最近、うちの父が動画の編集に凝り始めたらしく、昨日も自作のDVDを送ってきてくれました。内容は実家付近の満開の桜などの動画や静止画を編集したものですが、BGMにびっくり!3本の作品が入ってたのですが、「初音ミク」「AKB48」「五木ひろし」でした!!
この選曲センスに脱帽です。
これまでほとんど音楽の話をしてるの聞いたこともなかった父ですが、どうも動画の編集をきっかけに、音楽にも興味がメラメラと湧いている模様です。
今後も彼の選曲に期待がもたれます。
お父さん、また送ってね!
ところで、このブログ、私は有料会員になってます。
そうするとアクセス解析がちょっと詳しく見られたりするのですが、昨日は、ずっと前に書いた、CCRの記事に検索から見に来てる人がいたみたいです。
その記事はこちら
http://blog.goo.ne.jp/travel_diary/e/5132e4026359df07df0fc6fed82c2b07
この記事のコメント欄に中学時代の同級生がコメントをくれまして、そこで中学時代を思い出してるのですが、今思い出しても素晴らしいと思えるのが、中学1年生時の夏休みの宿題です。
『夏休み期間にクラシックの曲を100曲聞いて、題名や作曲者などノートに記録する』
という課題でした。
夏休み期間は40日ですから1日2曲以上聞かないとこなせない課題です。
しかも聞き始めてみると、クラシックって1曲が長いんです。
交響曲とか30分以上あったり。
ちょうどその時期にワーグナーの「ニーベルンゲンの指輪」をバイロイト音楽祭でやってましたが、1作品が何日も続いたりするんです。
それでも、12歳の私は毎日ラジオにかじりついてクラシック番組を聴き続けました。
テニス部の練習に出かけるときは、母親にラジオ番組の録音を頼んで。
聞いた曲については、題名、作曲者、演奏者、そして自分の感想をノートに書きとめていきました。
1曲1曲増えていくその過程は、スタンプラリーでスタンプを集めるようなワクワク感があり、とても楽しかったのを覚えています。
他にもいろいろな宿題が出ていたので、その音楽の課題をちゃんとやり終えたクラスメートは少なかったと記憶していますが、私はこれをきっかけにクラシックを聞く楽しみを覚えました。
以来、私と同様クラシック鑑賞に燃え始めたクラスメートとエアチェックしたクラシックのテープを交換たり、感想を話し合ったり。
(そのクラスメイトとは、漫画の貸し借りもずいぶんしたし、世界の国名を覚えあって昼休みにどれだけ多く覚えたか競争したり、夏休みの自由研究も一緒にやったりしたな~。中学卒業以来全く連絡を取ってませんが、どうしているだろう?)
結局、中学生の3年間にラジオで聞いた名曲は数え切れないくらいになりました。
その中で「お気に入り!」も増えてきました。
・ベートーベンのピアノ協奏曲「英雄」
・ショスタコービチの交響曲第5番「革命」
・ロッシーニ「セビリアの理髪師序曲」
・ビゼー「カルメン前奏曲」
・スッペ「軽騎兵序曲」
・ラヴェル「なき王女のためのパバーヌ」
・ドビュッシー「月の光」
・ワーグナー「ワルキューレの騎行」
・ブラームス交響曲第1番
・チャイコフスキーピアノコンチェルト
・ムソルグスキー「展覧会の絵」 などなどなど
当時は勇壮なカッコイイ曲が大好きでしたね。
この夏休みの宿題、ほんとにいい機会をもらったと思います。
それ以降はあんなにまとめて聞きまくるようなことはありませんが、それでも時折演奏会に出かけたり、テレビでコンサート番組を見たり、お気に入りの曲はCDを買ったり。
クラシック音楽を楽しむ素地を作ってもらったな~と思います。
うのき先生ありがとうございました!
父の選曲を見て、この中学時代の自分を思い出しました。
音楽について先入観が少なかったころって、ジャンルなどに関係なくいろんな音楽が素晴らしいと思えたものです。
洋楽もクラシックも歌謡曲もニューミュージックもアイドル曲もテクノもスネークマンショーもすべて同列に楽しんでたような気がします。