一枚ぐらいお年玉切手が当たっていないかと年賀状を見直していると、ブドウ畑に囲まれたこじんまりとした町の写真が目についた。
高校の同級生だが、毎年奥さんと海外旅行に出かける I 君の年賀状は、海外旅行のスナップと決まっている。
「ほう、今年はフランスか、元気で何より」ぐらいで済ませていたが、よく知らない都市なので、ネットで検索してみた。
都市の名は“リクヴィール”。
開いてみると I 君のような幸せ健康シニアがゴマンといて紀行文を UP している。
・ライン川の西岸に位置するドイツ国境近くの町で、ストラスブールからバスで小一時間。
・アルザスの建築様式コロンバージェ(木組みの家)が美しい。
・第二次世界大戦の戦禍を受けていない。
・町の目抜き通りを端から端まで歩いても 20 分程度。
・突出しの店の広告がかわいい。
・いろいろなタイプのブレデル(マコロンの一種)が店に並んでいる。
・シンボルはコウノトリ。(飛んでいるのを見た人もいる)
こんな情報をもとに賀状の写真を見直すと、一層奥行き深く眺められ、「 I 君今年も元気で出かけてください」という気持ちになった。
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