四季おりおり

自然散策そして音楽のことなど・・・ 
2010年秋より里山・谷戸歩きで見た風景や蝶・花の紹介が増えてきました。

がってん・蛾展

2012-01-12 16:38:00 | 


春野蝶多さん主催の「がってん・蛾展」を見に行きました。



会場には、春野さんが南米や東南アジアに遠征して採集した数多くの蛾の標本が並べられ、蝶や蛾を愛する人たちが大勢お見えでした。


ベトナムフタツメヨナグニサン♂

世界最大の蛾といわれるヨナグニサンの1種、ベトナムフタツメヨナグニサン♂です。


Cocytius cluentius (仮称 ストロースズメ)

フレンチギアナ(南米)で採集された蛾で、口吻(ストロー)が20cm以上もあります。どういう花で吸蜜するのかを伺うと、ランとのことです。入り口から蜜源までの距離が長い種類のランに適応したのでしょう。普段は、口吻をゼンマイのように巻いているそうです。


オオツバメガの1種(南米産)

アオスジアゲハを思わせるような美しい蛾で見とれてしまいました。



ミイロタテハを思わせる、赤色と緑青色の美しい蛾。
春野さんに「蝶のように美しいですね」というと直ぐに「蝶よりも美しいですよ」と返されてしまいました。



Tさんが賛助出展した、小型蛾類の標本です。下の段、右から2つ目のアヤホソコヤガがその中でも一番小型で、ボールペンの軸の太さ位の小ささでした。
Tさんは、微小な蛾の採集の仕方、展翅の仕方について熱く説明されていました。

地球上にはこんなにもヴァラエティに飛んだ大きさ・形の蛾がいることや、何とも美しい蛾がいることを知ることが出来ただけでも大きな収穫でした。

春野さん、素晴らしい展示を見せていただき有難うございました。
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8 コメント

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えむりさん (twoguitar)
2012-01-15 11:14:11
蛾の世界を初めて覗いたような気がしました。
普段見かける蛾に比べて、南米や東南アジアの蛾の鮮やかさには驚きました。
熱帯地方の蝶も色鮮やかなのでどちらが美しいとは一概には決められないでしょうね。
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蛾の展覧会は、珍しいですね。 (えむり)
2012-01-14 12:52:46
南米や東南アジアで採集された蛾たち、すごく鮮やかですね。
びっくりしました。
>「蝶よりも美しいですよ」
納得です。
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silkcottonさん (twoguitar)
2012-01-14 09:26:52
蝶や蛾の翅の色は、黒、褐色、亜科、黄色などの色素によるものと、構造色によるものがあります。
モルフォチョウやミドリシジミの輝くような色彩は、干渉色と鱗粉表面の規則的な凹凸構造の組合せから作り出されるそうです。
熱帯地方では概して派手な色彩を帯びる傾向があるようですね。
それに比べると、確かに日本の蝶は落ち着いた色彩になっていますね。
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KAZさん (twoguitar)
2012-01-13 21:19:39
蛾展は初めてでしたが、大勢が来られ、興味深くご覧になっていました。蛾の愛好家の裾野が広がってこれから蛾展も増えてくるのではないでしょうか。
KAZさんもキタテハの越冬姿を見付けられるといいですね。
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良さん (twoguitar)
2012-01-13 21:13:12
蛾の世界も美しさに満ちていると認識させられました。
butterfly(蝶)、moth(蛾)という単語があるので、欧米でも蝶と蛾を区分しているのだと思いますが、まったく同じ区分けにしているかは知識がありません。
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Unknown (silkcotton)
2012-01-13 12:37:44
蝶も蛾もそれ自体が色を持っているのでなくて、発光することで色を感じるのでしょうが、神さまが作ったとしか言いようがないぐらいに美しい文様と色ですね。見れば見るほど興味は尽きないです。

アジアやブラジルの強烈な色を持っている蝶や蛾はどうしてか?なんて思うときりがないですが、日本の蝶たちのその上品な色合いはやはり日本のものだとどこか安心して見ていられます。
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蛾展とはなかなか珍しいですね。 (KAZ)
2012-01-13 00:17:59
蛾にも綺麗な種類がけっこういますよね。
↓越冬中のキタテハを見つけたんですね、凄いですね。
私も探してみようかな・・・。
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南米や東南アジアで採集なさった蛾、素晴らしい色彩の蛾ばかりですね。 (良さん)
2012-01-12 18:48:32
蛾と蝶を区分しているのは日本だけと聞いたことがありますが、
どちらにしても、神様は素晴らしい創造主ですね。
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