四季おりおり

自然散策そして音楽のことなど・・・ 
2010年秋より里山・谷戸歩きで見た風景や蝶・花の紹介が増えてきました。

小田原男声合唱団第35回定演(2)

2006-11-23 16:04:00 | 音楽
第4ステージ 2006年委嘱作品
男性合唱組曲 「冱寒小景(ゴカンショウケイ)」(北原白秋作詩、多田武彦作曲)
「山峡の良夜」
「鶺鴒(セキレイ)」
「物臭太郎」
「雪中思慕」
「雪後の曇り」
「北山時雨」
多田武彦先生は小田原男声のために2001年男性合唱組曲「西湘の風雅」を作曲していますが、今回の委嘱作品は多田武彦先生の65作目の男性合唱組曲とのことで、小田原の地に暮らしたこともある白秋の詩に曲をつけたものです。多田武彦先生は、この組曲の誕生記の一文をプログラムに寄せていました。
多田武彦先生独特の、骨格のしっかりした厚みのある和音の男声合唱曲で、しにじみと聴くことができました。
アンコールは、北原白秋作詩、山田耕筰作曲の「からたちの花」。
最後は、恒例の「夜のうた」。
第1ステージ始まりの前に歌われた「森の歌」、最後の「夜のうた」はいずれも僕が所属していた当時の指揮者、故福永陽一郎先生の編曲です。何回聴きにきても、故郷に帰ったような穏やかな気持ちに浸ることができます。静かに熱燗を傾け食事をして帰る。
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小田原男声合唱団第35回定演(1)

2006-11-23 14:57:00 | 音楽
11月18日、小田原男声合唱団第35回記念定期演奏会を聴いてきました。
前回より少し人数も増え、52人が出演。20代と思われる人も2名加わていました。その一人は僕と同じ長身でバリトンを歌う人で、昔の自分と重ね合わせて、小田男(オダダン)で歌っていた頃を懐かしく思いました。
第1ステージ
男声合唱組曲 石橋の町 (佐々木均太郎作詩、石井歓作曲)
大分県宇佐郡院内町は大小75基の石橋のある日本一の石橋の町で、石造りのアーチ橋が多いそうです。この石橋の町をテーマとした組曲です。
1999年の作品。初めて聞きましたが良い曲でした。
第2ステージ シューベルト歌曲集 
「ゴンドラ漕ぎ」「セレナーデ」「自然の中の神」
一曲目は、昔歌ったことがあったのではと思います。
第3ステージ 宮崎駿アニメ映画音楽集 (編曲 信長貴富)
「さんぽ」
「いつも何度でも」
「もののけ姫」
「君をのせて」
「となりのトトロ」
「さんぽ~final~」
このうち、「さんぽ」「いつも何度でも」「さんぽ~final~」の3曲は、小田原男声が今回のために信長先生に編曲を依頼した曲ということです。トップテナーとセカンドテナーの軽い響きを中心に、軽快に若々しく歌われていました。会場には信長貴富さんも駆けつけ、指揮者の紹介により立ち上がった信長さんに「お若いのねー」の声と共に会場から大きな拍手が送られました。
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成川美術館へ

2006-11-23 11:57:00 | 西湘・箱根
11月18日、夕方から小田原男声合唱団の定演があるので、その前に黄葉と富士を求めて、元箱根の成川美術館に行きました。
成川美術館は、平山郁夫、加山又造らの展示がされています。芦ノ湖と富士が見渡せる絶好の場所にある美術館で、ゆったりした気分で絵の鑑賞を楽しんだあと、ティーラウンジへ。ここは大きな窓から外の景色を正面に見ながら喫食できるお奨めの場所です。



その日は雲が富士山にへばりついていてようやく撮った写真です。



付近の黄葉。
出口を出たところにフユザキラが咲き、ちょうど富士にかかる雲が切れました。このフユザクラは、今ごろ咲いたあと、春にも咲くそうです。



海賊船に乗って桃源台へ。そこからバスを乗り継いでポーラ美術館へ。途中の仙石原のススキは枯れススキになっていました。



ポーラ美術館は、仙石原にある小塚山の麓の原生林内にあります。ここで軽く食事だけして帰ってきました。写真は、バス停から見た小塚山周辺の光景です。このあたりは幹が赤褐色のヒメシャラ(中央の滑らかな幹の木)が多くありますが、もう枯れています。小塚山の黄葉もほぼ終わっています。新緑の頃にまた訪れたいところです。
白いのはポーラ美術館の最上部。
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