
春野蝶多さん主催の「がってん・蛾展」を見に行きました。

会場には、春野さんが南米や東南アジアに遠征して採集した数多くの蛾の標本が並べられ、蝶や蛾を愛する人たちが大勢お見えでした。

ベトナムフタツメヨナグニサン♂
世界最大の蛾といわれるヨナグニサンの1種、ベトナムフタツメヨナグニサン♂です。

Cocytius cluentius (仮称 ストロースズメ)
フレンチギアナ(南米)で採集された蛾で、口吻(ストロー)が20cm以上もあります。どういう花で吸蜜するのかを伺うと、ランとのことです。入り口から蜜源までの距離が長い種類のランに適応したのでしょう。普段は、口吻をゼンマイのように巻いているそうです。

オオツバメガの1種(南米産)
アオスジアゲハを思わせるような美しい蛾で見とれてしまいました。

ミイロタテハを思わせる、赤色と緑青色の美しい蛾。
春野さんに「蝶のように美しいですね」というと直ぐに「蝶よりも美しいですよ」と返されてしまいました。

Tさんが賛助出展した、小型蛾類の標本です。下の段、右から2つ目のアヤホソコヤガがその中でも一番小型で、ボールペンの軸の太さ位の小ささでした。
Tさんは、微小な蛾の採集の仕方、展翅の仕方について熱く説明されていました。
地球上にはこんなにもヴァラエティに飛んだ大きさ・形の蛾がいることや、何とも美しい蛾がいることを知ることが出来ただけでも大きな収穫でした。
春野さん、素晴らしい展示を見せていただき有難うございました。
普段見かける蛾に比べて、南米や東南アジアの蛾の鮮やかさには驚きました。
熱帯地方の蝶も色鮮やかなのでどちらが美しいとは一概には決められないでしょうね。
びっくりしました。
>「蝶よりも美しいですよ」
納得です。
モルフォチョウやミドリシジミの輝くような色彩は、干渉色と鱗粉表面の規則的な凹凸構造の組合せから作り出されるそうです。
熱帯地方では概して派手な色彩を帯びる傾向があるようですね。
それに比べると、確かに日本の蝶は落ち着いた色彩になっていますね。
KAZさんもキタテハの越冬姿を見付けられるといいですね。
butterfly(蝶)、moth(蛾)という単語があるので、欧米でも蝶と蛾を区分しているのだと思いますが、まったく同じ区分けにしているかは知識がありません。
アジアやブラジルの強烈な色を持っている蝶や蛾はどうしてか?なんて思うときりがないですが、日本の蝶たちのその上品な色合いはやはり日本のものだとどこか安心して見ていられます。
↓越冬中のキタテハを見つけたんですね、凄いですね。
私も探してみようかな・・・。
どちらにしても、神様は素晴らしい創造主ですね。