キカクブ日誌

熊本県八代市坂本町にある JR肥薩線「さかもと駅」2015年5月の写真です。

ヒマラヤに思いをはせる「エヴェレスト~神々の山嶺」夢枕獏

2020年12月14日 | ☆読書
を読んで以来、「ヒマラヤ登山」に興味が出てきて、デスゾーンにも登場した夢枕獏氏の小説「エヴェレスト~神々の山嶺」を読んでみようと思った。
図書館で借りてきたが、なんと文庫本で1000ページ以上ある。

でもさすが人気作家の夢枕獏、とても面白くて2日で読み終わった。(休みの日に一日中読んでいた)夢枕獏って初めて読んだけど、かなりくせの強い作家さんですね。しつこいなぁ・・・・という感想。
とても面白いんだけど。
 
これまで登山というものに全く興味がなかったので、本を読んでいても具体的にどんなふうに登るのかイメージが難しい。さらにヒマラヤがどんなところなのか全然知らなかったので情景を思い浮かべることも難しい。
もちろん、そういう読者のために結構解説も入ってるから、まったくちんぷんかんぷんということはないのだけど、山の写真とか登山家の服装とかは写真で見ておきたいところ。

というわけで、この本が映画化されたのも見てみました。
なるほど、カトマンズってこんな町なんだ。
エベレストってこういう山なんだ。
ベスキャンプってこういうところなんだ。
とイメージがつかめました。
映画は正直原作とはかなり印象の違うものでした(ストーリーが追えない・・・ダメな脚本のお手本みたいな感じ)

 
以来、グーグルアースでヒマラヤの地図を見たり、地形を見たり、ベースキャンプに行った人のブログ読んだり、写真見たり、急にヒマラヤブームです。
テレビで「ヒマラヤ」っていう検索ワードで番組検索したら、NHKBSでヒマラヤ山脈を端から端までトレッキングするという番組をやっていたので、早速録画してみています。

雄大。
人々は氷河の削った谷(U字谷って地理で習った)に住んでいて、景色がとても独特。谷にへばりつくような段々畑。日本の景色とは全然違う。
ネパールは100くらいの民族からなっているのだそう。びっくり・・・。
エベレストのベースキャンプには、1週間歩いて行かないとたどり着けないらしい(ヘリコプターは別)。ヒマラヤの中はそんな風に歩いていくことしかできない場所がたくさん。アジアの最貧国の一つと言われますが、今どんどん中国の開発資本が入ってきているらしい・・・。地元の人にとっては良いことだと思いますが、きっとかなりの自然が破壊されてしまうでしょう。

2015年のネパール大地震のとき、ヒマラヤも大きな被害があったそうで、そのことを取り上げたドキュメンタリーもみました。
3000m上から土石流と雪崩が落ちてきて村を飲み込んでしまったらしいです。知らなかった。

初めて知ることがいっぱいで、ネパールに興味がわいています。
玄奘三蔵の天竺行ルートはヒマラヤ通るのかな?

調べてみた。
さすがにヒマラヤ越えはしてなくて、シルクロードからアフガニスタン回りだったみたい。


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