5月8日、キンランとギンランを見に多摩丘陵の雑木林へ出かけました。

キンランの咲く林内。保護されているので、比較的多く自生しています。

ちょうど見頃で、また今年もたくさんのキンランを見られて満足です。いくつかのグループも来ていました。

キンランの葉の上でお休み中のきれいな蛾。がってん蛾展を開催した春野蝶多さんが「この色白の御婦人はフタホシシロエダシャクのようですね」と教えて下さいました。

ギンランは数が少なく、僕が低い姿勢で撮影していると、植物指導員のご一行も集まり「今日見たのは2つ目です」と言われていました。

その指導員が「ここにタマノカンアオイがあります。目立ちませんがこれが花です」と説明。写真の左下に紫がかった焦げ茶色の花が地面に張り付くようにありました。タマノカンアオイは、名前の通り多摩丘陵とその周辺にしか自生しない珍しい植物。葉には斑入りのものなど変化が見られるようです。
雑木林の中では、ヒカゲチョウの仲間が現れ始めました。

車を下りて一番最初に迎えてくれたのがこのクロヒカゲです。撮影後、木陰の草の間で飛び跳ねるように飛んでいました。まだ数が少ないので、出現間もないと思われます。近縁の"ヒカゲチョウ"の羽化はもう少し先になります。

コジャノメ♂
コジャノメも何頭か見かけました。写真の個体は、前翅の中央下に明るい斑紋(性標)があるので雄です。

別個体の翅裏。後翅の基部寄りにある黒い線が内側に折れているのでこれも雄です。
コジャノメに近縁のヒメジャノメの出現ももう少し先です。

キンランの咲く林内。保護されているので、比較的多く自生しています。

ちょうど見頃で、また今年もたくさんのキンランを見られて満足です。いくつかのグループも来ていました。

キンランの葉の上でお休み中のきれいな蛾。がってん蛾展を開催した春野蝶多さんが「この色白の御婦人はフタホシシロエダシャクのようですね」と教えて下さいました。

ギンランは数が少なく、僕が低い姿勢で撮影していると、植物指導員のご一行も集まり「今日見たのは2つ目です」と言われていました。

その指導員が「ここにタマノカンアオイがあります。目立ちませんがこれが花です」と説明。写真の左下に紫がかった焦げ茶色の花が地面に張り付くようにありました。タマノカンアオイは、名前の通り多摩丘陵とその周辺にしか自生しない珍しい植物。葉には斑入りのものなど変化が見られるようです。
雑木林の中では、ヒカゲチョウの仲間が現れ始めました。

車を下りて一番最初に迎えてくれたのがこのクロヒカゲです。撮影後、木陰の草の間で飛び跳ねるように飛んでいました。まだ数が少ないので、出現間もないと思われます。近縁の"ヒカゲチョウ"の羽化はもう少し先になります。

コジャノメ♂
コジャノメも何頭か見かけました。写真の個体は、前翅の中央下に明るい斑紋(性標)があるので雄です。

別個体の翅裏。後翅の基部寄りにある黒い線が内側に折れているのでこれも雄です。
コジャノメに近縁のヒメジャノメの出現ももう少し先です。
タマノカンアオイは、多摩丘陵周辺にしかない珍しいカンアオイなんですね。
林の中でも蝶が飛び始めたのですね。
タマノカンアオイは、局地的に分布していて絶滅危惧種にも指定されています。書き加えておきます。
キンラン、ギンランも、保全された里山ならではの貴重な植物で、本当に心を和ませてくれます。
タマノカンアオイは、山梨南部から伊豆半島にかけて分布するアマギカンアオイの変種とも考えられているらしいですが、多摩丘陵近辺に限定され、絶滅危惧種に指定されています。
雑木林のヒカゲチョウの仲間も飛び始めましたね。