谷戸の風景

秋も深まり、散策するのが気持ちのよい季節になってきました。
そろそろ稲刈りも終わっているだろうと思って、多摩丘陵の谷戸6箇所を歩いて巡ってきました。


万松寺谷戸（10月11日、町田市）

奈良ばい谷戸と万松寺谷戸ではまだ稲刈り前でした。途中で出会った男性が「町田市のケーブルテレビの撮影があるから、稲刈りしないで残しているところもあるんですよ」と教えてくれました。その男性は近々町田ギャラリーで個展を開催するとのことでした。


白山谷戸

白山谷戸は、その一番奥と入り口付近の2箇所に田んぼがあり、稲架掛け（はさかけ）されていました。


五反田谷戸

五反田谷戸は、奥の中央付近に小さい丘がある美しい谷戸で、電柱がないこともあって、時代劇の撮影現場にも時々使われるそうです。丘の上には、1本の桜の木が植えられ、花見に訪れる人もいます。桜の木の手前にも稲架が１つ置かれていました。これも撮影用でしょうか。


神明谷戸

この谷戸では、稲刈りが半ば行なわれており、済んだ田んぼには稲架が並んでいました。


松下谷戸

こちらは、独特の形で稲が干されていました。


ヒガンバナ

今年は9月も夏のように暑い日が続いたので、ヒガンバナの開花が遅れがちでした。さすがに多くのところではもう咲き終わりですが、万松寺の近くの一角ではまだきれいに咲いていました。

秋の虫の様子：谷戸では昼間でもエンマコオロギ、アオマツムシ、カネタタキが鳴いていました。
セミの様子：五反田谷戸では、ツクツクボウシがまだ鳴いていました（1匹）。相模原公園で最後にアブラゼミを聞いたのは10月8日。

最近ようやく気温が下がって秋らしくなり、よく眠れるようになりました。