吉村昭「わが心の小説家たち」平凡社新書 を図書館で見つけ一読以来、この作家について興味を持ち、荒川区の記念文学館を訪ねました。
(吉村昭記念文学館を併設した「ゆいの森あらかわ」・平成 29.3.26 オープン)
千代田線町屋駅を出て、自転車の整理をしていた初老の職員の方に文学館への道順を尋ねたら「吉村昭は大好きな作家だけれどそんな文学館あるの?」と言われた。「ゆいの森という施設にあるらしい」と私が答えると、それならばと教えてくれた。
下町らしさを宿した街並みを数分歩き、目的地に到着した。
(こんな風景は懐かしい)
(めずらしい稲荷神社だなあ)
ゆいの森は荒川区立の図書館なんだろうが、何というか、超モダンな文化施設だ。
その中に確かに「吉村昭記念文学館」があった。
(夫人は芥川賞作家津村節子だ)
「ゆいの森ホール」では、吉村昭氏に関する講演会も時々行われるらしい。
5 階にエレベーターで上り「ガーデンテラス」に出た。
開館から 5か月で 30 万人の来館者を迎えたとパンフレットにあったが、さもありなんと思った。
近いうちに是非再訪したい。