キカクブ日誌

熊本県八代市坂本町にある JR肥薩線「さかもと駅」2015年5月の写真です。

坂本の祀りと食

2023年09月25日 | └─熊本地震・水害


熊本県八代市坂本町の小さな集落に今も残る「祭り)と「食」のレポート。
坂本出身の若い女性が丹念に取材して本になりました。


なんと、東京で出版記念のイベントがあるというのででかけてきました。


会場は祖師ヶ谷大蔵のカフェ、ジョルジュさん。商店街の2階にある居心地の良いところでした。




定員は20名、びっしり満席。
椅子だけが並んで話を聞くタイプのイベントかと思ってたのですが、ちゃんとテーブルセットがされてました。食事が出るみたい。







前半は著者の坂本桃子さんがスライドを使って坂本のことや本の内容について説明。後半は、坂本の祭りにまつわる料理の試食タイム。






坂本桃子さんと菊鹿ワインで乾杯


10歳まで育ち、親戚も多かった坂本ですが、紹介されるまつりはほとんど知らないものでした。かろうじて百万遍は見たことがある気がするものの、参加したことはない。

提供された食事は、どれも美味しくて「試食」となってたけどお腹いっぱいになりました。



晩白柚みそ
小豆飯、きゅうり祭りのきゅうりとニンニク入り麦味噌。サトイモマッシュと晩白柚みそ。こんにゃく。だご汁。大根の漬物。

ニンニク入りみそ


煮しめ

参加していたのは、会場のカフェの常連さん、熊本関係者、「夏目友人帳」のファンの方々、坂本を題材にしたアニメ作品を制作中の藝大生などなど、多岐にわたってました。




全員とはお話できなかったけど、一人坂本出身(鮎帰)という若者がいて、色んな話ができて楽しかった。
熊本市内でも坂本出身の人と話をしたことなんてなかったから、東京で出会えるなんて!という感慨でした。

坂本桃子さんのことは
随分前にSNS(インスタグラム)で知って、時々SNS上では交流してたのですが、ようやくお目にかかることができました。
不思議な縁で共通の知り合いもいたりして話も盛り上がりました。


桃子さんが中心になってまとめた製紙工場があった頃の坂本のリーフレット。
坂本出身の方(お祖父さんは製紙工場勤務だった)と一緒に見たのですが、こんな賑わってた坂本は想像つかないと言ってました。




桃子さんの本に登場する「食」
私が懐かしいのは何と言っても「みょうが饅頭」。今はもう亡くなった伯母が作ってくれてた。
こんにゃくや生姜の味噌漬けも手作りだった。さつまいもが入った坂本のぼたもちも懐かしい。

本にははレシピものっているので、簡単そうなのをなにか作ってみたいなとおもいます。

「きゅうり祭り」のきゅうりスライスかな??
きゅうり祭りというのは、年に一度、集落の女性たちが集まってきゅうりをたくさんスライスして、にんにくみそにつけて食べるというものらしい。
本の一番はじめに登場するインパクトの強い「祭り」だ。神仏にお供えするでもなく、ただ人々が集まってスライスしたきゅうりだけを食べるという行事がなかなかに シュール。実際に イベントでもそのきゅうりが出てきたけどとても美味しかった。



ついにコロナに罹りました

2023年09月17日 | ☆個人的日記
それは不意にやってきました。

0日目(月)
朝出勤後、取引先へ。午後帰社して仕事をこなしていたものの、
3時すぎくらいから倦怠感を覚え始める。
定時の5時半まで待ちきれず5時で早退。
帰り道、薬局で目薬(目の乾燥が気になってた)、駅のスタンドでおにぎりを買う。6時過ぎ帰宅、熱を測ると38.1度。


ありゃりゃ、これはまずい。
夫に連絡し、今夜はホテルに泊まってもらうことにする(5000円くらいで泊まれるとこが見つかった)

熱が高いからぐったりはするけど、ほかに風邪の症状はない。おなかがすいていたので買ってきたおにぎりを食べてすぐに横になった。
夫が着替えを取りに帰宅。
ポカリと食料を買ってきてくれた。
夫にはうつりませんように。

熱は38.7度まで上がってきた。
薬などは飲まずにとりあえず水分を取って寝て体を休ませる。






1日目(火)
夜何度か目が覚めた。まだ熱はありそう。計ってみると38.6度。


これはもうきっとコロナかインフルエンザなんだろうな。こんなに熱が出たの、もう10何年振りくらい?

でも、風邪の症状はないし、熱に慣れてきたのか、倦怠感は抜けてる。
火曜は燃えるゴミの日だから、ごみだけは出しておこう。
洗濯もしておくか。
9時、会社にも高熱のため休む連絡を入れる。(同僚が予定を変えて私のカバーに入ってくれることになった。ゆっくり休んでといわれる、いい職場だ)

コロナの抗原検査キットは前に買っておいたものがあるのだけど、症状が出て1日くらいたたないと正確に検査できないらしい。
3時過ぎたら検査しよう。

夫が買っておいてくれた果物ゼリーなどを食べて、あとはひたすら寝て過ごす。ずーっと体はほかほかしている。2時には39.1度まで上がった。
寝てて治るものでもないんだね。


3時過ぎ、抗原検査をする。
コロナのPCR検査はおろか、インフルの検査も経験がないので、鼻に綿棒を入れて粘膜を採取するの初体験。
こんな感じでいいのかな?
痛いよー、でもちゃんとやらないと正しい結果でないよね。
頑張って左右の鼻の穴をぐるぐると4回ずつぬぐって、検査液へ。

15分後。。。見事に、2本線が浮き上がってました。


陽性決定です。

会社に再度連絡して今週いっぱい休むと伝え、次に病院探し。普段元気だから、かかりつけ医などはないのよね。
朝は割と元気だったものの、39度超えると外出はしんどい。オンライン診療が受けられるところがいいな。
以前、脚のしびれで診てもらった神経内科が、県のオンライン診療のリストに載ってた。電話してみると、そのまま先生につないでくれて診察になった。

かんたーん!
アプリとか入れてやるのかと思った。

「自分で抗原検査したら陽性でした」と伝えると、現在症状などの聞き取りの上で、「対症療法だけになるけど薬を処方します。処方箋を取りに来てください」ということでした。やっぱり行かなきゃいけないのか。歩くと20分はかかるところ、ちょっとしんどい。
「手持ちの解熱剤とかを飲んでもいいですか?」と相談する。
「それでもいいけど、このあと咳やのどの痛みも出てくる可能性が高いから、その薬もありますか?」と言われる。

ここでいったん電話を切って、仕事に行ってる夫に相談。
早めに仕事を切り上げて薬を取りに行ってくれることになったので、再度病院に電話して処方箋を用意してもらうことにした。

ありがたい。

診察も済ませたので、手持ちの解熱剤を飲んだ。
37.5度まで下がって結構楽になる。



夫の今夜の宿を予約。
1週間別居生活するのかなりの出費になりそう。仕方ないけど。

夫が薬と今日の分の食料を買ってきてくれる。
夫の帰宅時は、家じゅうの窓を開けて換気。

ひとりになったら晩御飯をたべて、処方された薬を飲んで寝る。
処方されたのは、以下の5種類

解熱剤:カロナール500
のどの痛み:トラネキサム酸
咳止め:デキストロ
痰切り:アンブロキソール
風邪:葛根湯



夜7時ごろ飲んだら、36.9度まで下がった。
これは楽だ。
今のうちに一回シャワーしてさっぱりしよう。

一人だし、熱は下がったし、明日も仕事は行かなくていいし、のんびりできる〜なんて、ちょっと嬉しかったりもしたのだけど、深夜になるにしたがってやっぱり熱が上がってきて、夜中何度も目が覚めてよく眠れなかった。


2日目(水)
朝5時、38.7度まで上がってる。


さらに喉が痛くなってる。
あーこれは、お医者さんが言ったとおりだ。薬もらっといてよかった。
お正月ごろにコロナに罹った友人が
「この世のものと思えないほど喉が痛かった」といってたけど、私もそうなるのかな?嫌だなぁ。

早く朝ごはん食べて、薬飲もう。
コーヒー牛乳とみかんを食べる。
薬飲んでしばらくすると、熱が下がってきた。37.5度

お昼は、果物入りヨーグルトを食べる。
変な味!
あー味覚が変になってるんだ。これもコロナの典型症状。

夕方、夫から連絡。
熱が38.2度だって!
ありゃりゃ。

2晩、ホテルに泊まって隔離生活してきたけど、ダメだったか…その前にうつっていたということですね。夫は喘息をもっているので、ちょっと心配。

帰りにかかりつけの病院へ寄って診察を受けると、すでに陽性判定だって、はやい!
夫にはコロナの薬「ゾコーバ」が処方されてた。(喘息の薬も強化されてた)


今夜からはホテルは不要。金銭的には助かるけど。
夫が軽く済んでくれればいいが…。

お弁当用に冷凍していたおかずで雑炊を作って晩御飯に。2日ぶりに二人でゆっくりご飯を食べた。

その夜、やっぱり熱が上がって寝苦しく、喉もヒリヒリ、咳もゲホゲホ。もう3日も寝続けてるから腰も痛いし、どの体勢でもどこかしらが痛い・・。
はぁ、しんど。 
この3日間で一番つらい夜だった。


3日目(木)


睡眠不足。
食欲ないけど、食べないと薬飲めないから頑張って少し食べる。喉痛くて飲み込むのもつらい。でも熱は37.5前後で安定し始めた。7度台になるとかなり楽。
咳とのどの痛みはますます強くなってきた。咳のし過ぎでみぞおちあたりが筋肉痛。

夫は昨夜は熱が高かったけど、きょうの午後からは37.0度程度まで下がって、喉の痛みもないらしい。薬が効いているのか、もともとウィルス量が少なかったのか?
ひとまずヨカッタ。

夜はウーバーイーツでうどん。
これは美味しく食べることができた。どうも果物の味が変な味に感じる傾向のよう。


4日目(金)
ゆっくり眠れた!
熱がないって幸せ。
でもまだ喉は痛い。咳も出る。

味覚は弱くなってる感じ。
朝はロールパン。普通の味。

熱が出てから一度も飲みたいと思わなかったコーヒー。
ためにしに飲んでみたらは「炒った豆」の味がする。味覚より嗅覚がかなり落ちてるよう。香水をかいでみたけどかすかに香るのみ。はちみつレモンのど飴は普通に味を感じる。

一日中、すっかり平熱ですごせた。
夜になって、少し咳も弱くなり、喉の痛みも半分くらいになったかも?

5日目(土)
6日目(日)
喉の痛みと咳はまだ取れない。
食べては薬を飲む。薬は日曜昼間の分まで。飲みきって終了とする。
95%快復。



コロナに怯えて過ごしたこの三年余り、かかるときはあっけないものですね。
夫婦ふたりともかかったけど重くならずに済んで良かった。
もう大丈夫です。


武蔵の国ドライブ~大山街道荏田宿~川崎の営農団地~町田の自由民権資料館

2023年09月06日 | ヨコハマ散歩
ENEOSカーシェアの入会キャンペーン特典を使い倒そうと思って、またまたドライブです。
今回はカローラツーリングを借りました。



ステーションは横浜スタジアムそば。
朝10時ごろ行くと、周りのコインパーキングには「TUBE!」と大書きした車が沢山。しかも他県ナンバー(関西方面からも多し)。
そうか、今日は年に一度のTUBEのハマスタコンサートなのでしょう。
日本全国からファンが集結。コンサートは夜だと思いますが、夜通しドライブして、前乗りして楽しんでるんでしょうね。



今日は8月26日。夏休み最後の土曜日。
まだまだ夏の空ですね。



今日も特に目的もなく、車を借りたのですけど、まずは夫の気になってる川崎市鷺沼のカフェに向かうことにします。
ナビの使い方も慣れてきました(毎回違うナビですが)

今回のナビはものすごく裏道を通してくれます。どこを通ってるのかさっぱりわかりません。(あとで地図で確認するのが大変でした)
信号待ちをしているときに、ふと横を見ると、民家の庭にこんな案内看板が。

おお!
これは、前々から行きたいと思っていた「大山街道荏田宿の常夜燈」ではありませぬか!
これは「中宿」のものらしい。
2017年に行こうと思って以来果たせていない荏田宿。車だとすぐ来られるのですね。



無事お目当てのカフェに到着。駐車場も空いていて席もあった。
このカフェ、駐車場に外車ばかり停まってました。高級住宅地…。


それからの行き先は決めていません。
パラパラ地図を見ていたら、「営農団地」なる言葉が見えました。
何でしょうか???行ってみます。

調べてみると、ここは横浜市と東京都町田市に囲まれた、川崎市麻生区の飛び地のようです。耕地整理の碑がありました。
河岸段丘上に耕地が広がり今は観光農園のようにも使われているようです。
近くには「こどもの国」やTBSの「緑山スタジオ」なんかもある緑の多い所でした。




次はどこに行きましょうか?
カフェで朝ご飯は食べたけど、少しお腹空いてきましたね。
夫はまた「焼肉きんぐ」に行きたいらしい(前回とても気に入ったようです)。近くの店舗を検索して、町田のお店へ。
食べ放題の焼肉を堪能して、また地図をみます。

「民権の森」っていうのがあるみたい。
なんでしょうね?「民権の森」

ナビを設定して向かいます。
一帯は「薬師池公園」として、ひろい公園になっているみたい。
民権の森のあたりをうろうろしましたが、入れるところがなかった。

うろうろしているときに見つけた「きんじょの本棚」。
民家の庭先に作ってあって、硝子戸のついた箱の中には本が入ってるんです。私設図書館のようなものでしょうか?


町田市に150か所もあるそうです。どこで借りてどこに返してもいいらしい。
とってもいい市民運動ですね。

民権の森のあるらしきところをぐると回っただけで、入ることはできなかったのですが、地図を見ていた夫が「近くに自由民権資料館って言うのがあるよ。」と教えてくれました。
そこ行ってみよう!

お、入場無料。駐車場も無料だ。


あと15分で閉館でしたが、サーっと見て回りました。
自由民権系の資料館は全国に3か所あるそうです。
ここは、明治の民権活動家「村野常右衛門」が若手の民権活動家育成のために建てた文武道場「凌霜館」 のあとにこの資料館ができたようです。

知らない話ばっかり。

町田市の郷土資料館的な役目もあるようで、市域から出土したこんな立派な縄文土器もレプリカだけど展示されていました。
時間がなくて駆け足で見ただけですが、町田市は今でこそ東京のベッドタウンのような位置づけで見てしまいますが、明治期はいわゆる「絹の道」として栄えたようですし、鎌倉古道もあるし、歴史を勉強したら面白そうです。







カローラツーリングは、今まで借りたホンダFITやスズキSWIFTに比べて、運転するのが楽しい車でした。
帰りは、前に焚火キャンプに行ったゆめが丘のあたりを経由して、給油して、磯子のスーパーによっていろいろ買い物して帰りました。
運転が楽しくて、返す時間まで少し余裕があたので、みなとみらいの方まで意味もなく運転して夜景を見たりして。
今回も安全運転で楽しく過ごせました。


12時間借りて、ガソリン代も保険も全部込みで4800円くらい。
キャンペーンなのでお得でした。






YOKOの好きなもの羅列

(順不同)地図、河岸段丘、保存樹木、宮本常一、縄文時代と日本の古代、文明開化と江戸時代、地方語、水曜どうでしょう、シャーロック・ホームズ、SHERLOCK(BBC)、陳昇、John Mellencamp、Kate Bush、イ・スンファン、カンサネ、1997年以前の香港映画、B級コメディー映画、SNL、The Blues Brothers、台湾、旅行の計画、イタリア、エステ、宮部みゆき、ショスタコーヴィチの交響曲5番、森川久美、のだめカンタービレ、くまモン
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