Twisted Works Official BLOG

シボレーC1500、サバーバンを所有していますトラック好きの自動車修理工の作業日記です。

95年 サバーバン オートマ修理です

2013-05-04 23:45:22 | インポート

昨日はしっかり遊びましたので今日からがんばります。

 

K氏所有のサバーバン、バックしませんので修理です。

サービスエンジンスーンの警告灯もついていますのでバラス前に確認しておきます。

スキャナーをつないでECMに記録されている不具合を読み出します。

EGRシステムに異常があるようです。

EGRとはエキゾースト ガス リサーキュレーション(リサーキュレーター)の略で排気ガスの一部をもう一度エンジンに吸わせて燃やしてしまいNOX(窒素酸化物)の低減をはかる装置です。

ようは排気ガスを少しでもクリーンにしようとする装置ですが、排気ガスを吸わせるわけですからきちんとコントロールされていないとエンジン不調を招きます。こちらは要点検ですね。

 

バックしないのですからオートマを降ろして修理します。

ジャッキアップしてATFを抜き取ります。

抜き取りを待つ間に下回りをチェックしておきます。

ウォーターポンプを伝ってなにやらオイルが漏れているようです。

 

パワステも漏れていますね。

 

ブレーキフルードもかなり減っています。Fブレーキももう無いようです。

 

よくあるパターンですが、Fブレーキホースがアッパージョイントのナット、割りピンにあたりまくりです。

これは早急に何とかしないと危険ですね。

 

エキゾーストのフランジボルトも1本違うものがついています。

前回の作業で折ったのでしょうか??日本のネジがついていますので来日後の処置だと思います。

 

ATFも抜けましたのでトランスミッションを降ろしていきます。

クロスパイプ、クロスメンバー等トランスミッションの下を通っているものはすべて外します。

トルクコンバーターはフレックスプレートに止まっていますのでフレックスプレートの回り止め工具で固定してボルトを取り外します。

 

で、降ろしました。

 

トランスミッションスタンドにかけ立てて古いオイルを抜いておきます。

オートマが壊れている時特有のこげた臭いがしています。

明日は分解、オーバーホールです。