四季おりおり

自然散策そして音楽のことなど・・・ 
2010年秋より里山・谷戸歩きで見た風景や蝶・花の紹介が増えてきました。

小山田緑地へ(7月1日)

2011-07-04 17:25:00 | 南多摩
7月1日

暑くならないことを期待して、午前中、小山田緑地を散策しました。



アカタテハ。新鮮な個体を今年初めて見たような気がします。第1化でしょうか。
※ 年2~4回発生。5月下旬~11月上旬まで見られ、主として成虫で越冬します。



民家脇の路傍の花で吸蜜するベニシジミ。今日は、至る所で見かけました。この地域で一斉に羽化したのかもしれません。
※ 第2化は5月下旬頃より出現、以後発生を繰り返します。



丘の斜面の蔓に止まるハグロトンボ♂。舞い降りて暫くは翅を閉じていましたが、やがてゆっくリと開翅してくれました。
※ 年1回発生し、5月下旬より11月まで見られます。





草地近くのジャノメチョウ。
草原性の蝶で、年1回、7~8月に発生します。今日は、林内のあちこちでヒカゲチョウを見ましたが、ジャノメチョウが現れ、季節の移り変わりを感じます。



コシアキトンボ(腰空蜻蛉)♂。雄が数頭、水面上を飛び回っていましたが、1頭がやっと畔の草に止まったところです。雌の腹部の上半分は黄色です。



樹液にヒカゲチョウ(2,3頭)、ヒメスズメバチが集まっていました。スズメバチの右の樹皮の内側に、クワガタの1種?も頭を突っ込んでいます。





谷戸の沼地を見下ろす。田舎の情景そのものですね。とても蒸し暑く、そこに降りたら登るのが辛そうなので上から覗き込むだけで諦めました。



アサザ池のアサザ。6月19日に比べて手前で咲くようになり、花弁の縁の、紙をちぎったような細かい切れ込みが間近に観察できました。
アサザは、東京都の絶滅危惧種に指定されています。
アサザ池に移植され保全されており、6月~9月に開花します。

今日は風も弱く蒸し暑い一日で、午後早々に引き上げてきました。

<その他の蝶>
アゲハ、キアゲハ、イチモンジチョウ、メスグロヒョウモン♂、モンシロチョウ♂♀、キマダラセセリなど
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