キカクブ日誌

熊本県八代市坂本町にある JR肥薩線「さかもと駅」2015年5月の写真です。

坂本の祀りと食

2023年09月25日 | └─熊本地震・水害


熊本県八代市坂本町の小さな集落に今も残る「祭り)と「食」のレポート。
坂本出身の若い女性が丹念に取材して本になりました。


なんと、東京で出版記念のイベントがあるというのででかけてきました。


会場は祖師ヶ谷大蔵のカフェ、ジョルジュさん。商店街の2階にある居心地の良いところでした。




定員は20名、びっしり満席。
椅子だけが並んで話を聞くタイプのイベントかと思ってたのですが、ちゃんとテーブルセットがされてました。食事が出るみたい。







前半は著者の坂本桃子さんがスライドを使って坂本のことや本の内容について説明。後半は、坂本の祭りにまつわる料理の試食タイム。






坂本桃子さんと菊鹿ワインで乾杯


10歳まで育ち、親戚も多かった坂本ですが、紹介されるまつりはほとんど知らないものでした。かろうじて百万遍は見たことがある気がするものの、参加したことはない。

提供された食事は、どれも美味しくて「試食」となってたけどお腹いっぱいになりました。



晩白柚みそ
小豆飯、きゅうり祭りのきゅうりとニンニク入り麦味噌。サトイモマッシュと晩白柚みそ。こんにゃく。だご汁。大根の漬物。

ニンニク入りみそ


煮しめ

参加していたのは、会場のカフェの常連さん、熊本関係者、「夏目友人帳」のファンの方々、坂本を題材にしたアニメ作品を制作中の藝大生などなど、多岐にわたってました。




全員とはお話できなかったけど、一人坂本出身(鮎帰)という若者がいて、色んな話ができて楽しかった。
熊本市内でも坂本出身の人と話をしたことなんてなかったから、東京で出会えるなんて!という感慨でした。

坂本桃子さんのことは
随分前にSNS(インスタグラム)で知って、時々SNS上では交流してたのですが、ようやくお目にかかることができました。
不思議な縁で共通の知り合いもいたりして話も盛り上がりました。


桃子さんが中心になってまとめた製紙工場があった頃の坂本のリーフレット。
坂本出身の方(お祖父さんは製紙工場勤務だった)と一緒に見たのですが、こんな賑わってた坂本は想像つかないと言ってました。




桃子さんの本に登場する「食」
私が懐かしいのは何と言っても「みょうが饅頭」。今はもう亡くなった伯母が作ってくれてた。
こんにゃくや生姜の味噌漬けも手作りだった。さつまいもが入った坂本のぼたもちも懐かしい。

本にははレシピものっているので、簡単そうなのをなにか作ってみたいなとおもいます。

「きゅうり祭り」のきゅうりスライスかな??
きゅうり祭りというのは、年に一度、集落の女性たちが集まってきゅうりをたくさんスライスして、にんにくみそにつけて食べるというものらしい。
本の一番はじめに登場するインパクトの強い「祭り」だ。神仏にお供えするでもなく、ただ人々が集まってスライスしたきゅうりだけを食べるという行事がなかなかに シュール。実際に イベントでもそのきゅうりが出てきたけどとても美味しかった。



「坂本からの証言」2020年7月4日球磨川水系豪雨記録集

2022年07月27日 | └─熊本地震・水害



球磨川の豪雨災害から2年が経ちました。
大学の同級生が今も支援に入っている関係で、時々様子聞いています。
家の再建や集落の復活などはなかなか難しいという話です。
不通になったJR肥薩線も復旧の目途もたっていないようですし。

2年が経つこのタイミングで、被災した方々の証言が文集になりました。
通販も対応しているということだったので、さっそく取り寄せました。
(実家の皆さん、2冊買ったので1冊は送りますね)

手作りの文集です。
被災者自身が語ったその日から数日の出来事。
胸に迫るものがあります。
途中まで読んで、ちょっと苦しくなったので、残りはまた時間をおいて読もうと思います。
豪雨災害がもうどこで起こってもおかしくない日本列島。
ほかの地域の方の参考にもなると思います。


ご興味のある方、こちらからどうぞ。
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●【店頭販売】 550円(税込) 
道の駅坂本(さかもと館) 
TSUTAYA 八代松江店 

●【郵送にてご購入の場合】 遠方にお住いの方も、ご購入可能になりました! 下記の申し込みフォームにて、お申込みください。
※お申し込み後、振込先と金額をご連絡させていただきます。

 (お申込みフォーム) 
https://forms.gle/wX2vfShkE4pcPdUq7 

 (価格)
500円

 (送料(購入者負担)) 
・180円(1~3冊まで) 
・370円(4冊~10冊) 
※10冊以上をまとめてご購入の場合は、申し込み後ご連絡させていただきます。

 (お支払い方法) 
 ・銀行振込 
・ゆうちょ銀行振込 
・Paypay 支払い 

 (郵送お問い合わせ)
 motto sakamoto(もっと さかもと)
 電話:090-5944-2114 
メール:mottosakamoto2020@gmail.com
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クラウドファンディング『食処さかもと鮎やな』

2021年09月07日 | └─熊本地震・水害
去年の水害で壊滅的被害を受けた、球磨川のほとりの「さかもと鮎やな」、再出発のためのクラウドファンディングやってるそうです。

クラウドファンディングとは・・・
クラウドファンディングとは、「群衆(クラウド)」と「資金調達(ファンディング)」を組み合わせた造語で、「インターネットを介して不特定多数の人々から少額ずつ資金を調達する」ことを指しています。

鮎好きの皆さん、ご覧ください。
わたしも少額ですが出資してみました。

いつか夏のアユを食べに行きたいと思ってます。



超人気あゆ料理の店『食処さかもと鮎やな』をコロナと豪雨災害から完全復活させたい!
全国各地の方々が、この店の味を求め坂本町を訪れる鮎料理の専門店『食処さかもと鮎やな』。昨年は、コロナの影響で営業中止を決断。その直後令和2年7月豪雨の被害を受け、建物・設備全てが流出。それでもあきらめず、被災地坂本町に鮎料理で笑顔を取り戻したい!!『食処さかもと鮎やな』の復活にご支援をお願いします!

球磨川豪雨災害から1年

2021年07月02日 | └─熊本地震・水害
去年の豪雨災害から1年になります。
あの豪雨で水没した八代市坂本町の古い写真のネガフィルムを再生するボランティアグループがあることを知りました。
その活動からドネーションブック「REBORN」という本が出ていると今更ながら知り、残りわずかになっていたそうですが、取り寄せることができました。

REBORNプロジェクトとは、令和2年7月豪雨で水損した八代市坂本町に残る古いネガフィルムをクリーニングの上、デジタル化し保存する活動です。さらにその写真を展示やサッシなどの形にすることで坂本という土地の記憶を共有しその再生(REBORN)を目指すものです。
(前書きより)







無断転載はできないのでちらっと雰囲気だけ。

熊日の記事


豪雨災害の被害を受けた八代市坂本町については、八代市の博物館で展示会も行われています。私はちょっと行けそうにないのですが、お近くの方がいらっしゃったら見に行っていただきたいです。

坂本町応援企画「坂本町の暮らしと信仰」
2021年6月22日(火)~9月26日(日)
八代市立博物館・未来の森ミュージアム


懐かしい写真

2020年09月09日 | └─熊本地震・水害
今日仕事をしてたら、思いがけないひとから連絡があった。
大学卒業以来全く連絡をとっていなかったが、数年前にFBで「友達の友達」ということで連絡がついたひと。

その彼から、懐かしい坂本の写真つきのメッセージがとどいたのだ。
「見覚えあるかな?」って。


見覚え大あり!
祖母の家の近所にあった家だ。

聞いてみると、7月の九州豪雨のあと、ずっと八代で災害支援活動をしていたらしい(彼は災害支援のプロ)。荒瀬や油谷地区にも入って活動していたとか。

水害被害のところにはカメラを向ける気にならなかったということで、この写真になったんだそう。地元の人に「何十年もこの状態」って聞いたからだって。集落を代表するモニュメントか?!

そうなの。
この建物は水害前からずっとこの姿。
私の子供の頃からこんな感じだった記憶。

九州在住でもなかったので、八代で活動してたとは思いもよらなかった。
でも思いめぐらすと、八代のボランティアセンターで飲料水を必要としているっていう情報は彼のFBで知ったのだった。
あの時も坂本で頑張ってくれていたのだ。
知らなかったけど。

中学の同級生も毎週のようにボランティアに行って、坂本に入ったときは連絡くれたりしていた。

ほんとありがたいなーと思った。
自分はここ(横浜)で遊ぶことばかり考えてるというのに。
頭が下がる。


災害支援のふるさと納税

2020年08月26日 | └─熊本地震・水害
今回の九州水害はわたしの生まれ故郷の村(今は市に編入されていますが)が大きな被害を被ったので、心傷んでいます。
何かできること・・・
とおもって、初めて「ふるさと納税」というものをやってみることにしました。

ふるさとチョイス
この中の「令和2年7月豪雨 災害支援・寄付」です。

よく聞くふるさと納税は返礼品が話題ですが、こちらは災害支援なので返礼品はもらいません。そしてここからが大事なのですが、被災した自治体に直接納税してしまうと、税の控除の手続きなどの仕事を増やしてしまうため、別の被災していない自治体に代理を頼むことが可能です。

これは、熊本地震の際に始まったことだったそうです。
素晴らしいですね。

で、私は八代市に寄付したかったので、八代市の仕事を代理でやってくれる広島県呉市を選んで、ふるさと納税しました。
もちろん、全額八代市に送ってくれて、税金の手続きだけを呉市が行ってくれるというものです。

控除を受けなければそのまま八代へ送ればいいのでしょうけど、控除される分だけ多めに送ることができると思ったので。(横浜市ごめんなさい)


昨日、呉市から納税証明書や控除の手続き書類が届きました。
封筒がかわいかった!








九州豪雨災害支援の買い物

2020年08月22日 | └─熊本地震・水害
何か月ぶりかで横浜駅で降りました。
毎日通過してる駅ですが、降りるのはコロナになってから初めて!
(もともと用事もないし、人ごみ嫌いですしね)

会社帰りに高島屋で開催された個展を見にいったのですが、
その帰り、久しぶりのデパ地下で買い物しているときにくまモンのポスターが目に飛び込んできました。

やっぱりくまモンパワーはすごい!
どうしたって素通りはできないです。

よく見たら、「九州豪雨災害支援」と書いてあり、熊本の食品が売られていました。有明海のノリをつかったお菓子や芦北の夏ミカンマーマレードなど、素敵なものも出ていましたが、買ったのは「くまモン」の絵の付いたエコバッグのお菓子詰め合わせ。すすめのたまごとか入っていました。
あとは「塩せんべい」
そして、香梅の中で一番好きな「武者がえし」をバラで。








八代市のボランティアセンターが水を求めてます!

2020年08月20日 | └─熊本地震・水害
先月水害で大きな被害を受けた球磨川流域。八代市のボランティアセンターが飲料水の支援を求めています。
Amazonの「ほしいものリスト」の機能を使って、とこからでもかんたんに支援することができます。
ボランティアには行けないけれど、せめてこういう支援をして役に立ちたいと思います。








ここから直接Amazonのほしいものリストへ行って支援できます


原文


以下は先週、八代市坂本町へ両親が墓参りに行った際の写真です。
球磨川の支流の谷川沿いでも2階まで洪水が押し寄せたのがわかります。



小さい頃、祖母の家に行くたびに駄菓子などを買いに行ってた「よねだみせ」も2階までがらんどうに…(涙)
下は2015年に帰省したときに撮ったの同じ店の様子。





球磨川の氾濫

2020年07月06日 | └─熊本地震・水害
7月4日
球磨川が氾濫して大きな災害が起きました。
毎年どこかで大雨がふり、川が氾濫して、山が崩れています。気候が苛烈になってきてると感じます。




土曜の報道では人吉、球磨村、津奈木のことが多く取り上げられていたのですが、日曜の朝のニュースで、坂本の藤本小学校校庭にSOSが出ているのをヘリコプターが捉えていました。

ネットの情報で、坂本駅あたりなどが浸水していることはわかっていましたが、全貌までは分からずやきもきしました。

そこで調べていくうち、国土地理院のサイトに7/4午後の流域の航空写真が掲載されているのを知りました。これを見ると、球磨川沿いの集落はことごとく浸水したのがわかります。。


画面上が上流。
荒瀬ダムがあった場所から左岸〜荒瀬、右岸〜大門、藤本、左岸〜合志野。全て浸水してます。藤本発電所の跡地は川と一体化してる…


右が上流。左岸〜合志野、八竜小学校や坂本中が見えます。右岸〜坂本中心部。坂本駅、坂本町支所、消防、農協、病院全て水没しています。これを見て驚いたのは、あるはずの坂本橋が跡形もないことです。赤いトラス橋でした。相当な流木もあったでしょうから耐えられなかったのでしょう。
報道に拠れば、流域で14の橋が流されたそうです。


中学の同級生の身内の方が、球磨村で被災して亡くなられたと連絡をもらいました。どんな災害も無縁ではないのだと頭ではわかっていますが、今回の水災は馴染み深い土地ということもあり、やはり心に堪えてます。


坂本の状況をネットで発信してくれている人がいて、浸水で取り残された人たちはヘリコプターなどで続々救助され、千丁の避難所へ運ばれているとのこと。また、球磨川から離れた奥の方の集落は道路が通れず孤立しているところ多数(でも住民で助け合っている)とのこと。

コロナの中、ボランテイアなども集まりにくそう。友人は「落ち着いたらボランテイアに行くバイ、県外からはあまり来られんだろうけん」と言っていました。
極度に高齢化している地域だから、心配です。

今日も大雨。
被害がこれ以上増えませんように。

地獄温泉清風荘 本日から営業

2019年04月16日 | └─熊本地震・水害
熊本地震から3年がたった。
全国版のニュースでもここのところ連日熊本の話題を届けてくれている。

今朝、阿蘇の地獄温泉清風荘の営業再開のことをテレビでやっていた。
ここは濁ったお湯の混浴露天風呂が全国的にも有名で、震災前からたびたび目にしていた。
地震で山間の温泉までの道が寸断され孤立、更には地震のあとの豪雨による土砂災害で壊滅的な被害を受けたとのことだった。

それが日帰り温泉だけではあるものの今日再開するらしい。
3年もかかるのか。
やっぱり大変なんだなぁ。

と思ったら、ここへの道はやっぱりまだ開通していなくて、遠回りをしてくるルートしかないのだそう。
復旧復興にはまだまだ時間がかかるのだ。



この清風荘は懐かしい温泉だ。
小学生の頃の林間学校で滞在したところ。
それ以来行ってないけれど、楽しかった思い出のある場所。

この温泉からすぐの「垂玉温泉山口旅館」も懐かしいところだ。
ここは、高校生の頃にクラスメイトと夏の合宿をした。
旅館の離れの小屋みたいなところに泊まったのを覚えている。
ここも震災以来休業したままらしい。

早期再開を祈る。





今週は香港の友人が熊本に遊びに行くそうだ。
6日間だって。
レンタカーで阿蘇や天草をドライブ旅行するという話。

観光にもまだ不便が残っているだろうけれど、楽しんで帰ってほしい。
そして帰国して周りの人に熊本旅行の宣伝してほしい。


私も来月1年ぶりに帰省予定。

城主証が届きました

2017年08月05日 | └─熊本地震・水害
3月に帰省したときに熊本城へ行き、復興城主に参加しました。
その時の説明で
「後日正式な城主証を郵送します。今の感じだと7月頃になります。」ということでした。
それがついに届きました。
寄付したお金は全部熊本城のために使って頂いたほうが良いのですが、それでもこういうのが来ると嬉しいものですね。



ご存知ない方のために解説すると
「城主証」という文字の上にある「C」みたいなマークは熊本市章、
蛇の目の紋は加藤清正の家紋、
大きなまるを小さな八個のまるで囲んでるのは九曜紋と言って、細川家の家紋です。






熊本城の復旧には20年がかかると言われています。
というか、誰もどのくらいかかるかわからないのかもしれません。
石垣を一個一個元の通りに組み直すなんて考えただけでも気が遠くなります。
でも熊本城が復興することで熊本にはいろいろなパワーがもたらされると思います。
よろしくお願いします。


この寄付は今も受け付けています。
関心がある方、下のリンクをご覧になってみてください。
一口1万円から、寄付ができて「復興城主」になれます。

「熊本城」公式ホームページ 復興城主
ネットでも可

この復興城主、台湾の友人も賛同してくれて「寄付がしたい」と言ってくれたので、代理で申し込んでいます。
彼女の分の城主証はいつごろとどくかな。
次に台湾に行くときに持って行ってあげたいです。

熊本地震から1年

2017年04月13日 | └─熊本地震・水害
去年4月中旬、熊本では最大震度7を記録する地震が2回起きました。熊本に起きた地震は、日本列島どこにいても安全なところはない、と思い知らせてくれました。また、あんな大きな地震が立て続けに2回も起こるなんて、自分たちの知識の当てにならなさも思い知りました。

先月帰省して、復興はまだ手を付けたばかりということも実感してきました。
災害列島である日本、ほかにもたくさんの被災地があります。
被災直後、いちばんにきめ細かく支援の手を伸べてくれたのが被災経験のある人たち・自治体等だったのも印象に残っています。
災害の多い国なのは仕方ありませんが、そこから学んでいけば「叡智」というものが蓄積されていくはずだと信じたいですね。


今現在グーグルマップの航空写真やグーグルストリートビューで熊本を見ると、被災直後の様子が見えます。(ストリートビューは去年の9月のもので、航空写真は5~6月位じゃないかと思います)おそらく時がたてば、どんどん更新されていくでしょうから、少し残しておきたいと思います。



うちの実家の近所。
屋根のブルーシートは先月もあまり変わっていませんでした。
写真中央の道路におかれているいわゆる「震災ゴミ」の山。
どんどん増えて大変でした。


健軍商店街ピアクレスのアーケードとスーパー「サンリブ」。
サンリブには重機が入って解体作業が進められているようです。アーケードはまだ壊れたまま。
先月帰省した時に行ったら、アーケードはきれいに修繕されていました。サンリブは更地になっていました。


実家近くの小学校。
校庭に避難者の自家用車がたくさん停まっています。
いつごろまでこのような状況が続いたのか、よくわかりません。
学校自体は5月の連休明けから再開されましたが。


こちらは益城町のグラウンドです。
テレビのニュースでもよく見た、益城町の避難所です。
トラックにテントが張られています。
これは登山家の野口さんたちの支援だったんじゃなかったでしょうか。


見るのが辛い写真ですが、益城町の様子です。
全壊している家屋がたくさんあります。地震の怖さが伝わります。


水前寺公園です。
湧水で満たされていた庭園の池が半分干上がっています。
この池に水が戻ってきたのはいつでしたっけ?


ストリートビューでみた2016年9月のスーパーサンリブとアーケードの様子。
更地になっていますが、アーケードの修繕はこの時点ではまだのようですね。



AMAZONでは「がんばるけん!くまもとけん!熊本県フェア」というフェアをやるようですよ。熊本の美味しいものを食べて飲んでみてください!
私の今日のお勧めは、これ!
「パール柑」先月帰省した時に(おそらく初めて)食べて、おいしいい!!!ってなりました。東京にももって帰ってきて、夫にも食べさせたら「おいしい~」って感動してました。デコポンも美味しいけど。パール柑あっさりしてていいですよ。
 青秀 熊本産文旦(パール柑)
 くまもと風土
 株式会社コムセンス


熊本城復興城主

2017年03月22日 | └─熊本地震・水害
帰省中、母の誕生祝いで街まで食事に出た。
ランチだったので、食後熊本城の様子を両親と見に行った。


作業の様子を説明するパネルがいたるところにありました。
こうやって説明してもらえると、理解が進むし、良いことだと思います。


崩れた石垣を整理して、番号を振って保管しているようです。


でも手つかずのところもまだまだ多い。


薬研堀のところ。
この空堀は父が若いころはソフトボールの練習会場だったらしい。
仕事の昼休みにやってきては同僚とソフトボールやってたんだとか。
写真手前にバッターボックスがあって、いま崩れてしまってる石垣越えをさせるのを目指してたんだとか。


巨木も崩れたままになっていました。


加藤神社前。
人を通すところはこのようにがっちりと補強しているようです。


石置場




立ち入り規制。
城彩苑の上のところ。行幸坂を望む。


復旧には20年かかると言われている熊本城。
20年なのかどうかは、やってみないと分からないのかもしれません。
東京にいる時は「崩れてしまっても熊本城が無くなったわけじゃないし」なんて思ってたのですが、やっぱり実際に足を運んでみて、いつも行けた場所があちこち立ち入り禁止になっているのを見ると、とても切なくなりました。
天守閣に近づけないのもとても寂しい。


「城彩苑」というお土産物を売ったりしている施設はオープンしていました。
行ったらすごい人気で、ごった返していました。



その中に「復興城主」の申し込みカウンターがありまそいた。
つまり熊本城の復興のための寄付の受付です。
これまでも平成の大改修などでも「一口城主」等と言って一般の寄付を募っていましたが、今回もそういうものです。
ここに寄付をすれば熊本城のために使われます。
早速、受付に行って「城主」になりました。


熊本城復興城主公式サイト


その話をFBで友人に伝えたら、台湾の友人も寄付したいと言ってくれて、代理で手続きしました。
ネットからも申し込めてクレジットカードで入金できるので便利です。
彼女はまだ熊本城に行ったことはないそうですが、天守閣に近づけるようになったらぜひ案内してあげたいと思います。



「城彩苑」で見かけた中国語の張り紙。
バオビン~かき氷のことですね。



城主になったあかしの城主手形。
熊本で色々の特典が受けられるらしいですが、熊本に次に帰るのはいつかな?

10か月ぶりの帰省

2017年03月21日 | └─熊本地震・水害
昨年の5月に帰省して以来、10か月ぶりに熊本に帰りました。
阿蘇くまもと空港に父に迎えに来てもらい、健軍の実家にもどるのに、津森経由にしました。
津森は父が子供の頃に住んでいた土地で、なつかしいというのもあり、また、ここから帰ると木山を通ることになるので、地震後の益城町の様子も見られるということでこういうルートになったのでしょう。



父の子供時代の思い出話などをききつつ津森を通り、木山、安永、馬水、惣領、沼山津と地震の被害の大きかったところを通りました。




飛行機の窓からも確認できていたのですが、屋根の修繕が終わらず、ブルーシートを貼ったままになっている家屋が予想以上に多い。
県道の両脇、地震直後は崩れた家が立ち並んでいたところはかなりの割合で更地になっていた。







家の近所まできても状況はあまりかわらず。
壁が崩れた家が「危険」の張り紙もそのままにされていたり、隣の家も屋根にブルーシートをはったままだったし、更地もちらほら増え、取り壊しの工事をしている家もあったりと、地震後の復旧作業がゆっくりゆっくり進んでいるという状況だった。

業者さんの数が足りず、地震の直後から頼んでいてもなかなか順番が来ない。ということもあり、またもともと年寄りが多いので、家を空けて施設に入っていたりで家を手直しする人がいないということも多いようだ。

健軍商店街のアーケードも見に行った。
鉄筋コンクリート3階建てのスーパーが倒壊していた現場は、建て替えの工事に取り掛かっているようだった。アーケードは修復が終わり、きれいに塗装されていた。それでも更地もあり、廃業した店もあり。もともとシャッター商店街の様相だったので、復活は遠い道のりのように思える。




(地震直後の様子)


熊本を離れていると、こういう生の情報にはなかなか触れることがなく、ブルーシートなどはかなり減っているものと思い込んでいた。
反省。

同級生の家もちょうど解体が始まったと言っていた。
地震直後には被害が少なくて一部損壊程度だった友人の実家も、その後の余震で被害が大きくなり、再検査したら大規模半壊となったとか。まだ修理ができないので不安の中暮らしてるそうだ。

改めて天災の恐ろしさを感じた。



<<追記>>
津森を通りながら、父が話してたことのメモ。
祖父は「駐在さん」だったので、父たち家族は駐在所に住んでいて、それは津森小学校の近くにあった。今はもう建物もなく、【がけ崩れ危険地区】という看板が立っていた。去年の地震とは関係がなく、昭和54年と書かれていた。その駐在所から、学校まで竹馬に乗って行ったことがあったとか。家の縁側から竹馬に乗り、はだしのままで行ったとか。

途中、道が木山川に沿っていた。
津森神宮などもあるところ。
「木山の初市には、この道を木山まで歩いていったなぁ」とか。地図で見るとちょうど4キロの道のり。小学校低学年時代の思い出らしいので、結構遠かったですね。
木山の初市ってなんだろうと思ったら、今でもやってるそうですね。毎年3月に開催しているらしいです。





YOKOの好きなもの羅列

(順不同)地図、河岸段丘、保存樹木、宮本常一、縄文時代と日本の古代、文明開化と江戸時代、地方語、水曜どうでしょう、シャーロック・ホームズ、SHERLOCK(BBC)、陳昇、John Mellencamp、Kate Bush、イ・スンファン、カンサネ、1997年以前の香港映画、B級コメディー映画、SNL、The Blues Brothers、台湾、旅行の計画、イタリア、エステ、宮部みゆき、ショスタコーヴィチの交響曲5番、森川久美、のだめカンタービレ、くまモン
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