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キカクブ日誌(アーカイブ版)

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金沢文庫 称名寺

2021年10月20日 | ヨコハマ散歩
熊本から帰ってきました。
ここは横浜です。
横浜でもちょっと歴史散歩してみたくなりました。
普段触れてる横浜の歴史は開港以降のものばかりなので、今日はもう少し古い所へ行ってみよう。

横浜市金沢区にある「金沢文庫」と「称名寺」を目指します。

まず、京急線でその名も「金沢文庫」駅へ。
目的地はここから徒歩15分くらいです。



駅前に案内板がありました。
金沢八景の方へは去年の今頃行きましたね。


駅から国道16号を渡るとすぐ静かな住宅地になります。
そしてその住宅地の中にいきなりありました。
県立金沢文庫。
金沢文庫は鎌倉時代のこの辺の武士「かねさわ氏」(北条氏)が所蔵していた書物~蔵書のことです。当代随一のりっぱな蔵書で、日本最古の図書館と言われると学校でも習いました。


鎌倉幕府の滅亡、金澤北条氏の滅亡に伴ってその蔵書はおとなりの称名寺(金澤北条氏の菩提寺)に保管がうつるも、徐々に散逸していくのですが、価値が高いのであちこちの偉い人たちの手により保管されていました。
そして近代以後、金沢文庫の再興が試みられ、現在は県立の博物館になって貴重な書物などの保管研究をしているそうです。

「よみがえる中世のアーカイブズ」という企画展をやっていました。(といっても古文書がずらーっと並んでいるだけなので・・・)
常設の金澤北条氏の歴史の解説や称名寺の仏像や壁画のレプリカなどは見て楽しい(興味を惹かれる)ものでした。
といっても、観覧者ほとんどいなかったけど。



金沢文庫と称名寺は隣り合ってるのですが、このトンネルを抜けていきます。
横浜もこの辺まで来ると、鎌倉っぽいですね。


上の写真のトンネルの隣にある「中世のトンネル」
いまは通れないようになっています。
こんな無粋な柵じゃなしに、もっとちゃんと見えるようにしてほしいけど、予算がないのかな?



トンネルを抜けると、そこは「称名寺」です。
古刹なのだけど、みょうにのんびりとしたゆる~い空気が流れていました。
平日の昼間だったので、幼児を連れたお母さんたちがつどって子供を遊ばせながらおしゃべりしてたり。
池のカモの写真を撮ろうとカメラを構えるおじいさんがいたり。
公園みたいな雰囲気。

りっぱな池や太鼓橋のある浄土庭園。
とっても平和な空気が流れていて、これが「お浄土」なのかもと思ったりもしました。


本堂と鐘楼。本堂には博物館で見た重文の弥勒菩薩像がいるはずですが、扉が開かず中を見ることはできませんでした。


本堂脇の釈迦堂は草ぶき屋根。
けむりだし(?)のところにミツウロコの紋(北条氏の紋)


阿字が池の上の太鼓橋からのながめ。



仁王門。
りっぱな仁王さんがいました。
この写真は仁王門の外に出てお寺の方を振り返ったアングル。
赤門からつづく参道がきれいに整備されています。
以前は大きなお寺で、仁王門の外には塔頭が並んでいたと思いますが、いまは住宅街になっています。



赤門。
ここは鎌倉時代に「忍性」というお坊さんがやってきたことで「真言律宗」のお寺になったそうです。門にもミツウロコの家紋があります。



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