Twisted Works Official BLOG

シボレーC1500、サバーバンを所有していますトラック好きの自動車修理工の作業日記です。

今週はバタバタです

2013-05-15 00:18:36 | インポート

いよいよ今週末、シーサイドフェスタ(広島のカーショー)です。

常連様達と参加しますがおかげさまでプチバタバタです。

Twisted Worksは協賛していますしブースも出していますので是非お立ち寄りください。ブースにバナーや看板は出していませんが↓の犬「零」を目印に!!!

 

さて、作業のほうですがK氏所有のサバーバン、オートマのほうは終わりましたが入庫時に気付きましたEGRの不具合です。

スキャナーをつないでライブデーターを確認していきます。

ソレノイドはきちんと仕事しているようですね。

その他オーナー様に言われていました水温計の不調ですがECMにはきちんと伝わっているようです。

この車は水温計のメーターを動かすためのセンサーとコンピューターに送るための水温センサーの2種類を使っていますのでメーター側のセンサーが時々サボるのでしょうか???

今回入庫時には症状が確認できませんでした、、、、、、

EGRのほうは一度エラーを消しておきましたので今月末にもう一度診せていただくことにして納車です。

 

続いてH氏所有のエクスペディション、エンジン不調修理です。

当方もともとシボレーの修理をメインでやってきていましたが、ありがたいことに他社(アメ車)の修理も入れていただけるようになって来ました。

ですが、、、、、あまりに構造、コントロールの方法が違います。

消耗品の交換くらいでしたらもちろんわけないのですが今回のような修理はつくりをきちんと理解していないと出来ません。

メーカーのサービスマニュアルをチェックしていきます。

故障診断のときに当方が気をつけているのは不具合の症状と構造を組み合わせて考えて、ある程度不具合箇所を頭で絞り込んでから初めて分解していくということです。

むやみやたらと分解していくというのはかえって回り道になってしまいますし、迷路に入っていってしまう可能性が高くなっていくと思います。

当たり前のことですが、つくりをきちんと理解してからでないと修理なんて出来ないと思います。

 

明日は国産車の車検です。

国産車の車検、修理、販売ももちろんやりますのでお気軽にお問い合わせくださいね。

 

在庫車のタホもフロントホイールにリアと同じデザインのB.カディントンを入れてポテンザを履かせます。

17インチに50扁平タイヤは今見ると新鮮????

気持ちよく走ることを最優先に考える私はこのスタイル大好きです。(時代とは少し違うかもしれませんが、、、、)

車高も低すぎず、ガンガン走れますよ!!

興味のある方、、、、、見に来てくださいね!(もう何組か見に来ていただいていますので売約済みの際はご了承ください)

 

おまけのコーナー

私の大好きな本の中の一つ、、、、Truck Trends

写真も綺麗ですが編集長さんの知識、考え方にとても共感できます。

大事に自宅にしまっていたのですが今の人たちにも読んでいただきたく、事務所に持ってきました。

創刊号よりありますのでコーヒー飲みながらでも読みにきてくださいね。

 

もう一つ

最近の零クンです。

とにかく散歩大好きで、リードを見ただけで大暴れです。

落ち着くまでケージから出しませんがね!!!

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サバーバン  終わります。

2013-05-08 21:55:22 | インポート

オートマ修理、K氏所有のサバーバン続きです。

メインの部分は組み終わりましたのでエクステンションの部分からです。

トランスミッション最後端の部分です。

汚れもひどかったのでサンドブラストかけてきれいにします。

サンドブラストとは大きな箱の中に手だけ突っ込み、コンプレッサーの圧力で砂(厳密には砂ではなく、砂のような粒子)を噴射して部品を綺麗にする装置です。

トランスミッションケースもサンドブラストかければ綺麗になるのですが内部に複雑なオイル通路がありますので、万が一オイル通路に入ってしまうと変速等に不具合が出かねませんのでやりません。

 

一番後ろのブッシュも抜きかえます。

こういうブッシュ類はブッシングドライバーというあて物を使ってハンマーで抜き差しします。

ブッシュのサイズにあったものを使用します。

打ちかえた後、きちんとまっすぐ入っているか治具を使って確認します。

 

絶対忘れてはいけない作業のひとつ、オイルクーラーの掃除です。

低圧のエアで中を掃除します。

何も出てこなくなったらパーツクリーナーを入れてさらに掃除します。

絶対にやらなくてはいけません。(やらなかったからすぐに壊れるわけではありませんが、ATF全容量に対してクーラーラインの容量は1割くらいです。最初から1割こげたオイルが入っているとどうでしょう、、、、、、寿命に影響ありますよね。)

 

すべて確認オッケーでしたので車に載せる段取りです。

 

トランスミッションを降ろしてすぐにひっくり返しておきましたトルクコンバーター。

こんなにたくさんオイルが抜けます。

コンバーターはこのあとフラッシングして再使用です。(ダメージがあるものは再使用できません)

 

ここでオートマチックトランスミッションフルード(ATF)の話です。

オートマの故障は① クラッチが滑る

           ② 変速がおかしい(変速しない)

      が2大不具合かと思います。

異音がする、シフトショックが大きいなどもありますがこちらは少ない例だと思います。

どこからか少しずつオイルが漏れていき、規定量より少なくなり、ピストンをしっかり作動できなくなり、クラッチが滑り、クラッチを焦がし、走れなくなる、、、、、というのがシナリオですね。

漏れているところがあれば修理が必要なのは当たり前ですが、少量ずつですとなかなか気がつきませんね。

たまには量も確認しましょう。

プロに見てもらえれば確実ですが自分でも出来ますよ。

ATFはエンジンオイルとは量の確認方法が違います。

エンジンオイルはエンジンを止めた状態で量を確認しますがATFはエンジンをかけた状態で確認します。

パーキングに入れた状態でアイドリングさせてレベルゲージの範囲内に入れていきます。(三菱車のようにシャットバルブを使っている車はやり方が違いますのでサービスマニュアルをご確認ください。)

また、入れすぎはトランスミッションを壊す可能性がありますのでご注意を!(そのわけはまた後日)

 

先日気付いたフロントブレーキホースも角度を変えてやります。

指差していますがブレーキキャリパー上のブーツがついていません。左右共 上がついていません、、、、、、

何ででしょうか??

水がかかって錆が出ればスライドピンが動かなくなり、トラブルになりますね、、、、、、、つけておきます。

その他シフトレバーが緩んでいるのを締めて試運転です。

スムーズですね!!!オイル漏れもありません。

明日はもう一度ジャッキアップして確認です。

 

おまけのコーナー

今日の零ッちはうちの軽にもぐって休んでました。

親ばかですが、、、、、かわゆい

 

その軽ですが、クラッチワイヤーが切れてしまいましたので交換ついでに軽い点検&洗車です。

20万キロまであと少し!!ちゃんと整備してあれば20万キロだって走りますよ

 

広告です。

98年タホショート入荷しました。向かって右側です。

8ナンバーキャンピング。検査26年11月、MSD,フローマスター、ヘッダース、等々手が入っています。

今ならお安く出せますが、これからいじっていきますので安く乗り出したい方はお早めに!!!

 

 

 

 


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連休最終日

2013-05-06 23:24:45 | インポート

世間ではゴールデンウィークの最終日ですね。

サバーバンの続きです。

問題のアウトプット側は組み終わりました。

続いてインプット側です。

↑の画像は3-4速用クラッチのクリアランスを測っています。

メーカーの指定のクリアランスにするためそれに合うバッキングプレートを選択し組み付けます。

難しい作業ではありませんがバッキングプレート、スチールプレート等色々な厚みのものを在庫していないとかっちり出来ません。

この写真は3-4速クラッチですが、もちろんすべてのクラッチでこの調整が必要です。

 

以前も書きましたがインプット側をすべて組み付けたらトランスミッションケースに入れる前に仮組をして低圧のエアーで各ピストンの作動を確認します。

すべてのクラッチが作動OKですのでケースに組み込みます。

インプットASSYを入れた後で2-4バンドを入れていきます。

後はバルブボディーを組めば終わりです。

明日は車体に入れれるのではと思います。

 

おまけのコーナー

本日も多数ご来店有難うございました。

先日フローマスターのマフラーを入れさせていただきましたB氏のエクスプローラーですが、うちのステッカーが貼って欲しかったと言っていただきました。ありがたいことです。

近所ですので即貼りに行きます。

 

広島市S氏ご家族より差し入れいただきました。

播磨屋本店のおかき、色々な味の詰め合わせです。

使ってる塩もいいのでしょうか?塩味がやさしくておいしいです。

セットの中に1枚しか入っていないというカレーせんべいはもったいなくて食べれませんでした。

明日!食います。

 

もうひとつ!

I氏より差し入れいただきました「うまい輪 めんたい味」です。

私がうまい棒 めんたい味が大好きなのを覚えていただいてましていただきました。

こんなのあるんですね!!

これも楽しみです!!!!

皆さん有難うございました。

 

明日から仕事な方が多いと思いますが休み明け、、、、、体に気をつけてお仕事がんばってください!

 


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故障部位しぼります。

2013-05-06 08:52:06 | インポート

K氏所有のサバーバン、オートマオーバーホール続きです。

症状としてバックしませんのでバックさせる機能のところの不具合を疑って分解していきます。

まずはオイルパンです。

左側が今回のトランスミッション、右が本来の色です。

この時点でこのトランスミッションは何かしら不具合があることが予想できる色です。

 

バルブボディーを取り外しチェックボールやオイルスクリーンをチェックします。

 

セパレートプレートも外してもう一度トランスミッションを立てて中にたまったフルードを抜きます。

 

オイルポンプ、インプットASSYと取り外しいよいよバックに関係するところに到達です。

まずはリアクションキャリアーASSYです。

上が正常なもの、下が今回のものです。

上から1/4くらいのところに変な削れ方しているところがあります。

クラッチを外すと焦げまくりです。

やはりロー&リバースに不具合がありました。

その原因はこちら。↓

ピストンのOリングが切れています。

これで不具合の症状と故障部位が一致しました。

 

全バラシ終了しましたのでチェックしながら掃除→組み立てです。


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95年 サバーバン オートマ修理です

2013-05-04 23:45:22 | インポート

昨日はしっかり遊びましたので今日からがんばります。

 

K氏所有のサバーバン、バックしませんので修理です。

サービスエンジンスーンの警告灯もついていますのでバラス前に確認しておきます。

スキャナーをつないでECMに記録されている不具合を読み出します。

EGRシステムに異常があるようです。

EGRとはエキゾースト ガス リサーキュレーション(リサーキュレーター)の略で排気ガスの一部をもう一度エンジンに吸わせて燃やしてしまいNOX(窒素酸化物)の低減をはかる装置です。

ようは排気ガスを少しでもクリーンにしようとする装置ですが、排気ガスを吸わせるわけですからきちんとコントロールされていないとエンジン不調を招きます。こちらは要点検ですね。

 

バックしないのですからオートマを降ろして修理します。

ジャッキアップしてATFを抜き取ります。

抜き取りを待つ間に下回りをチェックしておきます。

ウォーターポンプを伝ってなにやらオイルが漏れているようです。

 

パワステも漏れていますね。

 

ブレーキフルードもかなり減っています。Fブレーキももう無いようです。

 

よくあるパターンですが、Fブレーキホースがアッパージョイントのナット、割りピンにあたりまくりです。

これは早急に何とかしないと危険ですね。

 

エキゾーストのフランジボルトも1本違うものがついています。

前回の作業で折ったのでしょうか??日本のネジがついていますので来日後の処置だと思います。

 

ATFも抜けましたのでトランスミッションを降ろしていきます。

クロスパイプ、クロスメンバー等トランスミッションの下を通っているものはすべて外します。

トルクコンバーターはフレックスプレートに止まっていますのでフレックスプレートの回り止め工具で固定してボルトを取り外します。

 

で、降ろしました。

 

トランスミッションスタンドにかけ立てて古いオイルを抜いておきます。

オートマが壊れている時特有のこげた臭いがしています。

明日は分解、オーバーホールです。


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