四季おりおり

自然散策そして音楽のことなど・・・ 
2010年秋より里山・谷戸歩きで見た風景や蝶・花の紹介が増えてきました。

10月下旬の谷戸の蝶たち

2013-11-05 11:07:00 | 南多摩
10月は何かと忙しく過ぎ、10月30日に久しぶりに多摩丘陵のいくつかの谷戸をつなげて歩きました。

クリックで拡大します

メスグロヒョウモン♀(10月30日、11:14)

最初の谷戸が分岐した小さい谷戸の田んぼ上空をふわふわと舞う蝶が見えました。畔道に舞い降りたので急いで接近し、飛び立つ前に何とか1ショット撮影しました。もう10月下旬、今季最後のヒョウモン類目撃になるかもしれません。


モンキチョウ


キタテハ♂

谷戸には、まだセイタカアワダチソウが咲き残り、そこにはモンキチョウ、キタテハが来ていました。


ベニシジミ

新鮮なベニシジミがキツネノマゴで吸蜜中。この時期、春ほど数は多くありません。

昼頃、尾根を越えて今日2つ目の谷戸へ。


ツマグロヒョウモン♂(12:18)


テングチョウ♀

谷戸の湿地の縁には、カントウヨメナ(だと思う)がたくさん咲き、複数のツマグロヒョウモン、テングチョウなどが長時間吸蜜していました。蝶たちを眺めながらここで弁当にする。ヒメアカタテハも一瞬訪花しましたが、近付いた際飛び去ったのは残念。


キタテハ

湿地のセイタカアワダチソウでは、キタテハ2頭が吸蜜していました。


モンキチョウ♂、♀、♂

モンキチョウが求愛飛翔を始め、やがてもう1頭の♂が加わり、少しずつ遠ざかっていきました。オートフォーカスでその3頭をキャッチ(ボケていますが)。この谷戸では、毎年春になると多数のモンキチョウが他の蝶に先駆けて羽化し元気な姿を見せてくれます。


いなご採り

親子3人が谷戸の休耕田で熱心に採集していました。
「何を採っているんですか?」
と聞くと「いなごです」と答えが返ってきました。
佃煮にすると。小学校低学年の頃を懐かしく思い出しました。今はビニール袋がありますが、当時は何に入れて持ち帰ったのだろう??(その時、虫カゴは使っていないと思う)。

また尾根道に出て今日3番目の谷戸へ。雲に日が遮られ蝶影はまばらに。


リンドウ

こちらの休耕田のセイタカアワダチソウはほぼ咲き終わり、その下にリンドウの小群落が広がっていました。


ヤマトシジミ♀

帰り道の林縁で見かけました。もう晩秋の風情が漂っています。


ショウジョウソウ(トウダイグサ科)

最近家の近くでも見かけた花が、道路の歩道に咲いていました。名前が分からないので、Yahooの画像検索「葉の一部が赤色」で調べたら、ショウジョウソウの画像も出てきて分かりました。破れかぶれの検索でヒットし助かりました。

ブラジル原産の一年草でポインセチアの仲間です。茎の頂点近くに付く葉の基部が朱色に色づくのが特長です。

コメント (4)