10月3日の土曜日は、中華街の中秋節イベントでした。前々からチラシで開催を知っていたので、当日は先着100人の枠に入れるように早めに受付会場へ行きました。
イベントの内容は前にも書きましたが、500円で小さいランタンを買ってそれをもってそのイベント参加店のお店を回ると、各店一個ずつ合計3個まで月餅をもらえるというものです。
参加店舗は16店。舗重慶飯店や萬珍樓、同発などの有名店もありますし、行ったことがないようなお店もあります。
毎年なのかどうか分かりませんが、今年はランタンの販売が100個限定。あっという間に売り切れてしまうのではないかと思い、11時から販売開始ですが10時45分ぐらいに会場の山下町公園へ行きました。行ってみるとすでに公園をぐるりと囲むような長い列が出来ていました。
まさかもうこの時間で100人に達したのだろうか?
ちょっと心配になって係りの人に聞くとまだ大丈夫ですとのこと。
ほっ。
距離を取って行列に並びます。並びながらチラシを見てどこのお店でどこの店に行こうか作戦を立てます。
よくある小豆餡の月餅が並ぶ中、馬さんのお店だけ蘇州式と言うか上海式のひき肉入りの月餅をやってるみたい。まずこれは食べたい。
後は中華菓子が美味しいと人に聞いた翠香園、そして最後に華都飯店に行ってお昼を食べようという作戦デス。
後ろに並んでいたおじさんが私たちの話を聞いて、話しかけてきたのでどこを狙うんですかと聞いてみると、華正樓、重慶飯店、萬珍樓など有名店から行きたいと言っていました。
以前ならこんなイベント時、並んでる人同士でおしゃべりを楽しむというのも楽しみのひとつだったんですが、コロナのせいでめっきりなくなりました。屋外に並んでるんだし、距離もそれなりにとってるし、マスクもしてるんだけど、やっぱりなんとなく知らない人とおしゃべりするというのは躊躇してしまうものです。
そうこうするうちどんどん列は伸び、11時になる前にすでに100人に達して列の最後に完売御礼が立ちました。
販売開始から15分ほど経ってようやく順番が来ました。ランタンを500円で買い、会場の大きな月の写真を撮ったりしてから月餅をもらいに出かけました。
まず一番近い翠香園に向かったのですが、なんとイベント用の月餅は終了しましたの貼り紙が!!
こんなに早くになくなってしまうの?!
もしかして他のお店もそうなのかしら??
とりあえず予定していた一軒が駄目になってしまったので、別の店へ行きましょう。チラシの写真で塩卵の写真が載っていた重慶飯店はどうかな。ここは大きいお店だからなくなるってことはないと思いますが。
重慶飯店でお土産を山盛り買う人の中に混じってランタンを見せるて月餅を一つもらいました。カードにはんこももらいます。
写真のとは違って小豆の小豆餡の月餅だったようです(まだ食べてないから分からないけど)
途中で同発本店によって、店の前にぶら下がっているチャーシューの量り売りを買いました。いつも仕事帰りに通ると品切れになっているのです。早い時間に行くと選び放題です。値段も安くはないから、いつもいつもは買えないけど、たまに買って食べるとやっぱりプロの味、美味しいです。
2番目は「鮮肉月餅」の馬さんの店行きます。食事に来てる人やお土産を買う人などで小さい店の前には人がうじょうじょ待っています。
もしかしてここも月餅が終了してたりして?心配になって並びながらお店の人に尋ねたら、なぜか並んでたお客さんが「まだ大丈夫残ってますよ」と返事してくれました。
無事に肉入り月餅をゲット。
「肉入りなんて珍しいですね」とお店の人に言うと、「でもこれ上海の方に行けば、これが普通なんですよ」との返事。
最後はそこからすぐの華都飯店へ。
中華街で一番私たちが馴染んでいる店です。月餅をもらって食事をしました。ここは芸能人とか有名人も来るお店ですが、いつ行っても空いています。
関帝廟通りの角というわかりやすい場所ですが、中華街の中心からちょっと離れているせいかあまり人通りもなく、お店の人が呼び込みをするわけでもなく、観光地っぽくない落ち着いた老舗。中に入ると豪華な内装でもう50年ここで商売をしているそうです。
2時間ぐらいの楽しいイベントでした。500円でランタンと月餅三つもらえるって言うのはなかなかお得ですよね。
今年は自分で買った月餅一個に加えてここでもらった月餅三個、合計4個の月餅を食べる事になります。
十分ですね。
中秋節快楽!