太川さんのシリーズに継ぐ路線バス旅第二弾である。
俳優田中要次・芥川賞作家羽田圭介&マドンナで、令和2年6月現在13弾まで続いているが、BSテレ東は最近2時間に短縮したこのシリーズを放送している。
6月8日放送の第二弾は不成功。東北本線氏家駅によれよれになって午後7時に到着できたに過ぎない。
彼らは油断して手を抜いたのか?宿泊のホテルで安眠をむさぼっていたのか?
いや、そうではない。三泊四日の道中、目的地到着を目指し、朝早くから夜遅くまで、ひたすら頑張ったのだ。バスがつながらず総計43.5㎞も歩いたのだ!
では、制作の局側が無理なコースを押し付けたのか!
どうやらそうではないらしい。鎌倉淳という方の”タビリス”によると、正解ルートはいくつもあり、見抜けなかっただけ、ということになる。また、こんなに歩く必要はなかったらしい。「そんなに、ガムシャラに歩く戦略だと、これから毎回失敗しますよ」などとスタッフに忠告されたという話まで載っていた。
第一日、富士山駅で「道志ルート」を教えられたが、結果的にはこのルートの方が良かったかも知れない。それに、これはタビリスで鎌倉さんが力説しておられたが、二日目、「川越駅西口」からは、「鴻巣」へ出るべきだった。
済んだことはさておいて
二日目、10時過ぎても朝食にありつけず、加須市根古屋を歩行中、和菓子「御よ志」に入った。「なにか腹の足しになるもの・・・」ということで、当店のソウルフード「いが饅頭」(赤飯を饅頭の上に載せてある)を店内で食べた。
実は私、令和元年6月12日、東武健康ハイキング「加須の歴史を訪ねるハイキング」の途中この菓子店に立ち寄って、名物「無花果菓子」を求め、加須市騎西地区は、埼玉県下一の無花果の産地と知った。
個人的には
バスで通過するより、せっせと歩くことは賛成です。でも、一日せいぜい10㎞が限度と思います。
加須のうなぎや
三日目昼食に入ったのは加須駅北口駅前のうなぎ屋である。
店主によると、プロデューサーがまず現れ、すぐ用意できるかを尋ね、「できる」と答えると田中さんたちが入って来たそうだ。
一行は、美味しそうに食べてくれたとのこと。その後に、カメラマンたちも素早く食べたそうだが、「あれでは、味わえなかったのではないか」と、その素早い食事の様子を、4年も前のこととなったが、今でも鮮明に覚えている様子だった。
その後、女性の化粧係が二人来て、田中、羽田、マドンナ舟山久美子さんの姿を整えたそうだ。
そんな話を聞くと、「これは、ロケ」と実感する。