7月8日 晴れ
7日の小雨模様が上がり、晴れました。ちょうどオオムラサキの季節。日野春のオオムラサキ自然公園を訪問しました。
初めにオオムラサキセンター本館へ。オオムラサキの生態についてビデオを見、日本及び世界の蝶標本を見る。
続いてオオムラサキの生態観察ができる「びばりうむ長坂」へ。
1,400平方メートルの鉄骨ネット張りの施設で、自然の生息状態でオオムラサキを観察できます。
オオムラサキ♀
オオムラサキ♂
オオムラサキ♂
施設内では、パイナップル、メロン、モモなどが輪切り状で与えられ、オオムラサキたちが美味しそうに汁を吸っていました。
葉の上に、翅の破れていない雄が翅を広げ、太陽の光で紫色に輝くところを撮影したかったのですが、見学に来ている園児が多すぎて無理でした。
園児たちは使い切りカメラを持って「たくさん撮ったよ」と撮影枚数の数字を見せてくれました。
施設を出て、オオムラサキ自然公園を歩く。草地で見かけたオオチャバネセセリ。
トンボ湿生植物観察沼のオオイトトンボ♂。あまりに細いので焦点を合わせるのに苦労しました。
自然観察林の風景。いくつもの園児のグループが見学に来ていました。自然の中で出会う保育園の園児は人懐こく、引率する先生は優しいと何時も感じます。
大きな翅のトンボがいて驚きました。ミヤマカワトンボ♀です。日本で一番大きいカワトンボの仲間で、脚が長いのも特徴です。
クヌギの老木がありました。オオムラサキ観察樹ということでしたが、オオムラサキは見付かりません。
暫く待つと、木の上の方で何頭かのオオムラサキが舞うのを見付けました。やがて、樹液のある枝に群がり始め、ぼぼ静止状態になりました(写真↑ 11:35)。周囲には大型甲虫類が多数群がっていました。
1頭がもう少し下の太い幹まで降りたのですが、直ぐに高い枝に上がり、一瞬のチャンスを逃しました。
オオムラサキセンターによると、活発に活動する時間帯は午前10時から午後3時ころまでです。
マーガレットで吸蜜するオオウラギンスジヒョウモン♂。暖地では一般に少く山地性の蝶です。年1回、6月下旬~7月上旬に発生します。
最後にホシミスジが姿を現してくれました。