheme, apparently. I don’t know how she swung it but, uh… well, you know.
そうだ。彼女は証人保護プログラムを受けたんだ、おそらく。彼女がどうやったのかは分からないけど、でも、だから、そういうわけだ。
SH:I know what?
どういうわけだって?
JW:Well, you won’t be able to see her again.
ええと、お前は彼女に二度度会うことはないと言うことさ。
SH:Why would I want to see her again?
なぜ僕が彼女に会いたがると?
JW:Didn’t say you did.
そんなこと言ってない。
SH:Is that her file?
それは彼女のファイル?
JW:Yes, I was just going to take it back to Mycroft. Do you want to…
そうだ。マイクロフトに返しに行くところだ。お前がもし(このファイルを見たいなら)・・・
SH:No.
いや。
JW:Hmm. Listen, actually…
えっと、あのな、実は・・・
SH:No, but I will have the camera-phone, though.
いらない。でもそのカメラ携帯はもらいたい。
JW:There’s nothing on it any more. It’s been stripped.
もう何も入ってないぞ。全部消去されてる。
SH:I know but I… I’ll still have it.
わかってる。でも、僕は・・それでももらいたい。
JW:I’ve got to get this back to Mycroft. You can’t keep it. Sherlock, I have to give this to Mycroft,it’s the government’s now. I couldn’t…
これはマイクロフトに返さなくちゃならないんだ。お前が持っておくなんて出来ない。シャーロック、これはマイクロフトに返すんだ。もう政府のものになってるんだから。だめだよ。
SH:Please. Thank you.
頼む。(ジョン、シャーロックに携帯を渡す)
ありがとう。
JW:Well, I’d better take this back.
じゃ、俺は、これを返しに行った方がよさそうだ。
SH:Yes.
そうだな。
JW:Did she ever text you again after all that?
あの後、彼女からメールが来たか?
SH:Once, few months ago.
一度。数ヶ月前に。
JW:What did she say?
彼女は何と?
SH:“Goodbye, Mr Holmes.”
「さようなら、ホームズさん」
JW:Oh.
そう。
(KARACHI)
SH:When I say run, run.
僕が、走れといったら、走れ。
(221B)
SH:The Woman. The Woman.
The Woman. The Woman.
やっと、終わりました~~。
お付き合いくださった皆様ありがとうございます。
今年の2/10から始めて、ちょうど4ヶ月かかりました。
ひゃーー。
長かった。
このエピソードは、わたしの「アイリーン」アレルギーのために、放映もあまり見返していなかったので、訳してみて初めて分かったことなども多かったのでした。
アイリーンアレルギーはまだありますが、とりあえず、このエピソードに関しては、アイリーン部分はかなり消化できて、他のエピソードと同じくらいに好きになれたと思います。よかった。
長かった・・・気がします。そしてやっぱり難しかった。モファットさんの脚本。
私のアイリーンアレルギーはどうなりましたでしょうか?
では、はじまりはじまり~。
<凡例>
赤文字:英語がよくわからない、解釈できない部分。
青文字:(私のとっての)新出単語
紫文字:感想、原作(正典)との比較など。
灰色文字:ト書き
日本語として滑らかにすることよりも、なるべく直訳して英語のまま理解したいと考えています。
テキストはひよりさんのサイトから拝借しています。ありがとうございます。
http://hiyori24sherlock.web.fc2.com/
(SPEEDY’S )
JW:You don’t smoke.
(タバコを吸ってるマイクロフトに)あなたはタバコを吸わない。
MH:I also don’t frequent cafés.
(カフェに入ろうとしながら)そしてカフェにも頻繁にはいかない。
frequent:(動詞だと)よく行く
JW:It’s the file on Irene Adler?
それは、アイリーンアドラーについてのファイルですか?
MH:Closed forever. I am about to go and inform my brother, or, if you prefer, you are, she somehow got herself into a Witness Protection scheme in America. New name, new identity. She will survive and thrive, but he will never see her again.
永久に閉じられた(=もう公開されることはない)。私は行って弟に知らせるところだ。それとも、もし君がよければ、君が行くか?彼女は何らかの方法でアメリカの証人保護プログラムを自分に適用させた。新しい名前、新しい身分。彼女は生き延び、元気にやっていくだろう。が、彼は二度と彼女に会うことはない。
thrive:繁栄する、元気に育つ
JW:Why would he care? He despised her at the end. Won’t even mention her by name, just The Woman.
なぜ彼が気にすると?彼は、結局は彼女を軽蔑しましたよ。彼女の名前さえ口にしようとしない。ただ「the woman」と。
MH:Is that loathing or a salute? One of a kind, the one woman who matters?
それは、嫌悪かそれとも敬意か?ほかに類のない、重要視されるべきただ一人の女性ということでは?
loathing:大きらい
salute:敬意
one of a kind:ユニークな、無類の、ほかにない
JW:He’s not like that. He doesn’t feel things that way. I don’t think.
彼はそうじゃありませんよ。彼は物事をそんな風には感じない。違うと思いますね。
MH:My brother has the brain of a scientist or a philosopher, yet he elects to be a detective.What might we deduce about his heart?
私の弟は科学者もしくは哲学者の頭脳を持っている。しかし、彼は探偵として身を立てた。我々が彼の心について何を演繹できるだろうかね?
deduce:演繹する
JW:I don’t know.
わかりませんね。
MH:Neither do I. But initially he wanted to be a pirate.
私にも分からない。しかし、彼ははじめのうちは海賊になりたがっていた。
initially:はじめのうちは
JW:He’ll be OK with this, Witness Protection, never seeing her again, he’ll be fine.
彼はこの件について大丈夫ですよ、証人保護プログラム、二度と彼女に会うことはない、彼は大丈夫です。
MH:I agree. That’s why I decided to tell him that.
私もそう思うよ。だから、彼にそう話そうと決めたのだ。
JW:Instead of what?
何と話す代わりに?
MH:She’s dead. She was captured by a terrorist cell in Karachi two months ago and beheaded.
彼女は死んだ。彼女はテロ組織につかまった、カラチで、2ヶ月前に、そして斬首された。
capture:捕獲する
behead:斬首する
JW:It was definitely her? She’s done this before.
それは間違いなく彼女だったんですか?彼女は前にもこれ(同じこと)をやってる。
MH:I was thorough this time. It would take Sherlock Holmes to fool me, and I don’t think he was on hand, do you? So… What shall we tell Sherlock?
今回は私は徹底的にやったよ。私を欺くにはシャーロックホームズを必要とするだろうが、彼が居合わせたとは思わない、そうだろ?それで・・・だ。シャーロックになんと言う?
on hand:居合わせる、持ち合わせがある
(221B)
SH: Clearly you’ve got news. If it’s about the Leeds triple murder, it was the gardener. Did nobody notice the earring?
君は明らかに何かニュースを持ってきたな。もしそれがリーズの三連続殺人についてなら、それは庭師だった。誰もイヤリングに気がつかなかっただろ?
JW:Hi. Uh, no, it’s um… It’s about Irene Adler.
やあ、ええと、いや。それは、その・・・アイリーンアドラーについてだ。
SH:Well? Has something happened? Has she come back?
それで?何か起ったのか?彼女が戻った?
JW:No, no, she’s… I just bumped into Mycroft downstairs, he had to take a call.
いや、いや。彼女は・・・俺、今下でマイクロフトにばったり会って、彼は電話がかかってきたから。
※この he had to take a call は、マイクロフトにあったんだけど、彼にはちょうど電話がかかってきたんで、一緒に上に上がってきてないんだ。という変な言い訳してる部分なのかな?
SH:Is she back in London?
彼女がロンドンに戻ったのか?
JW:No. She’s uh… She’s in America.
いや。彼女は、その・・・彼女はアメリカにいる。
SH:America?
アメリカ?
JW:Mmm-hmm. Got herself on a Witness Protection scheme, apparently. I don’t know how she swung it but, uh… well, you know.
そうだ。彼女は証人保護プログラムを受けたんだ、おそらく。彼女がどうやったのかは分からないけど、でも、だから、そういうわけだ。
SH:I know what?
どういうわけだって?
JW:Well, you won’t be able to see her again.
ええと、お前は彼女に二度度会うことはないと言うことさ。
SH:Why would I want to see her again?
なぜ僕が彼女に会いたがると?
JW:Didn’t say you did.
そんなこと言ってない。
SH:Is that her file?
それは彼女のファイル?
JW:Yes, I was just going to take it back to Mycroft. Do you want to…
そうだ。マイクロフトに返しに行くところだ。お前がもし(このファイルを見たいなら)・・・
SH:No.
いや。
JW:Hmm. Listen, actually…
えっと、あのな、実は・・・
SH:No, but I will have the camera-phone, though.
いらない。でもそのカメラ携帯はもらいたい。
JW:There’s nothing on it any more. It’s been stripped.
もう何も入ってないぞ。全部消去されてる。
SH:I know but I… I’ll still have it.
わかってる。でも、僕は・・それでももらいたい。
JW:I’ve got to get this back to Mycroft. You can’t keep it. Sherlock, I have to give this to Mycroft,it’s the government’s now. I couldn’t…
これはマイクロフトに返さなくちゃならないんだ。お前が持っておくなんて出来ない。シャーロック、これはマイクロフトに返すんだ。もう政府のものになってるんだから。だめだよ。
SH:Please. Thank you.
頼む。(ジョン、シャーロックに携帯を渡す)
ありがとう。
JW:Well, I’d better take this back.
じゃ、俺は、これを返しに行った方がよさそうだ。
SH:Yes.
そうだな。
JW:Did she ever text you again after all that?
あの後、彼女からメールが来たか?
SH:Once, few months ago.
一度。数ヶ月前に。
JW:What did she say?
彼女は何と?
SH:“Goodbye, Mr Holmes.”
「さようなら、ホームズさん」
JW:Oh.
そう。
(KARACHI)
SH:When I say run, run.
僕が、走れといったら、走れ。
(221B)
SH:The Woman. The Woman.
The Woman. The Woman.
やっと、終わりました~~。
お付き合いくださった皆様ありがとうございます。
今年の2/10から始めて、ちょうど4ヶ月かかりました。
ひゃーー。
長かった。
このエピソードは、わたしの「アイリーン」アレルギーのために、放映もあまり見返していなかったので、訳してみて初めて分かったことなども多かったのでした。
アイリーンアレルギーはまだありますが、とりあえず、このエピソードに関しては、アイリーン部分はかなり消化できて、他のエピソードと同じくらいに好きになれたと思います。よかった。