キカクブ日誌

熊本県八代市坂本町にある JR肥薩線「さかもと駅」2015年5月の写真です。

講座「戦中戦後の日記を読む」

2021年09月11日 | ☆学ぶ!
横浜市中央図書館の地下一階に横浜市史資料室があります。そこで、「戦後横浜 それぞれの出発」という展示をやっています。

先月図書館に行ったときにポスターで知って見てきたのですが、横浜市民の日記の記述で戦中戦後の市民生活を知る企画で、とても興味をそそられました。(図書館に行くまで知らなかった。宣伝が足りないなぁ‥いい企画なのに)

例えば、昭和20年8月15日の日記も複数の人々のが並ぶと、やっぱりそれぞれみんな違ってる。当たり前だけど、その多様性にホッとする。

16歳で終戦を迎えた横浜の少年の日記は何年分もまとめて寄贈されていて、その場でコピーを閲覧することもできました。(チラシに掲載のイラスト入りのがそれ) 

他人の日記を読むなんて、いけないことのような気もしますが、下手な小説よりも面白く、なんといっても事実の重量感がいいのです。

戦中を生きた人たちって自分とは随分かけ離れた世界に住んでる人だと思いがちなのですが、日記を読んでいると全然違いを感じない。こういうこと自分も日記に書いたっけ・・・友達にもいそう。





この企画展の一環で、講座が開かれました。参加は無料だけど抽選ということで、往復はがきで申し込んでおきました。(多分そんなに申し込む人いないだろうと思いつつ)

めでたく当選したので、土曜の午後でかけてきました。なんと二時間半の本格講座!配られた資料も12ページくらいあって、なかなかです。(無料なのに!)





緊急事態宣言下なので、250席くらいあるホールに50人だけ。
無料でもこんなに充実した企画展やイベントがあるのありがたいです。


とはいえ、去年八代市に水害支援でふるさと納税しちゃったから、今年は横浜市には税金ほとんど入れてないので、申し訳ないケド。

おすすめYoutube「方丈記 と 鴨長明の 人生」

2021年09月06日 | ☆学ぶ!
最近めっきりテレビを見なくなりました。
もともとテレビで見るのはニュースとかドキュメンタリーなどが多かったのですが、最近あまり面白くない。

ドラマなどはnetflixみたいな配信で一気見などしますが。
そのほかはYoutube。
でもYoutubeの動画は玉石混交。くだらないものも多い(多すぎる!)

なので、良コンテンツは貴重です。

最近見つけて、気に入ってる番組をご紹介します。
これはyoutubeではなくて、もともとはNHKのラジオ番組です。
近年また注目されているらしい「方丈記」とその作者の鴨長明について。
これを50数回にわたって読んでいく番組です。

加賀美さんの朗読もいいし、解説してくれるこの浅見先生が素晴らしい。
分かりやすくて、古典の原書を読み砕いていくだけでなく、関連情報もちゃんとフォロー。琵琶の秘曲が話題になった時には、実際の琵琶演奏音源を聞かせてくれたり。しゃべり方もすごく和む。

40回目くらいまで聞いてしまいました。
終わるのがさみしい。
ラジオ番組なので、夜寝る前に枕もとでかけています。

佐々木閑先生の仏教動画と並んでおすすめです。


方丈記 と 鴨長明の 人生 第 1 回 ゆく川の流れ・序章/浅見 和彦・あさみ かずひこ・成蹊大学 名誉教授/朗読・加賀美 幸子 2019 04 06 NHK 古典講読

いま図書館では地球の歩き方が借りたい放題

2021年08月04日 | ☆学ぶ!
コロナ禍で何が変わったかといえば、海外旅行ですね。
国内旅行はそれなりにでかけている人多いですが、流石に観光目的の海外旅行はでかけている人ほとんどいませんよね。

それで、図書館の「地球の歩き方」コーナーがとっても充実してます。いつもなら、借りたい国のが貸出中のことが多いのですが。



先日、借りてた本を返しに行って、その場で借りてきました。(いつもは読みたい本を予約してから借りる)

インド、スリランカ、ネパールです。

なぜここかというと、今佐々木閑先生の仏教動画でインドの仏跡や三蔵法師の足跡、アショーカ王の石柱の話などを聞いているからです。

インド周辺は旅行するのにハードルが高いなーと思っていたのですが、仏跡巡りは一度は行ってみたいなどと思うようになりました。(加えて、今年の正月くらいにはヒマラヤ登山本を読み漁っていたし)




アショーカ王って凄いですね。
本当に一人だけだったのだろうか???

三蔵法師の歩いたシルクロード

2021年05月12日 | ☆学ぶ!
佐々木閑先生のYoutube動画でインドで仏教が滅びるまでの歴史を勉強中。
いまはアショーカ王の話。
玄奘三蔵の話も出てくるので、
「大唐西域記」を図書館で借りてきました。





が!
今一つイメージがわかない。
インドの風景がイメージできないのです。


そこで、昔NHKが取材した「シルクロード」という番組~そうです、あのシルクロード、喜多朗の音楽と石坂浩二のナレーションのあのNHK特集~を見たいと思って、放送ライブラリーへ行ってきました。

放送ライブラリーはいろいろなテレビ番組やニュース映画などを無料で見させてくれる施設です。
コロナでどうなるかなと思いましたが、視聴コーナーは利用できるようなので良かった。でも、以前は利用時間の延長ができたのが、いまは2時間までしか利用できないようになっていました。

番組検索すると、ありました。
「シルクロード第2部-4 玄装三蔵 天竺」
シルクロードを逸れて、玄奘の旅したインドの風景が出てきます。


ほかにも、1989年のNHK特集「大黄河」にも「仏陀の道」という回がありました。こちらは緒形拳がナレーターで中国黄河流域の摩崖仏などを紹介していました。

そしてTBSの「世界遺産」という番組に「タキシラ」の回がありました。
これは昔のガンダーラの中心「タクシャシーラ」のこと。
この番組のナレーターは緒形直人でした。


そんなわけで2時間で3本の番組を見てきました。
お釈迦様の時代や玄奘の時代と風景が変わっているのか否かはよくわかりませんが、なんとなくイメージがつかめました。
出家者が住む「林」ってどんなところ?
とか、ガンジス川の大きさとか。

放送ライブラリーは無料で利用できるのに、利用者はとても少ないです。
ふしぎ…。
これは、放送ライブラリーのあるビルのエレベーター。
団体を想定しているのか、あるいは機器の運搬のためか?
巨大です。


佐々木先生の動画講義では,今後玄奘三蔵の話もしてくださるそうなので、楽しみにしています。



図書館へ行ってきた

2021年04月27日 | ☆学ぶ!
予約しておいた本を借りに図書館へ行ってきました。
入り口にビニールシートで隔てられた臨時のカウンターが設置され、そこで貸出業務が行われていました。


建物のホールにあったベンチなどの休憩スペースにはシャッターが下りていて閉鎖。
何もそこまでしなくても。
と思ってしまいます。



5/11までとなっているが、ズルズル長引くことも十分ありえるハナシ。
実際、他区の図書館ホームページには「当分の間休館」と、期間を明記しないところもあったし、みんな延長されると思ってるでしょう。


係の方に話を聞いたら、予約の受付は休館期間中も可能らしい。良かった。それなら休館が長引いても、本に飢えることにはならなさそう。
休館が長引かないのが一番ではありますが。



今日借りてきたのは三蔵法師の「大唐西域記」と
仏教学者藤本晃氏の本。
この方、佐々木閑先生と論争になっているようで、どんなお説なのか確認したく借りてみました。

Youtubeで大学の授業に潜入できる?!

2021年04月26日 | ☆学ぶ!
佐々木閑先生の仏教講義を視聴している話は先日書きましたが、あれは、コロナによる大学のオンライン授業がきっかけだったそうです。
その配信をするにあたって、同志社大学の小原克博先生の「授業のための動画作成──急場をしのぐためのスイスイ動画作成術」というYoutubeの動画を参考にしたという話も講義の中に出てきました。

小原先生というと、NHKラジオの文化講演会という番組で、佐々木閑先生と合同で公演されていたのを聞いたことがありました。


先日のこと、いつものようにyoutubeで佐々木先生の講義を視聴したあと、小原先生の講義動画が関連動画に上がってきました。

小原克博「日本宗教への導入」(講義「日本宗教」第1回、同志社大学)


2015年の同志社大学での講義を撮影して、さらに編集して、youtubeにあげていらっしゃるのでした。

えっ。
同志社に授業料払ってないケド、これ見ていいのでしょうか?


さすが、ネットを活用した講義の先駆者、小原先生です。
講義のレジュメなどもダウンロードできたり、なにしろその学期の講義がすべてアップロードしてあるのです。

雑音も入らない。
板書(というか資料)も見やすく編集されている。
など、非常にハイクオリティで視聴者にストレスがありません。
それになにより中味が面白い。
(まだ4回くらいしか見てませんけど)


自分が学生のころ、講義をこんなに面白いと思ったことはありませんでした。
あったかもしれないケド、あまり記憶にない。
なぜ、今見るとこんなに面白いと感じるのでしょう?
学生のころ受けた講義はよくわからない言葉が多発してついて行けなかったみたい。あの頃の自分のレベルが低かったってことかな?

放送大学を見たこともあったのですが、あれもあまり面白くなかった。
なぜかな?私の受け入れ態勢の問題かな?

小原先生の講義動画はとても面白いです。
噺も面白いし、かたい話の中に身近な話も混ざっているのも面白く感じる理由かも。
しばらく、この先生の講義動画も見て、日本の宗教を概観していきたいと思います。



Youtubeって学ぶのになかなか良いですね。
東大も模擬授業とか、講演会などの動画がたくさん上がってます。
今、旅行にも行けないし、友達とも会わないし、時間があるのでこういう楽しみが見つかってよかったです。

佐々木閑先生の仏教講義(Youtube)

2021年04月13日 | ☆学ぶ!
今年になってからひょんなことから、仏教学者の佐々木閑先生のyoutube動画を見はじめました。固い内容ですがとても分かりやすい。
すっかりはまっています。

佐々木閑先生のことを初めて知ったのは、NHKの「100分de名著」という番組でした。この先生の話面白いなぁと思ったのがきっかけで、本も買って読みました。

それから2年が経ちました。
佐々木先生は京都の花園大学という禅宗系の大学の教授です。
コロナのために昨年4月から大学での対面授業ができなくなり、オンライン授業に切り替わったことが、このyoutubeを始められるきっかけだったそうです。

大学の講義なので、本来は履修学生だけに公開されるものだと思うのですが、一般公開になっています。というのも、先生の講義にはもともと社会人の聴講生がたくさんいたそうですが、それらの人たちはコロナ禍で履修すらかなわなくなってしまったということで、動画を一般に公開されたのだそうです。おかげで私も拝見できるのですね。

これがその記念すべき第1回の配信です。
オンライン講義なんて全くノウハウがない中、てさぐりでYoutube配信されるようになったそうで、先生の表情が固い(笑)

佐々木閑「仏教哲学の世界観」1-(1)

「仏教哲学の世界観」なんてタイトルも硬派ですが、結局、内容は一般向けにかなり平易に仏教の歴史を紹介するものになっています。
以下のようにシリーズ化されてます。

1.「仏教の誕生」24回
2.「ブッダの生涯」55回
3.「ブッダの教え」25回
4.「ブッダ亡き後の仏教」20回
5.「阿含経の教え 」43回
番外編も入れると1年間で170回ほどの動画講義が配信されました。

せっせと見続けて、ようやく先日追いつきました。


昨年の秋ごろからは大学の対面講義も始まって、オンライン授業はしなくてもよくなったらしいのですが、内外からの反響がよかったそうで、結局そのまま一般向けの講義動画の配信が続きました。(よかった!)
この4月からは、また新しいシリーズが始まりました。

佐々木閑の仏教講義 4「仏教再発見の旅 1」(「仏教哲学の世界観」第7シリーズ)


ずーっと拝見していると人柄も伝わってきますし、すっかりファンになってます。NHK文化センターの講義もオンラインで受講することにしました。今月末から月に1回の6回シリーズです。
Youtubeと合わせて勉強続けます。
いつもながら興味が出るとそればかり!になりがちな私ですが、いつまでこの興味が続くでしょうか…。



神奈川大学公開講座

2021年03月20日 | ☆学ぶ!
駅にポスターとチラシがおいてあった神奈川大学の生涯学習講座。
オンラインもあるようです。

神奈川大学といえば常民文化研究所もあるのだ!





勉強するの楽しそう。

コロナでこれまでの楽しみだった友達との集まりや、海外旅行、ライブイベントなどもほとんどなく過ごしてきたこの一年、私の興味も変わってきました。

そろそろ私も林住期かな。






カフェ勉~「大乗仏教~ブッダの教えはどこへ向かうのか」佐々木閑著

2021年02月22日 | ☆学ぶ!

ここのところ仏教ブームが来ています(私に)
で、前に読んだことのある本をもう一回読み返してみました。
2年前にブログにも書いています。

2019年に買って読んだのですが、引っ越しの際に処分してしまって手元になかったので図書館で借りました。

2年前も「わかりやすい~~!」って書いてましたが、読み返してみると前回は全然わかっていなくて、今回初めて理解したことも多かったです。(でもまだ半分くらいは分からないまま)

そしておかしいのは「富永仲基」についてもこの本に書かれていたのです。
読んでたはずなのに、まったくわかっていなかったってことですね。

近所のコーヒー店へ行って、ノートをとりながら読みました。
まだまだ分からないことだらけですが、今興味が湧いているので、しばらく追っかけてみようと思います。


「お経の意味がやさしくわかる本」鈴木永城 著

2021年02月18日 | ☆学ぶ!
今年はコロナのため行かなかったのですが、毎年職場の初詣でお不動様の「大護摩」に参加して般若心経を読んでいます。(20数年読んでるけど、意味は分からない)

それから、全員で読経するスタイルの法事に参加したこともあります。
般若心経以外のお経を読むのは初めてで、そのお経の独特の音程の高低に翻弄されました。「まるで歌みたい」と思いましたが、真宗本願寺派の「正信偈」だったようです。


でもこんな風に読経することがあっても、意味がさっぱり分かりません。
お経ってなんで日本語じゃないの?
長年の疑問です。




そこでこの本です。
図書館でみかけたので読んでみました。
20年前の本ですが、人気があるらしく新しい版もているようです。



仏教については、もう何年も折に触れては入門書みたいなものを読んでいます。が、いつも分かったようなわからないような…です。
それは当然ですね。宗教についてすっかりわかるということは、そもそもないのだろうと思います。

それにしても、仏教は複雑です。
世界各地に残っている仏教の姿がかなり違うし、日本の仏教はお釈迦様から結構遠くまで来ている印象もあります。

でも、お寺は周りにたくさんあるし、お経を聞く機会も多いし、興味はあるのです。お経は「ありがたい教え」だという認識はあるけど、漢文だから聞いていても意味不明。種類もたくさんあるらしいけど、どのお経を聞いているのか区別もつかない。ただ眠りへいざなわれるだけ…。



この本は、日本でメジャーなお経を解説し、現代語訳をつけてくれています。画期的!と思いました。


この本にでて来たお経を実際聞いてみたいなと思って、Youtubeでお経を探してみました。
私は中国語の「歌」になってるお経好きです。コーラスもあり、伴奏もついています。有名歌手が歌うバージョンもあります。(動画はフェイウォンが歌う般若心経)

Heart Sutra - Faye Wong (Famen Temple Live) 心经 - 王菲 (法门寺现场版)


ネットをうろうろしているうちに、読経の音声にかぶせて日本語訳の朗読(?)をつけてある動画を見つけました。
こういうのを待ってたんです!


『正信偈』 を味わう(現代語+読経) Che-lee

日本語の意味が分かっても教えが理解できるかと言えばそうではないと思いますけど、ただの呪文を聞いてるのとは全然違いますね。

この動画は「お坊さんYoutuber」の方が作られたようです。
調べていくと、いまお坊さんでyoutube配信をしている方がぐんと増えているようです。コロナの影響もあるでしょうね。


すっかり面白くなって、この桜嵐坊さんのチャンネルを登録していくつか見ていたのですが、そんな中、釈徹宗先生をゲストに呼ぶライブ配信があるというので、早速参加しました。お坊さんを身近に感じることができました。(釈徹宗先生が有名人なのだと言うこともわかりました)

そんなわけで、いま時間があるとyoutubeで仏教の勉強をしています。(ながら聞きですけどね)




おまけ動画
中国語の音楽付きの「仏説阿弥陀経」です。この字幕みたいに分かち書きをしてもらえると、中国語をかじった身としては意味が少しわかります。方眼紙に漢字をびっしり書いたみたいな日本のお経だと、どこで切るのか(漢文の素養なくて)わからない。

《佛说阿弥陀经》 (高清版)

100分で名著「資本論」

2021年01月15日 | ☆学ぶ!
NHK の E テレでやっている100分で名著という番組がなかなか面白いですよね。今マルクスの資本論やっています。

私はマルクスの資本論なんて難しそうな本は読んだことがないのですが、150年前の本にこんな現代にも通じることが書かれているとは!!
まるで予言の書。
マルクスという人の洞察力!
すごい人だったんだなぁ。
ソビエト、中国、ベトナム、北朝鮮、マルクスレーニン主義から始まった社会主義国がことごとく失敗していった歴史を見ていて、社会主義とかマルクスの考え方とか、すでに古いものなのかと思っていたのですが、全然そんなことはないのですね。


「資本とは価値を永遠に生み出し続ける運動のことだ」というマルクスの説を聞き、仏教の輪廻転生を連想しました。
仏教の目指す解脱というのは、六道を生まれ変わっていく輪廻転生のサイクルから抜け出すことだとは聞いていても、それが本当の幸せだとあんまり思えなかったんです。生まれ変わりをくりかえしても別にいいのでは?って。

しかしこれをこの資本主義の運動の輪だと考えると、ここからから抜け出せたらどんなに幸せかと思いました。

資本主義が行き詰まっているということは誰もが感じていることでしょう。
搾取されて自分の時間がなかったり、過労死するまで働いてしまったり、どれだけ働いても奨学金の返済に追われたり、大学に行くことが難しかったり、そんな話は毎日聞こえてきます。

はたまた暮らしに困ってないにしても、空気が汚れ、原発事故の放射性物質で海が汚れ、森林が破壊され…さらには異常気象による災害の多発…これは私たちすべてが引き受けなければならない資本主義のツケではないでしょうか?


そんなことを考えていたら、朝のニュースで和歌山県の山奥の限界集落に若者たちが移り住んで自給自足に近いような生活をしているという話を聞きました。
彼らはさしずめ資本主義の輪から抜け出した勝ち組なのかもしれません。
労働が資本家のための労働でなく、純粋に自分のため、コミュニテイのため。そういう資本主義以前の暮らしを求める機運が確かに始まっていると思います。



津田大介×小田嶋隆×岡田憲治「表現の自由とデモクラシー〜2019年を振り返る〜」

2019年12月18日 | ☆学ぶ!

昨日聞いてきた鼎談。

いろんな人がいろんな立場でいろんなことを(デマも含め)言いたい方だった、あいちトリエンナーレ問題。
 
当事者に直接話しを聞くというのは大事だと思った。
 


以下、主催者のサイトから
2019年は「表現の自由」を考える一年でした。
あいちトリエンナーレ2019の企画展「表現の不自由展・その後」の中止と再開、補助金の不交付、それに続く「日本芸術文化振興会」 による「公益性」の観点から映画『宮本から君へ』の助成金の取り消し、そしてKAWASAKIしんゆり映画祭2019で出演者が訴訟を起こしていることを理由にした映画『主戦場』の上映中止騒動…今現在も「表現の自由」をめぐり行政や社会あり方が問われるような事態が起こり続けています。

今回はあいちトリエンナーレで芸樹監督を務められたジャーナリスト津田大介さんと、コラムニスト小田嶋隆さん、また隣町珈琲でもシリーズで「デモクラシーの岩床」探る対談を重ねる、政治学者岡田憲治先生3人をお呼びして、ジャーナリスト、コラムニスト、政治学の立場から広く2019年を振り返りながら、今年問われた日本社会における「表現の自由」また「民主主義」について、そして今後の社会のあり方について考えます。ぜひお越しください。


【詳細】
隣町珈琲スペシャルトークイベントVol.3
「表現の自由とデモクラシー〜2019年を振り返る〜」

■出演者 :
津田大介(ジャーナリスト・ポリタス編集長)
小田嶋隆(コラムニスト)
岡田憲治(専修大学法学部教授・政治学者)


★出演者プロフィール★

●津田大介(つだだいすけ)
ジャーナリスト/メディア・アクティビスト。ポリタス編集長。
1973年生まれ。東京都出身。早稲田大学社会科学部卒。早稲田大学文学学術院教授。
テレ朝チャンネル2「津田大介 日本にプラス+」キャスター。J-WAVE「JAM THE WORLD」ニュース・スーパーバイザー。一般社団法人インターネットユーザー協会(MIAU)代表理事。世界経済フォーラム(ダボス会議)「ヤング・グローバル・リーダーズ2013」選出。メディアとジャーナリズム、著作権、コンテンツビジネス、表現の自由などを専門分野として執筆活動を行う。近年は地域課題の解決や社会起業、テクノロジーが社会をどのように変えるかをテーマに取材を続ける。主な著書に『情報戦争を生き抜く』(朝日新書)、『ウェブで政治を動かす!』(朝日新書)、『動員の革命』(中公新書ラクレ)、『情報の呼吸法』(朝日出版社)、『Twitter社会論』(洋泉社新書)ほか。2011年9月より週刊有料メールマガジン「メディアの現場」を配信中。あいちトリエンナーレ2019芸術監督(2017~2020)を務める。

●小田嶋隆(おだじまたかし)
1956年、東京都生まれ。早稲田大学卒業後、食品メーカーに入社。1年ほどで退社後、小学校事務員見習い、ラジオ局ADなどを経てテクニカルライターとなり、現在はひきこもり系コラムニストとして活躍中。著書に『小田嶋隆のコラム道』(ミシマ社)、『地雷を踏む勇気』『もっと地雷を踏む勇気』(共に技術評論社)、『その「正義」があぶない。』『場末の文体論』『超・反知性主義入門』(共に日経BP社)、『友だちリクエストの返事が来ない午後』(太田出版)、『ポエムに万歳! 』(新潮文庫)、『「踊り場」日本論』(岡田憲治との共著、晶文社)『ザ、コラム』(晶文社)『上を向いてアルコール』(ミシマ社)がある。隣町珈琲では平川克美との対談「ふたりでお茶を」を月一回開催中。



●岡田憲治(おかだけんじ)

専修大学法学部教授・政治学者 1962年東京生まれ。 早稲田大学大学院博士課程修了。政治学博士。専門はデモクラシー思想の研究。最近刊は『デモクラシーは、仁義である』(角川書店)、その他『ええ、政治ですがそれが何か?』(明石書店)、『静かに「政治」の話を続けよう』(亜紀書房)、『働く大人の教養課程』(実務教育出版)、『言葉がたりないとサルになる』(亜紀書房)等。 最新刊『なぜリベラルは敗け続けるのか』(集英社インターナショナル)絶賛発売中! 過去に隣町珈琲、ラジオデイズにて講座「直球政治学講義」「政治学基本の『キ』」、平川克美との対談「路地裏政治学」など開催、配信中。
 

熊本市議の緒方ゆうかさん

2019年07月31日 | ☆学ぶ!


縁あって何度か話を聞いたり本を読んだりしている、政治学者の岡田憲治さんの企画した対談です。
品川区中延の隣町珈琲という小さな喫茶店がはちきれそうになって、トークイベント、懇親会がありました。

はじめて「議員さん」に会って話をしました。

緒方さんには勝手に「戦ってるヒト」のイメージを持っていたのですが、実際にお会いしてみると、まったくそんな雰囲気はなく、柔らかく、自然で、落ち着いていて明るく聡明。
そんな方でした。

いっぺんにファンになっちゃいました。

「ファン」とかって書くと、遠い存在の感じもしちゃいますが、そこも正確にはちがって、まったく垣根を感じさせず、初めて会ったのに前からの知り合いのような、年齢もわたしよりうんと年下ですが、まるでクラスメートのような、そんな印象の方でした。

熊本市に住んでいないワタシですが、彼女のことは応援したいと思います。
疑り深い私がこんなにべた褒めするのは珍しいことですね。



以上、今日はとりあえず第一印象を記しておきます。

おいおい、熊本の皆さんにも彼女に注目してもらえるように記事書いていきます。
ま、おいおいですけどね。

「巻き込まれキャンペーン」と「お断りキャンペーン」

2018年12月05日 | ☆学ぶ!

今年出かけたコンサートや舞台、展覧会のチケットたち。
チケットの無いものも入れたらまだまだあるはず。


今年の前半に出かけて行った、釈徹宗さんの「初心者のための宗教学講座」で印象的だった話に「巻き込まれキャンペーン」がある。

「どんなお誘いも断らずにどんどん巻き込まれていくことを、キャンペーンのように意識的にこころがける。それによってどんどん自分の世界がひろがり動き出す」という話だった(釈先生の実体験)

私もまさにちょうどそういう事をここがけてやっているところだったので、それから後ろ盾を得たような気持ちで、更にどんどん巻き込まれて行った。自分から渦に飛び込んだりしたところもあった。そもそもこの宗教学講座に出たのもその一環だった。

今年は恩師のヨーロッパ研修旅行にもでかけたし、陳昇の来日公演関係でもどっぷりつかって渦まきのただなか感も味わったし。また、友人知人の関係するイベントやお誘いも時間があう限りは出かけるようにしてみた。
そういう日々をすごして、おかげさまで今年は沢山知り合いが増えたし、新しいこともいろいろ知ることができた。

が、ここにきてちょっと苦しくなっている。
インプットしすぎて、あっぷあっぷ状態。
情報が多すぎるのだろう。


というわけで、これからはその情報を反芻する期間にしたい。
しばらく新しい情報はシャットアウトして、せっかくいただいたご縁を大事に心にしみわたらせるような、そんなことをしていきたい。

別名「お断りキャンペーン」(これも釈先生の命名)

舎利子って人の名前だったんだ!

2018年11月22日 | ☆学ぶ!
かれこれ25年間、毎年お正月にお寺に行って、不動明王の前で般若心経をよんでいるんですけど・・・もちろん、意味も分からずにただ、お坊さんについて読んでるだけですけども。


この中に出てくる「舎利子」ってことば、2回くらい出てくるんですが、人の名前なんだそうですね!!

知らなかった。

しかも実在の人物。
舎利子(しゃりし)=舎利弗(しゃりほつ)=シャーリプトラっていう、お釈迦様のお弟子さんだそうですね。

知らなかった。
このシャーリプトラという人に観音様が話しかけている様子なのだって。


皆さん、ご存知でした?
そう考えると、お経も身近な感じがしますね。
会話文なんだ~。

YOKOの好きなもの羅列

(順不同)地図、河岸段丘、保存樹木、宮本常一、縄文時代と日本の古代、文明開化と江戸時代、地方語、水曜どうでしょう、シャーロック・ホームズ、SHERLOCK(BBC)、陳昇、John Mellencamp、Kate Bush、イ・スンファン、カンサネ、1997年以前の香港映画、B級コメディー映画、SNL、The Blues Brothers、台湾、旅行の計画、イタリア、エステ、宮部みゆき、ショスタコーヴィチの交響曲5番、森川久美、のだめカンタービレ、くまモン
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