キカクブ日誌

熊本県八代市坂本町にある JR肥薩線「さかもと駅」2015年5月の写真です。

SHERLOCKで英語 ベルグレービアの醜聞 -5 I'll be mother

2013年03月08日 |   └─和訳「ベルグレービアの醜聞」
服を着てきたシャーロックに、いよいよ「高名の依頼人」からの事件内容が伝えられます。事件は「ボヘミアの醜聞」ですが。
お部屋もゴージャスで、ステキなシーンですね。



<凡例>
赤文字:英語がよくわからない、解釈できない部分。
青文字:(私のとっての)新出単語
紫文字:感想、原作(正典)との比較など。
灰色文字:ト書き
日本語として滑らかにすることよりも、なるべく直訳して英語のまま理解したいと考えています。




MH:I’ll be mother.
お茶を淹れよう。

SH:And there is a whole childhood in a nutshell.
そしてそこに子供時代の全てがあるんだ。かいつまんで言うと。

in a nútshell:きわめて簡潔に[要約して]言えば, 要するに.

I’ll be mother は、お茶を淹れたりするときに「私が淹れましょう」という慣用句らしいです。マイクロフトが、そう言ったところにシャーロックのこの返事。
意味がとりにくいですが、「そうやって兄はいつでも仕切り屋だったんだ」と言うことが言いたかったのでしょうか「子供時代の全てがそこにある」、というのは、「今この状態がそっくりそのまま子供時代から変わってないんだ」と言うことかな?
吹き替えでは「紆余曲折の子供時代だったんだ」となってたようです。


HARRY:My employer has a problem.
私の雇い主はある問題を抱えておられる。



MH:A matter has come to light of an extremely delicate and potentially criminal nature and in this hour of need, dear brother, your name has arisen.

問題は非常にデリケートで犯罪の可能性も秘めていることが分かってきた。そしてこの火急のときに、親愛なる弟よ、お前の名前が挙がったのだ。


come to light:明かされる、暴露される
criminal nature:犯罪(法律用語っぽい?)
arisen:arise 生じる、湧く、起る


SH:Why? We have a police force of sorts, even a marginally secret service. Why come to me?
なぜ?我々には警察権力のようなものがあるだろう、ほんのわずかの秘密情報部すらある。なぜ僕にまわって来る?

marginally:ほんのわずかばかり.

※marginally が「ほんのわずかばかり」という訳でいいのなら、ここは皮肉ですね。
「シークレットサービス」が「ほとんど秘密じゃない」という意味か、それとも「秘密情報部なんてほとんど死に体だけどね。」ってことなのかな?


HARRY:People do come to you for help, don’t they, Mr Holmes?
みんな君のところに助けを求めてくるのだろう?そうじゃないか?ホームズ君。

SH: Not to date anyone with a navy.

海軍と一緒の人とはデートしない。

※デート!?ここは「会わない」という意味でしょうね。
アポをとって会うからデートなのかな?


MH:This is a matter of the highest security and therefore of trust.
これは最高機密の事案であり、それゆえ、信頼(を要する)事案でもある。

therefore:それゆえ

matter of trust ってビリージョエルの歌があったな~


JW:You don’t trust your own secret service?
自分たちのシークレットサービスを信用してないのか?

MH:Naturally not. They all spy on people for money.
当然そうだ。奴らはみな金のために人をスパイするんだ。

HARRY:I do think we have a timetable.
我々にはタイムテーブルがあると思うが。
(=時間がないからさくさく行こう)

MH:Yes, of course. What do you know about this woman?
ああ、もちろんそうだね。
この女について何を知っている?

SH:Nothing whatsoever.
全く何一つ知らない。

whatsoever:whatever の強調形.

MH:Then you should be paying more attention. She’s been at the centre of two political scandals in the last year and recently ended the marriage of a prominent novelist, by having an affair
with both participants separately.

では、もっと注意を払うべきだな。彼女は昨年の二つの政治スキャンダルの中心にいた。そして、最近は有名小説家の結婚を終わらせた。二人の参加者と別々に関係を持つことによって。

prominent:卓越した,傑出した,有名な.

※should be payingで、「払うべきだ」と、現在形になるのかな?
 should pay なら、「払うべきだった」と、過去の時制になるのかな?

 

SH:You know I don’t concern myself with trivia. Who is she?
僕はそんな瑣末な話は気にかけない。彼女は何者だ?

MH:Irene Adler, professionally known as The Woman.
アイリーン・アドラー。職業上は「The Woman(あの女)」として知られている。

JW:Professionally?
職業上?

MH:There are many names for what she does, she prefers Dominatrix.
彼女がやっていることにはたくさんの呼び名がある、彼女は「Dominatrix(SMの女王様)」というのを好んでいる。

SH:Dominatrix.
Dominatrixね。

MH:Don’t be alarmed. It’s to do with s ex.
怖がらなくていい。セックスとともに使われる名前だ。


SH:S ex doesn’t alarm me.

セックスが僕を怖がらせることはない。

MH:How would you know? She provides, shall we say, recreational scolding for those who enjoy that sort of thing and are prepared to pay for it. These are all from her website.
どうやってわかるのか?(分からないないくせに)彼女は提供する、こう言ってもいいだろう、娯楽としてのお仕置きをそういうことが好きな人々、それに対して金を払う用意のある人々に提供するのだ。これらは全て彼女のサイトからのものだ。

scolding:人を厳しく叱ること

SH:And I assume this Adler woman has some compromising photographs.
そして、思うに、そのアドラーという女が不名誉な写真を持っているんだな。

compromising:名誉を傷つけるような,疑いを招くような.

HARRY:You’re very quick, Mr Holmes.
とても速いな。ホームズ君。


SH:Hardly a difficult deduction. Photographs of whom?

簡単な推理です。誰の写真ですか?

HARRY:A person of significance to my employer. We’d prefer not to say any more at this time.
私の雇い主にとって重要な人物だ。今はこれ以上のことは言わないでおきたい。

significance:重要

JW:You can’t tell us anything?
何も言えないんですか?

MH:I can tell you it’s a young person. A young female person.
いえることは、若い人物ということだ。若い女性だ。

SH:How many photographs?
写真は何枚ある?

MH:A considerable number, apparently.
かなりの数だろう、おそらくは。

SH:Do Miss Adler and this young female person appear in these photographs together?
このアドラーさんとこの若い女性が一緒に写真に写ってるのか?


MH:Yes, they do.

その通りだ。

SH:And I assume in a number of compromising scenarios?
そして、不名誉なシナリオが幾通りもあると思うが?

scenarios:シナリオ

※ここのシナリオというのは、写真があることによって生じる今後の展開のことでしょうか?

MH:An imaginative range, we are assured.
思いつくあらゆる範囲だ、と我々は確信している。


SH:John, you might want to put that cup back in your saucer now.

ジョン、そろそろカップをソーサーにもどしたほうがいいんじゃないのか?

※mightがついてることで表現がやわらかくなってるのでしょうか?




ここの英語は全体的に、文法上難しく感じるものが多かったです。
なんとなく訳してますが、あってるかなぁ?

SHERLOCKで英語 ベルグレービアの醜聞-4 宮殿?!

2013年03月05日 |   └─和訳「ベルグレービアの醜聞」


<凡例>
赤文字:英語がよくわからない、解釈できない部分。
青文字:(私のとっての)新出単語
紫文字:感想、原作(正典)との比較など。
灰色文字:ト書き
日本語として滑らかにすることよりも、なるべく直訳して英語のまま理解したいと考えています。



(宮殿)
JW:Are you wearing any pants?
お前、パンツ1枚でもはいてるのか?

SH:No.
いや。

JW:OK.
わかった。

大笑いする二人

JW:At Buckingham Palace. Right. I’m seriously fighting an impulse to steal an ash tray. What are we doing here, Sherlock? Seriously, what?
パッキンガム宮殿だ。そうだ。まじめな話、灰皿を盗みたいという衝動と戦っているところだよ。俺たちここで何をするんだ?シャーロック?まじめな話、何を?

SH:I don’t know.
さあ、知らない。

JW:Here to see the queen?
ここで女王に会うのか?

SH:Oh, apparently, yes.
ああ、多分そうだろう。

MH:Just once can you two behave like grownups?
一度くらい、お前たち二人とも大人らしく振舞えないのか?

JW:We solve crimes, I blog about it and he forgets his pants. I wouldn’t hold out too much hope.
我々は事件を解決し、僕はそれをブログに書いて、そして彼はパンツ履くの忘れる。過大な期待にはお応えしかねますね。

blogが動詞だ!

hold out:〈手などを〉伸ばす; 差し出す.〈賞・希望などを〉提供する, 約束する.手もとにとどめて置く, 出さない.〔…に〕抵抗し続ける, (最後まで)耐える, 持ちこたえる

SH:I was in the middle of a case, Mycroft.
事件の最中だったんだ、マイクロフト。

MH:What, the hiker and the backfire? I glanced at the police report, a bit obvious, surely?
なんだ?ハイカーとバックファイアか?警察の報告をチラッと見たが、少々わかりやすかった、そうだろう?

SH:Transparent.
明白だ。

Transparent:透き通っている

※ここのジョンの顔がいい!「明白だったのか?」って

MH:Time to move on, then.
We are in Buckingham Palace, at the very
heart of the British nation. Sherlock Holmes, put your trousers on!

では、次へ移る時間だな。
我々はバッキンガム宮殿にいる。イギリス国家のまさに中心だ。シャーロックホームズ、ズボンを穿きたまえ。

SH:What for?
何のために?

※What for と For what って意味が違うのでしょうか?

MH:Your client.
お前の依頼人のためにだ。

SH:And my client is?
で、僕の依頼人とは?

HARRY:Illustrious, in the extreme. And remaining, I have to inform you, entirely anonymous.Mycroft.
高名なお方だ、非常に。そしてそのほかのことは、私は君に知らせねばならない。完全に匿名なのだと。マイクロフト。

Illustrious:著名な、貴い
in the extréme:極端に, 極度に.
remaining:残りの


MH:Harry. May I just apologise for the state of my little brother?
ハリー、まずお詫びを言わせてもらえるかな?わが弟のこの有様について。

HARRY: A full time occupation, I imagine. And this must be Dr John Watson, formerly of the Fifth Northumberland Fusiliers?
仕事で大忙しなのだとお見受けするよ。そして、こちらがきっとドクターワトスンだね?以前、第5ノーサンバランドフュージリアース所属だった。

JW:Hello, yes.
こんにちは。そうです。

strong>HARRY: My employer is a tremendous fan of your blog.
私の雇い主は君のブログの大変なファンなんだよ。

JW:Your employer?
あなたの雇い主?

HARRY:Particularly enjoyed the one about the aluminium crutch.
特に、あのアルミニウムの杖についての記事は楽しまれたよ。

JW:Thank you.
ありがとう。

HARRY:And Mr Holmes the younger, you look taller in your photographs.
そして、若い方のホームズ君、君は写真のほうが背が高くみえるな。

SH:I take the precaution of a good coat and a short friend. Mycroft, I don’t do anonymous clients. I’m used to mystery at one end of my cases both ends is too much work. Good morning.
ぼくは、いいコートと背の低い友人という予防措置をとってるんです。マイクロフト、僕は匿名の依頼人は引き受けない。いつも事件の片方だけにナゾがあるようにしている。両側ともにナゾだなんて、面倒すぎる。ではご機嫌よう。

precaution:用心、予防措置


I am accustomed to have mystery at one end of my cases, but to have it at both ends is too confusing.

原作の「高名の依頼人~THE ILLUSTRIOUS CLIENT」でのホームズの台詞です。



MH:This is a matter of national importance. Grow up!
これは国家の一大事なのだ。大人になれ!

SH:Get off my sheet!
僕のシーツからおりろ。

MH:Or what?
おりなかったら?

SH:Or I’ll just walk away.
おりなければ、そのまま歩いて出て行く。

MH:I’ll let you.
そうさせてやろう。(=ご自由に/やってみろ)

JW:Boys, please. Not here.
ボクたち、頼むよ。ここではやめろ。


SH:Who is my client?

僕の依頼人とは誰なんだ?

MH:Take a look at where you’re standing and make a deduction. You are to be engaged by the highest in the land. Now for God’s sake! Put your clothes on!
お前が立っている場所を見てみろ。そして推理するんだ。お前はこれから、この国で一番高い地位におられる方のために働くんだ。今すぐに!!服を着ろ!(コノガキガ!!!)





ここのマイクロフトがとってもすき。
マイクロフトはどこのもとっても好きだけどw。
(コノガキガ!!!)はマイクロフトのココロの声が聞こえてきました。


SHERLOCKで英語 ベルグレービアの醜聞-3 ハイカーの死

2013年02月15日 |   └─和訳「ベルグレービアの醜聞」
醜聞3回目。
221Bへやってくるなり卒倒した依頼人(プライオリスクールの校長先生?)の事件は、カントリーサイドでのナゾの殺人(?)事件でした。




<凡例>
赤文字:英語がよくわからない、解釈できない部分。
青文字:(私のとっての)新出単語
紫文字:感想、原作(正典)との比較など。
灰色文字:ト書き
日本語として滑らかにすることよりも、なるべく直訳して英語のまま理解したいと考えています。




(田舎の川辺 回想シーン)
MAN: Hey, are you okay? Excuse me! Are you all right?
おーい。大丈夫か?すいませーん。だいじょうぶですかー?

(川辺、警察かけつける)
POLICE:Sir, phone call for you.
警部、お電話です。

*警部とは言ってないけど、レストレードと同格のようなので。

CARTER:Carter.
カーターだ。

GL:Have you heard of Sherlock Holmes?
シャーロックホームズって聞いたことあるか?

CARTER:Who?
誰だ?

GL:Well, you’re about to meet him now. This is your case, it’s entirely up to you, this is just friendly advice, but give Sherlock five minutes on your crime scene and listen to everything that he has to say. And as far as possible, try not to punch him.
あのな、これから奴に会うことになる。これはあんたの事件だから、完全にあんたの自由だが、ただ友人としてのアドバイスだ。でもシャーロックに現場を5分見せてやれ。そして彼の言うことをすべて聞いてみろ。それで、できるだけ、奴を殴らないように努力しろよ。

POLICE:Okay. Sir, this gentleman says he needs to speak to you.
わかりました。警部、こちらの方がお話があるそうです。

CARTER:Yes, I know. Sherlock Holmes.
ああ、わかってる。シャーロックホームズだな。

JW:John Watson. Are you set up for Wi-Fi?
ジョンワトスンです。Wi-Fiつないでありますか?

JW:You realise this is a tiny bit humiliating?
(シャーロックに対して)
これはいささか屈辱的だと理解しているか?

humiliating:屈辱的な

SH:It’s okay, I’m fine. Now, show me to the stream.
問題ない。僕は大丈夫だ。さて、川の流れを見せてくれ。

JW:I didn’t really mean for you.
お前のことなんか全然言ってないぞ。

※なにが「屈辱的」なんだろうと思ったけど、やっぱりここはシャーロックの使い走りにされてることという理解でいいのですよね。

SH:Look, this is a six. There’s no point in my leaving the flat for anything less than a seven,we agreed.
Now, go back, show me the grass.

なぁ、これは「6」だ。そこに意味はない、僕がフラットを離れることに、「7」未満の何に対しても。(=7未満の事件のために僕がフラットを離れるのは無駄だ)我々は同意した。今度はもどって、草地を見せろ。

JW:When did we agree that?
いつ同意した?

SH:We agreed it yesterday. Stop. Closer.
昨日同意した。止まれ、もっと近づいて。

JW:I wasn’t even at home yesterday, I was in Dublin.
昨日は家にすらいなかったんだぞ。ダブリンにいた。

SH:It’s hardly my fault you weren’t listening. (ブザーに) Shut up!
君が聞いていなかったことについて僕に全く落ち度は無いよ。
(ブザーに)うるさい!

※シャーロック節全開中ww


JW:You just carry on talking when I’m away?
お前は俺が出かけているときも話し続けてるのか?

SH:I don’t know, how often are you away? Now, show me the car that backfired.
しらない。どういう頻度で出かけてるんだ?(=そんなにちょくちょく出かけてるのか?)今度はバックファイアを起こした車を見せろ。

JW:It’s there.
あそこだ。


SH:That’s the one that made the noise, yes?

音を出したのはあれなんだな?


JW:Yeah. If you’re thinking gunshot, there wasn’t one. He wasn’t shot, he was killed by a single blow to the back of the head from a blunt instrument, which then magically disappeared, along with the killer. It’s got to be an eight, at least.

ああ、もしお前が銃撃を考えてるなら、それは違う。彼は撃たれたんじゃない。後頭部への鈍器による一撃で殺された。凶器は犯人とともに魔法のように消えてしまった。間違いなく「8」だ。少なくとも。

blunt:鈍い


CARTER:You’ve got two more minutes, they want to know more about the driver.
あと2分やろう。彼らはもっとあの運転手について知りたがっている。

※彼らって誰?自分も含む警察じゃないのかな?


SH:Oh, forget him, he’s an idiot. Why else would he think himself a suspect?
ああ、彼のことは忘れろ。彼は馬鹿だ。そうじゃなければ、自分が容疑者だなんて思うか?


CARTER:I think he’s a suspect.

私は彼を容疑者だと思ってるぞ。

SH:Pass me over.
僕によこせ。


※pass 人 over で無視するとか除外するという意味が辞書にあるけど、ここでは違う気がするし、だと、普通にpassの意味でそれが通り越してくるイメージなのかな?
「僕にパスしてくれ」的な?
しかしそうなると、何をover(超えて)?という疑問がわいてきます。
このあとにジョンが「わかった」とこたえてるから、ジョンにカーター警部との会話をこっちによこせって言ってるのかな?



NHさんにいただいたコメントより・・・

「pass ~ over」で、「~を渡す」という意味です。たとえば "Shall I pass the papers over to the student?" (プリントを生徒たちに配りましょうか)というように使います。"over" は「向う側へ」というような意味の副詞で、渡す相手までの間にちょっと距離 があるようなニュアンスを生み出します。

ここで面白いのは、ホームズが「自分を向うへ渡せ」と言っていることです。これは通常ならあり得ない表現で、普通の状況で "Pass me over." と言えば「放っといてくれ」という感じです。しかしこの場合、ホームズはワトソンが抱えている端末の中に 「入って」いるので、その端末ごと自分を相手(カーター)に渡せ、という意味で言っているのです。







JW:All right, but there’s a mute button, and I will use it.
わかった。でもここにはミュートボタンがある。そして俺はそれを使うぞ。

SH:Up a bit! I’m not talking from down here!
少しあげろ!僕は下からは話していない。

※難しい事いってないけど、ここもよくわからない。
「話していない」というのは「話すつもりは無い」っていうことかしら?


JW:OK, just take it, take it.
OK.これ持って、持って。

SH:Having driven to an isolated location and successfully committed a crime without a single witness, why would he then call the police and consult a detective? Fair play?
人気の無いところに運転してきて、そして犯罪を成功裡に実現させ、一人の目撃者もなし。なぜ彼はそれから警察に電話して探偵に相談に来るんですか?


CARTER:He’s trying to be clever. It’s over-confidence.
賢く見せようとしてるんじゃないかな?自信過剰だな。

SH:Did you see him? Morbidly obese, the undisguised halitosis of single man living on his own. The right sleeve of an internet porn addict and the breathing pattern of an untreated heart condition, low self-esteem, tiny IQ and a limited life expectancy and you think he’s an audacious criminal mastermind?
Don’t worry, this is just stupid.

彼を見ましたか?病的な肥満、隠しようの無い口臭は一人暮らしの独身男性のものだ。右の袖はインターネットのポルノ中毒のもの。呼吸のパターンは未治療の心臓の状態。自尊心が低く、知能指数も低く、余命も限られている。そしてあなたは彼のことを大胆不敵な犯罪者だと思うのか?
心配しないで、これはただのバカ(話)だ。


Morbidly obese:病的な肥満
halitosis:口臭
self-esteem:自尊心
life expectancy:寿命(余命)
audacious:大胆な,不敵な


MAN:What did you say? Heart what?
なんて言った?心臓が何だって?

SH:Go to the stream.
川の流れのほうへ行ってくれ。

CARTER:What’s in the stream?
流れに何があるんだ?

SH:Go and see.
行ってみてみろ。


MrsH:Sherlock! You weren’t answering the doorbell.

シャーロック!あなた、ドアベルに返事してないわね。

MAN1: His room’s through the back, get him some clothes.
彼の部屋はそこを抜けてうしろだ。彼に少し服を取ってきてくれ。

SH:Who the hell are you?
あんたたちいったい何者だ?


MAN1: Sorry, Mr Holmes…

すみません、ホームズさん・・

(スカイプ切れる)



JW:Sherlock, what’s going on? What’s happening?

シャーロック、どうした?何が起きた?

MAN1:You’re coming with us.
私たちと来ていただきます。

JW:Sorry, I’ve lost him. I don’t know what…
すみません。彼を見失いました(切れちゃいました)何が起きたのかわかりません・・



POLICE:Dr Watson. It’s for you.

ワトスン先生、あなたにです。

JW:OK. Thanks.
OKどうも。

POLICE:No, sir. The helicopter.
違います。ヘリコプターです。


MAN1:Please, Mr Holmes, where you’re going you’ll want to be dressed.
お願いします。ホームズさん、あなたがこれから行くところは、服を着たほうがいいですよ。


Suit £700 
Unarmed
Manicured
Office worker
Right handed
Indoor worker
Small dog/ Two small dogs/ Three small dogs

スーツ 700ポンド
非武装
マニキュアしてる
オフィス勤め
右利き
室内の仕事
小さな犬/2匹の小さな犬/3匹の小さな犬/

SH:I know exactly where I’m going.
正確にどこに行くのかわかった。

SHERLOCKで英語 ベルグレービアの醜聞-2

2013年02月12日 |   └─和訳「ベルグレービアの醜聞」
ベルグレービアの醜聞の第二回目。
シャーロックたちがどんどん事件に携わっている様子が描かれます。
前回は「まだらの紐」「ギリシャ語通訳」でしたが、今度は「海軍条約文書事件」ですね。



<凡例>
赤文字:英語がよくわからない、解釈できない部分。
青文字:(私のとっての)新出単語
紫文字:感想、原作(正典)との比較など。
灰色文字:ト書き
日本語として滑らかにすることよりも、なるべく直訳して英語のまま理解したいと考えています。



GL:レストレード
IA:アイリーンアドラー
MrsH:ハドスンさん


(空き地)
GL:There was a plane crash in Dusseldorf yesterday. Everyone dead.
昨日デュッセルドルフで飛行機事故があった。全員死亡した。


SH:Suspected terrorist bomb. We do watch the news.
テロリストによる爆破の疑いだとか。僕たちもニュースは見てる。


JW:You said boring and turned over.
つまらないといって、消したじゃないか。


GL:Well, according to the flight details, this man was checked in on board. Inside his coat he’s got a stub from his boarding pass, napkins from the flight, even one of those special biscuits. Here’s his passport, stamped in Berlin airport. So this man should have died in a plane crash in Germany yesterday, but instead he’s in a car boot in Southwark.


さて、フライトの詳細によると、この男は搭乗手続きをしていたんだ。彼のコートには搭乗券の半券があった。飛行機のナプキンに、スペシャルビスケットまであった。これが彼のパスポートだ。ベルリン空港のスタンプが押されている。ということは、この男は昨日ドイツの飛行機事故で死んでいるはずだったんだ。しかしその代わりに(そうではなくて)サザークの車のトランクの中にいる。

boot:トランク

JW:Lucky escape.
うまいこと逃げたな。

GL:Any ideas?
何か考えがあるか?

SH:Eight, so far. Okay, four ideas. Maybe two ideas.
8個、今のところ。よし、4個だ。たぶん、2個。

(221B)
SH:No, no, no, don’t mention the unsolved ones.
やめろ、やめろ、未解決事件など書くなよ。

JW:People want to know you’re human.
みんなお前が人間だということを知りたいんだ。

SH:Why?
なぜ?

JW:Because they’re interested.
なぜって、みんな興味があるからさ。

SH:No, they’re not. Why are they?
いや、興味なんか無い。何で興味を持つ?


JW:Hmm, look at that. One thousand, eight hundred and ninety-five.

ふーん。これを見ろ。1895だ。

SH:Sorry, what?
ごめん、何?

JW:I reset that counter last night. This blog has had nearly 2,000 hits in the last eight hours. This is your living, Sherlock. Not 240 different types of tobacco ash.
カウンターを昨夜リセットしたんだ。このブログは2000近くのアクセスがあったんだ、この8時間の間に。これがお前のたつき(生計)だ、シャーロック。240種類のタバコの灰じゃないよ。


SH:Two hundred and forty-three.
243種類だ。


(事件現場 劇場?)
SH:So, what’s this one? “Bellybutton Murders”?
それで、今度は何だ?「おへそ殺人」?

Bellybutton:へそ


JW:“The Navel Treatment”?
「おへそ治療」?

navel:へそ



※これは、正典の「海軍条約文書事件」-The Naval Treaty のもじりですね。


GL:There’s a lot of press outside, guys.
外にたくさん報道陣がいるぞ。お前たち。

SH:Well, they won’t be interested in us.
でも、彼らは僕らに興味を持たないよ。


GL:Yeah, that was before you were an internet phenomenon. Couple of them
specifically wanted photographs of you two.

ああ、それは、お前たちがインターネット現象になる前の話だ。報道陣の2~3人は特別にお前たち二人の写真を撮りたがってたぞ。


SH:For God’s sake! John.

なんてこった!ジョン。


JW:Hmm?

ん?

SH:Cover your face and walk fast.
(帽子を渡しながら)顔をかくして速く歩け。

GL:Still, it’s good for the public image, big case like this.
でも、パブリックイメージにはいい(機会な)んじゃないか、こういう大きな事件なら。

SH:I’m a private detective, the last thing I need is a public image!
僕は私立探偵だ。パブリックイメージなんて一番必要の無いものだ。

(新聞記事!)
net phenomenon
ネット現象

IA:Hello. I think it’s time, don’t you?
もしもし。そろそろ時間じゃないかと思うんだけど、どうかしら?


(221B)
MrsH:Oh! Ugh! Oh… Oh, dear! Thumbs?
まあ、うわ、まぁ..親指?

MAN:The door was… The door was…
ドアが・・・ドアが・・・

MrsH:Boys! You’ve got another one! Oh…
坊やたち!新しい依頼人よ!まぁ・・・


SH:Tell us from the start. Don’t be boring.
僕たちにはじめから話せ。退屈にならないようにな。


あ、赤文字の部分無かった・・・

SHERLOCKで英語 ベルグレービアの醜聞 1

2013年02月10日 |   └─和訳「ベルグレービアの醜聞」
再開します。「SHERLOCKで英語」。
これから、第2シリーズに突入です!

シャーロックの物語をより理解し味わうため、持っている英国版DVDで鑑賞してもちゃんと台詞が耳に入ってストーリーが理解できるようになったらいいな~。そしてついでに英語の勉強もして、この夏のロンドン行きに備えるぞ!という思いでやってます。

「英語が苦手」っていう看板は下ろしました!
でも、わからないところや、勘違いしてることがたくさんありますので、ぜひ皆様のご意見をお待ちしております。

<凡例>
赤文字:英語がよくわからない、解釈できない部分。
青文字:(私のとっての)新出単語
紫文字:感想、原作(正典)との比較など。
灰色文字:ト書き
日本語として滑らかにすることよりも、なるべく直訳して英語のまま理解したいと考えています。
テキストはひよりさんのサイトから拝借しています。ありがとうございます。
http://hiyori24sherlock.web.fc2.com/

さて、シリーズ2のエピソード1(S2E1)は「A Scandal in Belgravia」邦訳は「ベルグレービアの醜聞」です。子供のころからいろいろ思うところのあった「あの女(ひと)」の登場です。
20回コースに分けてやる予定です。
数日に1回のペースで更新して、3月末までに終わらせたいな。

第一シリーズの第三話「えー?!!ここでおしまいなのーー?!」となった場面から、続きます。
ちなみに撮影は18ヵ月後だったそうで、つなげるの相当苦労したようですよ。






(これまでのお話)
SH:Who are you?
何者だ?


JM:Jim Moriarty. Hi.
ジムモリアーティだ。ハ~イ!

SH:Consulting criminal.
諮問犯罪者か。

JM:I have loved this, this little game of ours.
楽しんできたよ。この僕らのささやかなゲームをね。

SH:People have died.
人々が死んでいる。

JM:That’s what people do!
それは人々の常だ。

SH:I will stop you.
僕がお前を止める。

JM:If you don’t stop prying, I’ll burn you. I’ll burn the heart out of you.
もし詮索をやめなければ、君を燃やしてやる。君の心臓を取り出して燃やしてやるからな。


SH:Catch you later.
あとで、捕まえる。

JM:No, you won’t!
いや、君はそうはしない。

 ※ここの吹き替えの「むり、むり!」が素晴らしくて耳を離れません!

JM:Sorry, boys! I’m so changeable! It is a weakness with me, but to be fair to myself, it is my only weakness. You can’t be allowed to continue. You just can’t. I would try to convince you, but everything I have to say has already crossed your mind.
すまない、君たち。ボクは気が変わりやすいんだ。それがボクの弱点でね。でもボクの名誉のために言うと(直訳:自分自身に対してフェアになるなら)、これが唯一の弱点だ。君たち継続は許されない。もうダメだ。君を説得してもいいけれど、でもボクが言うべきことは、すでに君の心に浮かんでいる。

SH:Probably my answer has crossed yours.
おそらく、僕の答えもお前の心に浮かんでいるだろう。

(ここから本編が始まります!)

ビージーズ!
JM:Do you mind if I get that?
(電話がかかってきて)電話に出てもいいかな?


SH:Oh no, please. You’ve got the rest of your life.

どうぞ、どうぞ。残された命を使ってくれ。(直訳:君には君の命の残りがある)


JM:Hello? Yes of course it is. What do you want? (MOUTHING) ‘Sorry.’
もしもし?そうだ、もちろんそうだ。なんの用だ?(口パクで)すまない。

SH:(MOUTHING) ‘Oh, fine.’

(口パクで)いやいいんだ。

JM:Say that again! Say that again and know that if your lying to me, I will find you and I will skin you. Wait. Sorry, wrong day to die.
もう一回いってみろ。もう一回いってみろ。そして、知ることだな。もし、嘘をついたら、お前を見つけ出して皮をはいでやるってな。待て。(シャーロックに対して)すまん、死ぬには間違った日だ(死ぬにはふさわしくない日だ)。



SH:Oh. Did you get a better offer?

ほう、もっといいオファーを得たのか?

JM:You’ll be hearing from me, Sherlock.
So, if you have what you say you have, I will make you rich. If you don’t, I’ll make you into shoes.

連絡するよ(直訳:君は僕から連絡を受け取るだろう)シャーロック。
(電話で)それで、もしお前がお前が持っているというものを持っているのなら、お前のことを金持ちにしてやろう。もしそうでないなら、お前を靴にするからな。

パチって指を鳴らしたら、ライフルの照準がなくなった。


JW:What happened there?
あそこで何が起こったんだろう?

SH:Someone changed his mind. Question is, who?

誰かが奴の気を変えたんだ。問題は誰かということだ。



IA:Well now, have you been wicked, your highness?
さて、不道徳にしていましたか?殿下?

wicked:不道徳な、邪悪な、いたずらな。

W:Yes, Miss Adler.
はい。ミス・アドラー。

オープニングテーマ!


(221B)
SH:What are you typing?
何をタイプしてるんだ?

JW:A blog.
ブログだ。

SH:About?
なんの?

JW:Us.
俺たちの。

SH:You mean me.
つまり、僕のことだな。

JW:Why?
なぜ?

SH:Well, you’re typing a lot. (BELL RINGS) Right, then. So, what have we got?
なぜって、たくさんタイプしているから。(ドアベルの音)そうだろ。それで、何かな?(それで、今度は何かな?)

※Right, then ってつなぎの言葉であんまり意味はなさそうにも聞こえますが、どうなのでしょう?そのあとの So, what have we got はドアベル(来客)に対して、どんな客かな?どんな事件かな?というニュアンスかと思いますがいかがでしょうか?


M:My wife seems to be spending a very long time at the office.
妻がどうもすごく長い時間オフィスにいるようなんですよ。

SH:Boring.
つまらない。


W:I think my husband might be having an affair.
夫がもしかしたら浮気してるんじゃないかと思うんです。

SH:Yes.
そうだ。


M:She’s not my real aunt, she’s been replaced. I know she has. I know human ash.
彼女は私の本当のおばじゃありません。すりかえられたんです。私にはわかります。人間の灰(遺骨)を知っていますから。

SH:Leave
立ち去れ。(出て行け)


M:We are prepared to offer any sum of money you care to mention for the recovery of these files.
我々は依頼する準備をしてきた、金ならいくらでも君が望む額を出す、これらのファイルを取り戻してくれるなら。

※you care to mention は money にかかってるのかな?
SH:Boring!
つまらない。

M:We have this website, it explains the true meaning of comic books, ‘cause people miss a lot of the themes. Uh, but then all the comic books started coming true.
僕たちはこのサイトを持っていて、それは漫画の本当の意味を説明してるんですが、なぜなら人々がたくさんの主題を見過ごしているんです。あー、でも、そしたら、全ての漫画が現実になり始めたんです。

SH:Oh, interesting.
ほう、面白い。



SH:“Geek Interpreter”, what’s that?
「ギークの通訳」それは何?

JW:That’s the title.
タイトルだよ。

SH:What does it need a title for?
何のためにタイトルがいるんだ?


※この「ギリシャ語通訳」をもじった話、ジョンのブログで読みました。
なかなか面白かった。アルミニウムの杖事件よりこっちがおもしろいんじゃないの?




(バーツ)
SH:Do people actually read your blog?
人々は本当に君のブログを読んでいるのか?

JW:Where do you think our clients come from?
どこから我々の依頼人が来ると思ってるんだ?

SH:I have a website.
僕もサイトを持っている。

JW:In which you enumerate 240 different types of tobacco ash. Nobody’s reading your website.
Right, then, dyed blond hair, no obvious cause of death except for these speckles, whatever they are.

その中でお前がタバコの灰の240種類の違うタイプについて列挙してるアレか。誰もお前のサイトなんか読んでないよ。そうだ、やっぱり。ブロンドに染めた髪、明らかにわかる死因は無い、この斑点以外は。これ(斑点)が何だろうと。

enumerate:列挙する

(221B)
SH:Oh, for God’s sakes!
おいおい頼むよ!(やめてくれよ~)

JW:What?
何が?

SH:“The Speckled blond?
『まだらのブロンド』?


GIRL:They wouldn’t let us see Granddad when he was dead. Is that ‘cause he’d gone to heaven?

おじいちゃんが死んだとき、あたしたち会わせてもらえなかったの。それは、おじいちゃんが天国に行っちゃったからなの?

SH:People really don’t go to heaven when they die, they’re taken to a special room and burned.
人は死んだときに本当は天国に行くんじゃないんだよ。特別な部屋に連れて行かれて、焼かれるんだ。

JW:Sherlock.
シャーロック(とたしなめるジョンw)

YOKOの好きなもの羅列

(順不同)地図、河岸段丘、保存樹木、宮本常一、縄文時代と日本の古代、文明開化と江戸時代、地方語、水曜どうでしょう、シャーロック・ホームズ、SHERLOCK(BBC)、陳昇、John Mellencamp、Kate Bush、イ・スンファン、カンサネ、1997年以前の香港映画、B級コメディー映画、SNL、The Blues Brothers、台湾、旅行の計画、イタリア、エステ、宮部みゆき、ショスタコーヴィチの交響曲5番、森川久美、のだめカンタービレ、くまモン
台湾旅行一覧 ただいま64回
海外旅行一覧 ただいま123回?