キカクブ日誌

熊本県八代市坂本町にある JR肥薩線「さかもと駅」2015年5月の写真です。

Study in PINK 再録-7

2013年02月24日 |   └─和訳「ピンク色の研究」
「ピンク色の研究」のラストです。
事件現場で毛布をかけられるシャーロックからラストまで。





SH: Why have I got this blanket? They keep putting this blanket on me.
何でこの毛布をかけられるんだ?さっきからずっと毛布をかけられてるんだけど。


L: Yeah, it's for shock.

そうだ、ショック用だ。


SH: I'm not in shock.
ショックなんか受けてない。


L: Yeah, but some of the guys want to take photographs.
そうだな、でもあいつらの誰かが写真を撮りたいんだよ。

SH: So, the shooter. No sign?
それで、撃った奴は?手がかりなしか?

L: Cleared off before we got here. But a guy like that would have had enemies, I suppose. One of them could have been following him, but...we've got nothing to go on.
我々が到着したときにはもう消えていた。だが、ああいう奴には敵がいるもんだ。そういう敵の一人がつけてきたのかもな。しかし....我々には手がかりが無い。

「手がかりが無い」でいいのかな?


※英語の話じゃないけれど、この台詞のところで、レストレードも狙撃者が誰かわかりましたよね?「One of them could have been following him」と自分で言ったところで、ジョンがシャーロックを乗せたタクシーを追ってきたことを思い出したんですよね。で、視界の先にジョンがいて、一瞬チラッと見てますよ。で、「手がかりがない」って、気づかなかった振り?だとするとめちゃかっこいいんですけども・・・・。



SH: Oh, I wouldn't say that.
いや、僕ならそうは言わない。

L: OK. Give me.
よし、教えろ。


SH: The bullet they just dug out of the wall's from a handgun. A kill shot over that distance, that's a crack shot. But not just a marksman, a fighter. His hands couldn't have shaken at all so clearly he's acclimatized to violence.


銃弾は、壁から掘り出されたばかりだが、拳銃から(発射された)ものだ。死の銃弾はあの距離を越えて飛んできた。射撃の名手だ。だが、ただの名手じゃない。戦士だ。彼の手は全く震えていなかったはずだ。だから、明らかに、暴力に順応しているとわかる。

crack shot:射撃の名手
marksman:射撃の名手
acclimatized:慣れた、順応した


He didn't fire until I was in immediate danger though, so strong moral principle. You're looking for a man probably with a history of military service, and...nerves of steel... Actually, do you know what? Ignore me.

彼は発射しなかった。ぼくが直接の危険にさらされるまでは。だから、強い道徳原則がある。君らが探しているのは、おそらく、兵役の経験があって、そして...鉄のような神経を持ってて....
実をいうと、わかるかな?僕の言ったことは無視してくれ。

nerves of steel:豪胆、心臓に毛が生えてる、鉄の心

L: Sorry?
え?

SH: Ignore all of that. It's just the er...the shock talking.
全部無視してくれ。ただの..ええと..ショックで言ったんだ。


L: Where are you going?
どこへ行く?

SH: I just need to...talk about the rent.
僕はただ...家賃の相談をしないと。

L: I've still got questions.
まだ質問があるんだ。

SH: What now? I'm in shock - look, I've got a blanket.
何を今?ショックを受けてるんだよ。見ろ。毛布をかけられてるだろ?

L: Sherlock!
シャーロック!

SH: And, I just caught you a serial killer... More or less.
それに、連続殺人犯を捕まえてやっただろ。とにもかくにも。

More or less:多少なりとも、大なり小なり、多少

L: OK. We'll pull you in tomorrow, off you go.
わかった。明日また呼ぶからな。行けよ。

※そいでもってレストレード、このあと、ジョンに向かって歩いて行くシャーロックを見やって、少し笑いますよね。ぜったいわかってますよね。ジョンが撃ったってコト。



JW: Erm - Sergeant Donovan has...just been explaining everything. The two pills...Dreadful business, isn't it? Dreadful.

あ..ドノヴァン巡査が..全部説明してくれたよ。2つのカプセル...ひどい話だな。なぁ、ひどいよ。

Dreadful:恐ろしい、ひどい


SH: Good shot.
いい射撃だった。

JW: Yes. Yes, must have been. Through that window.
そうだね。そうだったに違いない。あの窓越しだ。

SH: Well, you'd know. Need to get the powder burns out of your fingers. I don't suppose you'd serve time for this, but let's avoid the court case. Are you all right?
そう、君なら知ってるな。指の硝煙を洗わないといけない。このために君が服役するとは思わないけど、でも裁判は避けようじゃないか。大丈夫か?

serve time:服役

JW: Yes, of course I'm all right.
ああ、もちろん、大丈夫だ。

SH: Well, you have just killed a man.
そう、たった今人を殺したところだ。


JW: Yes...That's true. But he wasn't a very nice man.

ああ....そのとおりだ。だけど、すごくいい奴というわけじゃなかった。

SH: No. No, he wasn't, really, was he?
そうだ、奴はいい奴じゃなかった。ほんとに、そうだろ?

JW: Frankly a bloody awful cabbie.
はっきり言うと、相当ひどい運転手だった。


SH: That's true, he was a bad cabbie. You should have seen the route he took us to get here.

そのとおりだ。ひどい運転手だった。ここに来るまでのルートを見ただろ?

JW: Stop it! We can't giggle, it's a crime scene. Stop it.
やめろよ!笑っちゃだめだ。ここは犯罪現場なんだぞ。やめろ。

giggle:くすくす笑う


SH: Well, you're the one who shot him.
そう、それで、きみがその犯人。

JW: Keep your voice down. Sorry, it's just erm...nerves, I think.

声を小さく。(すれ違うドノヴァンに)失礼しました。これはその...神経が高ぶってて。

SH: Sorry.
失礼。

JW: You were going to take that damn pill, weren't you?
あのくそカプセルを飲む気だっただろ?そうだろ?



SH: Course I wasn't. Biding my time. Knew you'd turn up.

もちろんそんなことは無かったさ。タイミングを見てた。君が来ると知ってたし。

bide one's time:好機を待つ

JW: No, you didn't. That's how you get your kicks, isn't it - you risk your life to prove you're clever.
ちがう、そうじゃない。あれが君の楽しみ方だろ?そうだな?命を賭けて、自分の頭の良さの証明をする。

get your kicks:楽しむ。(ルート66ですね)

SH: Why would I do that?
なぜ僕がそんなことをする?


JW: Because you're an idiot.

なぜなら、君が馬鹿だから。

SH: Dinner?
夕飯は?


JW: Starving.

おなかペコペコだ。


SH: End of Baker Street there's a good Chinese. Stays open till two. You can tell a good Chinese by the bottom third of the door handle.

ベーカー街の端っこに、おいしい中華屋があるんだ。午前2時まで開いてる。おいしい中華料理屋は、ドアノブの下3分の1からわかる。





JW: Sherlock... That's him, that's the man I was talking to you about.
シャーロック...彼だ。ほら、前に話した男だよ。



SH: I know exactly who that is.

誰だかよーく知っている。

MH: So... Another case cracked. How very public-spirited. Though that's never really your motivation, is it?
それで...またひとつ難問解決したな。なんと公共心のあることか。決してそれがお前の本当の動機でなかったとしても。なぁ。


crack:難問を解く
public-spirited:公共心のある




SH: What are you doing here?

ここで何をしてるんだ?


MH: As ever, I'm concerned about you.

いつもと同じだ。お前を心配しているのだよ。


SH: Yes, I've been hearing about your "concern".
そうだな、あんたの「心配」については聞き及んでるよ。


MH: Always so aggressive. Did it never occur to you that you and I belong on the same side?
いつも何とも攻撃的だな。一度も思いあたったことはないのか?お前と私が同じ側にあるということを。

occur to:思い浮かぶ、思い当たる。

SH: Oddly enough - no.
それは奇妙だ....ない。

Oddly enough:おかしなことに、奇妙なことに

MH: We have more in common than you'd like to believe. This petty feud between us is simply childish. People will suffer. And you know how it always upset Mummy.
我々には共通するものがもっとあるんだ。お前がそう信じたいと思うよりも。
この我々の間にあるささやかな確執は単に子供じみたものだ。みんな苦しむことになる。それに知ってるだろう、このことでママがいつもどんなに心配してたか。

in common:共通して
petty:取るに足らない、ささやかな
feud:確執、反目


SH: I upset her? Me? It wasn't me that upset her, Mycroft.
僕が心配させてたって?僕が?心配させてたのは僕じゃなかった、マイクロフト。

JW: No. No, wait...Mummy? Who's Mummy?
ちょっと、待て、...ママ?誰のママ???

SH: Mother. Our mother. This is my brother, Mycroft. Putting on weight again?
母だ。僕らの母親。これは僕の兄のマイクロフト。また太ってきてるのか?

MH: Losing it, in fact.
やせているところだ。正確には。


JW: He's your brother?

彼は君のお兄さん?


SH: Course he's my brother.

そう、兄だ。

※Course...of course?



JW: So he's not...

じゃあ、彼は違うのか...

SH: Not what?
違うって何が?

JW: I don't know... Criminal mastermind?
さあね...悪の黒幕とか?

SH: Close enough.
ほぼそんなところだ。

MH: For goodness' sake. I occupy a minor position in the British government.
よしてくれ。わたしは英国政府の小さな地位をつとめているのだ。


SH: He IS the British government, when he's not too busy being the British secret service or the CIA on a freelance basis. Good evening, Mycroft. Try not to start a war before I get home, you know what it does for the traffic.

彼が英国政府そのものだ。英国秘密情報部の仕事やフリーでやってるCIAの仕事で忙しすぎるとき以外はね。失礼するよ、マイクロフト。戦争を始めないようにしろよ、僕が家に着くまでは。それが交通に与える影響を知っているだろう?

JW: So, when you say you're concerned about him - you actually are concerned?
ということは、彼を心配してると言うときは、ほんとに心配してるってコト?

MH: Yes, of course.
そうだ、もちろん。

JW: I mean, it actually is a childish feud?
つまり、ほんとにそれって子供っぽい確執なんだ。

MH: He's always been so resentful. You can imagine the Christmas dinners.
彼は常に怒っているんだ。クリスマスディナーが想像つくだろう?

resentful:怒った、憤慨した。

JW: Yeah...No... God, no. I'd better erm...Hello again.
確かに...いや、全然。僕は...ええと..また会ったね。

Anthea: Hello.
どうも。

JW: We met earlier on this evening.
僕たち今日の夜早くに会ったよ。


Anthea: Oh!
ああ!


JW: OK. Goodnight.

じゃ、おやすみなさい。


MH: Goodnight, Dr Watson.

お休み、ドクターワトスン。


JW: So, dim sum. Mmm!
で、飲茶だね。

SH: I can always predict the fortune cookies.
僕はいつもおみくじクッキー(の言葉)を当てられるんだ。

predict:予言する

JW: No, you can't.
そんなことできるもんか。

SH: Almost can. You did get shot, though.
だいたい当たるよ。
撃たれたことは撃たれたんだろ?

JW: Sorry?
何だって?

SH: In Afghanistan. There was an actual wound.
アフガニスタンで。実際に怪我をしたはずだ。


JW: Oh. Yeah, shoulder.

ああ、そうだ。肩をね。


SH: Shoulder! I thought so.

肩!そうだと思った。

JW: No, you didn't.
うそつけ。

SH: The left one.
左肩だろ?

JW: Lucky guess.
あて推量が当たったな。(まぐれ当たりだね)

SH: I never guess.
あて推量なんてしない。

JW: Yes, you do. What are you so happy about?
いや、してるさ。
なにをそんなに嬉しそうにしてるんだ?


SH: Moriarty.

モリアーティ。

JW: What's Moriarty?
モリアーティって何だ?

SH: I've absolutely no idea.
皆目わからない。


Anthea: Sir, shall we go?
そろそろ行きましょうか。

MH: Interesting, that soldier fellow. He could be the making of my brother...or make him worse than ever. Either way, we'd better upgrade their surveillance status. Grade three active.

面白い。あの軍人の男。彼はもしかすると弟を進歩させるかもしれない...もしくは今より悪くなるか。いずれにしても、彼らの監視のステータスを上げたほうがよさそうだ。第3グレード、監視中に。


the making of:成功の手段、進歩の方法


Anthea: Sorry, sir - whose status?
すみません、誰のステータスをですか?

MH: Sherlock Holmes, and Dr Watson.
シャーロックホームズとドクターワトスンだ。


※2時まで開いてる中華やさんに間に合うのかな?

この長い夜がやっと終わろうとしてます。
でもこのあと中華食べに行くんですよね?

ちょっと振り返ります。
午後7時にベーカー街で待ち合わせして、部屋を見て。タクシーでブリクストンまで行き、2分でw現場検証して、シャーロックはゴミ置き場へピンクのケース探しに、ジョンは黒塗りの車で謎の男と対決に出かけました。
ここまでで、どう見ても1時間以上はかかってますよね?
ベーカー街からブリクストンまでも結構時間かかるのでは?

でジョンが部屋に戻ってくるニコチンパッチの時点で早くても8時半ごろ?
それから徒歩5分のアンジェロの店で、ジョンはなにか食べてたから15分はたってるとして、さらにカーチェイスして戻って、何だかんだで10時近いんじゃ?

それからヤクのガサ入れで、レイチェルが解って、犯人に連れ去られて・・・
ジョンが撃つまでに1時間近くはたってるでしょうっと。

どんなに早く進行してても、このシーンは12時くらいか。
じゃ、2時まで開いてる中華やさんに間に合うかもね。



Study in PINK 再録-6

2013年02月23日 |   └─和訳「ピンク色の研究」
タクシーで専門学校に到着したところから「モリアーティ!」まで。




SH: Where are we?
ここはどこだ?

Cabbie: You know every street in London. You know exactly where we are.

あんたはロンドンの通りを知りつくしてる。どこだか正確にわかっているだろ。

SH: Roland-Kerr Further Education College. Why here?
ローランド・カー専門学校。なぜここだ?

Further Education College:イギリスの学校制度のひとつで、大学に進学しない人のための職業訓練などを主に行う専門学校的なカレッジ。


It's open. Cleaners are in. One thing about being a cabbie - you always know a nice quiet spot for a murder. I'm surprised more of us don't branch out.

開いてるから。掃除夫が中にいる。タクシーの運転手でいることについてのある一点ーーーーいつも知ることになる、殺人向きの静かでいい場所を。なぜほかの奴らがこの方面に手を広げないのか、驚きだね。

branch out:手を広げる

SH: And you just walk your victims in? How? Oh... Dull.
それで、お前はただ歩いてお前の獲物を中に入れるだけか?どうやって?
(銃を向けられ)おっと..陳腐な。

Cabbie: Don't worry. It gets better.
心配するな。もっとよくなる。

SH: You can't make people take their own lives at gunpoint.
お前は銃口で人を自殺させるなんてできない。

gunpoint:銃口


Cabbie: I don't. It's much better than that. Don't need this with you. Cos you'll follow me. Well, what do you think? It's up to you. You're the one who's going to die here.


そんなことはしない。もっといい方法だ。これ(銃)はあんたには必要ないな。なぜなら、あんたはついてくるからな。

(部屋に入って)
よし、(ここを)どう思う?あんたに合わせるよ。ここで死ぬのはあんただからな。

※「ここは死ぬ場所としてここはどう?気に入らないなら他の場所でもいいよ」ということでしょうかね?

SH: No, I'm not.
いや、僕は死なない。

Cabbie: That's what they all say. Shall we talk?
ほかのやつもみんなそう言う。おしゃべりするか?


SH: Bit risky, wasn't it? Took me away under the eye of about half a dozen policemen. They're not that stupid. And Mrs. Hudson will remember you.

ちょっとリスキーだな。そうじゃないか?警官半ダースの目のあるところで僕を連れ去った。彼らだってそんなに馬鹿じゃない。それにハドスン夫人もお前を覚えてるぞ。

Cabbie: You call that a risk? Nah...THIS is a risk. Oh, I like this bit. Cos you don't get it yet, do ya? But you're about to. I just have to do this... Weren't expecting that, were ya? Oh, you're going to love this.

あんたはそれをリスクと呼ぶのか?違うよ...これがリスクだ。これがちょっと気に入ってるんだよ。まだわからないだろうからな。だろ?でもすぐにわかる。これをやらなくちゃ。期待してたんだろ?なぁ?あんたはきっと気に入るさ。


SH: Love what?
何を気に入るって?


Cabbie: Sherlock Holmes! Look at you! Here in the flesh. That website of yours, your fan told me about it.

シャーロックホームズ!自分を見てみろ。ホンモノだ。あんたのサイト、あんたのファンが教えてくれたよ。

in the flesh:生きて、実物で。
※ここのin the fleshは「生ホームズに会っちゃったよ!」って理解でよろしいでしょうか?webや話だけでしか知らなかった人物が今ここにいる!って有名人にあったときみたいな感じで?

SH: My fan?
僕のファン?


Cabbie: You are brilliant. You are a proper genius. The Science of Deduction. Now, that...is proper thinking. Between you and me sitting here, why can't people think? Don't it make you mad? Why can't people just think?


あんたは素晴らしい。本物の天才だ。推理の科学。そうだ、あれは、本物の思索だ。ここに座っている俺とあんたの間には、なぜ人々は考えられない?頭にこないか?なぜ人々は考えることすらできないんだ?

※between以下の節はどういう意味合いなんだろう?
前段の「proper thinking」が俺たちの間にはあるけど、(他の奴らはくずだ)っていう流れ?




SH: Oh, I see...So you're a proper genius too.

そうか...わかったぞ....お前も本物の天才なんだな。

Cabbie: Don't look it, do I? Funny little man driving a cab. But you'll know better in a minute. Chances are it'll be the last thing you EVER know.

そうはみえないか?そうだよな?おかしな小男でタクシーの運転手だ。でもすぐにもっとよくわかるさ。勝ち目なんかないってな。(直訳:勝算とはあんたが知る中で一番最後のものになる)

※チャンスを勝算としましたが、あってるかな?


SH: OK, two bottles. Explain.
よし、2個のボトル、説明を。


Cabbie: There's a good bottle and a bad bottle. You take the pill from the good bottle, you live. You take the pill from the bad bottle...you die.

良いボトルと悪いボトルがある。良いボトルのカプセルを飲めば生きる。悪いボトルのカプセルを飲めば...死ぬ。


SH: Both bottles are of course identical.
二つのボトルはもちろん見分けがつかない。

identical:同一の


Cabbie: In every way.

もちろん。


SH: And you know which is which.

そしてお前はどちらがどちらか知っている。


Cabbie: Of course I know.

もちろん知ってる。

SH: But I don't.
だが僕は知らない。


Cabbie: Wouldn't be a game if you knew. You're the one who chooses.

知ってたらゲームにならないだろ。あんたが選ぶんだ。

SH: Why should I? I've got nothing to go on. What's in it for me?
なぜ僕が?そんなことしても何の得にもならない。何か得があるか?


Cabbie: I haven't told you the best bit yet. Whatever bottle YOU choose, I take the pill from the other one. And then together...we take our medicine. I won't cheat. It's your choice. I'll take whatever pill you don't. Didn't expect that, did you, Mr. Holmes?


まだ一番いいところを話してなかったな。あんたがどっちのボトルを選んだとしても、俺が残った方のカプセルをとるのさ。そして二人で一緒に...俺たちのお薬を飲む。ズルはしないよ。あんたが選ぶんだ。俺はどっちかあんたが選ばなかったほうのカプセルを取る。思ってもみなかっただろ?ホームズさんよ。


SH: This is what you did to the rest of them - you gave them a choice?

これがほかの連中にも使った手か?彼らに選ばせた?

Cabbie: And now I'm giving you one. You take your time. Get yourself together. I want your best game.

そして今はあんたに選ばせてやるのさ。ごゆっくり。あんたも仲間になろう。最高のゲームにしてくれ。

SH: It's not a game, it's chance.
これはゲームじゃない。ただの偶然だ。



Cabbie: I've played four times. I'm alive. It's not chance, Mr. Holmes, it's chess. It's a game of chess, with one move...and one survivor. And this - this...is the move. Did I just give you the good bottle or the bad bottle? You can choose either one.


もう4回もゲームしたんだよ。そして俺は生きてる。偶然じゃない。ホームズさん。チェスなんだよ。チェスだ。一手だけの....そして一人が生き残る。それで、これが....これが、その一手だ。
俺の手は良いボトルだったかな?それとも悪いボトル?どちらか選べるよ。




JW: No, Detective Inspector Lestrade - I need to speak to him. It's important. It's an emergency. Er, left here, please. Left here...


いいえ、レストレード警部です。彼に話があるんです。重要なんです。緊急なんだ。あー、ここを左折してください。ここを左折・・・。



Cabbie: You ready yet, Mr. Holmes? Ready to play?
準備はできたかな?ホームズさん?ゲームの準備は?


SH: Play what? It's a 50:50 chance.
何のゲームだ。五分五分の確率じゃないか。

Cabbie: You're not playing the numbers, you're playing ME. Did I just give you the good pill or the bad pill? Is it a bluff, or a double bluff? Or a triple bluff?

数字遊びじゃないよ。俺と遊んでるんだ。さっき渡したのはいいカプセルか?悪いカプセルか?はったりか?その逆か?それともそのまた逆か?

bluff:はったり

SH: It's still just chance.
いやいや、偶然だよ。


Cabbie: Four people, in a row? It's not chance.

4人も列を成してるのに?偶然じゃない。

※4人の被害者がいることをこういう風に言うのかな。

SH: Luck.
運だ。


Cabbie: It's genius! I know how people think. I know how people think I think. I can see it all like a map inside my head. Everyone's so stupid, even you. Or maybe God just loves me.


天才だ!俺は人がどう考えるかわかる。人が俺がどう考えるだろうかと考えることがわかる。すべて頭の中の地図みたいにお見通しなんだ。みんなほんとに愚かだ、あんたにしたってな。それか、神様は俺をお好きなんだろうな。


SH: Either way, you're wasted as a cabbie. So...You risked your life four times just to kill strangers? Why?

どのみち、お前は運転手として使い捨てられる。それで....自分の命を危険にさらして、4回も、見知らぬ人を殺すだけ。なぜだ?

Cabbie: Time to play.
さあゲームの時間だ。






SH: Oh, I am playing. This is my turn. There's shaving foam behind your left ear. Nobody's pointed it out to you. Traces of where it's happened before, so obviously you live on your own - there's no-one to tell you.

もう遊んでるよ。今度は僕の番だ。お前の左の耳の後ろにシェービングフォームがついてる。だれも指摘してくれなかったんだ。前に起こった跡が残っている、だから明らかに、お前は一人暮らしだとわかる。お前に話しかける者がいない。

point out:指摘する

※Traces of で~の跡、where it's happened beforeはそれが以前起こったところ とよめるけど、意味が漠然としてる・・・


But there's a photograph of children. Their mother's been cut out. If she'd died, she'd still be there. The photograph's old, but the frame's new.

だが、子供たちの写真がある。母親の部分は切り取られている。もし彼女が死んだのなら、切り取りはしないはず。(直訳:もし彼女が死んだのなら、彼女はまだそこにいるはずだ)写真は古いが、フレームは新しい。



You think of your children, but you don't get to see them. Estranged father. She took the kids, but you still love them and it still hurts. Ah, but there's more.

お前は自分の子供たちを思っている。だが、子供たちに会おうとはしない。疎遠になった父親だ。彼女が子供を引き取ったが、まだ子供を愛しているし、まだ心を痛めている。あぁ、もっと何かあるな。

Estranged:疎遠になった


Your clothes. Recently laundered, but everything you're wearing is at least...three years old? Keeping up appearances, but not planning ahead. And here you are on a kamikaze murder spree. What's that about? Ah...Three years ago. Is that when they told you?


お前の服、洗濯したばかりだが、着ているものはすべて..少なくとも買って3年はたっているな?体裁は保っているが、先のことは考えていない。そしてお前は馬鹿みたいなカミカゼ殺人中だ。何のために?そうか...3年前だ。そのときに話を聞いたんだな。

Keeping up appearances:体裁を保つ
spree:馬鹿騒ぎ


Cabbie: Told me what?
何の話を?

SH: That you're a dead man walking.
おまえが「死に向かう人」だということを。

Cabbie: So are you.
オマエモナー

※(スミマセンふざけました。)


SH: You don't have long, though. Am I right?
では、そう長くないな。そうだろ?

Cabbie: Aneurism. Right in 'ere. Any breath could be my last.

動脈瘤さ。ズバリここに。いつ死んでもおかしくない。(直訳:どの呼吸も最後の呼吸になりうる)

Aneurism:動脈瘤

SH: And because you're dying, you've just murdered four people.
そして、お前が死に掛けてるから、4人も殺したわけだ。

Cabbie: I've outlived four people. That's the most fun you can have with an aneurism.
4人よりも長生きしている。それは、動脈瘤を持ってるものが最も楽しめることだ。

※直訳だと良くわかりませんね。
たぶん「動脈瘤を持つ奴にはこのくらいしか楽しみが無いんだ」っていうことかな。


outlive:生き残る、死に遅れる


SH: No... No, there's something else. You didn't just kill four people because you're bitter. Bitterness is a paralytic. Love is a much more vicious motivator. Somehow, this is about your children.

いや...ちがう、もっとほかに何かある。自分が苦しいからといって4人殺したんじゃない。苦しみは麻痺している。愛がもっとたちの悪い動機だ。何らかの、子供たちに関することだ。

paralytic:中風の。麻痺している
vicious:危険な、物騒な、たちの悪い


Cabbie: Oh...You ARE good, in't ya?
ああ、冴えてるねぇ。

SH: But how?
だがどうやって?

Cabbie: When I die they won't get much, my kids. Not a lot of money in driving cabs.
俺が死ぬときもあの子らには大して残せない。タクシーの運転手にはたいした金はない。

※in の使い方が印象的。直訳すると、「タクシーの運転には大金は入ってない」かな?

SH: Or serial killing.
連続殺人者でもな。


Cabbie: You'd be surprised.
きっと驚くと思うよ。

SH: Surprise me.
驚かせてみろ。

Cabbie: I have a sponsor.
スポンサーがいる。

SH: You have a what?
何がいるって?

Cabbie: For every life I take, money goes to my kids. The more I kill...the better off they'll be. You see? It's nicer than you think.
人を殺すたびに、子供たちに金が入る。殺せば殺すほど、彼らの暮らしが楽になる。わかったか?あんたの想像よりずっと良かっただろ?

off:暮らし向き(wellやbadlyを伴う)


SH: Who'd sponsor a serial killer?

連続殺人のスポンサーになんか誰がなる?

Cabbie: Who'd be a fan of Sherlock Holmes? You're not the only one to enjoy a good murder. There's others out there just like you, except you're just a man. And they're so much more than that.

だれがシャーロックホームズのファンになるかな?良い殺人を楽しんでいるのはあんただけじゃない。あんたみたいな人がほかにもその辺にいるんだ。
あんたがただの人間じゃ無ければな。そして、彼らは「ただの人間」の遥か上のものだ。

exceptって後ろに文章(節)も取れるのですね。


SH: What do you mean...more than a man? An organisation...? What?

どういう意味だ?人間以上だって?組織か?何だ?


Cabbie: There's a name, that no-one says. And I'm not going to say it either. Now, enough chatter. Time to choose.
名前がある。だが、誰も口にしない。俺も口にしないよ。さて、おしゃべりは十分だ。選ぶ時間だ。


JW: Sherlock?! Sherlock!

(探しにきたジョン)シャーロック?!シャーロック!

SH: What if I don't choose either? I could just walk out of here.
どっちも選ばなかったらどうする?ここから歩いて出て行くこともできる。


Cabbie: You can take a 50:50 chance, or I can shoot you in the head. Funnily enough, no-one's ever gone for that option.
五分五分の確率に賭けるか、あるいは頭をぶち抜くこともできるよ。面白いことに、誰もそっちを選んだ奴はいないけどな。

Funnily enough:面白いことには、奇しくも

SH: I'll have the gun, please.
銃にしよう。よろしく。

Cabbie: Are you sure?
本気か?

SH: Definitely. The gun.
そのとおり。銃だ。


Cabbie: You don't want to phone a friend(?)

友達に電話したくないか?

SH: The gun.
銃だ。

おもちゃの銃でした

SH: I know a real gun when I see one.
本物なら見てわかる。


Cabbie: None of the others did. Clearly.
ほかの奴はわからなかったが。そのとおりだな。


SH: Well, this has been very interesting. I look forward to the court case.

では、非常に面白かったよ。裁判が楽しみだ。



Cabbie: Just before you go, did you figure it out? Which one's the good bottle?

ちょっと待て(直訳:出て行く前に)、答えがわかったのか?どちらがいいボトルだ?

figure out:理解する、解決する、答えがわかる


SH: Course. Child's play.

もちろん。子供の遊びだ。

Cabbie: Well, which one, then? Which one would you have picked? Just so I know whether I could have beaten you. Come on! Play the game. Oh! Interesting. So what do you think? Shall we? Really... What do you think? Can you beat me? Are you clever enough.....to bet your life?
じゃあ、どっちだ?どっちを選ぶつもりだった?そうだ。どっちにしてもあんたには勝てたさ。さあ、ゲームをやろうぜ。

(シャーロックがボトルを選ぶ)

ほぉ、面白いな。それで?どう思う?じゃあはじめよう?まじで、どう思う?俺を倒せるかな?あんたは、そんなに賢いか?命を賭けられるほど・・。

JW: SHERLOCK!
(遠くでジョンが見つける)シャーロック!


Cabbie: I bet you get bored, don't you? I know you do. A man like you. So clever. But what's the point of being clever if you can't prove it?

あんたは退屈してる、そうだろ?退屈してるのは知ってるんだ。あんたみたいな男はね。とても頭がいい。でも、頭がいいってことも証明できなかったら何になる?

Still the addict. But this...this is what you're really addicted to. You'll do anything.....anything at all, to stop being bored. You're not bored now, are ya? Isn't it good?

麻薬中毒でいるか。しかし、これは...これが真にあんたが耽溺するものさ。あんたは何だってやるだろ、なんだって、退屈をしのぐためなら。いまは退屈してない、そうだな?いい感じだろう?

※Still the addict どういう意味かな?このあとに「死をかけた頭脳ゲーム」が耽溺するに値するといってるので、ただの「ヤク中」ってことにしてみたけど、、このキャビーはシャーロックが麻薬中毒者だと思ってるの?それともただの一般論として?


ここで銃声。キャビー撃たれて倒れる



SH: Was I right? I was, wasn't I? Did I get it right?! OK... Tell me this. Your sponsor. Who was it? The one who told you about me, my fan. I want a name.


僕は正しかったか?そうだな。そうだろう?正しいほうを選んだだろ。よし...この質問に答えろ。スポンサー。誰だったんだ?だれが僕のことを話した?僕のファンとは。名前を言え。


Cabbie: No...
いやだ。


SH: You're dying, but there's still time to hurt you. Give me...a name. A name! Now. The name!

お前は死に掛けている。だが、まだ痛めつける時間は残されている。名前を教えろ。名前だ。今すぐ、名前を!


Cabbie: MORIARTY!

モリアーティ!


Study in PINK 再録-5

2013年02月22日 |   └─和訳「ピンク色の研究」
ヤクのがさ入れシーンから、221Bを飛び出していったシャーロックの部分まで。


Mrs. H: Sherlock, what have you done?
シャーロック、何をしちゃったの?

SH: Mrs Hudson?
ハドスン夫人?

Mrs. H: Upstairs.
上よ。

SH: What are you doing?
何をしてるんだ?

L: Well, I knew you'd find the case, I'm not stupid.
そうだな、お前がスーツケースを見つけたと知ってるぞ。私は馬鹿じゃないからな。

SH: You can't just break into my flat.
僕のアパートに押し入るなんてできないはずだ。

L: You can't withhold evidence - and I didn't break in.
お前も証拠品を持っていてはいけないな。それと押し入ったわけじゃないぞ。

SH: Well, what do you call this then?
じゃあ、この状況をなんと呼ぶんだ?

L: It's a drugs bust.
「麻薬捜査」さ。

JW: Seriously? This guy - a junkie? Have you met him?
マジで?この男が..ヤク中?彼に会ったことないのか?

SH: John...
ジョン...

JW: You could search this flat all day, you wouldn't find anything you could call recreational.
このアパートを一日中でも探たとしても、何も見つかるはず無い。娯楽といえようなものは。

recreational:娯楽の

SH: John, you probably want to shut up now.
ジョン、おそらく今は黙ったほうがいい。

want to do:~すべきだ。~したほうがいい

JW: But come on...No...
でも、おい...まさか..

SH: What?
何だ?

JW: You?
君が?

SH: Shut up! I'm not your sniffer dog.
黙れ!
ぼくはあんたの捜索犬じゃない。

L: No, Anderson's my sniffer dog.
そうだ。アンダースンが捜索犬だ。


SH: Anderson, what are YOU doing here on a drugs bust?
アンダースン?ここで何をしてる?麻薬捜査なんて。


A: Oh, I volunteered.

何って?志願したのさ。


L: They all did. They're not strictly speaking ON the drug squad, but they're very keen.

全員がそうだ。彼らは厳密に言えば麻薬捜査担当じゃない。でもみんな熱心だ。

strictly speaking:厳密に言えば
squad:隊、チーム
keen:鋭い、強烈な、熱心な



D: Are these human eyes?

これ人間の目玉?

※複数形です。はじめはおわんに入ってる目玉親父みたいなのを想像したんですけど・・・いったい目玉は何個あったのでしょうか?


SH: Put those back!
元に戻せ。


D: They were in the microwave.

電子レンジの中にあったわ。

SH: It's an experiment.
実験だ。







L: Keep looking, guys. Or you could help us properly and I'll stand them down.

探し続けろ、みんな。それともこっちに協力するか?完全に。そうすれば、彼らをやめさせるよ。

properly:ほどよく、正確に、徹底的に
stand down:身を引く、非番にする、兵を撤退する


SH: This is childish.
幼稚だ。

L: Well, I'm dealing with a child. Sherlock, this is our case. I'm letting you in, but you do not go off on your own. Clear?
そりゃあ、子供相手だからな。シャーロック、これはわれわれの事件だ。お前を中に入れたが、お前が独り占めしていいわけじゃない。わかったか?

SH: What - so you set up a pretend drugs bust to bully me?
何?それで、麻薬捜査の真似をして僕をいじめるのか?

bully:いじめる

L: It stops being pretend if we find anything.
何か見つかれば、真似じゃなくなるな。

SH: I am clean!
僕は潔白/陰性/シロだ。

L: Is your flat...? All of it?
部屋はどうだ?全てシロか?

SH: Don't even smoke.
タバコすらすってない。


JW: Neither do I.

私もだ。

L: So let's work together. We've found Rachel.
じゃ、一緒にやろうじゃないか。こちらはレイチェルを見つけた。

SH: Who is she?
誰なんだ?

Jennifer Wilson's only daughter.

ジェニファーウィルスンの一人娘だ。

SH: Her daughter? Why would she write her daughter's name? Why?

娘?なぜ娘の名前なんか書くんだ?なぜ?

A: Never mind that, we found the case. According to SOMEONE the murderer has the case, and we found it in the hands of our favourite psychopath.
それは気にするな。スーツケースを見つけたんだ。誰かさんの説によれば、犯人はスーツケースを持っている。そして我々は、お気に入りのサイコパスの手にそれがあるのを発見した。

SH: I'm a high-functioning sociopath. Do your research. You need to bring Rachel in and I need to question her.
僕は高機能ソシオパス(社会不適合者)だ。自分の捜査をしてろよ。
レイチェルをつれて来い。質問する必要がある。

※Do your reserch 
はじめて聞いたときは「Do you reserch?」だと思ってて「サイコパスとか適当なこと言うなよ。調べたのか?ちゃんと調べてから言え」ということかと思ったのですが、Do your reserch って命令文ですね。
「変なこといってないで、麻薬捜査するならそれやってろ!」なんでしょうか?

また中国人の翻訳(個人が訳してる)を見てみたら、
「做好調查再發言」=「ちゃんと調べてから発言しろ」になってますね。最初の意見に1票はいりました。
さて、どうなのでしょうか?



L: She's dead.
彼女は死んでる。

SH: Excellent. How, when and why? Is there a connection? There has to be.
素晴らしい。どのように?いつ?なぜ?関連があるのか?あるはずだ。

L: Well, I doubt it, since she's been dead for 14 years. Technically she was never alive. Rachel was Jennifer Wilson's stillborn daughter, 14 years ago.

うーん、それは疑わしいな。なぜなら彼女はもう14年前に死んでいるからだ。法律上は彼女は一度も生きていない。レイチェルはジェニファーウィルスンの死産した子供だ。14年前に。

Technically:技術的に、法律上は
stillborn:死産の


SH: No, that's.....that's not right. How...Why would she do that? Why?
ちがう。それでは....そうじゃない。どうやって?なぜ彼女はそんなことをしたんだ?なぜ?(なぜジェニファーはレイチェルの名前を書いたんだの意味と思われます)

A: Why would she think of her daughter in her last moments? Yup - sociopath, I'm seeing it now.
なぜ、娘のことを死の間際に考えたりしたのかって?やっぱりソシオパスだな、まさに今わかったよ。

※ここのアンダースンの台詞は、シャーロックが抱いた疑問で彼がソシオパスだということがよくわかったという意味ですね?

SH: She didn't think about her daughter. She scratched her name on the floor with her fingernails. She was dying. It took effort, it would have hurt.
娘のことを考えたんじゃないんだ。娘の名前を床に彫ったんだ。爪で。彼女は死にかけてた。大変な努力が必要で、骨の折れる仕事だったはずだ。


JW: You said that the victims all took the poison themselves, that he MAKES them take it - well, maybe he...I don't know, talks to them. Maybe he used the death of her daughter somehow.

被害者は全員自分自身で毒を飲んだと言ってたな。犯人がそう仕向けたと。では、もしかすると、よくわからないけど、話をしたのかも。彼女の娘の死を利用するとか、何らかの方法で。

SH: Yeah, but that was ages ago. Why would she still be upset? Not good?

そうだな。でももう何年も前の話だ。今さら悲しむか?
あれ?まずかった?

JW: Bit not good, yeah.
まぁちょっとまずかったね。

※not good のニュアンスは?
この台詞はたしか「バスカヴィルのハウンド」でも出てきますよね。
シャーロックが言う場合は、自分の考えが的をはずしているか?という意味にもとれる。場の空気に悪影響を与えるとか、自分が人に思われるとかについてはあまりどうでもいいだろうからそういうことを聞いてるんじゃなさそうだけど、ジョンとしては、「その考えは人としてどうかな?」という観点で答えてるような気がします。

バスカヴィルのころになると、この点少し変化してて、「場の空気的に」という観点がシャーロックにも芽生えてきてるんじゃないかと思われて、ちょっと萌え・・w


SH: If you were dying... If you'd been murdered - in your very last few seconds what would you say?
もし自分が死にかけてるとして...殺されたとしたら...最後の瞬間になんて言う?

JW: "Please, God, let me live."
「お願いです、神様、生きさせてください」

SH: Use your imagination!
想像力を使えよ!

JW: I don't have to.
その必要は無い。


SH: Yeah, but if you were clever... Jennifer Wilson running all those lovers - she WAS clever. She's trying to tell us something.

そうだな。でも君が賢かったとしたら...ジェニファー・ウィルスンはたくみに不倫を管理してた。彼女は賢かった。何かを伝えようとしてたんだ。

Mrs. H: Isn't the doorbell working? Your taxi's here, Sherlock.
ドアベル壊れてるの?あなたのタクシーがきたわよ。シャーロック。

SH: I didn't order a taxi. Go away.
タクシーは頼んでません。出て行って。

Mrs. H: Oh, dear. They're making such a mess. What are they looking for?
まぁ、なんてこと。この人たちこんなに散らかして。何を探してるの?

JW: It's a drugs bust, Mrs. Hudson.
麻薬捜査ですよ。ハドスン夫人。

Mrs. H: But they're just for my hip. They're herbal soothers...

でもあれはただ私の腰のためよ。ハーブの鎮痛薬。

soother:鎮痛

SH: Shut up, everybody! Don't speak, don't breathe. I'm trying to think. Anderson, face the other way. You're putting me off.
うるさいぞ、みんな。しゃべるな。息するな。考えようとしてるところなんだ。アンダースン、顔をあっちへ。やる気が無くなる。

put+目的語+ off:気をそぐ、言い逃れする、嫌がらせる

A: What? My FACE is?
なに?俺の顔が何だって?

L: Everybody quiet and still. Anderson, turn your back.

みんな静かに。アンダースン、あっち向いてろ。

A: Oh, for God's sake!
どうことなんだ。

L: Your back, now, please!
あっち向け。いますぐ。頼むから!

SH: Come on, think. Quick!

そうだ、考えろ、急げ!

Mrs. H: What about your taxi?
タクシーはどうするの?

SH: MRS HUDSON! Oh... Ah! She was clever. Clever, yes! She's cleverer than you lot and she's dead. Do you see, do you get it? She didn't lose her phone, she never lost it. She PLANTED it on him. When she got out of the car, she knew that she was going to her death. She left the phone in order to lead us to her killer.

ハドスン夫人!
ああ...あっ!彼女は賢かった。そうだ、賢かった!君たちよりずっと、そして死んでいる。みえるか?わかるか?彼女は携帯を忘れたんじゃない。絶対なくしてない。犯人に植えつけてきたんだ。車から降りるときに、彼女は死を予期していた。彼女は携帯を残して、我々を犯人へ導こうとしたんだ。

L: But how?
でもどうやって?

SH: What do you mean, how? Rachel! Don't you see? Rachel!
「どうやって?」ってどういう意味だ?レイチェルだよ。わからないのか?レイチェルだ!

※ここのシャーロックの表情サイコー!腕が異様に長いのも妙に好き。


Oh... Look at you lot. You're all so vacant. Is it nice not being me? It must be so relaxing. Rachel is not a name.

ああ、自分たちをよく見ろよ。みんな頭空っぽなんだな。僕じゃないってことは、いいだろうな。すごく気楽に違いない。レイチェルは名前じゃないんだ。


※さっきから lot って何度か出てきてるけど、「ずっと、しっかり、たくさん」という理解でいいのかな?

シャーロックの暴言炸裂ですね。
「ぼくじゃない」って言う存在はさぞかし気楽でいいだろうね~って。敵作りまくりですな。

こんなこといわれても5年も付き合ってるレストレードって素敵な大人のおじ様だわ。








JW: Then what is it?
で、何なんだ?


SH: John - on the luggage, there's a label. E-mail address.

ジョン、かばんにタグがついてるだろ。Eメールアドレスだ。

JW: Er, jennie.pink@mephone.org.uk.
あー、jennie.pink@mephone.org.uk。

SH: She didn't have a laptop, which means she did her business on her phone. A smartphone, it's e-mail enabled. So there was a website for her account. The username is her e-mail address - and all together, the password is?
彼女はノートパソコンを持ってなかった。ということは携帯で仕事してたんだ。スマートフォンだから、メールもできる。そして彼女のアカウントの管理画面があった。ユーザーネームはEメールアドレスだ。そして、それらを全て総合すると~パスワードは?



JW: Rachel.

レイチェルか。

A:So we can read her e-mails. So what?
これで彼女のメールが読めるけど、だから何になる?


SH: Anderson, don't talk out loud. You lower the IQ of the whole street. We can do much more than that. It's a smartphone, it's got GPS. Which means if you lose it you can locate it online. She's leading us directly to the man who killed her.

アンダースン、大きな声でしゃべるな。君は通り全体のIQを下げている。我々はそれ以上のことができる。スマートフォンだ、GPSがついてる。だから、もし紛失したときにネットで探すことができるんだ。彼女は、彼女を殺した男の下へ我々を導いている。

L: Unless he got rid of it.
犯人が携帯を捨てて無ければな。

JW: We know he didn't.
捨ててないのはわかっている。

SH: Come on, come on. Quickly!
いそげ!速く!

Mrs. H: Sherlock, dear. This taxi driver...
シャーロック、ねぇ、このタクシーの運転手さんが・・・

SH: Mrs. Hudson, isn't it time for your evening soother?
Get vehicles, get a helicopter. This phone battery won't last for ever.

ハドスン夫人、夕方の鎮痛剤の時間じゃないんですか?
アシが要る、ヘリを用意しろ!

L: We'll just have a map reference, not a name.

ただの地図案内だけじゃな。(犯人の)名前じゃない。

SH: It's a start!

これは出発点だよ!

JW: Sherlock...
シャーロック...

SH: Narrows it down from just anyone in London. It's the first proper lead that we've had.
ロンドン中の人から絞り込んでくれる。これは我々の得た最初の確かなリードなんだ。

narrow down:〔…に〕狭める, 絞る
proper:適切な、上品な、本物の、完全な、まったくの

JW: Sherlock...
シャーロック...

SH: Where is it? Quickly, where?

どこにある?はやく、どこだ?

JW: Here. It's...in 221 Baker Street.
ここだ。ここにある...ベーカー街221に。

SH: How can it be here? How?

ここだなんてありえるか?なぜ?

L: Maybe it was in the case when you brought it back and it...fell out somewhere.
たぶん、ケースの中にあって、ここに持ち帰ったとき...どっかに落ちたんじゃないか?

SH: What, and I didn't notice it? Me - I didn't notice?
なに?僕がそれに気づかなかったと?僕が?気づかなかった?

JW: Anyway, we texted him and he called back.
とにかく、メールを送ったら、奴は折り返し電話してきたんだ。

L: Guys, we're also looking for a mobile somewhere here, belonged to the victim...
みんな、携帯も探せ。このあたりのどこかにある。被害者が持っていたものだ。

'Who do we trust, even if we don't know them?
'Who passes unnoticed wherever they go?
'Who hunts in the middle of a crowd?'

「知らなくても信頼してしまうのは誰だ?」
「誰にも気づかれずにどこにでも行けるのは誰だ?」
「人ごみで狩をしてるのは誰だ?」

JW: Sherlock, you OK? What...?

シャーロック、大丈夫か?何だ?

SH: Yeah, yeah... I'm fine.
ああ.....大丈夫だ。

JW: So, how can the phone be here?
じゃ、なぜ携帯がここにあるなんてことになるんだ?

SH: Don't know.
わからない。

JW: I'll try it again.
もう一回やってみる。

SH: Good idea.

いいね。

JW: Where are you going?
どこへ行くんだ?

SH: Fresh air, just popping outside for a moment. Won't be long.
外の空気を吸いに、ちょっと出てくる。すぐ戻る。

pop:ポンと鳴る、はじける、ポンと出る、

JW: You sure you're all right?

ほんとに大丈夫か?

SH: I'm fine.
大丈夫だ。



Cabbie: Taxi for Sherlock Holmes.

シャーロックホームズさんにタクシーです。

SH: I didn't order a taxi.

タクシーは呼んでない。

Cabbie: Doesn't mean you don't need one.
でもそれは、タクシーが要らないって意味じゃないでしょ?

SH: You're the cabbie. The one who stopped outside Northumberland Street. It was you. Not your passenger.
お前はあのタクシー運転手だな。ノーサンバランド通りに停まってた。お前だったんだ。乗客ではなく。

Cabbie: See? No-one ever thinks about the cabbie. It's like you're invisible. Just the back of an 'ead. Proper advantage for a serial killer.
わかったか?今までだれもタクシー運転手には思い至らなかった。さしずめ「透明人間」だよ。後頭部だけだ。連続殺人者にとっては完全に有利だ。

※an 'ead とかやめて・・
辞書で引けないし。
これはいわゆる下町言葉の語頭の「H」が落ちてるってコトでよいんですよいね?で、後頭部だけっていうのは、タクシーの運ちゃんは後頭部しか見えない、後頭部だけの生き物だよってことなんですよね?


SH: Is this a confession?
それは自白かな?

confession:自白、告白


Cabbie: Oh, yeah. I'll tell you what else... If you call the coppers now, I won't run. I'll sit quiet and they can take me down, I promise.

ああ、そうだ。他のことも話そう......もし今サツを呼ぶなら、逃げはしない。静かに座って、警察は俺を捕まえられる、約束する。

coppers:警察官の俗語(「ポリ」とか「サツ」とか?)
※hey can take me down:どう訳す???

SH: Why?
なぜだ?

Cabbie: Cos you're not going to do that.
なぜなら、あんたはそんなことしないからさ。


SH: Am I not?

しないって?


Cabbie: I didn't kill those four people, Mr. Holmes. I spoke to 'em...and they killed themselves. If you get the coppers now, I'll promise you one thing. I will never tell you what I said.

俺はあの4人を殺しちゃいない。ホームズさん。彼らに話しかけて...そうしたらみんな自殺してしまった。もしサツを今連れてくるなら、一つ約束するよ。なんて話したのか絶対教えないって。

SH: No-one else will die, though, and I believe they call that a result.
他には誰も死ぬことはない。(これ以上の死者は出ない)とにかく、それに彼ら(警察)はそれを結果と呼ぶと信じるね。(=彼らはその結果に満足するはずだ

Cabbie: And you won't ever understand how those people died. What kind of result do you care about?
そして、あんたは決してわからない。4人がなぜ死んだのか。どんな種類の結果があんたは気になるのか?

※ここでいう「結果」というのは前段をうけて「そんな(警察の望む)結果なんかあんたは気にしちゃいないだろ?」ってことだとは思うのですが、英語をちゃんと訳すとどうなるの?

SH: If I wanted to understand.....what would I do?
もし知りたいなら....どうしたらいい?

Cabbie: Let me take you for a ride.
あんたとドライブだな。

SH: So you can kill me too?
そうして、僕も殺すのか?

Cabbie: I don't want to kill you, Mr. Holmes. I'm going to talk to ya.....and then you're going to kill yourself.
あんたを殺したいわけじゃない。ホームズさん。あんたに話をするんだ...そうすると、あんたは自殺することになる。


JW: He just got in a cab...It's Sherlock. He just drove off in a cab.

彼はタクシーに乗った...シャーロックだ。今、タクシーで出て行った。

D: I told you, he does that. He bloody left again. We're wasting our time!
言ったでしょ。彼はこうするって。また置いてけぼりよ。時間を無駄にしたわ!

JW: I'm...calling the phone, it's ringing out.
今携帯に電話してる、ベルが鳴ってる。

L: And if it's ringing, it's not here.
で、もしベルが鳴ってるなら、ここにはないってことだ。

JW: I'll try the search again.
もういちどサーチして見ます。

D: Does it matter? Does any of it? He's just a lunatic, and he'll always let you down. And you're wasting your time. All our time.
それが何か?何になると?彼はただの狂人。いつもあなたをがっかりさせるんです。そしてあなたの時間が無駄になる。私たち全員の時間が。

L: OK, everybody...done here.
わかった、みんな...ここは撤収だ。



SH: How did you find me?

どうやって僕をみつけた?

Cabbie: Oh, I recognised ya. Soon as I saw you chasing my cab. Sherlock Holmes! I was warned about you. I've been on your website, too. Brilliant stuff! Loved it.
おう!わかったのさ。タクシーを追いかけられてすぐにね。シャーロックホームズだ!あんたについては警告を受けてた。あんたのサイトも見たよ。すばらしい出来だね!気に入ったよ。

SH: Who warned you about me?
誰が僕のことを警告した?

Cabbie: Just someone out there who's noticed.
ただその辺の誰かさ、気づいた人だ。

out there:向こうに
※who's noticed 誰か気づかれた人? 受身の形? ??

SH: Who? Who would notice me?
だれだ?誰が僕に気がつくんだ?

Cabbie:You're too modest, Mr Holmes.
ご謙遜を。ホームズさん。

modest:謙遜、謙虚、慎み深い

SH: I'm really not.
謙遜なんかしない。

Cabbie:Got yourself a fan.
あんたにはファンがいるんだよ。


SH: Tell me more.

もっと(詳しく)話せ。

Cabbie: That's all you're going to know. In THIS lifetime.

これから全部教えてやるよ。この一生のうちにね。(=死ぬまでにはね)


(場面は221Bにもどり・・・)

L: Why did he do that? Why did he have to leave?
なぜ奴はあんなことをした?なぜ出て行ったんだ?

JW: You know him better than I do.
彼のことは僕より良く知ってるでしょう?

L: I've known him for five years - and no, I don't.
知り合って5年になるが、わからない。

JW: So why do you put up with him?
それなら、なぜそう我慢して彼とつきあってるんです?

put up with:我慢する

L: Because I'm desperate, that's why. And because Sherlock Holmes is a great man - and I think one day, if we're very, very lucky, he might even be a good one.
それは、もうヤケなんだ、それが理由だ。それに、シャーロックホームズはすごい奴だからな。それと、いつの日か、もし俺たちがものすごくツイてたらの話だが、いい奴にならんとも限らんからな。

Study in PINK 再録-4

2013年02月19日 |   └─和訳「ピンク色の研究」
「ニコチンパッチ3枚分の問題」から、タクシー追走劇まで。




JW: What are you doing?
なにをしてる?

SH: Nicotine patch. Helps me think. Impossible to sustain a smoking habit in London these days. Bad news for brain work.

ニコチンパッチだ。考える助けになる。喫煙習慣の維持は不可能になった、最近のロンドンでは。頭脳労働には悪いニュースだ。

JW: It's good news for breathing.
呼吸にはいいニュースだ。

SH: Oh... Breathing! Breathing's boring.
あぁ、呼吸!呼吸なんてつまらない。

JW: Is that...three patches?
それ・・3枚も?

SH: It's a three-patch problem.
パッチ3枚分の問題だ。

JW: Well...? You asked me to come, I'm assuming it's important.
それで?来いって言ったのは、何が重要なことがあるんだと思ったんだけど?
assume:思い込む

SH: Oh - yeah, of course. Can I borrow your phone?
ああ、そうだった、もちろん。携帯貸してくれるか?

JW: My phone?
僕の携帯?

SH: Always a chance that my number will be recognised. It's on the website.
常に僕の番号は識別される可能性がある。サイトに載せてるからね。

JW: Mrs Hudson's got a phone.
ハドスン夫人だって電話持ってるだろ。

SH: Yeah, she's downstairs. I tried shouting but she didn't hear.
まぁな、彼女は階下だ。大声出してみたが聞こえなかったようだ。

JW: I WAS the other side of London...
僕はロンドンの別の側にいたんだぞ...

SH: There was no hurry.
急ぎじゃない。

JW: Here... So what's this about - the case?
ほら...で、これは、何なんだ?事件(the cese)の関係か?

SH: Her case...
彼女のケース...

JW: HER case?
彼女の?


SH: Her suitcase, yes, obviously. The murderer took her suitcase, first big mistake.

彼女のスーツケースだ。そう、明白だ。殺人犯は彼女のスーツケースを持ち去った。最初の大きなミスだ。

JW: OK, he took her case. So?
OK,奴は彼女のスーツケースを持ち去った。それで?

SH: It's no use, there's no other way. We'll have to risk it. On my desk there's a number. I want you to send a text.
それは使い道がない。ほかの道はない。リスクを犯さなければ。僕の机の上に番号がある。メールを頼みたい。



JW: You've brought me here... to send a text.

ここまで連れ出したのは...メールのためか。

SH: Text, yes. The number on my desk. What's wrong?
メール、そうだ。番号は机の上だ。
どうかしたか?

JW: Just met a friend of yours.
たったいま君の友人に会った。

SH: A friend?
友人?

JW: An enemy.
敵だ。

SH: Oh. Which one?
ああ、どの敵?

JW: Well, your arch-enemy, according to him. Do people have arch-enemies?
そうだな、宿敵だそうだよ、彼によれば。宿敵なんているか?

SH: Did he offer you money to spy on me?
金銭の申し出があったか?僕をスパイしろって。

JW: Yes.
あった。

SH: Did you take it?
受けた?

JW: No.
いや。

SH: Pity, we could have split the fee. Think it through next time.
残念。報酬を折半にできたのに。次はよく考えろよ。

Think through:考え抜く


JW: Who is he?
誰なんだ?

SH: The most dangerous man you've ever met, and not my problem right now. On my desk, the number!
最も危険な男さ、君が今までに会った中で一番の。そして当面は僕の問題ではない。机の上だ。番号を!

JW: Jennifer Wilson. That was... Hang on. Wasn't that the dead woman?
ジェニファー・ウィルスン、それって...ちょっとまてよ、あの死んだ女性じゃないか?

SH: Yes. That's not important. Just enter the number. Are you doing it?
そうだ。それは重要じゃない。ただ番号を打てばいいんだ。やってるか?

JW: Yes.
ああ。

SH: Have you done it?
打ち終わったか?


JW: Yeah - hang on!

わかってるって...ちょっと待てよ!

SH: These words exactly. "What happened at Lauriston Gardens? "I must have blacked out. "22 Northumberland Street, please come."
文面はこうだ「何が起こったの?ロリストンガーデンで。私失神してたに違いないわ。ノーサンバランド通22番に来て。」

JW: You blacked out?
君、失神したのか?


SH: What? No... No! Type and send it. Quickly. Have you sent it?

何?いや...違うよ!打って送信だ。早く。送ったか?

JW: What's the address?
住所は?

SH: 22 Northumberland Street. Hurry up!
ノーサンバランド通22番だ、急げ!

JW: That's... That's the pink lady's case, that's Jennifer Wilson's case.
それ...それ、ピンクの女性のスーツケースだ。ジェニファーウィルスンの。

SH: Yes, obviously. Oh, perhaps I should mention - I didn't kill her.
そう、そのとおり。あ~もしかして、一言言わなきゃいけないのか?僕は殺してない。

JW: I never said you did.

そんなこと言ってない。

SH: Why not? Given that text and the fact I have her case it's a perfectly logical assumption.
なぜだ?(言ってもいいんだ)そのメールとこの事実-僕が彼女のスーツケースを持ってるってことから完璧に導かれる論理的仮説だ。
assumption:仮説

JW: Do people usually assume you're the murderer?
みんないつもそういう仮説をたてるのか?君が殺人犯だという。

SH: Now and then, yes.
ときどきは、まあそうだ。
Now and then:ときどき、たまに。

JW: OK...How did you get this?
なるほど。どうやってこれを手に入れたんだ?

SH: By looking.
探して。

JW: Where?
どこで?

SH: The killer must have driven her to Lauriston Gardens. He could only keep her case by accident if it was in the car. Nobody could be seen with this case without drawing attention - particularly a man, which is statistically more likely. So obviously he'd feel compelled to get rid of it. Wouldn't have taken him more than five minutes to realise his mistake.

犯人は彼女を車でロリストンガーデンに連れてきたはずだ。彼女のスーツケースが車にあったとしたら、それはまったく偶発的だった。誰でもこのスーツケースを持っていたら目立つー特に男の場合は、統計学的にそのほうが可能性が高いが。それで、明らかに彼はそれを処分しなければならないと感じたはずだ。彼が間違いに気づくまで5分以上はかからなかった。

drawing attention:注意を引く
statistically:統計学的に
compel:強いる
get rid of:処分する、除去する


※ここの男性が統計学的にmore likelyという部分。を詳しく見てみる。
ピンクのスーツケースを持ってると目立つ
→特に男が持ってればなおさらだ
→男のほうが統計的に見て可能性が高い。

「統計学的に見て可能性が高い」は何を指してる?
1.ピンクのスーツケースを持ってると目立つ可能性
2.犯人が男である可能性
2なら、犯人が男か女か、まだ考えていなくて、でもやっぱりこういう事件の犯人は男ってことが統計的におおいよね。という意味になる、ずっと、こっちの意味で考えてたんだけど、やっぱり直前までピンクのケースの話だから、1なのかな?



I checked every backstreet wide enough for a car five minutes from Lauriston Gardens, 'and anywhere you could dispose of a bulky object without being observed. 'Took me less than an hour to find the right skip.'

僕はすべての裏通りを調べたー車が通れる幅で、ロリストンガーデンから5分以内で、どこかこのかさばるものを人知れず処分できる場所を。1時間はかからなかったよ、見つけだすのに。(直訳:該当の粗大ごみ容器を見つけるのに1時間はかからなかった)

dispose of:~を処分する
bulky:かさばる、扱いにくい
observe:監視する、目撃する
skip:《主に英国で用いられる》 (建築現場などで出た廃棄物を運ぶ)大型容器.

skip→


JW: Pink. You got all that because you realised the case would be pink?
ピンクだ。君がそれ全部をわかったのは、スーツケースがピンクであるはずだと気づいたことから? 

※スーツケースがピンクだろうというこの1点から、犯人がそれを捨てたがること、捨てるなら5分以内に捨てることなどを全部導き出したってコト?

SH: It had to be pink, obviously.
ピンクのはずだ。わかりきってる。

JW: Why didn't I think of that(?)
なぜ僕は気づかなかったのかな?

SH: Because you're an idiot. No, no, no, don't look like that. Practically everyone is. Now, look. Do you see what's missing?
それは馬鹿だから。いや、いや、ちがう。そんな顔するな。実際誰でもそうだから。で、見ろ。何が無くなっているかわかるか?

Practically:事実上、実際

JW: From the case? How could I?
ケースから?わかるもんか。
※バカといわれてむっとしてますか?w

SH: Her phone. Where's her mobile phone? There was no phone on the body, there's no phone in the case. We know she had one. You just texted it.
電話だよ。彼女の携帯はどこだ?遺体にも無かったし、スーツケースにも無い。彼女が持っていたのはわかっている。今メールしたばかりだろ。

JW: Maybe she left it at home.
家に忘れたのかも。

SH: She has a string of lovers and she's careful about it. She never leaves her phone at home.
いつも不倫してるんだ。用心していた。家に忘れたりはしない。

JW: Er... Why did I just send that text?
ええと、なぜメールを送ったんだ?

SH: Well, the question is where is her phone NOW?
そうだ、問題は彼女の携帯が今どこにあるかだ。

JW: She could have lost it.
なくしたのかも。

SH: Yes, or?
そうだな、それとも?


JW: The murderer... You think the murderer has the phone?

犯人か?犯人が持ってると思うのか?

SH: Maybe she...left it when she left her case. Maybe he took it from her for some reason. Either way, the balance of probability is the murderer has her phone.
もしかすると彼女は...スーツケースと一緒に忘れたのかもしれないし、犯人が彼女から取り上げたのかもしれない、何かの理由で。どちらにしても、蓋然性としては犯人が持っている。

Either way:どちらにしても, どのみち.

JW: Sorry...what are we doing - did I just text a murderer? What good will that do?
待ってくれ...僕たちは何をしてるんだ?僕は犯人にメールしたのか?何の役にたつんだ?

What good will that do は will do 役に立つ の用法かな?


SH: A few hours after his last victim, and now he receives a text that can only be from her. If somebody had just found that phone they'd ignore a text like that, but the murderer... would panic.

最後の殺人から数時間後、そして今彼はメールを受けとった、被害者からとしか思えないメールを。もし誰かが携帯を見つけただけなら、あんなメールは無視するだろう、しかし犯人なら.....パニックになる。

JW: Have you talked to the police?
警察には話したのか?

SH: Four people are dead, there isn't time to
talk to the police.

4人死んでる、そんな時間は無い。

JW: So why are you talking to ME?
じゃあ、何で僕に話してるんだ?

SH: Mrs. Hudson took my skull.
ハドスン夫人が僕の骸骨を取っちゃったんだ・・(しょぼん)

JW: So I'm basically filling in for your skull?
それで、僕は基本的に骸骨の代わりというわけか?

SH: Relax, you're doing fine. Well?
安心しろ。なかなかよく努めてるよ。それじゃぁ

JW: Well, what?
それじゃぁ、何だ?

SH: Well - you could just sit there and...watch telly.
それじゃぁ--君はただそこに座って...テレビ見るんでもいいけど。

JW: What, you want me to come with you?
なに?一緒に来てほしいのか?

SH: I like company when I go out, and I think better when I talk aloud. The skull just attracts attention, so... Problem?
出かけるときには連れがあったほうがいい。考えが進むんだ。声に出してしゃべったほうが。骸骨はすぐ人目を引くから、それで....何か問題が?

JW: Yeah, Sergeant Donovan.
ああ、ドノバン巡査だ。

SH: What about her?
彼女が何か?

JW: She said...you get off on this. You enjoy it.
彼女が言ってた、君はこういうのに興奮するんだ、楽しむんだって。
get off on:夢中になる 興奮する

SH: And I said "dangerous", and here you are.
そして、「危険だ」と言ったら、君はやってきた。

JW: Damn it!
くそっ!








JW: Where are we going?

どこへ行くんだ?

SH: Northumberland Street's a five-minute walk from here.

ノーサンバランド通り、ここから徒歩5分だ。

JW: You think he's stupid enough to go there?

奴がのこのこやってくるとでも思ってるのか?
(直訳:彼がそこへ行くほどのバカだと思うのか?)

SH: No - I think he's brilliant enough. I love the brilliant ones. They're all so desperate to get caught.

いや、頭がいいから来るのさ。頭がいい奴は好きだね。彼らはみな捕まりたくてうずうずしてるものさ。(直訳:いや、奴はそこへ行くほどの賢さだと思う。賢い奴は好きだ。彼らはみな捕まえてもらうためにやけっぱちになる)

JW: Why?

なぜ?

SH: Appreciation! Applause! At long last the spotlight. That's the frailty of genius, John, it needs an audience.

評価さ!喝采だ!そして最後にはとうとうスポットライトだ!それが天才の弱点なのさ、ジョン、天才とは観客を必要とするんだよ。

at long last:at lastの強調表現

JW: Yeah.

なるほど。

SH: This is his hunting ground. Right here in the heart of the city. Now that we know his victims were abducted, that changes everything. Because all of his victims disappeared from busy streets, crowded places, but nobody saw them go. Think! Who do we trust, even though we don't know them? Who passes unnoticed wherever they go? Who hunts in the middle of a crowd?

ここは奴の猟場だ。ここは、都会のど真ん中。
今、我々は奴の獲物はさらわれたと知っている。これですべてが変わってしまう。
なぜなら、被害者たちは人通りの多い通りや人ごみの中から姿を消したのに、彼らを見たものはいないんだ。
考えろ!
知らない人間から信用されるのは誰だ?
どこへ行っても気づかれないのは誰だ?
人ごみの中で狩をしているのは誰なんだ?


JW: Don't know. Who?

わからないな。誰だ?

SH: Haven't the faintest. Hungry?

全くわからない。お腹すいてるか?

※faint:わずかな,ぼんやりした.
用例:There's not the faintest hope. わずかな望みもない.
というわけで、全否定に訳してみたけど・・・



Thank you, Billy. 22 Northumberland Street. Keep your eyes on it.

ありがとう、ビリー。ノーサンバランド通り22番、目を離すな。

JW: He's not just going to ring the doorbell. He'd need to be mad.

まさか、奴が玄関のベルを鳴らすわけないだろ。正気の沙汰じゃない。
(直訳:彼は、ドアベルを鳴らそうとしていない。狂ってでもいなければ)

SH: He HAS killed four people.

4人も殺してる(十分正気じゃないだろ?)

JW: OK.

わかった。

Angelo: Sherlock! Anything on the menu, whatever you want, free. On the house, for you and for your date.

シャーロック!メニューにあるものは何だってタダにするよ。店のおごりだ。
君と君の「お相手」にはね。

SH: Do you want to eat?

食べたい?

JW: I'm not his date.

僕は「お相手」じゃない。

Angelo: This man got me off a murder charge.

この男は、俺の殺人容疑を晴らしてくれたんだ。

SH: This is Angelo. Three years ago I proved to Lestrade at the time of a particularly vicious triple murder that Angelo was elsewhere, house-breaking.

彼は、アンジェロ。3年前、3人殺した凶悪殺人事件で、彼のアリバイをレストレードに証明したんだ。事件発生時刻に彼は、別の場所で強盗してた。

house-breaking:強盗、押し込み。
空き巣のことかと思いましたが、違うようです。空き巣のほうがここのシーンではぴったり・・アンジェロの小物っぽさがいい感じ出すと思ったのですが。


Angelo: He cleared my name.

汚名をそそいでくれたんだ。

SH: I cleared it a bit. Anything happening opposite?

まぁ少しね。向かいで何か起きてないか?

Angelo: Nothing. But for this man, I'd have gone to prison.


何も。この男がいなかったら、刑務所行きだったよ。
※I would have gone って仮定法?
but for: ~~でなければ

SH: You did go to prison.

刑務所には行っただろ?

Angelo: I'll get a candle for the table. It's more romantic.

テーブルにキャンドルを持ってくるよ。ロマンティックになるから。

JW: I'm not his date!

デートじゃないってば!

SH: You may as well eat. We might have a long wait.

食べたほうがいい。長く待つことになるかもしれないから。

JW: Thanks. People don't have arch-enemies.


(ろうそくを持ってきたアンジェロに)ありがとう。
普通の人は宿敵なんていない。

SH: I'm sorry?

え?なんて?

JW: In real life. There are no arch-enemies in real life. Doesn't happen.


実生活では。実生活には宿敵なんてものはいない。ありえないよ。

SH: Doesn't it? Sounds a bit dull.

そうなの?それはちょっと退屈だな。

JW: So who did I meet?

すると僕が会ったのは誰だ?

SH: What do real people have, then, in their..."real lives"?

じゃあ、現実の人々の実生活とやらには何があるんだ?

JW: Friends? People they know, people they like, people they don't like...Girlfriends, boyfriends.

友達だろ。知り合いとか、好きな奴、嫌いな奴・・・彼女とか、彼氏とか。

SH: Yes, well, as I was saying - dull.

ふーん。やっぱり退屈だな。

JW: You don't have a girlfriend, then.

じゃ、彼女はいないの?

SH: Girlfriend? No, not really my area.

彼女?僕の受け持ちじゃない。

JW: Mm. Oh, right. Do you have a...boyfriend? Which is fine, by the way.

あぁ、そうか、わかった。じゃあ...彼氏がいるのかな?それでもいいけど。

SH: I know it's fine.


それでもいいだろうね。

JW: So you've got a boyfriend then.

じゃ、彼氏がいるんだね?

SH: No.

いや。

JW: Right. OK. You're unattached. Like me. Fine. Good.

そうか、わかった。だれとも付き合っていないってことだね。僕と同じだ。結構結構。

SH: John, erm...I think you should know that I consider myself married to my work, and while I'm flattered, I'm really not looking for any...

ジョン、ええと、知っておいてほしいんだけど、僕は仕事と結婚してるんだ。気持ちはありがたいけど、別に誰かを探してるとかそういうわけじゃ・・・

JW: No, I'm...not asking. No. I'm just saying, it's all fine.

違うよ。僕は、口説いてないよ。ただ君がどういうんでも全然OKって言うことだよ。

SH: Good. Thank you. Look across the street. Taxi. It's stopped. Nobody getting in, and nobody getting out. Why a taxi? Oh, that's clever. Is it clever? Why is it clever?

よかった。ありがとう。
通りの向こうを見ろ。タクシーだ。停まってる。誰も乗り込まないし、誰も下りない。なぜタクシーなんだ?あ!賢いな。賢いか?なぜ賢いんだ?

※ここも、日本語にしても意味がよくわからない・・・

JW: That's him.

奴だ。

SH: Don't stare.

見るな。

JW: You're staring.

君は見てるじゃないか。

SH: We can't both stare.

二人で見るのはダメだ。






JW: Sorry... I've got the cab number.
すみません。
タクシーのナンバーを見たよ。

SH: Good for you. Right turn, one way, roadworks, traffic lights, bus lane, pedestrian crossing, left turn only, traffic lights.
そりゃあいい。
右折、一通、道路工事、信号、バスレーン、横断歩道、左折のみ、信号。


JW: Sorry.

SH: Come on, John...Come on, John. We're losing him! This way. No - THIS way!


JW: Sorry...


SH: Police! Open her up. No...Teeth, tan. What - Californian...? LA, Santa Monica. Just arrived.
警察だ!開けろ。ちがう...歯、日焼け、何?カリフォルニア人?ロサンゼルス、サンタモニカ、到着したばかり。


※簡単だけど、一生自分からは言えそうに無い表現。車のドアを開けるとき「her」なんて絶対頭に浮かばないね。きっと一生 OPEN THE DOOR!って言ってると思います。涙


JW: How could you possibly know that?
いったいなんでわかるんだ?

SH: The luggage. Probably your first trip to London, right? Going by your final destination and the cabbie's route.
荷物だ。おそらく初めての旅行ですね、ロンドンへは。あなたの最終目的地とタクシーのルートから見て。



Passenger: Sorry - are you guys the police?

すみません、あなた方は警察ですか?

SH: Yeah. Everything all right?
そうです。問題は無いですか?

Passenger: Yeah.
ええ。

SH: Welcome to London.
ロンドンへようこそ。

JW: Er, any problems - just let us know. Basically just a cab that happened to slow down.
あ..、何か問題があれば知らせてください。
そもそも、ただのタクシーだったんだ。たまたまスピード落としただけだ。

Basically:基本的に、本来は


SH: Basically.
そもそもね。


JW: Not the murderer.

殺人犯じゃない。


SH: Not the murderer, no.

殺人犯じゃない。そうだな。


JW: Wrong country, good alibi.

国が違う。いいアリバイだ。

SH: As they go.



JW: Hey, where did you get this? Detective Inspector Lestrade?

おい、これをどこで手に入れたんだ?レストレード警部だって?


SH: Yeah. I pickpocket him when he's annoying. You can keep that one, I've got plenty at the flat. What?

そうさ、すったんだ。彼がうるさいときにね。それ持ってていいよ。アパートに山ほどあるから。何?

JW: Nothing, just..."Welcome to London".
何でもない。ただ...「ロンドンへようこそ」か。

SH: Got your breath back?

息は落ち着いた?

JW: Ready when you are.
いつでもOKだ。(直訳:君がいいときに準備できてる)

JW: OK...That was ridiculous. That was the most ridiculous thing...I've ever done.

よし....馬鹿げてたなぁ。あんなに馬鹿なことしたことはないよ。

ridiculous:ばかげている

SH: And you invaded Afghanistan.
アフガン侵攻しただろ。

JW: That wasn't just me. Why aren't we back at the restaurant?
あれは、僕だけじゃなかった。レストランに戻ろうか

SH: They can keep an eye out. It was a long shot anyway.
彼らが見張れる。どちらにしても大穴狙いだったけど。

keep an eye out:見張る
a long shot:大穴、大胆な企み


JW: So what were we doing there
ということは、あそこで何をしてたわけ?


SH: Oh, just passing the time. And proving a point.
まぁただの時間つぶし、それと立証したいこともあったし。

JW: What point?
何の立証?

SH: You. Mrs. Hudson! Dr Watson WILL take the room upstairs.
君さ。ハドスン夫人!ワトスン先生が上を使うそうですよ。/引っ越すそうですよ!

JW: Says who?
誰がそんなこと言った?

SH: Says the man at the door.
ドアのところにいる男が。


Angelo: Sherlock texted me. He said you forgot this.

シャーロックからメールが来て、あんたがこれを忘れたって。

JW: Ah...Er, thank you. Thank you.
あ...あの..ありがとう。ありがとう。

Study in PINK 再録-3

2013年02月18日 |   └─和訳「ピンク色の研究」
3回目はロリストンガーデンのスーツケース話から、ナゾの黒塗りの車に連れ去られたジョンの巻。




L: Why do you keep saying suitcase?


なぜさっきから言い続けてるんだ?スーツケースって。

SH: Yes, where is it? She must have had a phone or an organiser. Find out who Rachel is.

そうだ。どこにあるんだ?彼女は携帯かシステム手帳を持っていたはずだ。レイチェルが誰なのか突き止めなければ。

organiser:システム手帳(辞書に無かったけど、画像検索したらいっぱい出てきた)

L: She was writing Rachel?

彼女はレイチェルって書いていたのか?

SH: No, she was leaving an angry note in German - of course she was writing Rachel, no other word it can be. Why did she wait until she was dying to write it?

ちがうよ。彼女は怒りの遺書をドイツ語で書いていたんだ。
-当然レイチェルと書いていたんだ。ほかの言葉であるはずがない。なぜ彼女は死ぬ間際にそれを書いたんだろう?(直訳:なぜ、彼女は死にかけるまでその言葉を書かなかったのだろう)

be dying to:~~したくてたまらない という言い回しらしいけど、ここでは文字通り「死にかけていた」のほうがよさそう。


それと、わざと、アンダースン説を真顔で取り上げて答えるところ、性格悪いですねぇ~

L: How do you know she had a suitcase?


なぜ彼女がスーツケース持ってたってわかるんだ?

SH: Tiny splash marks on her right heel and calf not present on the left. She was dragging a wheeled suitcase behind her with her right hand, by that splash pattern. Smallish case, going by the spread. Case that size, woman this clothes-conscious - could only be an overnight bag so we know she was staying one night. Where is it, what have you done with it?


ちいさな水はねが右足のかかととふくらはぎにある。左足にはない。キャスターつきのスーツケースを右手で引いてた。はねの状態でわかる。小ぶりのケースだ。はねの広がり方からして。この大きさのケースなら、このおしゃれにこだわる女性の場合、1泊分の荷物だ。だから、彼女は1泊だけするつもりだったとわかる。どこにあるんだ?それをどうしたんだ?

calf:ふくらはぎ
drag:ドラッグする、引きずる
smallish:小ぶりの
spread:ひろがり


L: There wasn't a case.

スーツケースはなかった。

SH: Say that again.

もう一度言ってくれ。

L: There wasn't a case. There was never any suitcase.

スーツケースはなかった。そんなものはどこにもなかった。

SH: Suitcase! Did anyone find a suitcase? Was there a suitcase in this house?

スーツケースだ!誰かスーツケースを見つけなかったか?この建物にスーツケースがなかったか?

L: Sir, there was no case!

??、スーツケースはなかったんだ!

なんでsirって言ってるのかな?ちょっとした皮肉なんだろうか?それとも普通に呼びかけ?

   ここもコメント欄でしましまさんに指摘されました。
   sirではなく、SHERLOCKといいかけてるとのことです。


SH: But they take the poison themselves, swallow the pills. There are clear signs, even you lot couldn't miss them.

しかし、被害者は毒物を自ら飲んでるんだ。カプセルを飲み下してるんだ。明らかなサインだろ。たとえ君たちだって見逃すはずはないんだ。

※ここもひとを小馬鹿にしてる台詞ですか?
LOTの意味のとり方がわからないな~
you lotで君たち大勢って感じなのかしら?


swallow:飲み込む。飲み下す。燕。

漢字でも飲み込むは「ツバメ」という字が使われてますよ!!!「嚥下」。
英語でも「ツバメ」と飲み下すが同じ単語なの?!
大発見ではないですか?!


L: Right, thanks. And...?
そうだな、どうも。それで?

SH: It's murder, all of them. I don't know how. But they're not suicides, they're serial killings. We've got a serial killer. I love it.There's always something to look forward to.

これは全部「殺人」だ。どうやったかはわからないが。でも自殺なんかじゃない、連続して殺された。連続殺人事件なんだ。嬉しいな。これは楽しみになってきたぞ。(直訳:いつも何かしら楽しみにできるものはあるものだ)

look forward to:期待する。楽しみに待つ。

ああ、こんなこと言うから、ドノバンにサイコパスって言われちゃうのに・・

L: Why are you saying that?

なぜ、そんなこと言うんだ?

SH: Her case! Come on, where is her case? Did she eat it(?) Someone else was here, and they took her case. So the killer must have driven here. Forgot the case was in the car.

彼女のスーツケースだよ。たのむよ、どこにあるんだ?彼女が食べたのか?別の人間がここにいたんだ。そして彼女のスーツケースを持ち去った。だから、殺人者は車でここに来たはずだ。車の中にスーツケースがあることを忘れたんだ。

JW: She could have checked into a hotel, left it there.

彼女がホテルにチェックインして、そこに置いてきたのかもしれない。

SH: No, look at her hair. She colour-coordinates her lipstick and her shoes. She'd never have left any hotel with her hair still looking... Oh... Oh!

ちがう。彼女の髪を見ろ。口紅も靴も見事にコーディネートしてる。ホテルに行ったならあんな髪のままで出てくるはずがない。(直訳:彼女は、どんなホテルからも、髪をあんな状態のままで出てくることは決してない)
あっ!そうか!

L: Sherlock? What is it, what?

シャーロック?何なんだ?何?

SH: Serial killers, always hard. You have to wait for them to make a mistake.

連続殺人はいつだって手強いものだ。奴らがミスするのを待たなくては。

L: We can't just wait!

ただ待つなんてできないんだよ!

SH: Oh, we're done waiting. Look at her, really look! Houston, we have a mistake. Get on to Cardiff. Find out who Jennifer Wilson's family and friends were. Find Rachel!

いや、もう待つのは済ませた。彼女を見ろよ、よく見ろ!ヒューストン、ミス発生だ。カーディフへ向かえ。ジェニファー・ウィルスンの家族や友人を探し出せ。レイチェルを見つけろ!

L: Of course, yeah - but what mistake?!

もちろんだ。でも、どんなミスなんだ?

SH: Pink!

ピンクだ!

※ここのPINK!の言い方が非常に好きです。






A: Let's get on with it...

さあ、みんな捜査続行だ。。

get on wit:仕事を進める、仲良く折り合う


D: He's gone.
彼は行っちゃったわよ。

JW: Who, Sherlock Holmes?
誰?シャーロックホームズ?

D: Yeah, he just took off. He does that.
そう、行ってしまったわ。いつもなの。

※ここも意味がとりにくい。
take off は、出発する、離陸する、服を脱ぐ、行ってしまう。
tookって過去形なのに、次のdoesは現在形。。。う~ん。
こういうことするのが「彼のいつもの習性」という感じなのでしょうか?




JW: Is he coming back?
帰ってきますかね?

D: Didn't look like it.
そうは見えなかったわ。

JW: Right. Right... Yes. Sorry, where am I?
わかりました。  そうだ、あの、ここはどこでしょう?


D: Brixton.

ブリクストン。

JW: Do you know where I could get a cab? It's just er... well - my leg.
どこでタクシー拾えます?ちょっと.....脚が。


D: Er.....try the main road.

ああ..表通りへ行ってみて。

JW: Thanks.
ありがとう。


D: But you're not his friend. He doesn't HAVE friends. So who are you?
でも、あなた彼の友達じゃないわね。彼に友達なんていないもの。じゃ、あなたは誰なの?

JW: I'm...I'm nobody. I just met him.
僕..僕は誰でもないですよ。会ったばかりなんです。

D: OK, bit of advice then. Stay away from that guy.
そう。じゃ、ちょっとアドバイスしとくわ。あいつには近づかないことね。

JW: Why?
なぜ?

D: You know why he's here? He's not paid or anything. He likes it. He gets off on it. The weirder the crime, the more he gets off. And you know what...? One day just showing up won't be enough. One day we'll be standing round a body and he'll be the one that put it there.

あなた、彼がなぜここにいるかわかる?彼には別に謝礼とかないの。こういうのが好きなのよ。興奮するの。気味の悪い犯罪ほど、興奮するの。そして..わかる?いつかただひけらかすだけじゃ物足りなくなる。いつか、私たちはある死体の周りに立つことになるわ、そして彼はその死体をそこに置いた人物となる。

weird:奇妙な、気味の悪い、珍しい

JW: Why would he do that?
なぜ彼がそんなことを?


D: Because he's a psychopath. Psychopaths get bored.

それは、彼がサイコパスだから。サイコパスって退屈するものなの。

L: Donovan!
ドノバン!

D: Coming. Stay away from Sherlock Holmes.
今行きます!近づかないことね、シャーロックホームズには。



JW: Hello?

もしもし?

MAN: 'There is a security camera on the building to your left. 'Do you see it?'
防犯カメラが君の左のビルにある。見えるか?

JW: Who's this? Who's speaking?
だれだ?誰が話している?

MAN: 'Do you see the camera, Dr Watson?'
カメラが見えるか?ワトスン先生?


JW: Yeah, I see it.

ああ、見える。


MAN: 'Watch... 'There is another camera on the building opposite you. Do you see it?'
見ろ....。別のカメラが君の向かいのビルにある。見えるか?

JW: Mm-hm.
ああ。


MAN: 'And finally, at the top of the building on your right.'

そして最後に、君の右のビルの屋上にも。


JW: How are you doing this?

何をやってるんだ?


MAN: 'Get into the car, Dr Watson. 'I would make some sort of threat, but I'm sure your situation is quite clear to you.'


車に乗りたまえ、ワトスン先生。私は何らかの脅迫をすることもできるが、しかし君は情況がよくわかってるはずだ。

threat:脅迫


JW: Hello.

こんにちは。


Anthea: Hi.

ハイ。


JW: What's your name, then?

君の名前は?

Anthea: Er...Anthea.
..アンシア

JW: Is that your real name?
本名?


Anthea: No.

いいえ。

JW: I'm John.
ぼくは、ジョン。


Anthea: Yes. I know.

そうね、知ってるわ。


JW: Any point in asking...where I'm going?

無駄なんだろうね..どこへ行くのか聞いても?

Anthea: None at all...John.
そのとおりよ...ジョン。

JW: OK.
OK.








MH: Have a seat, John.
かけたまえ。ジョン。

JW: You know, I've got a phone. I mean, very clever and all that, but er... you could just phone me. On my phone.
知ってるだろ、電話を持ってる。つまり、とても賢くて、そして全部・・・でも、あー、携帯に電話するだけでよかったのに。僕の携帯に。

※and all that。何か言いかけてるってことかな?

MH: When one is avoiding the attention of Sherlock Holmes, one learns to be discreet, hence this place. Your leg must be hurting you. Sit down.

ある者がシャーロックホームズの注意を回避しようとするときには、その者は慎重であることを学ぶ。それゆえ、ここになったのだ。脚が痛いはずだ。座りたまえ。

discreet:慎重な、分別のある

JW: I don't want to sit down.
座りたくない。

MH: You don't seem very afraid.
すごく怖がっているようには見えないな。

JW: You don't seem very frightening.
すごく怖がらせているようには見えない。

MH: Yes...The bravery of the soldier. Bravery is by far the kindest word for stupidity, don't you think? What is your connection to Sherlock Holmes?

なるほど...兵士の勇敢さだな。勇敢さとは愚かさの最高に丁寧な同義語である。そう思わないかね?君のシャーロックホームズとの関係は?

JW: I don't have one. I barely know him, I met him...yesterday.
関係なんか無い。ほとんど知らない。会ったばかりだ...昨日ね。

MH: Mmm, and since yesterday you've moved in with him and now you're solving crimes together. Might we expect a happy announcement by the end of the week?

ふむ、そして昨日から同居を始め、現在は一緒に犯罪捜査中。おそらく週の終わりまでにはめでたい発表を聞けると期待していいのだろうね?

JW: Who are you?
あんた誰だ?

MH: An interested party.
利害関係者だ。

interested party:利害関係者、当事者、関係者

JW: Interested in Sherlock? Why? I'm guessing you're not friends.
シャーロックに興味が?友達じゃなさそうだが。

MH: You've met him. How many friends do you imagine he has? I am the closest thing to a friend that Sherlock Holmes is capable of having.
君はもう彼に会ったわけだが、何人の友人が彼にいると想像できるかね?私は最も友人に近いものだ、シャーロックホームズが持ち得るもののなかで。

JW: And what's that?
そしてそれは何だ?

MH: An enemy.
敵だ。

JW: An enemy?
敵?

MH: In HIS mind, certainly. If you were to ask him, he'd probably say his arch-enemy. He does love to be dramatic.
彼の考えの中では、間違いなく。もし君が彼に尋ねるならば、彼はおそらくこう答えるだろう「宿敵」と。彼はドラマチックなのを好むからな。


JW: Well, thank God YOU'RE above all that.

そう、神様ありがとう。あんたはすべてを超えている・・・

まったく意味がわかりません!


ここで、ジョンの携帯にメールが入ります。
Baker Street. Come at once if convenient. SH
ベーカー街。都合ヨケレバスグコイ。SH

※スミマセン、カタカナにしたけど、電報じゃありませんでしたね。


MH: I hope I'm not distracting you.

君の気を散らしてないといいのだが。

distract:気をそらす

JW: Not distracting me at all.
全然そんなこと無い。

MH: Do you plan to continue your association with Sherlock Holmes?
君はシャーロックホームズとの協力関係を継続するつもりかね?


JW: I could be wrong...but I think that's none of your business.
まちがっているかもしれないが、...あんたは関係ないと思うが。

MH: It could be.
それがあり得るのだ。



JW: It really couldn't.
まったく関係ないはずだ。


※この二人の応酬のこの部分、関係あるかないかの話題という解釈でいいのかな?

MH: If you DO move into, erm.....221B Baker Street, I'd be happy to pay you a meaningful sum of money on a regular basis to ease your way.

もし君がほんとうに、ええと...ベーカー街221番地Bに引越すのなら、私は喜んで君に相応の金額を定期的に支払おう。君の生活が楽になるように。

regular basis:定期的に

JW: Why?
なぜ?

MH: Because you're not a wealthy man.
なぜならば、君が裕福ではないから。

JW: In exchange for what?
それと引き換えにするものはなんだ?


MH: Information. Nothing indiscreet. Nothing you'd feel...uncomfortable with. Just tell me what he's up to.

情報だ。全く不謹慎なことではない。君が不愉快に思うようなことでは全くない。ただ、彼が何を企んでいるのか教えてくれるだけでいい。

indiscreet:軽率な、不謹慎な、思慮深くない。
be up to:(悪いことを)企む



JW: Why?

なぜ?

MH: I worry about him. Constantly.
彼を心配しているからだ。常に。

JW: That's nice of you.
それは優しいことで。


MH: But I would prefer for various reasons that my concern go unmentioned, we have what you might call a... difficult relationship.


しかし、私は様々な理由により、私の配慮については言及せずに進めたいのだ。我々は...君がおそらく言うところの「難しい関係」なのだ。

またここでメール。
If inconvenient, come anyway. SH

ワルクテモコイ。SH


JW: No.

ノーだ。

MH: But I haven't mentioned a figure.
しかしまだ金額について話していない。

JW: Don't bother.
お構いなく。

Don't bother:お構いなく


MH: You're very loyal VERY quickly.

とても忠実で、とても迅速だな。


JW: No, I'm not, I'm just not interested.

いや、そうじゃない。ただ、興味が無いだけだ。

MH: "Trust issues"...it says here.
「信頼関係問題」と.....ここに書いてある。

JW: What's that?
それはなんだ?


MH: Could it be that you've decided to trust Sherlock Holmes of all people?

君はあらゆる人の中からあえてシャーロックホームズを信頼すると決めたようだね。


JW: Who says I trust him?

だれが、僕が彼を信頼しているなんて言った?

MH: You don't seem the kind to make friends easily.
君は、簡単に友人を作るタイプには見えないが?


JW: Are we done?

もういいか?

MH: You tell me. I imagine people have already warned you to stay away from him, but I can see from your left hand that's not going to happen.
君次第だ。私が想像するに、人々はすでに君に警告しただろう、シャーロックホームズに近づくなとね。だが、君の左手から読み取れることは、それは起こりそうにないということだ。


JW: My what?
僕の何?

MH: Show me.
見せたまえ。

JW: Don't...
やめろ..

MH: Remarkable.
これは驚きだ。

JW:What is?
何だ?

MH: Most people...blunder round this city, and all they see are streets and shops and cars. When you walk with Sherlock Holmes, you see the battlefield. You've seen it already. Haven't you?

ほとんどの人々...この町のあたりでまごまごしているような、彼らみなが見ているものは、通りであり、店や車だ。しかし、君がシャーロックホームズを伴ない歩くとき、君は戦場を見る。もうすでに見たね。そうだろう?

blunder:つまづく、まごつく、失敗する、うっかりする

JW: What's wrong with my hand?

僕の手がどうかしたか?

MH: You have an intermittent tremor in your left hand. Your therapist thinks it's post-traumatic stress disorder. She thinks you're haunted by memories of your military service.

君は左手に断続的な震えを抱えている。君のセラピストはそれを「心的外傷後ストレス障害」だと考えている。兵役の記憶に悩まされているとね。

intermittent tremor:断続的な震え
haunted:ホーンテッドマンション!幽霊の出る・・・思い出が絶えず付きまとう


JW: Who the hell are you? How do you know that?
あんた、いったい誰なんだ?なぜそれを知っている?

MH: Fire her. She's got it the wrong way round. You're under stress right now and your hand is perfectly steady. You're not haunted by the war, Dr Watson... You miss it. Welcome back. Time to choose a side, Dr Watson.

彼女はクビにしたまえ。全く逆にとらえてしまっている。君は今まさにストレス下にあるが、君の手は完全に落ち着いている。君は戦争に悩まされているんじゃない。ワトスン先生...恋しがってるんだ。おかえり。
どちらにつくか決める時間だ、ワトスン先生。


※ここの welcome back がもう大好き!
 しびれます。
 私にも言ってもらいたい。
 もしマイクロフトに会えて、何かお願いが聞いてもらえるとしたら
 (!あるはずないけど)
 welcome back って言ってもらいたいです!!


そしてまたメール着信
Could be dangerous. SH

キケンヲカクゴセヨ SH

※そこまでのことは言ってないか・・

Anthea: I'm to take you home. Address?
送るわ。住所は?

JW: Er, Baker Street. 221B Baker Street. But I need to stop off somewhere first. Listen, your boss. Any chance you could not tell him this is where I went?

あー、ベーカー街へ。ベーカー街221Bへ。でも先に寄るところがある。
あのさ、君のボスだけど、もし良かったら彼に言わないでもらえないかな?僕がどこへ行ったか。

stop off:途中下車する
Any chance:by any chance なら「ひょっとして~」って言い方だと思うのですが・・・by を省略した言い方なのでしょうか?
ひょっとして、こういうことしてくれたりするかな?ってことかしら??


Anthea: Sure.
わかったわ。

JW: You've told him already, haven't you?
もうすでに話しちゃったんだね?

Anthea: Yeah.
そうなの。

JW: Hey erm... do you ever get any free time?
ねぇ、ええと、暇な時間ってけっこうあるの?

Anthea: Oh, yeah. Lots. Bye...
ええ、あるわ、たくさん。
さよなら。

JW: OK.
OK



Study in PINK 再録-2

2013年02月17日 |   └─和訳「ピンク色の研究」
車でロリストンガーデンに向かうところから、ロリストンガーデンの推理の途中まで。(文字数の関係で途中になりました)



SH: OK, You've got questions...
OK、質問があるね...

JW: Yeah, where are we going?
ああ、どこに向かってる?

SH: Crime scene. Next?
犯罪現場だ。次は?

JW: Who are you, what do you do?
君は誰だ?何をしてるんだ?

SH: What do you think?
どう思う?

JW: I'd say...private detective.
そうだな・・私立探偵かな?

SH: But?
でも?

JW: But the police don't go to private detectives
でも警察は私立探偵のところには行かない。

SH: I'm a consulting detective. Only one in the world, I invented the job.
僕は諮問探偵だ。世界でただ独りの、自分で作った仕事だ。


JW: What does that mean?

どういう意味だ?

SH: Means when the police are out of their depth, which is always, they consult me.
意味は、警察が彼らの深度を超えてしまったとき、まぁいつものことだけど、相談に来るのさ。

JW: The police don't consult amateurs.
警察は素人に相談なんかしないよ。


SH: When I met you for the first time yesterday, I said Afghanistan or Iraq. You looked surprised.

昨日初めて会ったとき、僕はアフガニスタンかイラクかって言ったね。君は驚いた風だった。

JW: Yes, how DID you know?
そうだ、どうやって知ったんだ?

SH: I didn't know, I saw.
知ったんじゃない。見たんだ。


'Your haircut, the way you hold yourself says military. 'But your conversation...' Bit different from my day...said trained at Barts - so Army doctor, obvious.

君の髪の切り方、姿勢は、軍隊だといっている。しかし君の会話「昔と少し違うな」は、バーツで訓練を受けたといっている。だから軍医だ。明らかに。


'Your face is tanned... 'but no tan above the wrists. You've been abroad, but not sunbathing. 'Your limp's really bad when you walk, but you don't ask for a chair when you stand - 'so it's at least partly psychosomatic.

君の顔は日焼けしている、でも手首から上は焼けていない、海外へ行ってたが日光浴してたわけじゃない。君の脚は歩くときはとても悪そうだが、立っているときに、椅子を頼まない。ということは少なくとも部分的には心因性だ。

limp:片足を引きずること

'That says the original circumstances of the injury were traumatic -' wounded in action then. Wounded in action, suntan - Afghanistan or Iraq.

これらかわかるのは、負傷のもともとの情況がトラウマになるものだった。つまり、戦闘中の負傷だ。戦闘中の負傷、日焼け、、アフガニスタンかイラクだ。

wounded in action:戦闘中の負傷

JW: You said I had a therapist.
セラピストがいるって言ったね。

SH: You've got a psychosomatic limp, of course you've got a therapist. Then there's your brother.

心因性で足を引きずってるんだ、もちろんセラピストがいる。そして、君の兄弟がいる。

JW: Mm?
ん?

SH: Your phone. 'It's expensive, e-mail enabled, MP3 player.' And you're looking for a flatshare. You wouldn't buy this - it's a gift.

君の電話。高価なものだ。Eメールが使えて、MP3プレーヤー付。そして君は同居人を探している。これを買ったはずはない。プレゼントだ。


'Scratches. Not one, many over time -' it's been in the same pocket as keys and coins. You wouldn't treat your one luxury item like this, so it's had a previous owner. Next bit's easy. You know it already.

こすれキズ。一つじゃない。沢山。鍵や小銭と一緒にポケットに入ってた。君は高価なものをそんな風に扱わないだろう。だから、前の持ち主がいた。次はちょっと簡単だ。もうわかってるだろ。

※many over time 何回もなら time が複数形?
over time をしらべると「時間外」とかしかでてこない。
こんな簡単な単語なのに、意味がはっきりとれない・・・



JW: The engraving?
刻印?

SH: Harry Watson. Clearly a family member who's given you his old phone. Not your father, this is a young man's gadget. Could be a cousin, but you're a war hero who can't find a place to live - unlikely you've got an extended family, not one you're close to. So brother it is.

ハリー・ワトスン。明らかに君の家族で、古い携帯をくれた人物だ。父親じゃない。これは若者の持ち物だ。従兄弟かもしれない、でも君は戦争の英雄なのに住む場所もない、ということは君には親しい親戚はいそうにない。だから兄弟だ。


 Now, who's Clara? Three kisses says it's a romantic attachment. The expense of the phone says wife, not girlfriend. Must have given it to him recently, it's only six months old.

では、クララとは誰だ?三つのキスマークはロマンチックな付属品。携帯の値段は妻だと示している。ガールフレンドじゃない。最近のプレゼントのはずだ。これはまだ(買って)半年しかたってない。

expense:経費、費用

Marriage in trouble then - six months on he's given it away. If she'd left HIM, he would have kept it. Sentiment. No, he wanted rid of it. He left HER.

それから結婚生活にトラブルが生じた。6ヶ月使って彼はそれを手放した。妻が彼を捨てたなら、携帯は持っておくはずだ。感傷で。でも、彼は手放したがった。彼の方が妻を捨てたからだ。

※ここの「on」はどうとらえる?
使ったとか、スイッチ入ってた、用を成してた的な意味合いでの「オン」かな?



He gave the phone to you, so he wants you to stay in touch. You're looking for cheap accommodation, but you're not going to your brother for help - that says you've got problems with him. Maybe you liked his wife, or don't like his drinking.

彼は君に携帯をやった。つまり彼は君と連絡を取っていたい。君は安い住処を探しているのに、兄弟の助けをかりようとはしてない。彼との間に問題があることがわかる。君が彼の妻を好きだったのかもしれないし、それとも彼の飲酒がきらいなのかもしれない。


JW: How can you possibly know about the drinking?
どうして飲酒のことがわかるんだ?

SH: Shot in the dark. Good one, though. Power connection - tiny little scuff marks round it. Every night he plugs it in but his hands are shaking. You never see those marks on a sober man's phone, never see a drunk's without them. There you go, you were right.

あてずっぽうだ。でもあたったね。電源差込口だ。ちいさなこすりキズがまわりについてる。毎晩プラグを挿すが手が震えている。しらふの男の携帯には決してこんなキズはみられない。酒飲みのには必ずある。そのとおり、君は正しかった。

scuff:こする、引きずる、こすり傷
sober:しらふの


JW: I was right? Right about what?
正しかった?何が正しかったんだ?


SH: The police don't consult amateurs.

警察は素人には相談しないってことさ。


JW: That...was amazing.

こいつは....すばらしい!

SH: Do you think so?
そう思うのか?

JW: Of course it was. It was extraordinary, it was quite extraordinary.
もちろんさ。並外れてる。ほんとに並外れてるよ。

SH: That's not what people normally say.
普段みんなが言うのと違うな。

JW: What do people normally say?
普段みんななんていうんだ?

SH: Piss off!
うせろ!



SH: Did I get anything wrong?
何か間違っていなかったか?

JW: Harry and me don't get on, never have, Clara and Harry split up three months ago and they're getting a divorce, and Harry is a drinker.

ハリーと僕は仲が悪い、良かったためしがない、クララとハリーは3ヶ月前に別れて、離婚することになっている、そしてハリーは酒飲みだ。

split up:別れる

SH: Spot on, then. I didn't expect to be right about everything.
狙い通りか、それじゃあ。全部あたるとは思ってなかった。

Spot on:狙い通り

JW: Harry's short for Harriet.
ハリーというのはハリエットの略だ。

SH: Harry's your sister.
ハリーは君の姉妹か!

JW: Look, what exactly am I supposed to be doing here?
おい、僕はここで正確には何をすることになってるんだ?

SH: Sister!
姉妹!


JW: No - seriously, what am I doing here?

まじめな話、ここで僕は何をするんだ?

※なぜに、NO? シャーロックが間違ったことを指摘なの?


SH: There's always something.
いつも何かしら(間違いが)ある。






D: Hello, freak!
こんにちは。変人さん。

SH: I'm here to see Detective Inspector Lestrade.
レストレード警部に会いに来たんだが。

D: Why?
なぜ?


SH: I was invited.

招かれたから。

D: Why?
なぜ?


SH: I think he wants me to take a look.
僕に現場を見てほしいんじゃないか?

D: Well, you know what I think, don't you?
そう、私が何を考えてるかわかるわよね?

SH: Always Sally. I even know you didn't make it home last night.
いつだってわかってるさ。サリー。君が昨夜家に帰ってないことだって知ってるよ。

D: I don't... Who's this?
そんなこと・・・こちら誰?


SH: Colleague of mine, Dr Watson. Dr Watson, Sergeant Sally Donovan. Old friend.

同僚のドクターワトスン。ドクターワトスン、こちらはサリードノバン巡査。古い友人だ。

D: A colleague(?) How do YOU get a colleague? Did he follow you home?
同僚?同僚なんてどうやって見つけたの?家までつけられたの?


JW: Would it be better if I just waited...

もし僕が待ってるほうがいいんなら....

SH: No.
いや。


D: Freak's here. Bringing him in.

変人が来ました。中へ入れます。


SH: Ah, Anderson. Here we are again.

あーアンダーソン、また会ったね。


Anderson (A): It's a crime scene. I don't want it contaminated. Are we clear on that?

犯罪現場だ。汚染しないでほしい。その点は了解してるな?

contaminate:汚染する。コンタミする。

SH: Quite clear. And is your wife away for long?
よく了解してるさ。それと奥さんはずっと出かけているのか?


A: Oh, don't pretend you worked that out. Somebody told you that.

(推理で)解ったような振りをするな。誰かが教えたんだろ。

work out:算出する、問題が解ける、解く、運動する



SH: Your deodorant told me that.
あんたの制汗剤が教えてくれた。

A: My deodorant?
制汗剤が?


SH: It's for men.

男物だ。

A: Well, of course it's for men - I'm wearing it.
もちろん、男物だ。私が使うんだから。

SH: So's Sergeant Donovan. Ooh... I think it just vaporised. May I go in?
ドノバン巡査も同じものだね。ちょうど今(気化して)においが立ったところかな?入っていいかな?

vaporise:気化する、蒸発する

A: Whatever you're trying to imply...
お前が何かをほのめかそうとしてもだな...

SH: I'm not implying anything. I'm sure Sally came round for a nice little chat, and just happened to stay over. And I assume she scrubbed your floors, going by the state of her knees.

別に何もほのめかそうなんてしてないよ。サリーはちょっといいおしゃべりをしにきたと確信してるよ。で、たまたま朝になっちゃったと。それに、彼女は床磨きをしたようだね。ひざの状態によると。







SH: You'll need to wear one of these.

一つとって着てくれ。
(直訳:これらの中から一つを着る必要があるだろう)


L: Who's this?


誰?


SH: He's with me.


連れだ。

L: But who is he?

だけど、誰なんだ?

SH: I said he's with me.

だから連れだと言ってるだろ。


JW: Aren't you going to put one on?


君は着ないのか?

※ほんとに私もシャーロックは何で着ないんだろうかと思いました。アンダースンが「コンタミはやめてくれ」って言ってたから、嫌がらせ?

SH: So where are we?

で、我々はどこにいるんだ?

※これでは意味を成さないですね。次の台詞を見ると「で、どこに行けばいいんだ?」というのが近いと思いますが、なんで、こんな言い方になってるのでしょうか???where are we going?とは違うの?

L: Upstairs.

上の階だ。

L: I can give you two minutes.

2分やる。

SH: May need longer.

多分もっとかかる。

L: Her name's Jennifer Wilson according to her credit cards, we're running them now for contact details. Hasn't been here long. Some kids found her.

彼女の名前は、ジェニファー・ウィルスン、クレジットカードによると。詳細は調査中だ。(直訳:我々はそれらを走らせて詳細情報にコンタクトしているところ)それほど時間はたっていない。子供たちが見つけたんだ。

run が他動詞で使われているけど、意味は幅ひろい。
ここのthemはクレジットカードを指してると思うけど、クレジットカードは走らないし、どういうイメージなんだろう??クレジットカードを照会するといろんな情報が出てくるっていうイメージがrunなんだろうか?



SH: Shut up.

黙れ。

L: I didn't say anything.

言ってないぞ、何も。

SH: You were thinking. It's annoying.

考えているだろ。それがうるさいんだ。

annoying:うるさい,迷惑な,じれったい.

L: Got anything?

何かわかったか?

SH: Not much.

それほどでもない。

A: She's German. Rache. It's German for revenge. She could be trying to tell us something...

彼女はドイツ人だ。Rache。ドイツ語で復讐という意味だ。彼女は何かを伝ようとしてたのかも。

SH: Yes, thank you for your input.

はい、情報提供ありがとう。

L: So she's German?

じゃ、彼女はドイツ人なんだな。

SH: Of course she's not. She's from out of town though. Intended to stay in London for one night before returning home to Cardiff. So far, so obvious.

もちろん違う。もっともロンドンに住んでるわけじゃないが。予定ではロンドンに1泊して自宅に帰るつもりだった、カーディフの。ここまでは明白だ。

though:(文中や文末で)でも、やっぱり、もっとも
intend to:~するつもり
So far:ここまでのところ


JW: Sorry - obvious?

ごめん、明白って?

L: What about the message though?
じゃあ、メッセージはどうなんだ?

SH: Dr Watson, what do you think?

ワトスン先生、君の意見は?

JW: Of the message?

メッセージについて?

SH: Of the body. You're a medical man.

遺体について。医学の専門家だろ。

※ここのofはthinkからつながってるのかな?

L: We have a whole team right outside.

チーム全員がすぐ外にそろってる。

SH: They won't work with me.

彼らは僕とは仕事しない。

L: I'm breaking every rule letting YOU in here...

私はあらゆる規則を破ってお前を中に入れてるんだぞ。

SH: Yes...because you need me.

そうさ、僕が必要だからな。

L: Yes, I do. God help me.

そのとおりだ。神様助けて。(ああ、どうしようもない)

SH: Dr Watson!

ワトスン先生!

JW: Hm?

え?

L: Oh, do as he says. Help yourself. Anderson, keep everyone out for a couple of minutes...

あ、彼の言うとおりに、自由にやってくれ。
アンダースン、全員2~3分外すように。

Help yourself:ご自由に、どうぞ

JW: Well? What am I doing here?

で、僕はここで何をしてるんだ?

SH: Helping me make a point.

考えをまとめる手助けさ。(意見を述べる手助けさ)

make a point:主張する、意見を述べる

JW: I'm supposed to be helping you pay the rent.

僕が期待されてるのは、家賃の手助けだろ?

supposed to:~~と期待されている。~と思われている。

SH: This is more fun.

こっちのほうが面白いだろ。

JW: Fun? There's a woman lying dead.


面白い?ここに女性の死体があるのに?
(直訳:女性が死んで横たわっている)

SH: Perfectly sound analysis, but I WAS hoping you'd go deeper.

完璧に確実な分析だな。だが、もっと深い分析をしてくれると期待したんだがね。

sound:完全な、無傷の、健全な、確実な

「女性が死んでいる」というのを、ジョンは「面白がるな」という文脈で言ったのに。シャーロックはそれを受けて、医者が「女性が死んでいる」と当たり前のことをわざわざ検死報告したと皮肉った。ということですね。



JW: Yeah... Asphyxiation, probably. Passed out, choked on her own vomit. Can't smell any alcohol on her. It could have been a seizure. Possibly drugs.


そうだな・・・
窒息死だ。おそらく。意識を失って嘔吐物をのどに詰まらせた。アルコール臭はしない。発作かもしれない。おそらく薬物だろう。

asphyxiation:窒息
pass out:意識を失う
choke:詰まる。詰まらせる
vomit:吐く、嘔吐物
seizure:発作、脳卒中.


SH: You know what it was, you've read the papers.

新聞を読んだなら、何かわかるはずだ。
(直訳:君はこれが何かを知っている。新聞を読んだ。)

JW: Well, she's one of the suicides. The fourth...?

じゃぁ彼女もあの自殺の一人なんだな。4番目か?




L: Sherlock - two minutes, I said, I need anything you got.

シャーロック、2分だ。言っただろ。お前のわかったことを全部話せ。


SH: Victim is in her late 30s. Professional person, going by her clothes - I'm guessing the media, going by the frankly alarming shade of pink. Travelled from Cardiff today intending to stay in London one night from the size of her suitcase.


被害者は30代後半、専門職だ、服装からみて。おそらくマスコミ関係。派手で強烈なピンクの色合いからすると。カーディフからロンドンに今日やってきて、1泊するつもりだったんだ、スーツケースの大きさからわかる。

frankly:率直に、あからさまに
alarming:不穏な、不安にさせる


L: Suitcase?

スーツケース?

SH: Yes. She's been married at least ten years, but not happily. She's had a string of lovers but none of them knew she was married.

そうだ。彼女は結婚して10年以上、でもあまり幸せな結婚生活ではない。数珠繋ぎのように愛人がいたが、誰も彼女が既婚者だと知らなかった。

string of:一連の、数珠つなぎの
一度に複数と浮気してるわけじゃなくて、絶え間なく一人の浮気相手がいれかわってたということですね。

L: Oh, for God's sake, if you're just making this up...

おい、勘弁してくれよ。もし、単に話をでっち上げてるのなら・・・

make..up:話をでっち上げる

SH: Her wedding ring. Ten years old at least. The rest of her jewellery has been regularly cleaned, but not her wedding ring. State of her marriage right there. The inside is shinier than the outside,that means it's regularly removed. The only polishing it gets is when she works it off her finger. It's not for work, look at her nails. She doesn't work with her hands so what or who DOES she remove her rings for?

彼女の結婚指輪。10年以上はたってる、少なくみつもっても。他のアクセサリーはきちんと手入れしてあるのに、結婚指輪だけは違う。結婚生活の状態がそこに現れている。内側は外側より光っている。これは定期的にはずされていることを意味する。指からはずすときだけ(こすれて)磨かれるんだ。(直訳:指輪が磨かれる唯一の機会は彼女がそれを指からはずす時だ)。仕事のためじゃない。彼女の爪を見ろ。指先を使う仕事じゃない。じゃぁ何のためもしくは誰のために指輪をはずす?

jewellery:宝石類,装身具類.
regularly:定期的に、きちんと、いつも


 Not ONE lover, she'd never sustain the fiction of being single for that long so more likely a string of them.Simple.

愛人は一人じゃない。独身の振りをし通すには、長い付き合いじゃ無理だ。何人も愛人がいる(ひっきりなしに愛人ができる)方がありそうなことだ。簡単だ。

sustain:維持する、支える、(役を)立派にこなす

JW: Brilliant. Sorry.

すばらしい!ごめん。

L: Cardiff?

カーディフ?

SH: It's obvious, isn't it?

明白だろ?

JW: It's not obvious to me.

明白じゃないよ、僕には。

SH: Dear God, what is it like in your funny little brains, it must be so boring.

あ~カミサマ、一体どんな風なんだ?君のそのおかしな小さい脳みその中身は?さぞかし退屈だろうね。

※う~むかつく発言w。

Her coat - it's slightly damp, she's been in heavy rain the last few hours - no rain anywhere in London in that time. Under her coat collar is damp too. She's turned it up against the wind. She's got an umbrella in her pocket but it's dry and unused. Not just wind, strong wind - too strong to use her umbrella.

彼女のコートだ。少しだけ湿ってる。大雨にあったんだ。ここ数時間以内に。ロンドンじゃどこもその時間、雨は降ってない。コートの襟の下も濡れてる。襟を立てたんだ。風があったから。傘をポケットに入れてたのに、使ってなくて乾いてる。ただの風じゃない。大風だった。強すぎて傘が役に立たなかったんだ。


We know from her suitcase that she was intending to stay overnight but she can't have travelled more than two or three hours because her coat still hasn't dried. So - where has there been heavy rain and strong wind within the radius of that travel time? Cardiff.

スーツケースからわかるのは、1泊するつもりだったことだ。でも2
~3時間を越える距離は移動してない。なぜならコートがまだ乾いてないからだ。では、どこで大雨と強風があったか?その移動時間の範囲で?カーディフだ。

radius:半径
お~!πrの二乗っていうときのRって、これなんですね。
travelled:gooさんがつづりが違いますよー!って知らせてくれてますが、そういえば traveled のような気もしますね。LLとなるのはイギリス風みたいです。


JW: Fantastic.

素晴らしい!


SH: Do you know you do that out loud?


わかってるか?声が大きいって。

JW: Sorry, I'll shut up.


申し訳ない。黙るよ。

SH: No, it's...fine.

いや、それは...いいんだ。

   コメント欄でしましまさんに指摘されて聞きなおしたのですが、
   「YES、FINE」と言ってるように聞こえます。
   訳は「そうしてくれれば、ありがたい」ってところでしょうか。

   
 

Study in PINK 再録-1

2013年02月16日 |   └─和訳「ピンク色の研究」
順番をめちゃくちゃに載せていた「ピンク色の研究」自分で見返してもとても不便なので、順序良く再録します。
明らかな誤訳やミスタイプは訂正していこうと思います。
まずは冒頭から、ロリストンガーデンに221Bからタクシーででかけていくところまで。 



Therapist (T): How's your blog going?
ブログはどんな感じ?

JW: Yeah, good, very good.
ええ、いい感じです。すごく。

T: You haven't written a word, have you?
一字も書いてないんでしょ?

JW: You just wrote "still has trust issues".
今「いまだ信頼問題がある」って書きましたね。

T: And you read my writing upside down. You see what I mean? John, you're a soldier and it's going to take you a while to adjust to civilian life and writing a blog about everything that happens to you will honestly help you.
そして、あなたは私の書いたものをさかさまに読んだ。私の言ってる意味がわかる?ジョン、あなたは兵士で、すこし時間がかかるのよ、市民生活に適応するには。あなたに起きた起きた出来事すべてをブログに書くってことは、本当にあなたのためになるの。

JW: Nothing happens to me.
僕には何も起きません。


Donovan (D): The body of Beth Davenport, Junior Minister for Transport, was found late last night on a building site in Greater London. Preliminary investigations suggest that this was suicide.
ベス・ダベンポート運輸副大臣の遺体は、昨夜遅く、大ロンドンのビル建設現場で発見されました。初動捜査の結果では自殺と見られています。

a building site:ビルの建設現場
Preliminary:予備的な


We can confirm that this apparent suicide closely resembles those of Sir Jeffrey Patterson and James Phillimore. In the light of this, these incidents are now being treated as linked. The investigation is ongoing but Detective Inspector Lestrade will take questions now.
我々は、この明らかな自殺がサ・ジェフリー・パタースンとジェームズ・フィリモアの件と酷似していると言えます。この観点からこれらの事件は関連があるものとして取り扱われています。捜査は継続していますが、これからレストレード警部が質問をお受けします。

apparent:明白な
resemble:似ている
In the light of:~の観点から
incidents:事件


Reporter (D): Detective Inspector, how can suicides be linked?

警部、なぜ自殺に関連性などあるのでしょう?

Lestrade (D): Well, they all took the same poison. They were all found in places they had no reason to be. None of them had shown any prior indication.
そうですね、彼らは全員同じ毒物を飲んでいます。全員がそこにいる理由のない場所で発見されています。誰にも自殺の予兆はありませんでした。

prior:事前の
indication:兆候


R: But you can't have serial suicides.
連続自殺なんてありえないでしょう。


L: Well, apparently you can.

そうですね。でも明らかに、ありえます。

R: These three people, there's nothing that links them?
この3人は、お互い全く関係がないのですか?

L: There's no link we've found yet but we're looking for it. There has to be one.
関連はまだ全く見つかっていません。しかし、捜査中です。何かあるはずですから。

ここで、[WRONG!]のメールがバシバシ記者に届く。

D: If you've all got texts, please ignore them.
もし皆さんメールを受け取っても、どうぞ無視してください。

R: It just says "Wrong".
「違う」って言ってますよ。

D: Well, just ignore that. If there are no more questions, I'm going to bring this session to an end.
ええ、無視してください。これ以上質問が無いなら、会見を終了したいと思います。

R: If they're suicides, what are you investigating?
もし彼らが自殺なら、何を捜査してるんですか?

L: As I say, these suicides are clearly linked. It's an unusual situation, we've got our best people investigating.
さっきも言ったとおり、これらの自殺は明らかに関連があります。特異な状況です。精鋭が捜査に当たっています。

R: Says "Wrong" again.
また「違う」って。

D: One more question.
最後の質問にします。

R: Is there any chance that these are murders? And if they are, is this the work of a serial killer?
殺人の可能性は全くないのですか?そしてもしそうだった場合、連続殺人ということでしょうか?

L: I know that you like writing about these but these do appear to be suicides. We know the difference. The poison was clearly self-administered.
あなたが記事を書きたいのはわかりますが、まったく自殺としか考えられません/自殺と見えます。(殺人との)違いは知ってますからね。毒物は間違いなく彼ら自身が飲んでいます。

self-administered:自己投与の


R: Yes, but if they are murders, how do people keep themselves safe?
そうですか。でももし殺人だったら?人々はどう身を守ればいいのですか?

L: Well, don't commit suicide.
そうですね。自殺をしないように。

commit:身をゆだねる、引き受ける、約束する、(罪を)犯す

D: Daily Mail!
デイリーメールです。

L: This is a frightening time for people but all anyone has to do is exercise reasonable precautions. We are all as safe as we want to be. Thank you.
人々にとって恐ろしい時ですが、でも全員に必要なのは、合理的な用心をすることです。我々はみなそうありたいと思うのと同じくらい安全です。ありがとうございました。

exercise:役目を果たす
precaution:用心、警戒



D: You've got to stop him doing that. He's making us look like idiots.
彼があんなことするのをやめさせないと。彼のせいで私たちがバカに見えます。

You've got to stop~:~~するのをやめないといけない。
have got to = have to


L: If you can tell me how he does it, I'll stop him.
奴がどうやってるのかを教えてくれたら、やめさせるよ。





Mike Stamford: John! John Watson! Stamford, Mike Stamford. We were at Barts together.
ジョン!ジョン・ワトスン!スタンフォド、マイクスタンフォドだよ!バーツで一緒だった。

JW: Yes, sorry, yes, Mike, hello.

ああ、ごめん、そうだったね、マイク。やぁ。

Mike Stamford: Yes, I know, I got fat.

あぁ、いいんだ、太ったからな。

JW: No, no.
そんなことないよ。

Mike Stamford: I heard you were abroad somewhere getting shot at. What happened?
どこか外国で撃たれたって聞いたけど、何があったんだ?

JW: I got shot. Are you still at Barts then?
撃たれたんだ。
で、まだバーツにいるのか?

Mike Stamford: Teaching now, yeah, bright young things like we used to be. God, I hate them. What about you, just staying in town till you get yourself sorted?
今は教えてるよ、そう、輝ける若者たちをね。昔の僕らみたいな。うんざりするよ。君は?いろいろ落ち着くまでロンドンに滞在するのか?

sorted:(informal, usually with out) In good order, under control.
ちゃんとするままで、整うまで、落ち着くまでという感じ?



JW: I can't afford London on an Army pension.
軍の恩給(年金)じゃ、ロンドンでやっていくのは無理だ。

Mike Stamford: Couldn't bear to be anywhere else. That's not the John Watson I know.

他の場所じゃ我慢できないだろ?それは、僕の知ってるジョン・ワトスンじゃない。

JW: I'm not the John Watson.

僕はそのジョン・ワトスンじゃない。

Mike Stamford: Couldn't Harry help?

ハリーが助けてくれないのか?

JW: Yeah, like that's going to happen (!)
そうだな。そんなことがあればいいな。

Mike Stamford: I don't know, get a flatshare or something?
どうだろうね?フラットシェアするとか?

JW: Who'd want me for a flatmate? What?
だれが僕なんかとシェアしたいもんか。何だ?

Mike Stamford: You're the second person to say that to me today.
今日そういうことを言ったの、君が二人目だよ。

JW: Who was the first?
一人目は誰?





SH: How fresh?
鮮度は?

Molly: Just in. 67, natural causes. Used to work here. I knew him, he was nice.
着いたばかり。67歳。自然死。ここで働いてた人。知ってる人、いい人だったわ。

natural causes「変死」の対義語としての「自然死」老衰、病死を含む。


SH: Fine. We'll start with the riding crop.
結構。乗馬鞭から始めるとしよう。

Molly: So, bad day was it?
それで、今日はついてない日だったんでしょ?

SH: I need to know what bruises form in the next 20 minutes. A man's alibi depends on it. Text me.
20分後の鞭の痕の形が知りたい。ある男のアリバイがそれにかかってる。メールしてくれ。 

bruise:打ち身

Molly: Listen, I was wondering. Maybe later, when you're finished...
聞いて。考えてたんだけど、もしかしたら後で、あなたの仕事がすんだら・・

SH: You're wearing lipstick. You weren't wearing lipstick before.

口紅つけてる?前はつけなかっただろ?

Molly: I refreshed it a bit.
ちょっと新しくしてみたの。


SH: Sorry, you were saying?

ごめん、何か言いかけてた?

Molly: I was wondering if you'd like to have coffee?
コーヒーでもどうかなって思ってたんだけど。

SH: Black, two sugars, please. I'll be upstairs.
ブラックで、砂糖は2つ頼むよ。上にいるから。

Molly: OK.
OK。


JW: Bit different from my day.
僕のいたころとはちょっと違うな。

Mike Stamford: You've no idea!
(こうなってるとは)思ってもみなかっただろ?

SH: Mike, can I borrow your phone? There's no signal on mine.
マイク、電話を貸してくれるか?僕のは電波が入らなくて。


Mike Stamford: And what's wrong with the landline?

固定電話はどうしたんだ?

SH: I prefer to text.
メールのほうがいいんだ。


Mike Stamford: Sorry, it's in my coat.

すまない。コートの中だ。


JW: Here, use mine.

これ、僕のを使っていいですよ。

SH: Oh, thank you.

あぁ。ありがとう。

Mike Stamford: This is an old friend of mine, John Watson.

こちらは旧友のジョン・ワトスンだ。

SH: Afghanistan or Iraq?
アフガニスタン、それともイラク?

JW: Sorry?
え?

SH: Which was it, in Afghanistan or Iraq?

どっちだった?アフガニスタン?それともイラクに?

JW: Afghanistan, sorry, how did you know?

アフガニスタンだけど、えっと、どうしてそれを・・?

SH: Ah! Coffee, thank you. What happened to the lipstick?
あ!コーヒーだ!ありがとう。口紅どうかした?

Molly: It wasn't working for me.
あんまり効果なかったから。

SH: Really? It was a big improvement. Your mouth's too small now.
ほんとに?大きな進歩だったよ。今は口が小さすぎる。

Molly: OK.
OK

SH: How do you feel about the violin?
バイオリンについてどう思う?

JW: I'm sorry, what?
ごめん、何?

SH: I play the violin when I'm thinking and sometimes I don't talk for days on end. Would that bother you? Potential flatmates should know the worst about each other.
僕はバイオリンを弾く、考え事をするとき、それに時々何日も続けて口を利かない。そういうことは気になるかな?同居人候補ならお互いの欠点を知るべきだ。
on end:立て続けに

JW: You told him about me?
彼に僕のことを話した?

Mike Stamford: Not a word.
一言も。

JW: Who said anything about flatmates?

だれが同居人の話をしたんだ?

SH: I did. Told Mike this morning that I must be a difficult man to find a flatmate for. Now here he is just after lunch with an old friend clearly just home from military service in Afghanistan. Wasn't a difficult leap.
僕がした。今朝マイクに自分は同居人を見つけるのが難しいに違いないと話した。するとここに、ランチのすぐ後で旧友をつれてきた。明らかにアフガニスタンでの軍役から帰国したばかりの友人だ。そんなに難しい飛躍じゃなかった。


JW: How did you know about Afghanistan?
なぜアフガニスタンのことがわかった?

SH: Got my eye on a nice little place in central London. We ought to be able to afford it. We'll meet there tomorrow evening, seven o'clock. Sorry, got to dash. I think I left my riding crop in the mortuary.
ロンドン中心部のちょっとしたいい場所に目をつけてるんだ。我々はそれをする余裕ができるはずだ(=二人でなら十分家賃が払えるはずだ)。そこで明日の夜7時に会おう。すまない。急ぐんだ。死体安置所に乗馬鞭を置いてきたらしい。

JW: Is that it?
それだけ?

SH: Is that what?
それだけって何が?

JW: We've only just met and we're going to go and look at a flat?
僕らは会ったばかりだ。それで、もう部屋を見に行くのか?

SH: Problem?
何か問題が?

JW: We don't know a thing about each other. I don't know where we're meeting; I don't even know your name.
僕たちお互いのことを全く知らない。どこで会うのかも知らないし、君の名前すら知らない。

SH: I know you're an Army doctor and you've been invalided home from Afghanistan. You've got a brother worried about you but you won't go to him for help because you don't approve of him, possibly because he's an alcoholic, more likely because he recently walked out on his wife. And I know that your therapist thinks your limp's psychosomatic, quite correctly, I'm afraid. That's enough to be going on with, don't you think? The name's Sherlock Holmes and the address is 221B Baker Street. Afternoon.

僕は知ってる。君は軍医でアフガニスタンから傷病兵として送還された。兄がいて君を心配しているが、君は兄の助けは借りたくない。理由は彼を認めてないから。おそらく彼の飲酒、もっとありそうなのは最近彼が妻を捨てたから。それから、これも知っている。君のセラピストは君が脚を引きずるのは心因性だと考えている。それは正解だ、残念だが。これで十分だろう、一緒にやるのには、どうだ?
名前はシャーロック・ホームズ。住所はベーカー街221B。では。

invalided:傷病兵として送還される
approve of:認める、賛成する。
walked out on:捨てて出て行く
limp:足が不自由なこと、片足を引きずること



Mike Stamford: Yeah, he's always like that.

そう、彼はいつもああなんだ。




SH: Hello.
こんにちは

JW: Ah -- Mr. Holmes.
ああ、ホームズさん

SH: Sherlock, please.
シャーロックでいいですよ。

JW: Well, this is a prime spot. Must be expensive.
一等地じゃないですか。かなり高いんじゃ。

SH: Mrs. Hudson, the landlady - she's given me a special deal. Owes me a favour. A few years back, her husband got himself sentenced to death in Florida. I was able to help out.
ここの大家のハドスン夫人が、僕に借りがあるということで、特別好条件を提示してくれたんだ。数年前に、彼女の夫がフロリダで死刑を宣告されたときに、助けることができたんで。

sentence:〔+目的語+to+(代)名詞〕〈人に〉〔…の刑を〕宣告する 《★しばしば受身で用いる》.
help out:救い出す
Owes one's a favour:~~に借りがある。


JW: Sorry -- you stopped her husband being executed?
ええっと、それは、彼女のだんなさんの処刑を食い止めたってコト?

execute:処刑、刑の執行

SH: Oh, no, I ensured it.
いや、確実にしたんだ。


Mrs. H: Sherlock!

シャーロック!


SH: Mrs. Hudson, Dr John Watson.
ハドスン夫人だ、こちらはドクター・ジョンワトスンです。

Mrs. H: Hello. Come in.
こんにちは。入って。

JW: Thank you.
ありがとうございます。

SH: Shall we...?
じゃ、まいりますか?

JW: Well, this could be very nice. Very nice indeed.
いやぁ、これはすごくいいね。ほんとに、すごくいい。

SH: Yes. Yes, I think so, my thoughts precisely.
そうなんだ。僕もそう思った。僕の感想も全く同じ。

precisely:まさにそのとおり

TOGETHER: So I went straight ahead and moved in.
同時に:それでまっすぐここに引っ越してきたんだ。

Soon as we get all this rubbish cleaned out...
同時に:このゴミを全部きれいに片付けちゃえばすぐに・・・

JW: So this is all...
ということは、これは全部・・・

SH: Well, obviously I can erm...straighten things up a bit.
まぁ、確かに、えっと、ちょっとは片付けられるよ。

straighten~~ up 整理整頓する


JW: That's a skull.
それ、骸骨だね。

SH: Friend of mine. When I say friend...
僕の友達。僕が友達っていう時には・・・

※ここ、日本語にしてもよく意味がわかりません。
シャーロックの意図はどういうことかな?
「友達の骨(友達が死んで骨になった)じゃなくて、骸骨が友達なんだ」といいたいのか、
「友達って言ったら自分にはこういうものしかいないんだ」といいたいのか。
なぞです・・・


Mrs. H: What do you think, then, Dr Watson? There's another bedroom upstairs, if you'll be needing two bedrooms.
いかがですか、ワトスン先生?上の階にはもうひとつ寝室がありますよ。もし寝室が2ついり用なら。

JW: Of course we'll be needing two.
もちろん、2つ必要ですよ。

Mrs. H: Oh, don't worry, there's all sorts round here. Mrs. Turner next door's got (married ones).
まぁ、心配しないで。この辺には各種そろってるから。お隣のターナー夫人のところには(結婚したカップルもいるのよ。)

all sorts:各種

Oh...Sherlock! The mess you've made.
まぁ、シャーロック!散らかして!(直訳:あなたの作った混乱)

※こういう風に主語が人間じゃない言い方。違う言語だな~ととつくづく。

JW: I looked you up on the internet last night.
ゆうべ君の事をネットで調べた。

SH: Anything interesting?
なにか面白いものあったか?

JW: Found your website. The Science of Deduction.
君のサイトを見つけた。「推理の科学」。

deduction:演繹法

SH: What did you think?
どう思った?(ご感想は?)

JW: You said you could identify a software designer by his tie and an airline pilot by his left thumb?
ソフトウェアデザイナーはネクタイを、パイロットは左手の親指を見ればわかると言ってるね。

SH: Yes. And I can read your military career in your face and your leg, and your brother's drinking habits on your mobile phone.
そう。そして、君の軍歴は君の顔と脚から、君の兄さんの飲酒癖は携帯電話からわかる。

JW: How?

どうやって?

Mrs. H: What about these suicides then, Sherlock? I thought that'd be right up your street. Three exactly the same.
この自殺事件はどうかしら?シャーロック、ぴったりあなた向きなんじゃないかって思ったけど?3つ全部そっくり同じって。

right up one's alley/street:趣味に合う、能力に合う


SH: Four. There's been a fourth. And there's something different this time.

4つだ。4つめができた。それに、今回は何か違うようだ。


Mrs. H: A fourth?

4つ目?

SH: Where?
(レストレードに)どこだ?

L: Brixton, Lauriston Gardens.

ブリクストンだ。ロリストンガーデン。


SH: What's new about this one? You wouldn't have come to me otherwise.

今回は何か目新しいことがあるのか?そうじゃなきゃ、ここへ来なかっただろ?

L: You know how they never leave notes?
今まで誰も遺書を残さなかっただろ?
(直訳:彼らが一度も遺書を残さなかったということを知っているな?)

ここの how は that と同じような使われ方。(関係詞/接続詞)



SH: Yeah.

そうだ。

L: This one did. Will you come?
今回は遺書があった。来るか?


SH: Who's on forensics?

鑑識の担当者は?

forensics:鑑識

L: Anderson.
アンダーソン。

SH: He doesn't work well with me.
奴とじゃ上手くいかない。

L: Well, he won't be your assistant.
まぁ奴は君の助手にはならんよな。

SH: I NEED an assistant.
僕には助手が必要だ!

L: Will you come?
来るのか?

SH: Not in a police car, I'll be right behind.

警察の車には乗らない。すぐに後から行く。

L: Thank you.
ありがとう。

SH: Brilliant! Yes! Four serial suicides, and now a note. Oh, it's Christmas. Mrs Hudson, I'll be late. Might need some food.

すばらしい!やった!4つの連続自殺。そして今度は遺書。あぁ、クリスマスだ!ハドスン夫人、遅くなります。何か食べるものが必要になるかな。

Mrs. H: I'm your landlady, dear, not your housekeeper.
私は大家ですよ。家政婦じゃありませんよ。

SH: Something cold will do. John, have a cup of tea, make yourself at home. Don't wait up!
何か冷たいもので十分です。ジョン、お茶でも飲んで、くつろいでくれ。起きてなくていいから。

will do:間に合う。役に立つ。
wait up:寝ずにまつ。


Mrs. H: Look at him, dashing about...My husband was just the same. But you're more the sitting-down type, I can tell. I'll make you that cuppa, you rest your leg.
ちょっと見て、突進しちゃって・・うちの主人とそっくり。でもあなたはもっと落ち着いて座ってるタイプにちがいないわね。お茶を入れましょう。あなたは脚を休めてて。

I can tell:文の最後について、まえのぶぶんを「確かだ」と強調する言い方。

※dashing aboutのあとの....の部分で何を言うつもりなんでしょうか?
dashのあとにaboutが来るのは辞書に載ってなかった。


JW: Damn my leg! Sorry, I'm so sorry - It's just sometimes this bloody thing...
この脚のヤロー!すみません。ほんとにすみません。時々どうにもこうにもこの脚が・・

Mrs. H: I understand, dear, I've got a hip.
わかるわ。わたしも腰がそうなの。

JW: Cup of tea'd be lovely. Thank you.
お茶いいですね。ありがとうございます。

Mrs. H: Just this once, dear, I'm not your housekeeper.

今回だけよ。家政婦じゃないんですから。

JW: Couple of biscuits too, if you've got 'em.
あったら、ビスケットも少しお願いします。

Mrs. H: Not your housekeeper!
あなたの家政婦じゃないのよ。

SH: You're a doctor. In fact you're an Army doctor.
君は医者だ。もっと正確に言うと軍医だ。

JW: Yes.
そうだ。

SH: Any good?

腕は(どのくらいいい)?

JW: Very good.
とてもいいよ。

SH: Seen a lot of injuries, then. Violent deaths.
たくさんのけが人を見てきたね?ひどい死体も。

JW: Well, yes.
ああ、そうだ。

SH: Bit of trouble too, I bet?

きっとそれで悩まされることもあっただろうね。

JW: Of course. Yes. Enough for a lifetime, far too much.
もちろんそうだ。一生分見てきた。十分過ぎるほどだ。

SH: Want to see some more?
もう少し見たい?

JW: Oh, God, yes.
ああ、うん、そうだ。


Sorry Mrs. Hudson, I'll skip the tea. Off out.
すみません、ハドスン夫人、お茶はキャンセルです。外出します。

Mrs. H: Both of you?
二人ともなの?

SH: Impossible suicides? Four of them? No point sitting at home when there's finally something fun going on!
ありえない自殺?4人全員?ついに楽しいことが始まったのに、部屋で座ってるなんて無意味だよ。

No point:むだ、何にもならない

Mrs. H: Look at you, all happy. It's not decent.

自分を御覧なさい。そんなに楽しそうにして。お行儀が悪いわよ。

decent:ちゃんとしてる、みっともなくない、礼儀正しい

SH: Who cares about decent? The game, Mrs. Hudson, is on! Taxi!
行儀がなんですか!?ゲームが、ハドスン夫人、始まってるんですよ!タクシー!


SHERLOCKで英語 ピンク色の研究-18(終)

2012年10月18日 |   └─和訳「ピンク色の研究」
いよいよラスト、エピローグです。
事件解決でご飯を食べに行こうとしたら、例のナゾの男が・・・。
このシーンも好きです。
結局、マイクロフトが好きなんだなぁ。私。
ここまで訳してきて発見しました。

赤文字:意味や文法がわからないところ
青文字:(私にとっての)新出単語

例により、英語的思考を身につけようと思って、できるだけ前から訳してるので、日本語はちょっと変です。




JW: Sherlock... That's him, that's the man I was talking to you about.
シャーロック...彼だ。ほら、前に話した男だよ。



SH: I know exactly who that is.

誰だかよーく知っている。

MH: So... Another case cracked. How very public-spirited. Though that's never really your motivation, is it?
それで...またひとつ難問解決したな。なんと公共心のあることか。決してそれがお前の本当の動機でなかったとしても。なぁ。


crack:難問を解く
public-spirited:公共心のある




SH: What are you doing here?

ここで何をしてるんだ?


MH: As ever, I'm concerned about you.

いつもと同じだ。お前を心配しているのだよ。


SH: Yes, I've been hearing about your "concern".
そうだな、あんたの「心配」については聞き及んでるよ。


MH: Always so aggressive. Did it never occur to you that you and I belong on the same side?
いつも何とも攻撃的だな。一度も思いあたったことはないのか?お前と私が同じ側にあるということを。

occur to:思い浮かぶ、思い当たる。

SH: Oddly enough - no.
それは奇妙だ....ない。

Oddly enough:おかしなことに、奇妙なことに

MH: We have more in common than you'd like to believe. This petty feud between us is simply childish. People will suffer. And you know how it always upset Mummy.
我々には共通するものがもっとあるんだ。お前がそう信じたいと思うよりも。
この我々の間にあるささやかな確執は単に子供じみたものだ。みんな苦しむことになる。それに知ってるだろう、このことでママがいつも心配してる。

in common:共通して
petty:取るに足らない、ささやかな
feud:確執、反目


SH: I upset her? Me? It wasn't me that upset her, Mycroft.
僕が心配させてるって?僕が?心配させてるのは僕じゃない、マイクロフト。

JW: No. No, wait...Mummy? Who's Mummy?
ちょっと、まて...ママ?誰のママ???

SH: Mother. Our mother. This is my brother, Mycroft. Putting on weight again?
母だ。僕らの母親。これは僕の兄のマイクロフト。また太ってるのか?

MH: Losing it, in fact.
やせているところだ。正確には。


JW: He's your brother?

彼は君のお兄さん?


SH: Course he's my brother.

そう、兄だ。

※Course...of course?



JW: So he's not...

じゃあ、彼は違うのか...

SH: Not what?
違うって何が?

JW: I don't know... Criminal mastermind?
さあね...悪の黒幕とか?

SH: Close enough.
ほぼそんなところだ。

MH: For goodness' sake. I occupy a minor position in the British government.
よしてくれ。わたしは英国政府の小さな地位をつとめているのだ。


SH: He IS the British government, when he's not too busy being the British secret service or the CIA on a freelance basis. Good evening, Mycroft. Try not to start a war before I get home, you know what it does for the traffic.

彼が英国政府そのものだ。英国秘密情報部の仕事やフリーでやってるCIAの仕事で忙しすぎるとき以外はね。失礼するよ、マイクロフト。戦争を始めないようにしろよ、僕が家に着くまでは。それが交通に与える影響を知っているだろう?

JW: So, when you say you're concerned about him - you actually are concerned?
ということは、彼を心配してると言うときは、ほんとに心配してるってコト?

MH: Yes, of course.
そうだ、もちろん。

JW: I mean, it actually is a childish feud?
つまり、ほんとにそれって子供っぽい確執なんだ。

MH: He's always been so resentful. You can imagine the Christmas dinners.
彼は常に怒っているんだ。クリスマスディナーが想像つくだろう?

resentful:怒った、憤慨した。

JW: Yeah...No... God, no. I'd better erm...Hello again.
確かに...いや、全然。僕は...ええと..また会ったね。

Anthea: Hello.
どうも。

JW: We met earlier on this evening.
僕たち今日の夜早くに会ったよ。


Anthea: Oh!
ああ!


JW: OK. Goodnight.

じゃ、おやすみなさい。


MH: Goodnight, Dr Watson.

お休み、ドクターワトスン。


JW: So, dim sum. Mmm!
で、飲茶だね。

SH: I can always predict the fortune cookies.
僕はいつもおみくじクッキー(の言葉)を当てられるんだ。

predict:予言する

JW: No, you can't.
そんなことできるもんか。

SH: Almost can. You did get shot, though.
だいたいあたるよ。
撃たれたことは撃たれたんだろ?

JW: Sorry?
何だって?

SH: In Afghanistan. There was an actual wound.
アフガニスタンで。実際に怪我をしたはずだ。


JW: Oh. Yeah, shoulder.

ああ、そうだ。肩をね。


SH: Shoulder! I thought so.

肩!そうだと思った。

JW: No, you didn't.
うそつけ。

SH: The left one.
左肩だろ?

JW: Lucky guess.
あて推量が当たったな。(まぐれ当たりだね)

SH: I never guess.
あて推量なんてしない。

JW: Yes, you do. What are you so happy about?
いや、してるさ。
なにをそんなに嬉しそうにしてるんだ?


SH: Moriarty.

モリアーティ。

JW: What's Moriarty?
モリアーティって何だ?

SH: I've absolutely no idea.
皆目わからない。


Anthea: Sir, shall we go?
そろそろ行きましょうか。

MH: Interesting, that soldier fellow. He could be the making of my brother...or make him worse than ever. Either way, we'd better upgrade their surveillance status. Grade three active.

面白い。あの軍人の男。彼はもしかすると弟を進歩させるかもしれない...もしくは今より悪くなるか。いずれにしても、彼らの監視のステータスを上げたほうがよさそうだ。第3グレード、監視中に。


the making of:成功の手段、進歩の方法


Anthea: Sorry, sir - whose status?
すみません、誰のステータスをですか?

MH: Sherlock Holmes, and Dr Watson.
シャーロックホームズとドクターワトスンだ。


※2時まで開いてる中華やさんに間に合うのかな?

この長い夜がやっと終わろうとしてます。
でもこのあと中華食べに行くんですよね?

ちょっと振り返ります。
午後7時にベーカー街で待ち合わせして、部屋を見て。タクシーでブリクストンまで行き、2分でw現場検証して、シャーロックはゴミ置き場へピンクのケース探しに、ジョンは黒塗りの車で謎の男と対決に出かけました。
ここまでで、どう見ても1時間以上はかかってますよね?
ベーカー街からブリクストンまでも結構時間かかるのでは?

でジョンが部屋に戻ってくるニコチンパッチの時点で早くても8時半ごろ?
それから徒歩5分のアンジェロの店で、ジョンはなにか食べてたから15分はたってるとして、さらにカーチェイスして戻って、何だかんだで10時近いんじゃ?

それからヤクのガサ入れで、レイチェルが解って、犯人に連れ去られて・・・
ジョンが撃つまでに1時間近くはたってるでしょうっと。

どんなに早く進行してても、このシーンは12時くらいか。
じゃ、2時まで開いてる中華やさんに間に合うかもね。





やっとおわりました! 
長かった!けど、楽しかった~~。
いろいろコメントをつけてくださった皆様、ありがとうございます。
生まれて初めてこんなことをやりました。
「好き」ってすごいエネルギーですよね。






SHERLOCKで英語 ピンク色の研究-17

2012年10月17日 |   └─和訳「ピンク色の研究」
訳し忘れてました。
ロリンストンガーデンの現場に入ろうとするシャーロックとジョン。
サリー・ドノバン&アンダースンとの会話(嫌味の応酬)です。

D: Hello, freak!
こんにちは。変人さん。

SH: I'm here to see Detective Inspector Lestrade.
レストレード警部に会いに来たんだが。

D: Why?
なぜ?


SH: I was invited.

招かれたから。

D: Why?
なぜ?


SH: I think he wants me to take a look.
僕に現場を見てほしいんじゃないか?

D: Well, you know what I think, don't you?
そう、私が何を考えてるかわかるわよね?

SH: Always Sally. I even know you didn't make it home last night.
いつだってわかってるさ。サリー。君が昨夜家に帰ってないことだって知ってるよ。

D: I don't... Who's this?
そんなこと・・・こちら誰?


SH: Colleague of mine, Dr Watson. Dr Watson, Sergeant Sally Donovan. Old friend.

同僚のドクターワトスン。ドクターワトスン、こちらはサリードノバン巡査。古い友人だ。

D: A colleague(?) How do YOU get a colleague? Did he follow you home?
同僚?同僚なんてどうやって見つけたの?家までつけられたの?


JW: Would it be better if I just waited...

もし僕が待ってるほうがいいんなら....

SH: No.
いや。


D: Freak's here. Bringing him in.

変人が来ました。中へ入れます。


SH: Ah, Anderson. Here we are again.

あーアンダースン、また会ったね。


Anderson (A): It's a crime scene. I don't want it contaminated. Are we clear on that?

犯罪現場だ。汚染しないでほしい。その点は了解してるな?

contaminate:汚染する。コンタミする。

SH: Quite clear. And is your wife away for long?
よく了解してるさ。それと奥さんはずっと出かけているのか?


A: Oh, don't pretend you worked that out. Somebody told you that.

(推理で)解ったような振りをするな。誰かが教えたんだろ。

work out:算出する、問題が解ける、解く、運動する



SH: Your deodorant told me that.
あんたの制汗剤が教えてくれた。

A: My deodorant?
制汗剤が?


SH: It's for men.

男物だ。

A: Well, of course it's for men - I'm wearing it.
もちろん、男物だ。私が使うんだから。

SH: So's Sergeant Donovan. Ooh... I think it just vaporised. May I go in?
ドノバン巡査も同じものだね。ちょうど今(気化して)においが立ったところかな?入っていいかな?

vaporise:気化する、蒸発する

A: Whatever you're trying to imply...
お前が何かをほのめかそうとしてもだな...

SH: I'm not implying anything. I'm sure Sally came round for a nice little chat, and just happened to stay over. And I assume she scrubbed your floors, going by the state of her knees.

別に何もほのめかそうなんてしてないよ。サリーはちょっといいおしゃべりをしにきたと確信してるよ。で、たまたま朝になっちゃったと。それに、彼女は床磨きをしたようだね。ひざの状態によると。






さて、いよいよ次回で「ピンク色の研究」終わりになります。

SHERLOCKで英語 ピンク色の研究-16

2012年10月15日 |   └─和訳「ピンク色の研究」
事件解決、パトカーで毛布をかけられてるシャーロック。
レストレードに狙撃主のプロファイルをするところから、ジョンとご飯を食べに行こうとするところまで。

赤文字:意味や文法がわからないところ
青文字:(私にとっての)新出単語

例により、できるだけ前から訳してるので、日本語はちょっと変です。




SH: Why have I got this blanket? They keep putting this blanket on me.
何でこの毛布をかけられるんだ?さっきからずっと毛布をかけられてるんだけど。


L: Yeah, it's for shock.

そうだ、ショック用だ。


SH: I'm not in shock.
ショックなんか受けてない。


L: Yeah, but some of the guys want to take photographs.
そうだな、でもあいつらの誰かが写真を撮りたいんだよ。

SH: So, the shooter. No sign?
それで、撃った奴は?手がかりなしか?

L: Cleared off before we got here. But a guy like that would have had enemies, I suppose. One of them could have been following him, but...we've got nothing to go on.
我々が到着したときにはもう消えていた。だが、ああいう奴には敵がいるもんだ。そういう敵の一人がつけてきたのかもな。しかし....我々には手がかりが無い。

「手がかりが無い」でいいのかな?


※英語の話じゃないけれど、この台詞のところで、レストレードも狙撃者が誰かわかりましたよね?「One of them could have been following him」と自分で言ったところで、ジョンがシャーロックを乗せたタクシーを追ってきたことを思い出したんですよね。で、視界の先にジョンがいて、一瞬チラッと見てますよ。で、「手がかりがない」って、気づかなかった振り?だとするとめちゃかっこいいんですけども・・・・。



SH: Oh, I wouldn't say that.
いや、僕ならそうは言わない。

L: OK. Give me.
よし、教えろ。


SH: The bullet they just dug out of the wall's from a handgun. A kill shot over that distance, that's a crack shot. But not just a marksman, a fighter. His hands couldn't have shaken at all so clearly he's acclimatized to violence.


銃弾は、壁から掘り出されたばかりだが、拳銃から(発射された)ものだ。死の銃弾はあの距離を越えて飛んできた。射撃の名手だ。だがただの名手じゃない。戦士だ。彼の手は全く震えていなかったはずだ。だから、明らかに、暴力に順応しているとわかる。

crack shot:射撃の名手
marksman:射撃の名手
acclimatized:慣れた、順応した


He didn't fire until I was in immediate danger though, so strong moral principle. You're looking for a man probably with a history of military service, and...nerves of steel... Actually, do you know what? Ignore me.

彼は発射しなかった。ぼくが直接の危険にさらされるまでは。だから、強い道徳原則がある。君らが探しているのは、おそらく、兵役の経験があって、そして、...鉄のような神経を持ってて....
実をいうと、わかるかな?僕の言ったことは無視してくれ。

nerves of steel:豪胆、心臓に毛が生えてる、鉄の心

L: Sorry?
え?

SH: Ignore all of that. It's just the er...the shock talking.
全部無視してくれ。ただの..ええと..ショックで言ったんだ。


L: Where are you going?
どこへ行く?

SH: I just need to...talk about the rent.
僕はただ...家賃の相談をしないと。

L: I've still got questions.
まだ質問があるんだ。

SH: What now? I'm in shock - look, I've got a blanket.
何を今?ショックを受けてるんだよ。見ろ。毛布をかけられてるだろ?

L: Sherlock!
シャーロック!

SH: And, I just caught you a serial killer... More or less.
それに、連続殺人犯を捕まえてやっただろ。とにもかくにも。

More or less:多少なりとも、大なり小なり、多少

L: OK. We'll pull you in tomorrow, off you go.
わかった。明日また呼ぶからな。行けよ。

※そいでもってレストレード、このあと、ジョンに向かって歩いて行くシャーロックを見やって、少し笑いますよね。ぜったいわかってますよね。ジョンが撃ったってコト。



JW: Erm - Sergeant Donovan has...just been explaining everything. The two pills...Dreadful business, isn't it? Dreadful.

あ..ドノヴァン巡査が..全部説明してくれたよ。2つのカプセル...ひどい話だな。なぁ、ひどいよ。

Dreadful:恐ろしい、ひどい


SH: Good shot.
いい射撃だった。

JW: Yes. Yes, must have been. Through that window.
そうだね。そうだったに違いない。あの窓越しだ。

SH: Well, you'd know. Need to get the powder burns out of your fingers. I don't suppose you'd serve time for this, but let's avoid the court case. Are you all right?
そう、君なら知ってるな。指の硝煙を洗わないといけない。このために君が服役するとは思わないけど、でも裁判は避けようじゃないか。大丈夫か?

serve time:服役

JW: Yes, of course I'm all right.
ああ、もちろん、大丈夫だ。

SH: Well, you have just killed a man.
そう、たった今人を殺したところだ。


JW: Yes...That's true. But he wasn't a very nice man.

ああ....そのとおりだ。だけど、すごくいい奴というわけじゃなかった。

SH: No. No, he wasn't, really, was he?
そうだ、奴はいい奴じゃなかった。ほんとに、そうだろ?

JW: Frankly a bloody awful cabbie.
はっきり言うと、相当ひどい運転手だった。


SH: That's true, he was a bad cabbie. You should have seen the route he took us to get here.

そのとおりだ。ひどい運転手だった。ここに来るまでのルートを見ただろ?

JW: Stop it! We can't giggle, it's a crime scene. Stop it.
やめろよ!笑っちゃだめだ。ここは犯罪現場なんだぞ。やめろ。

giggle:くすくす笑う


SH: Well, you're the one who shot him.
そう、それで、きみがその犯人。

JW: Keep your voice down. Sorry, it's just erm...nerves, I think.

声を小さく。(すれ違うドノヴァンに)失礼しました。これはその...神経が高ぶってて。

SH: Sorry.
失礼。

JW: You were going to take that damn pill, weren't you?
あのくそカプセルを飲む気だっただろ?そうだろ?



SH: Course I wasn't. Biding my time. Knew you'd turn up.

もちろんそんなことは無かったさ。タイミングを見てた。君が来ると知ってたし。

bide one's time:好機を待つ

JW: No, you didn't. That's how you get your kicks, isn't it - you risk your life to prove you're clever.
ちがう、そうじゃない。あれが君の楽しみ方だろ?そうだな?命を賭けて、自分の頭の良さの証明をする。

get your kicks:楽しむ。(ルート66ですね)

SH: Why would I do that?
なぜ僕がそんなことをする?


JW: Because you're an idiot.

なぜなら、君が馬鹿だから。

SH: Dinner?
夕飯は?


JW: Starving.

おなかペコペコだ。


SH: End of Baker Street there's a good Chinese. Stays open till two. You can tell a good Chinese by the bottom third of the door handle.

ベーカー街の端っこに、おいしい中華屋があるんだ。午前2時まで開いてる。おいしい中華料理屋は、ドアノブの下3分の1からわかる。

SHERLOCKで英語 ピンク色の研究-15

2012年10月13日 |   └─和訳「ピンク色の研究」
学校での運転手との会話後半部分。
クライマックスを迎えます。

赤文字:意味や文法がわからないところ
青文字:(私にとっての)新出単語

例により、できるだけ前から訳してるので、日本語はちょっと変です。




SH: Oh, I am playing. This is my turn. There's shaving foam behind your left ear. Nobody's pointed it out to you. Traces of where it's happened before, so obviously you live on your own - there's no-one to tell you.

もう遊んでるよ。今度は僕の番だ。お前の左の耳の後ろにシェービングフォームがついてる。だれも指摘してくれなかったんだ。前に起こった跡が残っている、だから明らかに、お前は一人暮らしだとわかる。お前に話しかける者がいない。

point out:指摘する

※Traces of で~の跡、where it's happened beforeはそれが以前起こったところ とよめるけど、意味が漠然としてる・・・


But there's a photograph of children. Their mother's been cut out. If she'd died, she'd still be there. The photograph's old, but the frame's new.

だが、子供たちの写真がある。母親の部分は切り取られている。もし彼女が死んだのなら、切り取りはしないはず。(直訳:もし彼女が死んだのなら、彼女はまだそこにいるはずだ)写真は古いが、フレームは新しい。



You think of your children, but you don't get to see them. Estranged father. She took the kids, but you still love them and it still hurts. Ah, but there's more.

お前は自分の子供たちを思っている。だが、子供たちに会おうとはしない。疎遠になった父親だ。彼女が子供を引き取ったが、まだ子供を愛しているし、まだ心を痛めている。あぁ、もっと何かあるな。

Estranged:疎遠になった


Your clothes. Recently laundered, but everything you're wearing is at least...three years old? Keeping up appearances, but not planning ahead. And here you are on a kamikaze murder spree. What's that about? Ah...Three years ago. Is that when they told you?


お前の服、洗濯したばかりだが、着ているものはすべて..少なくとも買って3年はたっているな?体裁は保っているが、先のことは考えていない。そしてお前は馬鹿みたいなカミカゼ殺人中だ。何のために?そうか...3年前だ。そのときに話を聞いたんだな。

Keeping up appearances:体裁を保つ
spree:馬鹿騒ぎ


Cabbie: Told me what?
何の話を?

SH: That you're a dead man walking.
おまえが「死に向かう人」だということを。

Cabbie: So are you.
オマエモナー

※(スミマセンふざけました。)


SH: You don't have long, though. Am I right?
では、そう長くないな。そうだろ?

Cabbie: Aneurism. Right in 'ere. Any breath could be my last.

動脈瘤さ。ズバリここに。いつ死んでもおかしくない。(直訳:どの呼吸も最後の呼吸になりうる)

Aneurism:動脈瘤

SH: And because you're dying, you've just murdered four people.
そして、お前が死に掛けてるから、4人も殺したわけだ。

Cabbie: I've outlived four people. That's the most fun you can have with an aneurism.
4人よりも長生きしている。それは、動脈瘤を持ってるものが最も楽しめることだ。

※直訳だと良くわかりませんね。
たぶん「動脈瘤を持つ奴にはこのくらいしか楽しみが無いんだ」っていうことかな。


outlive:生き残る、死に遅れる


SH: No... No, there's something else. You didn't just kill four people because you're bitter. Bitterness is a paralytic. Love is a much more vicious motivator. Somehow, this is about your children.

いや...ちがう、もっとほかに何かある。自分が苦しいからといって4人殺したんじゃない。苦しみは麻痺している。愛がもっとたちの悪い動機だ。何らかの、子供たちに関することだ。

paralytic:中風の。麻痺している
vicious:危険な、物騒な、たちの悪い


Cabbie: Oh...You ARE good, in't ya?
ああ、冴えてるねぇ。

SH: But how?
だがどうやって?

Cabbie: When I die they won't get much, my kids. Not a lot of money in driving cabs.
俺が死ぬときもあの子らには大して残せない。タクシーの運転手にはたいした金はない。

※in の使い方が印象的。直訳すると、「タクシーの運転には大金は入ってない」かな?

SH: Or serial killing.
連続殺人者でもな。


Cabbie: You'd be surprised.
きっと驚くと思うよ。

SH: Surprise me.
驚かせてみろ。

Cabbie: I have a sponsor.
スポンサーがいる。

SH: You have a what?
何がいるって?

Cabbie: For every life I take, money goes to my kids. The more I kill...the better off they'll be. You see? It's nicer than you think.
人を殺すたびに、子供たちに金が入る。殺せば殺すほど、彼らの暮らしが楽になる。わかったか?あんたの想像よりずっと良かっただろ?

off:暮らし向き(wellやbadlyを伴う)


SH: Who'd sponsor a serial killer?

連続殺人のスポンサーになんか誰がなる?

Cabbie: Who'd be a fan of Sherlock Holmes? You're not the only one to enjoy a good murder. There's others out there just like you, except you're just a man. And they're so much more than that.

だれがシャーロックホームズのファンになるかな?良い殺人を楽しんでいるのはあんただけじゃない。あんたみたいな人がほかにもその辺にいるんだ。
あんたがただの人間じゃ無ければな。そして、彼らは「ただの人間」の遥か上のものだ。

exceptって後ろに文章(節)も取れるのですね。


SH: What do you mean...more than a man? An organisation...? What?

どういう意味だ?人間以上だって?組織か?何だ?


Cabbie: There's a name, that no-one says. And I'm not going to say it either. Now, enough chatter. Time to choose.
名前がある。だが、誰も口にしない。俺も口にしないよ。さて、おしゃべりは十分だ。選ぶ時間だ。


JW: Sherlock?! Sherlock!

(探しにきたジョン)シャーロック?!シャーロック!

SH: What if I don't choose either? I could just walk out of here.
どっちも選ばなかったらどうする?ここから歩いて出て行くこともできる。


Cabbie: You can take a 50:50 chance, or I can shoot you in the head. Funnily enough, no-one's ever gone for that option.
五分五分の確率に賭けるか、あるいは頭をぶち抜くこともできるよ。面白いことに、誰もそっちを選んだ奴はいないけどな。

Funnily enough:面白いことには、奇しくも

SH: I'll have the gun, please.
銃にしよう。よろしく。

Cabbie: Are you sure?
本気か?

SH: Definitely. The gun.
そのとおり。銃だ。


Cabbie: You don't want to phone a friend(?)

友達に電話したくないか?

SH: The gun.
銃だ。

おもちゃの銃でした

SH: I know a real gun when I see one.
本物なら見てわかる。


Cabbie: None of the others did. Clearly.
ほかの奴はわからなかったが。そのとおりだな。


SH: Well, this has been very interesting. I look forward to the court case.

では、非常に面白かったよ。裁判が楽しみだ。



Cabbie: Just before you go, did you figure it out? Which one's the good bottle?

ちょっと待て(直訳:出て行く前に)、答えがわかったのか?どちらがいいボトルだ?

figure out:理解する、解決する、答えがわかる


SH: Course. Child's play.

もちろん。子供の遊びだ。

Cabbie: Well, which one, then? Which one would you have picked? Just so I know whether I could have beaten you. Come on! Play the game. Oh! Interesting. So what do you think? Shall we? Really... What do you think? Can you beat me? Are you clever enough.....to bet your life?
じゃあ、どっちだ?どっちを選ぶつもりだった?そうだ。どっちにしてもあんたには勝てたさ。さあ、ゲームをやろうぜ。

(シャーロックがボトルを選ぶ)

ほぉ、面白いな。それで?どう思う?じゃあはじめよう?まじで、どう思う?俺を倒せるかな?あんたは、そんなに賢いか?命を賭けられるほど・・。

JW: SHERLOCK!
(遠くでジョンが見つける)シャーロック!


Cabbie: I bet you get bored, don't you? I know you do. A man like you. So clever. But what's the point of being clever if you can't prove it?

あんたは退屈してる、そうだろ?退屈してるのは知ってるんだ。あんたみたいな男はね。とても頭がいい。でも、頭がいいってことも証明できなかったら何になる?

Still the addict. But this...this is what you're really addicted to. You'll do anything.....anything at all, to stop being bored. You're not bored now, are ya? Isn't it good?

麻薬中毒でいるか。しかし、これは...これが真にあんたが耽溺するものさ。あんたは何だってやるだろ、なんだって、退屈をしのぐためなら。いまは退屈してない、そうだな?いい感じだろう?

※Still the addict どういう意味かな?このあとに「死をかけた頭脳ゲーム」が耽溺するに値するといってるので、ただの「ヤク中」ってことにしてみたけど、、このキャビーはシャーロックが麻薬中毒者だと思ってるの?それともただの一般論として?


ここで銃声。キャビー撃たれて倒れる



SH: Was I right? I was, wasn't I? Did I get it right?! OK... Tell me this. Your sponsor. Who was it? The one who told you about me, my fan. I want a name.


僕は正しかったか?そうだな。そうだろう?正しいほうを選んだだろ。よし...この質問に答えろ。スポンサー。誰だったんだ?だれが僕のことを話した?僕のファンとは。名前を言え。


Cabbie: No...
いやだ。


SH: You're dying, but there's still time to hurt you. Give me...a name. A name! Now. The name!

お前は死に掛けている。だが、まだ痛めつける時間は残されている。名前を教えろ。名前だ。今すぐ、名前を!


Cabbie: MORIARTY!

モリアーティ!

SHERLOCKで英語 ピンク色の研究-14

2012年10月10日 |   └─和訳「ピンク色の研究」
タクシーでどこかの学校のようなところに到着したシャーロックとキャビー。
学校での運転手との会話の前半部分です。

これ読んでる方で「シャーロック」をこれから見るから、ネタバレはいやん、なんて思ってる方はまさかいらっしゃらないと思いますけど(笑)ここから先、とことんネタバレして行きますよ。

赤文字:意味や文法がわからないところ
青文字:(私にとっての)新出単語

是非、皆さんのお知恵を拝借したいです。よろしくお願いします。
例により、できるだけ前から訳してるし、直訳に近く訳してるのでので、日本語はちょっと変です。





SH: Where are we?
ここはどこだ?

Cabbie: You know every street in London. You know exactly where we are.

あんたはロンドンの通りを知りつくしてる。どこだか正確にわかっているだろ。

SH: Roland-Kerr Further Education College. Why here?
ローランド・カー専門学校。なぜここだ?

Further Education College:イギリスの学校制度のひとつで、大学に進学しない人のための職業訓練などを主に行う専門学校的なカレッジ。


It's open. Cleaners are in. One thing about being a cabbie - you always know a nice quiet spot for a murder. I'm surprised more of us don't branch out.

開いてるから。掃除夫が中にいる。タクシーの運転手であることについて、ある一点ーーーーいつも知ることになる、殺人向きの静かでいい場所を。なぜほかの奴らがこの方面に手を広げないのか、驚きだね。

branch out:手を広げる

SH: And you just walk your victims in? How? Oh... Dull.
それで、お前はただ歩いてお前の獲物を中に入れるだけか?どうやって?
(銃を向けられ)おっと..陳腐な。

Cabbie: Don't worry. It gets better.
心配するな。もっとよくなる。

SH: You can't make people take their own lives at gunpoint.
お前は銃口で人を自殺させるなんてできない。

gunpoint:銃口


Cabbie: I don't. It's much better than that. Don't need this with you. Cos you'll follow me. Well, what do you think? It's up to you. You're the one who's going to die here.


そんなことはしない。もっといい方法だ。これ(銃)はあんたには必要ないな。なぜなら、あんたはついてくるからな。

(部屋に入って)
よし、(ここを)どう思う?あんたに合わせるよ。ここで死ぬのはあんただからな。

※「ここは死ぬ場所としてここはどう?気に入らないなら他の場所でもいいよ」ということでしょうかね?

SH: No, I'm not.
いや、僕は死なない。

Cabbie: That's what they all say. Shall we talk?
ほかのやつもみんなそう言う。おしゃべりするか?


SH: Bit risky, wasn't it? Took me away under the eye of about half a dozen policemen. They're not that stupid. And Mrs. Hudson will remember you.

ちょっとリスキーだな。そうじゃないか?警官半ダースの目のあるところで僕を連れ去った。彼らだってそんなに馬鹿じゃない。それにハドスン夫人もお前を覚えてるぞ。

Cabbie: You call that a risk? Nah...THIS is a risk. Oh, I like this bit. Cos you don't get it yet, do ya? But you're about to. I just have to do this... Weren't expecting that, were ya? Oh, you're going to love this.

あんたはそれをリスクと呼ぶのか?違うよ...これがリスクだ。これがちょっと気に入ってるんだよ。まだわからないだろうからな。だろ?でもすぐにわかる。これをやらなくちゃ。期待してたんだろ?なぁ?あんたはきっと気に入るさ。


SH: Love what?
何を気に入るって?


Cabbie: Sherlock Holmes! Look at you! Here in the flesh. That website of yours, your fan told me about it.

シャーロックホームズ!自分を見てみろ。ホンモノだ。あんたのサイト、あんたのファンが教えてくれたよ。

in the flesh:生きて、実物で。
※ここのin the fleshは「生ホームズに会っちゃったよ!」って理解でよろしいでしょうか?webや話だけでしか知らなかった人物が今ここにいる!って有名人にあったときみたいな感じで?

SH: My fan?
僕のファン?


Cabbie: You are brilliant. You are a proper genius. The Science of Deduction. Now, that...is proper thinking. Between you and me sitting here, why can't people think? Don't it make you mad? Why can't people just think?


あんたは素晴らしい。本物の天才だ。推理の科学。そうだ、あれは、本物の思索だ。ここに座っている俺とあんたの間には、なぜ人々は考えられない?頭にこないか?なぜ人々は考えることすらできないんだ?

※between以下の節はどういう意味合いなんだろう?
前段の「proper thinking」が俺たちの間にはあるけど、(他の奴らはくずだ)っていう流れ?




SH: Oh, I see...So you're a proper genius too.

そうか...わかったぞ....お前も本物の天才なんだな。

Cabbie: Don't look it, do I? Funny little man driving a cab. But you'll know better in a minute. Chances are it'll be the last thing you EVER know.

そうはみえないか?そうだよな?おかしな小男でタクシーの運転手だ。でもすぐにもっとよくわかるさ。勝ち目なんかないってな。(直訳:勝算とはあんたが知る中で一番最後のものになる)

※チャンスを勝算としましたが、あってるかな?


SH: OK, two bottles. Explain.
よし、2個のボトル、説明を。


Cabbie: There's a good bottle and a bad bottle. You take the pill from the good bottle, you live. You take the pill from the bad bottle...you die.

良いボトルと悪いボトルがある。良いボトルのカプセルを飲めば生きる。悪いボトルのカプセルを飲めば...死ぬ。


SH: Both bottles are of course identical.
二つのボトルはもちろん見分けがつかない。

identical:同一の


Cabbie: In every way.

もちろん。


SH: And you know which is which.

そしてお前はどちらがどちらか知っている。


Cabbie: Of course I know.

もちろん知ってる。

SH: But I don't.
だが僕は知らない。


Cabbie: Wouldn't be a game if you knew. You're the one who chooses.

知ってたらゲームにならないだろ。あんたが選ぶんだ。

SH: Why should I? I've got nothing to go on. What's in it for me?
なぜ僕が?そんなことしても何の得にもならない。何か得があるか?


Cabbie: I haven't told you the best bit yet. Whatever bottle YOU choose, I take the pill from the other one. And then together...we take our medicine. I won't cheat. It's your choice. I'll take whatever pill you don't. Didn't expect that, did you, Mr. Holmes?


まだ一番いいところを話してなかったな。あんたがどっちのボトルを選んだとしても、俺が残った方のカプセルをとるのさ。そして二人で一緒に...俺たちのお薬を飲む。ズルはしないよ。あんたが選ぶんだ。俺はどっちかあんたが選ばなかったほうのカプセルを取る。思ってもみなかっただろ?ホームズさんよ。


SH: This is what you did to the rest of them - you gave them a choice?

これがほかの連中にも使った手か?彼らに選ばせた?

Cabbie: And now I'm giving you one. You take your time. Get yourself together. I want your best game.

そして今はあんたに選ばせてやるのさ。ごゆっくり。あんたも仲間になろう。最高のゲームにしてくれ。

SH: It's not a game, it's chance.
これはゲームじゃない。ただの偶然だ。



Cabbie: I've played four times. I'm alive. It's not chance, Mr. Holmes, it's chess. It's a game of chess, with one move...and one survivor. And this - this...is the move. Did I just give you the good bottle or the bad bottle? You can choose either one.


もう4回もゲームしたんだよ。そして俺は生きてる。偶然じゃない。ホームズさん。チェスなんだよ。チェスだ。一手だけの....そして一人が生き残る。それで、これが....これが、その一手だ。
俺の手は良いボトルだったかな?それとも悪いボトル?どちらか選べるよ。




JW: No, Detective Inspector Lestrade - I need to speak to him. It's important. It's an emergency. Er, left here, please. Left here...


いいえ、レストレード警部です。彼に話があるんです。重要なんです。緊急なんだ。あー、ここを左折してください。ここを左折・・・。



Cabbie: You ready yet, Mr. Holmes? Ready to play?
準備はできたかな?ホームズさん?ゲームの準備は?


SH: Play what? It's a 50:50 chance.
何のゲームだ。五分五分の確率じゃないか。

Cabbie: You're not playing the numbers, you're playing ME. Did I just give you the good pill or the bad pill? Is it a bluff, or a double bluff? Or a triple bluff?

数字遊びじゃないよ。俺と遊んでるんだ。さっき渡したのはいいカプセルか?悪いカプセルか?はったりか?その逆か?それともそのまた逆か?

bluff:はったり

SH: It's still just chance.
いやいや、偶然だよ。


Cabbie: Four people, in a row? It's not chance.

4人も列を成してるのに?偶然じゃない。

※4人の被害者がいることをこういう風に言うのかな。

SH: Luck.
運だ。


Cabbie: It's genius! I know how people think. I know how people think I think. I can see it all like a map inside my head. Everyone's so stupid, even you. Or maybe God just loves me.


天才だ!俺は人がどう考えるかわかる。人が俺がどう考えるだろうかと考えることがわかる。すべて頭の中の地図みたいにお見通しなんだ。みんなほんとに愚かだ、あんたにしたってな。それか、神様は俺をお好きなんだろうな。


SH: Either way, you're wasted as a cabbie. So...You risked your life four times just to kill strangers? Why?

どのみち、お前は運転手として使い捨てられる。それで....自分の命を危険にさらして、4回も、見知らぬ人を殺すだけ。なぜだ?

Cabbie: Time to play.
さあゲームの時間だ。

SHERLOCKで英語 ピンク色の研究-13

2012年10月08日 |   └─和訳「ピンク色の研究」
221bの麻薬捜査のあと、RACHELの意味がわかったシャーロック。
GPSでジェニファーの携帯の現在地を調べます。
そしてそれは221にあったのでした。
ふらふらと外へ出て行くシャーロック。
そしてタクシーの運転手との会話。


赤文字:意味や文法がわからないところ
青文字:(私にとっての)新出単語

例により、できるだけ前から訳してるのとなるべく直訳しているので、日本語はちょっと変です。是非、皆さんのお知恵を拝借したいです。よろしくお願いします。

上の写真は、この部分を翻訳したときのメモです。電車の中とかで訳してます。





JW: Then what is it?
で、何なんだ?


SH: John - on the luggage, there's a label. E-mail address.

ジョン、かばんにタグがついてるだろ。Eメールアドレスだ。

JW: Er, jennie.pink@mephone.org.uk.
あー、jennie.pink@mephone.org.uk。

SH: She didn't have a laptop, which means she did her business on her phone. A smartphone, it's e-mail enabled. So there was a website for her account. The username is her e-mail address - and all together, the password is?
彼女はノートパソコンを持ってなかった。ということは携帯で仕事してたんだ。スマートフォンだから、メールもできる。そして彼女のアカウントの管理画面があった。ユーザーネームはEメールアドレスだ。そして、はいみなさんご一緒に~パスワードは?

※ここ、「ハイ皆さんご一緒に!」って感じでいいのかな?



JW: Rachel.

レイチェルか。

A:So we can read her e-mails. So what?
これで彼女のメールが読めるけど、だから何になる?


SH: Anderson, don't talk out loud. You lower the IQ of the whole street. We can do much more than that. It's a smartphone, it's got GPS. Which means if you lose it you can locate it online. She's leading us directly to the man who killed her.

アンダースン、大きな声でしゃべるな。君は通り全体のIQを下げている。我々はそれ以上のことができる。スマートフォンだ、GPSがついてる。だから、もし紛失したときにネットで探すことができるんだ。彼女は、彼女を殺した男の下へ我々を導いている。

L: Unless he got rid of it.
犯人が携帯を捨てて無ければな。

JW: We know he didn't.
捨ててないのはわかっている。

SH: Come on, come on. Quickly!
いそげ!速く!

Mrs. H: Sherlock, dear. This taxi driver...
シャーロック、ねぇ、このタクシーの運転手さんが・・・

SH: Mrs. Hudson, isn't it time for your evening soother?
Get vehicles, get a helicopter. This phone battery won't last for ever.

ハドスン夫人、夕方の鎮痛剤の時間じゃないんですか?
アシが要る、ヘリを用意しろ!

L: We'll just have a map reference, not a name.

ただの地図案内だけじゃな。(犯人の)名前じゃない。

SH: It's a start!

これは出発点だよ!

JW: Sherlock...
シャーロック...

SH: Narrows it down from just anyone in London. It's the first proper lead that we've had.
ロンドン中の人から絞り込んでくれる。これは我々の得た最初の確かなリードなんだ。

narrow down:〔…に〕狭める, 絞る
proper:適切な、上品な、本物の、完全な、まったくの

JW: Sherlock...
シャーロック...

SH: Where is it? Quickly, where?

どこにある?はやく、どこだ?

JW: Here. It's...in 221 Baker Street.
ここだ。ここにある...ベーカー街221に。

SH: How can it be here? How?

ここだなんてありえるか?なぜ?

L: Maybe it was in the case when you brought it back and it...fell out somewhere.
たぶん、ケースの中にあって、ここに持ち帰ったとき...どっかに落ちたんじゃないか?

SH: What, and I didn't notice it? Me - I didn't notice?
なに?僕がそれに気づかなかったと?僕が?気づかなかった?

JW: Anyway, we texted him and he called back.
とにかく、メールを送ったら、奴は折り返し電話してきたんだ。

L: Guys, we're also looking for a mobile somewhere here, belonged to the victim...
みんな、携帯も探せ。このあたりのどこかにある。被害者が持っていたものだ。

'Who do we trust, even if we don't know them?
'Who passes unnoticed wherever they go?
'Who hunts in the middle of a crowd?'

「知らなくても信頼してしまうのは誰だ?」
「誰にも気づかれずにどこにでも行けるのは誰だ?」
「人ごみで狩をしてるのは誰だ?」

JW: Sherlock, you OK? What...?

シャーロック、大丈夫か?何だ?

SH: Yeah, yeah... I'm fine.
ああ.....大丈夫だ。

JW: So, how can the phone be here?
じゃ、なぜ携帯がここにあるなんてことになるんだ?

SH: Don't know.
わからない。

JW: I'll try it again.
もう一回やってみる。

SH: Good idea.

いいね。

JW: Where are you going?
どこへ行くんだ?

SH: Fresh air, just popping outside for a moment. Won't be long.
外の空気を吸いに、ちょっと出てくる。すぐ戻る。

pop:ポンと鳴る、はじける、ポンと出る、

JW: You sure you're all right?

ほんとに大丈夫か?

SH: I'm fine.
大丈夫だ。



Cabbie: Taxi for Sherlock Holmes.

シャーロックホームズさんにタクシーです。

SH: I didn't order a taxi.

タクシーは呼んでない。

Cabbie: Doesn't mean you don't need one.
でもそれは、タクシーが要らないって意味じゃないでしょ?

SH: You're the cabbie. The one who stopped outside Northumberland Street. It was you. Not your passenger.
お前はあのタクシー運転手だな。ノーサンバランド通りに停まってた。お前だったんだ。乗客ではなく。

Cabbie: See? No-one ever thinks about the cabbie. It's like you're invisible. Just the back of an 'ead. Proper advantage for a serial killer.
わかったか?今までだれもタクシー運転手には思い至らなかった。さしずめ「透明人間」だよ。後頭部だけだ。連続殺人者にとっては完全に有利だ。

※an 'ead とかやめて・・
辞書で引けないし。
これはいわゆる下町言葉の語頭の「H」が落ちてるってコトでよいんですよいね?で、後頭部だけっていうのは、タクシーの運ちゃんは後頭部しか見えない、後頭部だけの生き物だよってことなんですよね?


SH: Is this a confession?
それは自白かな?

confession:自白、告白


Cabbie: Oh, yeah. I'll tell you what else... If you call the coppers now, I won't run. I'll sit quiet and they can take me down, I promise.

ああ、そうだ。他のことも話そう......もし今サツを呼ぶなら、逃げはしない。静かに座って、警察は俺を捕まえられる、約束する。

coppers:警察官の俗語(「ポリ」とか「サツ」とか?)
※hey can take me down:どう訳す???

SH: Why?
なぜだ?

Cabbie: Cos you're not going to do that.
なぜなら、あんたはそんなことしないからさ。


SH: Am I not?

しないって?


Cabbie: I didn't kill those four people, Mr. Holmes. I spoke to 'em...and they killed themselves. If you get the coppers now, I'll promise you one thing. I will never tell you what I said.

俺はあの4人を殺しちゃいない。ホームズさん。彼らに話しかけて...そうしたらみんな自殺してしまった。もしサツを今連れてくるなら、一つ約束するよ。なんて話したのか絶対教えないって。

SH: No-one else will die, though, and I believe they call that a result.
他には誰も死ぬことはない。(これ以上の死者は出ない)とにかく、それに彼ら(警察)はそれを結果と呼ぶと信じるね。(=彼らはその結果に満足するはずだ

Cabbie: And you won't ever understand how those people died. What kind of result do you care about?
そして、あんたは決してわからない。4人がなぜ死んだのか。どんな種類の結果があんたは気になるのか?

※ここでいう「結果」というのは前段をうけて「そんな(警察の望む)結果なんかあんたは気にしちゃいないだろ?」ってことだとは思うのですが、英語をちゃんと訳すとどうなるの?

SH: If I wanted to understand.....what would I do?
もし知りたいなら....どうしたらいい?

Cabbie: Let me take you for a ride.
あんたとドライブだな。

SH: So you can kill me too?
そうして、僕も殺すのか?

Cabbie: I don't want to kill you, Mr. Holmes. I'm going to talk to ya.....and then you're going to kill yourself.
あんたを殺したいわけじゃない。ホームズさん。あんたに話をするんだ...そうすると、あんたは自殺することになる。


JW: He just got in a cab...It's Sherlock. He just drove off in a cab.

彼はタクシーに乗った...シャーロックだ。今、タクシーで出て行った。

D: I told you, he does that. He bloody left again. We're wasting our time!
言ったでしょ。彼はこうするって。また置いてけぼりよ。時間を無駄にしたわ!

JW: I'm...calling the phone, it's ringing out.
今携帯に電話してる、ベルが鳴ってる。

L: And if it's ringing, it's not here.
で、もしベルが鳴ってるなら、ここにはないってことだ。

JW: I'll try the search again.
もういちどサーチして見ます。

D: Does it matter? Does any of it? He's just a lunatic, and he'll always let you down. And you're wasting your time. All our time.
それが何か?何になると?彼はただの狂人。いつもあなたをがっかりさせるんです。そしてあなたの時間が無駄になる。私たち全員の時間が。

L: OK, everybody...done here.
わかった、みんな...ここは撤収だ。



SH: How did you find me?

どうやって僕をみつけた?

Cabbie: Oh, I recognised ya. Soon as I saw you chasing my cab. Sherlock Holmes! I was warned about you. I've been on your website, too. Brilliant stuff! Loved it.
おう!わかったのさ。タクシーを追いかけられてすぐにね。シャーロックホームズだ!あんたについては警告を受けてた。あんたのサイトも見たよ。すばらしい出来だね!気に入ったよ。

SH: Who warned you about me?
誰が僕のことを警告した?

Cabbie: Just someone out there who's noticed.
ただその辺の誰かさ、気づいた人だ。

out there:向こうに
※who's noticed 誰か気づかれた人? 受身の形? ??

SH: Who? Who would notice me?
だれだ?誰が僕に気がつくんだ?

Cabbie:You're too modest, Mr Holmes.
ご謙遜を。ホームズさん。

modest:謙遜、謙虚、慎み深い

SH: I'm really not.
謙遜なんかしない。

Cabbie:Got yourself a fan.
あんたにはファンがいるんだよ。


SH: Tell me more.

もっと(詳しく)話せ。

Cabbie: That's all you're going to know. In THIS lifetime.

これから全部教えてやるよ。この一生のうちにね。(=死ぬまでにはね)


(場面は221Bにもどり・・・)

L: Why did he do that? Why did he have to leave?
なぜ奴はあんなことをした?なぜ出て行ったんだ?

JW: You know him better than I do.
彼のことは僕より良く知ってるでしょう?

L: I've known him for five years - and no, I don't.
知り合って5年になるが、わからない。

JW: So why do you put up with him?
それなら、なぜそう我慢して彼とつきあってるんです?

put up with:我慢する

L: Because I'm desperate, that's why. And because Sherlock Holmes is a great man - and I think one day, if we're very, very lucky, he might even be a good one.
それは、もうヤケなんだ、それが理由だ。それに、シャーロックホームズはすごい奴だからな。それと、いつの日か、もし俺たちがものすごくツイてたらの話だが、いい奴にならんとも限らんからな。


SHERLOCKで英語 ピンク色の研究-12

2012年10月05日 |   └─和訳「ピンク色の研究」
私がこのエピソードで一番好きなシーン!!
ついにここを訳す時が来ました。
アンシアに導かれ、ナゾの男との対面です。
ナゾの男はきっとややこしい英語しゃべってると思われます。
でも素直に訳すしか・・・なるべく直訳にして、ややこしさの雰囲気を出したいです。

赤文字:意味や文法がわからないところ
青文字:(私にとっての)新出単語

例により、できるだけ前から訳してるので、日本語はちょっと変です。
是非、皆さんのお知恵を拝借したいです。
わからないところ、間違ってるところなど、教えてください~~!






MH: Have a seat, John.
かけたまえ。ジョン。

JW: You know, I've got a phone. I mean, very clever and all that, but er... you could just phone me. On my phone.
知ってるだろ、電話を持ってる。とても賢くて、そして全部・・・でも、携帯に電話するだけでよかったのに。僕の携帯に。

※I mean 訳出できません。
そしてその後の and all that も。何か言いかけてるってことかな?


MH: When one is avoiding the attention of Sherlock Holmes, one learns to be discreet, hence this place. Your leg must be hurting you. Sit down.

ある者がシャーロックホームズの注意を回避しようとするときには、その者は慎重であることを学ぶ。それゆえ、ここになったのだ。脚が痛いはずだ。座りたまえ。

discreet:慎重な、分別のある

JW: I don't want to sit down.
座りたくない。

MH: You don't seem very afraid.
すごく怖がっているようには見えないな。

JW: You don't seem very frightening.
すごく怖がらせているようには見えない。

MH: Yes...The bravery of the soldier. Bravery is by far the kindest word for stupidity, don't you think? What is your connection to Sherlock Holmes?

なるほど...兵士の勇敢さだな。勇敢さとは愚かさの最高に丁寧な同義語である。そう思わないかね?君のシャーロックホームズとの関係は?

JW: I don't have one. I barely know him, I met him...yesterday.
関係なんか無い。ほとんど知らない。会ったばかりだ...昨日ね。

MH: Mmm, and since yesterday you've moved in with him and now you're solving crimes together. Might we expect a happy announcement by the end of the week?

ふむ、そして昨日から同居を始め、現在は一緒に犯罪捜査中。おそらく週の終わりまでにはめでたい発表を聞けると期待していいのだろうね?

JW: Who are you?
あんた誰だ?

MH: An interested party.
利害関係者だ。

interested party:利害関係者、当事者、関係者

JW: Interested in Sherlock? Why? I'm guessing you're not friends.
シャーロックに興味が?友達じゃなさそうだが。

MH: You've met him. How many friends do you imagine he has? I am the closest thing to a friend that Sherlock Holmes is capable of having.
君はもう彼に会ったわけだが、何人の友人が彼にいると想像できるかね?私は最も友人に近いものだ、シャーロックホームズが持ち得るもののなかで。

JW: And what's that?
そしてそれは何だ?

MH: An enemy.
敵だ。

JW: An enemy?
敵?

MH: In HIS mind, certainly. If you were to ask him, he'd probably say his arch-enemy. He does love to be dramatic.
彼の考えの中では、間違いなく。もし君が彼に尋ねるならば、彼はおそらくこう答えるだろう「宿敵」と。ドラマチックにするのを好むからな。


JW: Well, thank God YOU'RE above all that.

そう、神様ありがとう。あんたはすべてを超えている・・・

まったく意味がわかりません!


ここで、ジョンの携帯にメールが入ります。
Baker Street. Come at once if convenient. SH
ベーカー街。都合ヨケレバスグコイ。SH

※スミマセン、電報じゃありませんでしたね。



MH: I hope I'm not distracting you.

君の気を散らしてないといいのだが。

distract:気をそらす

JW: Not distracting me at all.
全然そんなこと無い。

MH: Do you plan to continue your association with Sherlock Holmes?
君はシャーロックホームズとの協力関係を継続するつもりかね?


JW: I could be wrong...but I think that's none of your business.
まちがっているかもしれないが、...あんたは関係ないと思うが。

MH: It could be.
それがあり得るのだ。



JW: It really couldn't.
まったく関係ないはずだ。


※この二人の応酬のこの部分、関係あるかないかの話題という解釈でいいのかな?

MH: If you DO move into, erm.....221B Baker Street, I'd be happy to pay you a meaningful sum of money on a regular basis to ease your way.

もし君がほんとうに、ええと...ベーカー街221番地Bに引越すのなら、私は喜んで君に相応の金額を定期的に支払おう。君の生活が楽になるように。

regular basis:定期的に

JW: Why?
なぜ?

MH: Because you're not a wealthy man.
なぜならば、君が裕福ではないから。

JW: In exchange for what?
それと引き換えにするものはなんだ?


MH: Information. Nothing indiscreet. Nothing you'd feel...uncomfortable with. Just tell me what he's up to.

情報だ。全く不謹慎なことではない。君が不愉快に思うようなことでは全くない。ただ、彼が何を企んでいるのか教えてくれるだけでいい。

indiscreet:軽率な、不謹慎な、思慮深くない。
be up to:(悪いことを)企む



JW: Why?

なぜ?

MH: I worry about him. Constantly.
彼を心配しているからだ。常に。

JW: That's nice of you.
それは優しいことで。


MH: But I would prefer for various reasons that my concern go unmentioned, we have what you might call a... difficult relationship.


しかし、私は様々な理由により、私の配慮については言及せずに進めたいのだ。我々は...君がおそらく言うところの「難しい関係」なのだ。

またここでメール。
If inconvenient, come anyway. SH

ワルクテモコイ。SH


JW: No.

ノーだ。

MH: But I haven't mentioned a figure.
しかしまだ金額について話していない。

JW: Don't bother.
お構いなく。

Don't bother:お構いなく


MH: You're very loyal VERY quickly.

とても忠実で、とても迅速だな。


JW: No, I'm not, I'm just not interested.

いや、そうじゃない。ただ、興味が無いだけだ。

MH: "Trust issues"...it says here.
「信頼関係に問題が」と.....ここに書いてある。

JW: What's that?
それはなんだ?


MH: Could it be that you've decided to trust Sherlock Holmes of all people?

君はあらゆる人の中からあえてシャーロックホームズを信頼すると決めたようだね。


JW: Who says I trust him?

だれが、僕が彼を信頼しているなんて言った?

MH: You don't seem the kind to make friends easily.
君は、簡単に友人を作るタイプには見えないが?


JW: Are we done?

もういいか?

MH: You tell me. I imagine people have already warned you to stay away from him, but I can see from your left hand that's not going to happen.
君次第だ。私が想像するに、人々はすでに君に警告しただろう、シャーロックホームズに近づくなとね。だが、君の左手から読み取れることは、それは起こりそうにないということだ。


JW: My what?
僕の何?

MH: Show me.
見せたまえ。

JW: Don't...
やめろ..

MH: Remarkable.
これは驚きだ。

JW:What is?
何だ?

MH: Most people...blunder round this city, and all they see are streets and shops and cars. When you walk with Sherlock Holmes, you see the battlefield. You've seen it already. Haven't you?

ほとんどの人々...この町のあたりでまごまごしているような、彼らみなが見ているものは、通りであり、店や車だ。しかし、君がシャーロックホームズを伴ない歩くとき、君は戦場を見る。もうすでに見たね。そうだろう?

blunder:つまづく、まごつく、失敗する、うっかりする

JW: What's wrong with my hand?

僕の手がどうかしたか?

MH: You have an intermittent tremor in your left hand. Your therapist thinks it's post-traumatic stress disorder. She thinks you're haunted by memories of your military service.

君は左手に断続的な震えを抱えている。君のセラピストはそれを「心的外傷後ストレス障害」だと考えている。兵役の記憶に悩まされているとね。

intermittent tremor:断続的な震え
haunted:ホーンテッドマンション!幽霊の出る・・・思い出が絶えず付きまとう


JW: Who the hell are you? How do you know that?
あんた、いったい誰なんだ?なぜそれを知っている?

MH: Fire her. She's got it the wrong way round. You're under stress right now and your hand is perfectly steady. You're not haunted by the war, Dr Watson... You miss it. Welcome back. Time to choose a side, Dr Watson.

彼女はクビにしたまえ。全く逆にとらえてしまっている。君は今まさにストレス下にあるが、君の手は完全に落ち着いている。君は戦争に悩まされているんじゃない。ワトスン先生...恋しがってるんだ。おかえり。
どちらにつくか決める時間だ、ワトスン先生。

そしてまたメール着信
Could be dangerous. SH

キケンヲカクゴセヨ SH

※そこまでのことは言ってないか・・

Anthea: I'm to take you home. Address?
送るわ。住所は?

JW: Er, Baker Street. 221B Baker Street. But I need to stop off somewhere first. Listen, your boss. Any chance you could not tell him this is where I went?

あー、ベーカー街へ。ベーカー街221Bへ。でも先に寄るところがある。
あのさ、君のボスだけど、もし良かったら彼に言わないでもらえないかな?僕がどこへ行ったか。

stop off:途中下車する
Any chance:by any chance なら「ひょっとして~」って言い方だと思うのですが・・・by を省略した言い方なのでしょうか?
ひょっとして、こういうことしてくれたりするかな?ってことかしら??


Anthea: Sure.
わかったわ。

JW: You've told him already, haven't you?
もうすでに話しちゃったんだね?

Anthea: Yeah.
そうなの。

JW: Hey erm... do you ever get any free time?
ねぇ、ええと、暇な時間ってけっこうあるの?

Anthea: Oh, yeah. Lots. Bye...
ええ、あるわ、たくさん。
さよなら。

JW: OK.
OK

SHERLOCKで英語 ピンク色の研究-11

2012年10月04日 |   └─和訳「ピンク色の研究」
今回はちょっと短め。
ロリストンガーデンの現場から「PINK!」と叫んでシャーロックが飛び出してから、ナゾの男からの妙な電話でジョンが黒い車に乗ったところまで。
最初の一言は、アンダースンです。

赤文字:意味や文法がわからないところ
青文字:(私にとっての)新出単語

例により、できるだけ前から訳してるので、日本語はちょっと変です。
是非、皆さんのお知恵を拝借したいです。
わからないところ、間違ってるところなど、教えてください~~!




A: Let's get on with it...

さあ、みんな捜査続行だ。。

get on wit:仕事を進める、仲良く折り合う


D: He's gone.
彼は行っちゃったわよ。

JW: Who, Sherlock Holmes?
誰?シャーロックホームズ?

D: Yeah, he just took off. He does that.
そう、行ってしまったわ。いつもなの。

※ここも意味がとりにくい。
take off は、出発する、離陸する、服を脱ぐ、行ってしまう。
tookって過去形なのに、次のdoesは現在形。。。う~ん。
こういうことするのが「彼のいつもの習性」という感じなのでしょうか?




JW: Is he coming back?
帰ってきますかね?

D: Didn't look like it.
そうは見えなかったわ。

JW: Right. Right... Yes. Sorry, where am I?
わかりました。  そうだ、あの、ここはどこでしょう?


D: Brixton.

ブリクストン。

JW: Do you know where I could get a cab? It's just er... well - my leg.
どこでタクシー拾えます?ちょっと.....脚が。


D: Er.....try the main road.

ああ..表通りへ行ってみて。

JW: Thanks.
ありがとう。


D: But you're not his friend. He doesn't HAVE friends. So who are you?
でも、あなた彼の友達じゃないわね。彼に友達なんていないもの。じゃ、あなた、なんなの?

JW: I'm...I'm nobody. I just met him.
僕..僕は誰でもないですよ。会ったばかりなんです。

D: OK, bit of advice then. Stay away from that guy.
そう。じゃ、ちょっとアドバイスしとくわ。あいつには近づかないことね。

JW: Why?
なぜ?

D: You know why he's here? He's not paid or anything. He likes it. He gets off on it. The weirder the crime, the more he gets off. And you know what...? One day just showing up won't be enough. One day we'll be standing round a body and he'll be the one that put it there.

あなた、彼がなぜここにいるかわかる?彼には別に謝礼とかないの。こういうのが好きなのよ。興奮するの。気味の悪い犯罪ほど、興奮するの。そして..わかる?いつかただひけらかすだけじゃ物足りなくなる。いつか、私たちはある死体の周りに立つことになるわ、そして彼はその死体をそこに置いた人物となる。

weird:奇妙な、気味の悪い、珍しい

JW: Why would he do that?
なぜ彼がそんなことを?


D: Because he's a psychopath. Psychopaths get bored.

それは、彼がサイコパスだから。サイコパスって退屈するものなの。

L: Donovan!
ドノバン!

D: Coming. Stay away from Sherlock Holmes.
今行きます!近づかないことね、シャーロックホームズには。



JW: Hello?

もしもし?

MAN: 'There is a security camera on the building to your left. 'Do you see it?'
防犯カメラが君の左のビルにある。見えるか?

JW: Who's this? Who's speaking?
だれだ?誰が話している?

MAN: 'Do you see the camera, Dr Watson?'
カメラが見えるか?ワトスン先生?


JW: Yeah, I see it.

ああ、見える。


MAN: 'Watch... 'There is another camera on the building opposite you. Do you see it?'
見ろ....。別のカメラが君の向かいのビルにある。見えるか?

JW: Mm-hm.
ああ。


MAN: 'And finally, at the top of the building on your right.'

そして最後に、君の右のビルの屋上にも。


JW: How are you doing this?

何をやってるんだ?


MAN: 'Get into the car, Dr Watson. 'I would make some sort of threat, but I'm sure your situation is quite clear to you.'


車に乗りたまえ、ワトスン先生。私は何らかの脅迫をすることもできるが、しかし君は情況がよくわかってるはずだ。

threat:脅迫


JW: Hello.

こんにちは。


Anthea: Hi.

ハイ。


JW: What's your name, then?

君の名前は?

Anthea: Er...Anthea.
..アンシア

JW: Is that your real name?
本名?


Anthea: No.

いいえ。

JW: I'm John.
ぼくは、ジョン。


Anthea: Yes. I know.

そうね、知ってるわ。


JW: Any point in asking...where I'm going?

無駄なんだろうね..どこへ行くのか聞いても?

Anthea: None at all...John.
そのとおりよ...ジョン。

JW: OK.
OK.

YOKOの好きなもの羅列

(順不同)地図、河岸段丘、保存樹木、宮本常一、縄文時代と日本の古代、文明開化と江戸時代、地方語、水曜どうでしょう、シャーロック・ホームズ、SHERLOCK(BBC)、陳昇、John Mellencamp、Kate Bush、イ・スンファン、カンサネ、1997年以前の香港映画、B級コメディー映画、SNL、The Blues Brothers、台湾、旅行の計画、イタリア、エステ、宮部みゆき、ショスタコーヴィチの交響曲5番、森川久美、のだめカンタービレ、くまモン
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