オートマ修理、K氏所有のサバーバン続きです。
メインの部分は組み終わりましたのでエクステンションの部分からです。
トランスミッション最後端の部分です。
汚れもひどかったのでサンドブラストかけてきれいにします。
サンドブラストとは大きな箱の中に手だけ突っ込み、コンプレッサーの圧力で砂(厳密には砂ではなく、砂のような粒子)を噴射して部品を綺麗にする装置です。
トランスミッションケースもサンドブラストかければ綺麗になるのですが内部に複雑なオイル通路がありますので、万が一オイル通路に入ってしまうと変速等に不具合が出かねませんのでやりません。
一番後ろのブッシュも抜きかえます。
こういうブッシュ類はブッシングドライバーというあて物を使ってハンマーで抜き差しします。
ブッシュのサイズにあったものを使用します。
打ちかえた後、きちんとまっすぐ入っているか治具を使って確認します。
絶対忘れてはいけない作業のひとつ、オイルクーラーの掃除です。
低圧のエアで中を掃除します。
何も出てこなくなったらパーツクリーナーを入れてさらに掃除します。
絶対にやらなくてはいけません。(やらなかったからすぐに壊れるわけではありませんが、ATF全容量に対してクーラーラインの容量は1割くらいです。最初から1割こげたオイルが入っているとどうでしょう、、、、、、寿命に影響ありますよね。)
すべて確認オッケーでしたので車に載せる段取りです。
トランスミッションを降ろしてすぐにひっくり返しておきましたトルクコンバーター。
こんなにたくさんオイルが抜けます。
コンバーターはこのあとフラッシングして再使用です。(ダメージがあるものは再使用できません)
ここでオートマチックトランスミッションフルード(ATF)の話です。
オートマの故障は① クラッチが滑る
② 変速がおかしい(変速しない)
が2大不具合かと思います。
異音がする、シフトショックが大きいなどもありますがこちらは少ない例だと思います。
どこからか少しずつオイルが漏れていき、規定量より少なくなり、ピストンをしっかり作動できなくなり、クラッチが滑り、クラッチを焦がし、走れなくなる、、、、、というのがシナリオですね。
漏れているところがあれば修理が必要なのは当たり前ですが、少量ずつですとなかなか気がつきませんね。
たまには量も確認しましょう。
プロに見てもらえれば確実ですが自分でも出来ますよ。
ATFはエンジンオイルとは量の確認方法が違います。
エンジンオイルはエンジンを止めた状態で量を確認しますがATFはエンジンをかけた状態で確認します。
パーキングに入れた状態でアイドリングさせてレベルゲージの範囲内に入れていきます。(三菱車のようにシャットバルブを使っている車はやり方が違いますのでサービスマニュアルをご確認ください。)
また、入れすぎはトランスミッションを壊す可能性がありますのでご注意を!(そのわけはまた後日)
先日気付いたフロントブレーキホースも角度を変えてやります。
指差していますがブレーキキャリパー上のブーツがついていません。左右共 上がついていません、、、、、、
何ででしょうか??
水がかかって錆が出ればスライドピンが動かなくなり、トラブルになりますね、、、、、、、つけておきます。
その他シフトレバーが緩んでいるのを締めて試運転です。
スムーズですね!!!オイル漏れもありません。
明日はもう一度ジャッキアップして確認です。
おまけのコーナー
今日の零ッちはうちの軽にもぐって休んでました。
親ばかですが、、、、、かわゆい
その軽ですが、クラッチワイヤーが切れてしまいましたので交換ついでに軽い点検&洗車です。
20万キロまであと少し!!ちゃんと整備してあれば20万キロだって走りますよ
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8ナンバーキャンピング。検査26年11月、MSD,フローマスター、ヘッダース、等々手が入っています。
今ならお安く出せますが、これからいじっていきますので安く乗り出したい方はお早めに!!!