3 月 22 日(日)駅にJR東日本の旅パンフ“金沢日和”が置いてある。
「ついに開業!北陸新幹線最速達列車2 時間 28 分 東京~金沢」などの大きな活字が躍っている。
“兼六園”“ひがし茶屋街”“金沢二十一世紀美術館”など、魅力いっぱいの金沢だ。
週刊朝日が 32 年まえに連載した「ひいきの宿」には、金沢の宿のこんなエッセーがあった。
自分を取り戻す宿 中村 メイコ(女優)
二歳半から女優稼業の人生。それだけ旅に出ることも、普通の女性よりは多くなるかもしれない。そんな中でここ十年来、もっぱら私の足の向くのは、金沢のニューグランドホテルである。
幼い頃から、人前で仕事をしている私は、宿に入るとかたつむりのように、ともかく、自分の囲いの中に入ってしまいたい、逃げてしまいたい。そんな習性がついてしまったようだ。そういう意味で、私の「くつろげる宿」の条件は、まず、ホテル形式であること。つまり、サービスという名のおしつけがましさであれこれおもてなししていただくことは、なんとなく好きではない。
ニューグランドホテルのフロントには、なじみの宿のお帳場のような雰囲気がある。皆、きちっと行き届いたサービスの中に、国際ホテルなみのエチケットと静かさが保たれている。
最上階の小さなバーは、古都、金沢の夕景とあいまって、まるで船のキャビンでお酒を飲むような贅沢さである。けっしてゴージャス過ぎるでもなく、また、ビジネス風でもなく・・・・・・。それは、やはり社長自ら陣頭指揮をとる、こまやかな心遣いがそうさせているのだろうか。
古都・金沢の街にしっくり溶け込んだホテル。
館内の基調色、ブラウンとグリーンが落ち着いた雰囲気を感じさせる。
食文化の発達した土地柄を反映して、ホテル内の各レストランは充実しており、
加賀料理からフランス料理まで、さまざまな味を提供している。
●住所 金沢市高岡町 1 番 50 号
●電話 0762-33-1311
●あし 金沢駅より車で 5 分
●料金 7000円から
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