四季おりおり

自然散策そして音楽のことなど・・・ 
2010年秋より里山・谷戸歩きで見た風景や蝶・花の紹介が増えてきました。

嵐の後の相模原公園

2010-12-03 17:04:00 | 相模原公園・北公園
今朝は、12月とは思えないような豪雨と強風に見舞われましたが、青空が覗き始めた9時半頃、相模原公園に向いました。


グリーンタワー

公園に向う途中、この辺一帯はまだ曇っていますが、背景の丹沢方面は日が射してきました。



グリーンタワー近くのハナミズキの実です。


相模原麻溝公園

相模原麻溝公園の中を横浜水道道が横切っていますが、橋の下辺りは大雨の水が溜まり、池に様変わりしていました。


相模原公園のスロープ



相模原公園を進むうちに雲が切れて晴れとなる。メタセコイアはすっかり紅葉し、陽を受けて明るい枯葉色を呈していました。



並木の下は強風で舞い散る落ち葉で敷き詰められていました。やがて、フカフカの絨毯のような感触になります。



雑木林のイチョウも大分葉を落としています。木の下は落ち葉で覆われていました。


ムラサキシジミ♂

気温も高く、急に晴れたので、ムラサキシジミが次々に森から飛来し、日だまりに降りて日光浴してくれました。こんなに多くの個体を観察したのは初めてで、この近くに冬眠するねぐらがあると思われます。彼らは葉の上で集団で冬眠します。今日ムラサキシジミを観察した場所は以前ムラサキツバメを見かけた辺りです。ムラサキツバメはここでは一度しか遭遇していないのが気がかりです。
相模原公園ではこの時期、5時から8時まで竹の筒に蝋燭を灯して並べるサービスをするそうで、女性の方が蝋燭の入れ替えをしていました。挨拶がてらその方に
「この辺ではこんな蝶が飛んでいるんですよ」
とカメラの映像を見せると、
「きれいな蝶ですね。私は見たことがありません。大きく引き伸ばすといいですね。良いご趣味をお持ちですね」
と喜んでいただけました。


ウラギンシジミ♀


ウラギンシジミ♂

別の場所でもムラサキシジミのほかウラギンシジミの日光浴姿に久しぶりで出会いました。今日の高温に誘われて冬眠場所から出てきたと思います。

今日の天気 : 朝のうち雨・風強し。のち快晴。最高気温23℃
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道保川公園を歩く

2010-12-01 17:11:00 | 相模原・県央
道保川公園は、相模原市中央区にある自然公園で、今回初めて散策しました。
この辺の市街地は、標高115~120mの相模原台地にあります。そこから20m位の段差で下がったところに相模川の河岸段丘の中段があり、相模川支流の道保川、姥川、鳩川が並行して中段を流れています。道保川公園は、道保川の源流付近の緑地を保全する形で整備された公園です。



案内図の上方(東の方)が相模原台地です。


水鳥の池と雑木林

道保川の相模原台地側にはこの写真のような雑木林が延々と横たわっています。



公園の入口近くに水鳥の池があります。


ムラサキツバメ

水鳥の池近くは日当たりがよく、午前の陽を受けた歩道の砂利にムラサキツバメが落下するように降りて止まりました。ムラサキツバメがこのような開けた場所に出てくるのを見たことは今までなかったので驚きました。人通りを気にしてなのか、なかなか翅を開こうとしなかったのでちょっかいを出したら逃げてしまいました。


ムラサキシジミ♀

その直後にムラサキシジミの雌が飛ぶ姿を目撃。
晩秋のこの時期、相模原市の広い雑木林近くでは日光浴を好むこの2種に比較的多く出会いますが、ムラサキシジミと会う頻度の方が高いです。ウラギンシジミも日光浴を好むようですが、ここのところあまり多く見かけません。


こもれびの沢からの湧水

こもれびの沢から湧き出た小川はさらさらと流れ、心癒される風景です。


さえずりの沢

さえずりの沢に行くと他の場所より鳥たちの好きな実でも多いのか、小鳥たちの声が聞こえます。写真は、鳥の声の聞こえる辺りです。


双子沢源流

源流付近は鬱蒼とした雑木林で囲まれています。
沢からの湧水が道保川に流れ込む辺りはカエデがちょうど紅葉していました。





道保川公園は、川の源流がどうなっているのか、河岸段丘の斜面の雑木林はどうなっているのか、自分の足でその地形を確かめる面白みがありました。また季節を変えて来ると別の公園の風景が見られ、多彩な蝶に出会える予感がします。

気象データ(海老名、11時) 快晴 18℃ 
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