7 月 3 日(金)一泊した潮生館は、創業明治 22 年。
昭和 14 年改築の本館、昭和 8 年新築の離れ「香梅荘」との二棟の宿で、いずれも登録文化財となっています。
(本館玄関、その前方の蘇鉄)
(庭側から見た本館)
離れの「香梅荘」
広くはありませんが、木々に囲まれ深山の風情です。
玄関を入ります。
(廊下の材は松で、これだけ節のない板を集めたのは見事)
(客室としては使われていない 2 階 竹の間)
(「築 菊 秀 芳」 池上秀畝 )
(「皇 源 浚 遠」 犬養 毅 )
著名な建築家が「デザインは現在の建築にも遜色ない」と絶賛したという「丸窓」です。
廊下や床の間にさりげなく野の花が置かれています。
浴室は一つ。自然湧出の塩分の濃い冷泉が、熱交換方式で温められ、かけ流されて深い大理石の浴槽を満たしています。
保温効果、温湿効果があり、神経痛、筋肉痛、冷え性、疲労回復に効能があるそうです。
(脱衣室の窓ガラスです)
客室はあくまでも現代風に、洗面所等快適に過ごせるようになっていました。
(客室から眺めた庭)
夕食は隣の部屋に用意されました。
ここから食事が始まり、ほどよい間隔で次々と料理が運ばれてきます。
(何か一品撮り忘れたと思いますが)どの品も新鮮でていねいに調理されていて、おいしくいただきました。
(肉はとても柔らかかった)
同じ部屋での朝食。シンプルでしたが洗練された味で、お茶に至るまですべて上質な品のように感じました。
聞かなかったので他に客がいたかどうか分からず、まるで親戚の家にでも泊めてもらったようで、ゆったりと一泊できました。
宿代はコミコミで一人 19000 円弱でした。
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