四季おりおり

自然散策そして音楽のことなど・・・ 
2010年秋より里山・谷戸歩きで見た風景や蝶・花の紹介が増えてきました。

ミドリヒョウモン

2013-07-07 07:29:00 | 南多摩
6月28日、ヒョウモン類を探しに、昨秋クモガタヒョウモンやミドリヒョウモンが多数見られた低山に出掛けました。


ミドリヒョウモン♂

オカトラノオが斜面に少範囲に拡がっていましたが、蝶の姿がなかったので通過しました。300mほど先にあるベンチで昼食中、ミドリヒョウモン♂が草地斜面を上って巡回してきたので、オカトラノオ群落まで戻ると、案の定ほんの数分でミドリヒョウモン♂が現れ、ひとしきり花を巡って旋回。その後吸蜜を始めました。



ミドリヒョウモンは主に標高の高い山間部で生息していますが、秋になると里に降りてくる習性があり、多摩丘陵や相模原台地でもよく見かけます。6月にミドリヒョウモンに会えたのは今回が初めてです。


スジグロシロチョウ

スジグロシロチョウが足元から飛んで、近くのドクダミの花に止まりました。ドクダミで吸蜜する蝶は見たことがなく、珍しいなとレンズ越しに観察すると、口吻(ストロー)は丸まったままになっていました。単にドクダミの花を休憩場所として利用していただけだったようです。


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リョウブに来る蝶

2013-07-05 20:10:00 | 南多摩
ジャノメチョウを見に行った6月27日は、雨上がりの晴れでとても蝶の姿をよく見る1日でした。リョウブの花にはいろんな蝶が集まっていました。


メスグロヒョウモン♂


メスグロヒョウモン♂とイチモンジチョウ

リョウブの花にメスグロヒョウモン♂が来て吸蜜していましたが、直ぐにイチモンジチョウに2度ほど接近する場面がありました。メスグロヒョウモン♀と間違えたのでしょうか。目の前で突然シャッターチャンスに遭遇し、慌てて撮った1枚です。

リョウブには、キマダラセセリ多数、ベニシジミ、キタテハも来訪していました。えむりさんは、その他トラフシジミ、テングチョウ、アオスジアゲハ、サトキマダラヒカゲ、ヒメアカタテハを観察されています。


ノリウツギの花とベニシジミ

ノリウツギにも多くの蝶が集まり賑やかでした。ベニシジミ、ダイミョウセセリ、キマダラセセリ、ルリシジミ、イチモンジチョウを見ています。一種独特なにおいが蝶を呼ぶのでしょうか。


アゲハチョウ

アゲハチョウの2化が2頭で縄張り争いをし、残ったほうがノアザミに。


ベニシジミのカップル

この日は、ヒメジョオンの花の上の方を舞台にして、2頭のベニシジミが揃って吸蜜するシーンをあちこちで見ました。写真の手前は、前翅が黒っぽい色を示しており、夏型の黒化型です。この日に圧倒的に多いのがこのベニシジミ。
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ジャノメチョウとヒメアカタテハ

2013-07-03 20:19:00 | 南多摩
そろそろジャノメチョウが出てくる頃。草地斜面に行くと、草のあちこちからジャンプするようにジャノメチョウが姿を現していました。


ジャノメチョウ(6月27日、町田市で撮影、10:52)

11時頃、ノアザミやコウゾリナで吸蜜する姿が多く、蝶の撮影を始めたばかりらしい同年輩の人と一緒に撮影を楽しみました。昨年よりも見られる範囲が広がり、数も多くなったと感じました。初見日は、昨年が7月4日、今年が6月27日。


同上(12:38)

こちらは、午後の時間帯に灌木の間の草に止まって休憩している個体です。


同上(13:12)

ヒメジョオンにて。



ヒメアカタテハ(10:56)

11時頃の草地斜面では、ジャノメチョウと混ざるようにしてヒメアカタテハ2頭が延々とノアザミで吸蜜していました。
この個体は同じ花にずっと留っていて撮影に協力してくれました。


(13:35)



帰り道の道端の花で出会ったヒメアカタテハ。翅を半ば閉じたキリッとした姿が印象的でした。

ヒメアカタテハの初見は何と6月23日(相模原市)と随分遅めでした。この時期に会うのは稀で、秋の蝶というイメージの強い蝶です。
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