
今年初見のアカシジミ(5月30日 14:02、町田市にて)
写真のアカシジミは、道路沿いの広葉樹の下のヒメジョオンに止まる個体で、5月30日に会いました。
その翌日、横浜の里山に出掛けたところ、クリの花が大分咲いており、平地性のゼフのうちアカシジミがたくさん集まっていました。

クリの花で吸蜜するアカシジミ(5月31日 12:07、横浜市にて)

クリの花から離れた個体もいましたが、ほとんどが緩やかに動いていました。この日は、10本程度のクリの木に合計8頭おり、中には、隣の木に飛んだり、下の方に下りたりするのも見られました。

イチモンジチョウ♂
クリの花は、色々な蝶に好まれるようです。このイチモンジチョウは、目の前にふわりとやってきて、かなり接近しても逃げずに付き合ってくれました。

横からの姿です。くりの花に囲まれて至福の時を過ごしているようですね。

テングチョウ
テングチョウもクリの木に3頭位見られました。
テングチョウは、6月頃に羽化し、夏には一旦姿を消しますが、9月より活動を再開し、晩秋になると越冬態勢に入ります。翌春に産卵し、世代交代します。6月と9月の年2回羽化するという説もありますが、この点はまだはっきりとしていないようです。

道路上でテリ張りするテングチョウ
鋪装された道路に止まってテリ張りすることも多く、車が通るのも構わず、2,3頭が牽制し合って互いに距離をおき、飛んだり止まったりしていました。このテングチョウは目が醒めるように新鮮に見えました。