昨夜(10月11日)我が家の月下美人が1個咲きました。
今年は8月20日に1輪咲き、9月になってから2個蕾が付きました。10月になり、最低気温が15℃を下回る日もあって寒さで蕾の成長が止まる心配もしましたが、環境を変えることなくそのまま室外に置きました。1枚の葉に2個の蕾があり栄養が行き届かなかったせいか、1個は赤く変色し落ちましたが、残り1個は順調に大きくなり、11日の朝には蕾の先が下がり、白い花びらが見えかけていました。18時には、開花直前になる。
18時48分
18時48分に見ると、開花し始めたところした。しかし、まだ匂いはあまり感じられません。
19時30分
開花が始まって約1時間後です。ほぼ完全に開き切り、特有の芳香が漂いました。
23時24分
開花から約5時間後です。花の様子は19時半と同様で、芳香も続いています。
翌日午前2時、まだ開いたままですが匂いはしなくなり、5時には花はしおれていました。
今回、時間を追って観てみると、開花直後はまだ芳香がせず、またしぼみ始める前に芳香が弱くなる傾向がみられました。香り成分を、開花真っ盛りのほんの数時間だけに限って出すという仕組みも見事です。月下美人は、この限られた夜間の時間帯に一気に強い芳香を漂わせ、現地(メキシコ)に生息するヘラコウモリ科の小型コウモリを誘引する戦略になっています。
しかし、月下美人は実を付けることが(ほとんど)ありません。つまり、開花も芳香も子孫繁栄には役立っていません。彼岸花が蜜を出すのと同様に、当てのないことにエネルギーを費やしていることになりますね。
月下美人はメキシコ原産で、1個の木から挿し木で全国に広がっているといわれています。そうするとどの月下美人をとってみても遺伝子は皆同じということになります。
8月20日22時30分
以前より、あちこちの月下美人が同じ時期に咲くという傾向があるのが気になっていました。ブログでコメントを交換し合う二人の方も、10月5日から10日の間に開花したと載せています。我が家の前回の開花は8月20日でしたが、お二人のところでもやはり同じ頃に開花しています。
どの月下美人も同じ遺伝子を持っているから似たような開花時期になるのではと勝手に面白がっています。
しかし、1980年代にメキシコから別の月下美人の株が導入され、現在では複数の遺伝子の株が国内に広がっており、別の遺伝子を持つ花同士であれば受粉が可能になってきているそうです。
8月20日の写真を見ると、10月11日よりも外側の細いガクを真直ぐに伸ばし元気なように見えます。10月になってからの開花は温度環境がギリギリでやっとのことで咲いた感があります。
今年は8月20日に1輪咲き、9月になってから2個蕾が付きました。10月になり、最低気温が15℃を下回る日もあって寒さで蕾の成長が止まる心配もしましたが、環境を変えることなくそのまま室外に置きました。1枚の葉に2個の蕾があり栄養が行き届かなかったせいか、1個は赤く変色し落ちましたが、残り1個は順調に大きくなり、11日の朝には蕾の先が下がり、白い花びらが見えかけていました。18時には、開花直前になる。
18時48分
18時48分に見ると、開花し始めたところした。しかし、まだ匂いはあまり感じられません。
19時30分
開花が始まって約1時間後です。ほぼ完全に開き切り、特有の芳香が漂いました。
23時24分
開花から約5時間後です。花の様子は19時半と同様で、芳香も続いています。
翌日午前2時、まだ開いたままですが匂いはしなくなり、5時には花はしおれていました。
今回、時間を追って観てみると、開花直後はまだ芳香がせず、またしぼみ始める前に芳香が弱くなる傾向がみられました。香り成分を、開花真っ盛りのほんの数時間だけに限って出すという仕組みも見事です。月下美人は、この限られた夜間の時間帯に一気に強い芳香を漂わせ、現地(メキシコ)に生息するヘラコウモリ科の小型コウモリを誘引する戦略になっています。
しかし、月下美人は実を付けることが(ほとんど)ありません。つまり、開花も芳香も子孫繁栄には役立っていません。彼岸花が蜜を出すのと同様に、当てのないことにエネルギーを費やしていることになりますね。
月下美人はメキシコ原産で、1個の木から挿し木で全国に広がっているといわれています。そうするとどの月下美人をとってみても遺伝子は皆同じということになります。
8月20日22時30分
以前より、あちこちの月下美人が同じ時期に咲くという傾向があるのが気になっていました。ブログでコメントを交換し合う二人の方も、10月5日から10日の間に開花したと載せています。我が家の前回の開花は8月20日でしたが、お二人のところでもやはり同じ頃に開花しています。
どの月下美人も同じ遺伝子を持っているから似たような開花時期になるのではと勝手に面白がっています。
しかし、1980年代にメキシコから別の月下美人の株が導入され、現在では複数の遺伝子の株が国内に広がっており、別の遺伝子を持つ花同士であれば受粉が可能になってきているそうです。
8月20日の写真を見ると、10月11日よりも外側の細いガクを真直ぐに伸ばし元気なように見えます。10月になってからの開花は温度環境がギリギリでやっとのことで咲いた感があります。