雨曇子日記

エイティライフの数々です

ダイアモンド筑波

2016-01-27 15:09:32 | エッセー

私より一回り若い M くんは毎年筑波山の年賀状をくれる。今年は筑西市母子島(はこじま)遊水地からの眺望だった。

左に長く裾野を引いて、三角石峰( 710 m )、女体山( 877 m )、男体山( 871 m )と右肩上がりになだらかな稜線を連ねている。

筑西市観光協会の HP を見ると、ダイアモンド筑波の撮影ポイントがこの“母子島遊水地”だ。

筑波山山頂から太陽が昇る、 2 月 14 日、10 月 28 日近辺という。池にも映るのでダブルダイアモンドになるそうだ。

また、 9 月下旬から 10 月中旬にかけて、明野地区の蕎麦畑からの筑波も絵になるという。

 

万葉集には富士山を詠った短歌より、筑波山の歌の方が多いと聞く。古来より多くの人に慕われてきた筑波山は、日本百名山の一つだ。

深田久弥「日本百名山」にはこんなエピソードが出ている。

「大正の初め田舎から出てきて本郷向ヶ丘の寄宿舎に入った青年が、朝、の窓から“おう、富士山が見える”と叫んだ。それは、筑波山であったから皆の哄笑を買った」


最新の画像もっと見る

コメントを投稿